お布団は何年使用できる?お布団の買い替え時期って?

今使っているお布団は何年使っていますか?

お布団の寿命をご存知ない方は多いのではないでしょうか。

実は、お布団の寿命は人それぞれ違い、また環境によっても、寿命が変わってくるのです。

今回は、お布団の買い替え時期の目安やお布団の特長などご紹介していきます。

家にあるお布団は何年使えるの??その目安とは

お布団は長く使えるということはわかっていても、具体的に何年くらい使えるのか知っている人は少ないと思います。
お布団の寿命について詳しく説明しましょう。

使っている人によって何年使えるかバラつきはあるのですが、一般的に掛け布団は10年、敷布団では5年とされています。
汗をどれくらいかくかで寿命は変わってくるので性別、身長、体重、年齢、なども影響してきます。
また、お布団を使っている環境によっても変わります。
畳かフローリングかで敷布団のへたり具合に差が出るのです。

一口にお布団といっても中の材質、側生地の素材が違います。
寝具メーカーがおすすめ使用期間を公表しているので紹介します。

羽毛掛け布団は約10年、羊毛掛け布団は約5年、綿掛け布団は約5年、真綿布団は約5年、化繊布団は約5年となっており、5年間使えるお布団がすごく多いです。

次は敷布団です。羊毛敷布団は約3年、綿敷布団は約3年、ウレタン敷布団は約3年となっています。
掛け布団より寿命が短く、基本3年となっています。

数年使用したら傷み具合を確認し、クリーニングに出せば、確実に長い期間お使いいただけるので、長くお布団を使えたことがない方はクリーニングを一考してみてはどうでしょう。

何年使ったら買い換える??掛け布団の買い替え目安

お布団の寿命がきて、お布団を買い替えるのはどのタイミングなのでしょうか。
掛け布団は長い間使い続けても外見に大きな変化は見られませんが、中身は消耗しています。

何年も使ったお布団を触ってみると、買ったばかりのときほどふっくらとした感じがなくなっていると思います。
ふくらみが減っていくと保温性が失われていきます。
そのため、お布団をかけていても寒いと感じたら、それが掛け布団の買い替え時です。

特に化学繊維のお布団の場合、一度へたって薄くなってしまうと、本来の形状に戻すことは困難とされているので買い替えるしかないでしょう。

長く使っていなくても、側生地が破れてしまい中身が出てきてしまった場合も買い替え時です。
中身がでてきて暖かくなくなってしまうのも理由の一つですが、綿や羽毛を睡眠中に吸い込む危険があるというのが大きな理由です。

ハウスダストなどのアレルギーや呼吸器系の病になる可能性もあるので、早急に対処する必要があります。

羽毛布団や綿素材のお布団は、打ち直しや羽毛リフォームなどができるものもあるので、新しく買ったばかりで買い替えを躊躇してしまう方などはこちらのサービスを使うのも良いでしょう。

敷布団何年使ってる??買い替え時期と長持ちのコツ

掛け布団の買い替え時の次は、敷布団の買い替え時を紹介します。

敷布団はしっかり作られているので寿命は長く、10~15年とされています。
ただし量販店やホームセンターで購入できる安価な敷布団は、もともとのクッション性が高くないことに加え、体重によって綿が潰れてしまうので長持ちしません。

中綿や中芯の素材密度が低く圧力に反発する力が弱いとすぐ潰れてしまうので、お布団を買う際には中の素材密度と反発力を気にしましょう。

敷布団の替え時は中が潰れて硬く感じたときなのです。
中綿や中芯がヘタってしまうと、寝心地の悪さから何度も寝返りを打つようになってしまいます。

そうなると起きた時に腰痛みや肩こりを感じるようになるのです。
寝たときに硬さを感じたら、身体の為にも新しいお布団に買い変えましょう。
硬さ以外の他ですと、埃の出やすさも買い替え時の判断材料になります。

お布団を何年も長持ちさせるにはどうしたらいいのでしょうか。
人間は寝ている間に約コップ1杯分の汗をかくため、湿気対策が必要になります。
お布団に湿気が多いと弾力性が下がるのでへたれが早くなります。

湿気を取るために天日干し、陰干しをしましょう。
干す時の注意点ですが、お布団たたきで強く叩くのは避けた方が良いです。
繊維が切れたり、つぶれたりしてしまっては意味がありません。
軽く埃を落とすくらいにしましょう。

