肌触りも良く保湿や保温にも優れているシルクの毛布、一度使ったら手放せませんよね?
シルクは綿の約2倍と保湿に優れています。
毛布をシルクにすると乾燥しがちな肌を潤してくれ、アトピー性皮膚炎の方にも良いと言われています。
シルクの成分にはアミノ酸が含まれており、これは肌の質と同じなんです。
シルクの毛布は洗えるものがあるので、洗えるものを選ぶと良いでしょう。
ここでは、洗えるシルク毛布をおすすめする理由と、シルクの洗い方などをご紹介します。
洗えるシルク毛布がおすすめな理由①
洗えるシルクの毛布はおすすめで、オールシーズン使うことができます。
眠りの質を考えても、シルク毛布はおすすめです。そして、寝汗をかきやすい時期もです。
毛布というと冬を思いますが、年中使うことができます。
アレルギーがある人にも、シルクは大丈夫です。その理由をご説明します。
シルクは、蚕のはく繭からとったもので、イタリア、中国、日本、フランスなどで生産されています。
蚕がはく2本のフィブロンと1本のセシリンからなる糸が、シルク毛布の元になります。
フィブロンの成分は90%がアミノ酸で、人の肌に近い18種類のアミノ酸が成分です。
セシリンの成分は30%がアミノ酸で、肌に必要な天然の保湿因子と似ています。
シルクの強さや肌触りは、人に近い成分なので感じるのです。
シルク毛布は花粉症対策に良いです。
シルクは、保湿性や吸湿性に優れているので、静電気が起きにくく、花粉が飛散することがないからです。
花粉が付くこともほとんどないので、シルク毛布は花粉症対策に効果があるのです。
洗えるシルク毛布がおすすめな理由②
洗えるシルクの毛布について続きを書いていきます。
羽毛布団はダニが付きやすかったり、アレルギーの原因になったりします。
特に子供やアレルギーがある人には、おすすめできません。
シルク毛布はダニが付きにくく、温かいし、冬の乾燥を防ぐ保湿成分もあります。
衣類や化粧品でも保湿成分が、注目されています。
肌に近い成分であるセシリンが含まれているためです。
また、肌への吸着性がとてもいいです。夏は涼しく冬は温かいです。
以上のことから、シルク毛布は乾燥しがちな冬に良いのです。
それから、シルク毛布はホコリが出ないですし、絹が静電気を起こりにくくしています。
シルクは、蚕が吐き出す糸を伸ばして作るので、静電気が起きにくく、ホコリが出ないのです。さらにシルクはカビを防ぎます。
アレルギーがある人や赤ちゃんにも使うことができます。
シルクの吸湿性は素晴らしく、アクリル、ポリエステル、綿より吸湿性があります。
寝汗をかきやすい夏も大丈夫です。寝汗はコップ1杯くらいですが、寝汗をかいた体でいると体に老廃物が溜まることもあります。
また、皮膚炎になることもあるのです。肌に近い成分で、吸湿性も高いシルク毛布なら、夏でも快適に眠れます。
洗えるシルク毛布の洗い方と干し方
シルクは、一般的に家では洗わないほうがいいのです。
洗濯機可能の表示がないものを洗濯機で洗ってみると、肌触りがゴワゴワになります。
それでは、シルク毛布の特徴と洗い方をご紹介します。
人肌と同じで、シルクは9割がアミノ酸なので、とてもデリケートです。
そのため、シルク毛布を洗濯機で洗うとゴワゴワになります。
その原因は、洗濯機内で発生する摩擦のためです。
人肌が摩擦で傷つくように、シルクも摩擦によって傷みます。
他にも、シルク毛布は、乾燥機にも入れてはいけませんし、天日干しすると黄色く変色してしまいますので、ご注意ください。
手で洗える場合の洗い方です。
1.30度のぬるま湯で、お洒落着洗い用の洗剤を使用し、手洗いします
2.中性洗剤を使用し、ぬるま湯につけて優しく押し洗いしましょう
自宅で洗濯不可能な場合です。
1.石油系ドライクリーニングをしましょう
※デリケートな素材なので、手洗いや洗濯機使用可能と書いてある以外は、クリーニング店に出してください
2.直射日光に当たると黄色く変色するので、自然陰干ししましょう。
肌触りが良く、保湿や保温、吸湿効果も高いシルク毛布で、一年中快適に過ごしてください。
年齢性別問わず愛されるシルク毛布は、贈り物にも良いです。
保湿効果で女性にも喜ばれます。まずは自分で使って、効果を実感してみましょう。
洗えるシルク毛布の基礎知識
毛布は、ウール・シルク・綿など素材によって、洗濯機で洗えるものや洗えないもの、干し方にも注意しなくてはいけません。
