「自宅で使っている白熱電球、そろそろledに買い替えようかな」とお考えの方に、ぜひ、この記事をご一読いただきたいです。
ledの特徴や寿命、電気代についてもご紹介していきます。
毎日忙しくて、寝室に入るとベッドでぐったり、という方も多いですよね。
ちょっと照明を工夫して、短い時間でも満足できるようなリラックス空間を作りませんか?
ledの特徴 その1
led照明の特徴の1つとして、発光効率の高さが挙げられます。
発光効率が良いled照明は、具体的には、70 lm/Wを超える高効率器具が開発されており、また、最近では、90~100 lm/Wを超える高効率led照明も開発されています。
一方で、高効率蛍光灯やCDMランプなどのHID照明は、現時点で100~130 lm/Wの効率を示しています。
これらの既存照明器具の効率にled照明は迫る勢いであり、技術開発が著しいです。
150~200 lm/Wの超高効率なled照明も開発可能と言われています。
発光効率の向上により、少ない器具台数で同一照度を確保することができ、現在ではメリットの少ないとされる「ベース照度確保」「大光束によるライトアップ」への適用が考えられています。
熱を光に変換する発光原理を用いる白熱電球や放電管と異なり、電子の正孔再結合による発光原理を用いるled照明は、電圧を印可した瞬間に明るさを得ることができ、応答性が良いです。
これに伴い、HID照明では不可能であった短時間でのオンオフの繰り返しが可能になり、停電や瞬間電圧低下などによる立ち消えも発生しなくなりました。
さらに、オンオフの繰り返しのために寿命が短い蛍光灯と異なり、led照明はオンオフ回数の多い「トイレ」「廊下」での使用に適しています
ledの特徴 その2
熱を光に変換する原理を用いる白熱電球や蛍光灯は、発光面およびその表面が非常に熱くなるため、高輝度大光束のHID照明は1m以上の離隔距離を必要とします。
それに対し、led照明は発熱しないため、火傷に対する対策を省略できます。
例えば、植栽や外壁のライトアップでは、発熱の恐れがないため、より安全なライトアップ計画を組み立てられます。
しかし、寒冷地では、ledの信号機を用いると、発熱が少ないために、積雪や凍結が起き、信号表示が見えなくなるという問題があります。
逆に低温環境で光束が減少する蛍光灯やHID照明と異なり、led照明は周囲温度からの影響を受けないため、どんな室温においても明るさは変動しません。
室温に限らず、冷凍庫などの氷点下でも、led照明は、高い光束を維持できます。
ただし、高温では、放熱不良や異常発熱による寿命の低下が考えられます。
寿命が短い問題を避けるために、設置場所と寿命については配慮が重要になります。
ledの寿命は短い?点滅したら交換時期!?
led照明の寿命とは、ledモジュールが劣化し、所定の点灯性能を満足しない瞬間を指します。
日本照明器具工業会によると、「ledモジュールが点灯しなくなるまでの総点灯時間」あるいは「全光束が点灯初期に計測した値の70%以下に下がるまでの総点灯時間」のうち短い推定時間を指します。
この定義は、ベース照明に使用するled照明が該当し、装飾用のled照明の寿命は、光束維持率50%が寿命とされます。
カラーledの場合、使用条件を緩和した状態で連続使用した際に劣化の速い色の光束が、初期点灯時の半分になるまでの時間を寿命とします。
熱に弱いledは、高温条件下では寿命が短いです。
そのため、放熱をしやすいように、発光面と被照射物との距離をとるなどの工夫が必要です。
ledからの放熱が悪く、熱が蓄積されてしまう環境では、寿命の半分以下の時間で、ランプが不点灯になったり、光束が減少したりするので、建築計画においては、適切な器具選びが必要になります。
長寿命だけど、その電気代は?
led照明は、消費電力を抑えられるために普及してきましたが、電球形蛍光灯に対するled照明の優位性を確立できていません。
ここで、同じ60W型の白熱電球とled電球における電気代を比較してみましょう。
白熱電球の場合、1kWhを24円とした場合、毎日5時間点灯させると、年間で2,628円の電気代が発生します。
それに対して、led電球は、消費電力が10分の1で済むため、年間で262.8円の電気代に抑えられます。
led電球の相場が3,000円台であることを考慮すると、2年以内に減価償却が可能です。
ただし、led照明には、異常発熱、振動、衝撃に弱く、故障しやすい問題点があります。
一方で、寿命が短い白熱電球は単価が安いために、故障による損失を小さくすることができます。
そのため、led照明を導入する際は、地震などの天災、引っ越しなどの振動衝撃による故障のリスクを考慮した上で、長期運用についての計画を立てる必要があります。
短い睡眠の原因は?オレンジ色で快眠を手に入れよう
青色ledがノーベル賞を受賞し話題になりましたが、使用用途についてはよく考える必要があります。
というもの、PC、スマホ、タブレットに多く含まれる「ブルーライト」(青色光)は、一般的に睡眠を阻害します要因として考えられています。
科学者の見解によると、「夜明るい光を発する機器は、人間の脳と睡眠パターンを混乱させる」ということです。
つまり、ブルーライトを受けることで、脳は昼夜を誤認識してしまうため、不眠症のリスクを高めることになるようです。
この問題を解決するのが、オレンジの灯りです。
蛍光灯の色はあくまでも勉強や作業向きであるのに対して、オレンジの灯りは寝室やリビングに向いています。
そのため、間接照明や手元を照らすライトに使うことが勧めてます。
日本の家庭になかなか浸透しないフロアランプですが、寿命が短い白熱電球に比べ、led電球は省電力かつ低価格で済むため、気軽にぬくもりを楽しむことができます。
短い睡眠時間だからこそ、寝室には長寿命ledでリラックス
2010年に行った調査により、日本人の平均睡眠時間は、主要先進国の中で低い部類であることがわかった。
成人の5人に1人が不眠に、20人に1人が睡眠薬を飲んでいる現状のようです。
これらの問題を解決するために、睡眠環境を変えてみましょう。
寝室は寝るだけの場所として寝室空間をおざなりにする人がいるが、リビングよりも長い時間、およそ人生の3分の1を寝室で過ごします。
その3分の1をどう過ごすかで、人生の見かたも変わるはずです。
おざなりにしている人は一度見直して見ることをお勧めします。
また、部屋のledシーリングライトを、全体照明として妥協せずに選びましょう。
部屋全体を明るくするシーリングライトのうち、主流であるled電球型は、一度設置すると10年ほど交換が不要です。
寿命が短い蛍光灯と違い、led電球は寿命が長い分、デザインやつい買いがってをよく考えて購入しましょう。
ちなみに、天井にシーリングライト用の配線を引っ張ってあれば、業者に頼まなくても、自分自身でライトを設置することができます。
ledの寿命は長い!家計にもやさしい
ledは寿命も長く、省エネ、家計にもやさしいようですね。
ご検討中の方、買い時かもしれません!
寝る前に、スマホでゲームをしたり、テレビを見るのは楽しい一時ですよね。
しかし、ほどほどにしないと不眠症になってしまうかもしれません。
寝室にはオレンジ色の明かりを置いて、リラックスしましょう。