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寝具を選んで涼しい夜を!おすすめの夏の素材は?

2018.7.8

「寝る時もエアコンを使いましょう!」というお知らせを、夏場よく見かけるようになりました。

確かに近年、エアコンを使わないと眠れそうにないような日が続きますね。

今回は、涼しい寝具を素材の面から検討してみました。

おすすめ素材やエアコンとの相性をご説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

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夏に涼しい寝具の条件とは?

夏場眠れない原因である暑さをもう少し詳しく見てみると、3つに分類できるようです。

1つは、寝具の蒸れによる暑さです。

汗の塩分には湿気を溜め込む性質があって、特に夏は汗の量が多いので湿気やすくなっています。

これに、熱や湿度の高さが加わるので、よけいムシムシしてしまうのです。

毎日洗濯ができればいいのですが、そう頻繁に洗う訳にもいきません。

ですから、夏の寝具には、なるべく熱や湿気を感じないで済むものが求められます。

・肌に触れる面積が少ない
・通気性のよいもの

であれば、涼しい寝具といえるでしょう。

しかし、どんなに高い機能を持ったおすすめの商品でも、それだけで涼しく眠ることはできません。

気温が高ければ寝具は熱を放出できませんし、湿度が高ければ汗を蒸発させられないからです。

つまり、眠れない原因の2つ目と3つ目は、寝具の快適さを邪魔する「温度」と「湿度」による暑さということになります。

まずは涼しい部屋を手に入れよう!

いくら涼しい寝具があっても、温度と湿度が高ければ効果が出ないのですから、まずは涼しい部屋を手に入れましょう。

始めに、温度対策です。

夏の昼間、直射日光で熱せられた家の屋根や外壁の温度は、50℃60℃まで上がります。

そして、天井裏にたまった熱が天井板や壁板を通して部屋に伝わってくるので、エアコンをフル回転させていても、部屋が暑いままになってしまいます。

これには、昼間、できるだけ家全体の温度を上げないようにするしかありません。

例えば、すだれやよしず、遮光カーテンで室内への日差しを遮るのは、単純ですがとても効果的な方法です。

また、朝顔やゴーヤなどの緑のカーテンは、見た目に涼しいだけでなく、葉の裏から出る水蒸気が温度を下げるので、これもおすすめの方法です。

そして夜は、扇風機を上に向け、壁や天井に直接風を当てて壁ごと部屋の温度を下げるようにしましょう。

簡単に温度が下がる訳ではありませんが、それでも漠然と風を部屋の中央に向けているよりは、ずっと効率的に部屋の温度を下げることができます。

次は湿度ですが、これはエアコンか除湿機で強引に下げるしかありません。

しかし、湿度が下がれば、室温が多少高くても涼しく感じるものなのです。

快適といわれる湿度は40%から60%の間ですので、少なくとも寝るまでにその湿度を目指して除湿しておきましょう。

夏の寝具におすすめ!涼しい素材トップ3

眠れない原因の熱と湿度の対策をしたら、次は寝具ですね。

涼しい寝具の条件を、具体的な言葉でいい換えると次の2つになります。

・メッシュ構造
・立体構造

どんなものがあるのか、代表例を3つ挙げてみましょう。

①ガーゼ

メッシュの代表格がガーゼです。

一般的にガーゼといえば木綿ですが、麻を織り込んだものも多く出回っています。

麻は汗を発散する力が強く、熱を逃がしてさらっとした肌触りなので、夏の素材として昔から好まれてきました。

麻が多くなればその分高価ですが、触った時のひんやり感と涼しさは増していきます。

②タオル地

夏の寝具の代表といえばタオルケットですね。

パイルが立体構造を作っているので肌に当たる部分が少なく、しかも木綿なので汗をきちんと吸ってくれます。

ただ、保水力が高く、汗をたくさんかけば余計湿気が飛びにくくなります。

タオルケットに限ったことではありませんが、洗って塩分を洗い流すことで涼しさをキープできますので、頻繁に洗うようにしましょう。

また、古くなってパイルが立体構造を保ちにくくなると涼しさが半減します。

ほどほどで買い換えることをおすすめします。

③ちぢみorしじら

ちぢみというのは、わざと不揃いな糸を使って、布にしぼ(でこぼこ模様)を付けた織物のことです。

しじらはちぢみの仲間で、サッカー(シアサッカー)とも呼ばれます。

子供の浴衣によく使われる生地なので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。

どちらも立体で触る面積が少ないので、肌触りがさらっとしています。

昔から愛される涼しい生地の1つです。

夏に涼しい!おすすめの寝具の色は?