マットレスは何年もつ??寿命と買い替え時期

ベッドのマットレスもお布団の一部と言えるので、マットレスの寿命、替え時、長持ちさせる方法も紹介したいと思います。
マットレスを替える人は少ないですが、マットレスも消耗品なので、何年か使ったら買い替えるべきです。

マットレスの寿命はどのくらいなのかと言いますと、長くても10年とされています。
敷布団と同じく身体の重みによって、へたり厚みが失われていきます。

基本的には使い始めて7年くらいで寝心地の悪さを感じてきます。
お布団と同じように使われるので、駄目になったマットレスを使うと体が歪み、腰痛、肩こりになってしまいます。
ホテルでは8年くらいで入れ替えを行っているところが多いようです。

腰やお尻など体圧がかかる部分がへたっていたら、これは中のスプリングやクッションが変形してしまっているので買い替え時となります。

また、ギシギシ音をたてるようになったら中のスプリングが劣化している証拠ですので、こうなったときも買い替えのタイミングとなります。
ベッドのサイズをしっかり確認してから新しいマットレスを買いましょう。

へたりにくいマットレス!オススメは凹凸形状

何年も使える寿命の長いお布団を選ぶ方法ですが、これはすぐにわかりますね。

へたりの早さが寿命に大きく関わってくるので、お布団の中芯の形状をチェックすることです。
凹凸型の中芯を入れているお布団は最もオススメです。

均等に体重を支えることができるので、重みが一点に集中して一か所だけへたってしまうということがありません。

へたりにくいので長く使えるということです。
これは体圧分散と呼ばれており、この種類のお布団は近頃注目が集まっています。

素材自体の反発力だけに頼った体圧分散布団もありますが、腰と肩の部分に圧力が集中するので、やはり凹凸形状のものを最もオススメします。

凹凸形状を採用したお布団以外で、へたれにくいお布団はまだあります。
反発力を上げるには、素材そのものの密度を高くすれば良いのです。

しかし密度だけに注目すると硬いお布団に当たってしまうこともあるので、ダウンパワーにも着目しましょう。
これはクッション材の上に重しを置いて、何センチ潰れるかという値を表すものなので、柔らかさがわかります。

国際基準では24時間が正式な数値となりますので、それ以外の数値を掲載している場合は注意が必要です。

お布団を長持ちさせるお手入れ方法

お布団を干すことが、何年も長持ちさせるコツということでしたが、干す時間や頻度はどれくらいが良いのでしょうか?

長く干せば良いというものでもなく、干しすぎるとお布団を傷めてしまうこともあります。
お布団によってベストな干し時間と頻度があるので、種類別に挙げていきます。

綿布団は週に2回、3~4時間、 合繊布団は週に1回、2~3時間、 羊毛布団は月に2回、陰干しで2時間、 羽毛布団は月に1回、夏は30分、冬は1時間程度の陰干しがベストです。
お布団を干す目的は、汗によって溜まった湿気を逃がし乾燥させることです。

そのため、湿度が低く、太陽が出ている日を選んで干しましょう。
天日干しに最も適した時間帯は午前10時~午後3時頃です。
この時間帯が最も湿度が少ない時間帯とされています。

干す際はカバーはかけたままで大丈夫ですが、完全に湿気を取るためには両面干すようにしましょう。
天日干しというとお布団叩きで良く叩いた方が良いイメージがありますが、これは必要のないことです。

お布団表面の埃は払う程度で充分ですし、中のダニも日光に当てる事で死滅すします。
強く叩きすぎると、生地や中綿を傷めてしまいますので、お布団叩きを使う際には気合を入れ過ぎないようにしましょう。

お布団はこういった正しい干し方を知ることで、何年も使い続けることができるのです。

お布団はお手入れ次第で長持ち

お布団の寿命は素材や環境、人によって様々です。

しかし、お手入れをすることによって、お布団の寿命を延ばすことができます。

寝心地が悪くなってきた、お布団がへたってきた、お布団を掛けていても寒いなど感じたら、お布団の買い替え時期といえます。

体に合っていないお布団を使用していると、睡眠の質にも影響してきますので、買い替えをおすすめします。