特徴を理解して、良い毛布を選ぶようにしましょう。
ここでは、ウールのご紹介をします。
ウールは、暖かく弾力性があり、吸湿率は、ポリエステルの37倍、木綿の2倍です。
それは、ウールの構造に理由があります。
ウールの「クリンプ」という縮れが、外部の冷たい空気を遮断して、内部をさわやかにし続けます。
伸ばしても元に戻る特性があり、それが弾力性を出し、からだに馴染みやすくします。
ウールには、「スケール」という、うろこ状の表皮があります。
スケールは、汗や熱気が水滴に変わらないうちに吸い取ってくれます。また、スケールは水滴を弾く特性もあります。
シルクと同様に、静電気を抑え、汚れなどがつきにくくなっています。
その性質上、火がついても、繊維の端に焦げた球ができるだけで済みます。
ウールの縮れた繊維が絡み合って、空気の層をつくるので外の寒さを遮断して、あたたかさを生み出します。
ウールには、湿気を吸収して、発散する特性があるので、表面はいつもさらっとしています。
ウールには、色づけで必要なアミノ酸が19種類も結合しているので、色褪せることもあまりありません。
良い寝具(シルク毛布)で睡眠の質をあげよう
質の良い眠りには、部屋の広さ・温度や湿度・音・光・色彩などが関係します。
寝室のイメージの参考になるのが、一流ホテルの部屋です。
一流ホテルでは、外の騒音を防ぐために窓が二重サッシになっていたり、光は間接照明で薄暗く設定され、空調も整えられています。
部屋の色は、落ち着いた色でまとめられ、インテリアも同一のカラーやデザインが使われて安らぎを感じさせます。
一流ホテルの部屋をそのまま真似するのは難しいので、照明やインテリアを工夫して、心地よく眠れる環境を作ることを心がけましょう。
良い寝具で眠ることも、質の良い睡眠に必要です。
良い寝具を汚すのが嫌な方は、洗えるものを選びましょう。
寝返り・発汗・体温低下などを妨げない、シルクの毛布などの寝具を選んでくださいね。
掛け布団は、保温性・吸湿性・放湿性・軽さなどがポイントです。
敷布団は、保温性・吸湿性・放湿性・硬さ・クッション性などがポイントです。
お布団の中の温度と湿度の関係性も重要です。
理想的なのは、温度が約33℃、湿度が50%前後です。
睡眠は、体や心の影響を受けるので、体調が悪かったり、ストレスがあると眠るのが難しくなります。
仕事や家事の後はくつろいで、休日には運動などでストレス解消をして、普段から健康を保つようにしましょう。
シルク毛布など正しい寝具の選び方
寝具には、掛け布団、敷布団、毛布やカバーリング類、枕などがあります。
共通する役割は、睡眠中の体の生理的変化に優しく対応し、良い眠りに導くことです。
特に、保湿性、吸透湿性、放湿性に良いものであることが条件になります。
シルク素材などがおすすめです。
洗える素材のものを選ぶのも、大切ですね。
体から出る熱を逃がさずに体温を保ち、寝返りをしても、体を包み込むのが掛け布団の役割です。
掛け布団を選ぶときは、軽さとフィット性に注目してください。
素材には、綿・合成繊維・真綿・羽毛などが使われます。
特に、羽毛と真綿は、空気を含むので、外の熱が伝わりにくく、フィット性も抜群です。
すきま風を防いで、放湿性に優れている動物性繊維なので、理想的な素材になります。
素材と外側の生地、縫製、キルティングで掛け布団の品質が決まります。
敷布団は、無理のない寝姿勢を保てることが選ぶポイントになります。
まっすぐ立ったときの背骨は、なだらかなS字カーブになります。
寝ているときも、このS字カーブを保つことが大切です。
なので、体を支える部分となる敷布団選びは重要になります。
硬すぎる敷布団は、体の一部を圧迫するので、その部分に負担がかかってしまうことがあります。
そのため、体の凹凸にフィットする体圧分散が重要になってくるので、体が当たる面はクッション性があり、正しいS字カーブを保つことのできる敷布団がベストです。
シルク毛布に包まれて、癒されながら質の良い睡眠を!
赤ちゃんからお年寄りまで幅広く愛されているシルク毛布!
私も愛用していますが、もう手放せません。
でも、シルクはその優しさゆえに、非常にデリケートな素材でできています。
取り扱いに注意して、丁寧にお手入れしてください。
肌触りも良く保湿や保温、吸湿効果も高い素敵なシルク毛布で、毎日の睡眠を質の良いものにしましょう。