サラサラとした手触りだけでなく、色も涼しさに影響します。

例えば、緑の葉の間に水色の朝顔が咲いているのを見ると、一瞬暑さを忘れますね。

これは不思議な脳の働きで、意識するしないに関わらず、頭で涼しさを感じているからです。

ですから、夏の寝具に最もおすすめしたい色は、やっぱり寒色系の青と緑です。

寒色系の色にはリラックス効果があり、身体と心の両方の興奮状態を鎮めてくれます。

これは冬場で逆の例ですが、ある方が青系でコーディネイトしていた部屋を寒いと感じ、ピンク系に換えたところ、足の冷えが減ったそうです。

明確な色の効果が常に得られるかどうかは条件によりますが、実験では青色を見ると実際に脈拍数が落ち、体温も少し下がるそうです。

リラックス効果と共に、青と緑は安眠効果も持っています。

夏の寝具を選ぶ時には、涼しい素材に加えて涼しい色をチョイスしてみてはいかがでしょうか。

あれば嬉しい!おすすめの涼しい寝具

馴染みの夏の寝具に加え、もっと涼しく過ごせるアイテムがあると嬉しいですね。

そんなおすすめの寝具を3つご紹介します。

①涼感寝具

最近は、ひんやり素材の寝具がたくさん出てきました。

化学繊維には色々な加工ができるので、吸湿性や放熱性など、涼しさに必要な機能を強化することができます。

これにメッシュや立体構造を加えて形を整えると、触った瞬間ひんやり涼しい寝具になるのです。

ただ、残念ながらひんやり感は一瞬で、ずっと続く訳ではありません。

しかし、蒸れには強いので、敷パッドや敷枕にぴったりな素材です。

②スノコ型除湿マット

お布団の湿気を下に逃がしてくれるのが、スノコやスノコベッドです。

そのスノコのよさを取り入れながら、さらに強力に除湿をしてくれるのがスノコ型の除湿マットです。

除湿マットなので、湿気を取るだけでなくダニやカビの発生を防いでくれます。

涼しさとは直接関係しませんが、お布団を蒸らさないことで快い睡眠を後押しします。

③寝ござ

九州では、夏になるとカラフルな模様の寝ござが売られ、それをお布団の上に敷いて寝る習慣がありました。

最近は、寝ござというとパッド付きで、単独でも使えるものが一般的ですね。

ござは「い草」で作られていますので、畳と同じ吸湿性や空気を浄化する効果を持っています。

ひんやりする訳ではありませんが、さらりとした肌触りで、い草の香りが独特のリラックス効果を生んでくれる、おすすめの伝統素材です。

夏に向かない?羽毛布団とジェルシート

使う方によって賛否両極端の意見に分かれるのが、羽毛布団とジェルシートです。

本当はどう使えばいいのでしょうか。

○羽毛布団

羽毛布団は、冬暖かくて夏涼しいといわれます。

しかし、真夏の羽毛布団はやはり暑いですし、そもそも湿度の高い日本の夏には向いていない、といわれています。

理由は、汗をかくとどうしても洗う回数が増えてしまうからです。

洗える羽毛布団が増えてきましたが、基本的には羽毛は水に弱く、洗うと傷みが進んで、冬場の暖かさが低下してしまいます。

もし、月に2回3回と洗うようであれば、別の寝具に換えることをおすすめします。

○ジェルシート

ジェルが体温を奪い、涼しく眠りに導いてくれるのがジェルシートです。

寝返りを打って冷たい部分に移動することで、涼しさをキープします。

しかし、国民生活センターでは、ジェルが体温を吸収するスピードの方が熱を放出するより早いので、現状ではジェルシートの効果は期待できないとしています。

実際、身体の下のジェルは30分ほどで体温と同じ温度になりますので、寝返り用のスペースが少なければ冷たい部分まで温かくなってしまいます。

さらに、多くの方がエアコンを消して使おうとするため、よけい「冷感が続かない」と感じるようです。

基本的に、ジェルシートは30℃以下の室温で使うことを前提に作られています。

買う時は少し大きめのサイズを選び、エアコンを入れたまま使いましょう。

涼しい寝具は、トータルで考えよう

涼しい寝具を買ったのに、全然涼しくないという場合、寝具のいいところをうまく利用できてないことが多いようです。

もしかすると、ひんやりという言葉につられて、期待が大きくなりすぎたのかもしれません。

やはり、部屋の温度と湿度を下げなければ、涼しく眠ることはできないのです。

温度と湿度、寝具の特性をよく考えて、トータルの涼しさを見つけてくださいね。

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