和室にお布団を敷く注意点!おしゃれにコーディネート

みなさんの寝室は洋室ですか?それとも和室ですか?

現在でも、和室にお布団を敷いて寝ている人は意外と多いようです。

しかし、お布団を和室に直に敷くときは、いくかの注意点があります。

また、和室だからおしゃれは諦めているという方はいませんか?

暗いイメージのある和室ですが、今の和室をひと工夫して、おしゃれな寝室に変える方法についてもご紹介していきます。

和室でお布団を敷いて寝ることのメリットとデメリット

和室にお布団を敷いて寝ている人の多くは「出費を抑えたい」、「部屋が狭いので広く使いたい」という理由が多いようです。

お布団はおしゃれなイメージのベッドに比べると、フレームを購入しなくとも良いので、コストを抑えることができます。

そして、たたんで見えない場所に収納すれば、生活感も隠せてフリースペースが確保でき、お客さんが来ても慌ててベッドメイキングをしなくても良いのです。

また、ベッドのように寝る場所が固定されないので、季節の変化に応じて好きな場所に移動して、寝ることができます。

さらに和室の畳にお布団を敷いて寝ると、ベッドに比べて硬いため、腰に負担がかかるのを防ぐこともできるようです。

他にも、寝相が悪くても落下する心配もなく、小さな子どもがいる家庭では安心して寝ることができます。

そして、ベッドの上にある大きなベッドマットレスは、天日干しをすることは難しいのですが、お布団は天気の良い日に天日干しをすることができるのです。

しかし、お布団は干さなければ湿気を含んでしまいますし、床に近い場所にお布団を敷くので、ほこりを吸いやすくなりがちです。

そして、毎日お布団の上げ下げをしなければならなく、収納場所も確保しなければならないというデメリットもあります。

和室にお布団を敷く時のポイント

このようにお布団にはメリット、デメリットがありますが、1番大事なのは清潔を心がけることです。

デメリットの1つである、お布団が湿気を含みやすいことを予防するためにも、お布団は敷きっぱなしにはしないように注意しましょう。

万年床のままにしておくと、歩いている間にお布団を踏んだり、ベッドではないのに長時間座ってしまいがちになり、おしゃれ感はゼロです。

また、和室に敷きっぱなしのお布団は、踏まれたり座ることですぐにへたってしまい、通気性が悪くなります。

本来であれば、お布団の下にすのこを敷いて、その上に除湿マットを敷くのが1番良いのですが、寝るたびに運びづらいすのこを並べるのは、面倒くさいと思う人もいるでしょう。

その際、すのこではなく、普通のマットレスを敷いても良いのですが、デメリットである湿気を防ぐことはなかなか難しいことです。

そこで、複数の樹脂が絡み合った構造のクッション素材の樹脂製マットレスがおすすめです。

これは、弾力性・耐久性・体圧分散性・通気性に優れていて、腰痛を持っている人も安心して使うことができます。

また、スィスマットという羊毛フェルトで挟んだ計6層構造のマットレスもあります。

こちらも、体圧分散性や放湿性に優れており、適度な厚みと弾力で快適な寝心地です。

これらは、すのこよりもコストはかかりますが、便利で長く使うことができます。

こちらもクリーニングや自宅での水洗いもできるので、検討してみても良いかもしれません。

和室に敷いたお布団にカビが生えたら?

では、良質のマットレスを使い風通しを良くし、洗濯をしても、和室に敷いたお布団にカビが生えてしまった時は、どうしたら良いのでしょうか。

まず、漂白剤を乾いたタオルに少し染み込ませてから、擦らないようにポンポンと叩きます。

おしゃれ着のお手入れをするように、やさしく丁寧に扱いましょう。

カビの色が薄くなってきたら、固く絞った濡れタオルで、カビを丁寧に取り除きます。

また、しつこいカビは漂白剤ではなく、通販サイトで販売されているようなお布団のカビ取り専用の洗剤を使っても良いでしょう。

どちらの方法でも、作業は必ずマスクや手袋を装着し、カビを除去した後は殺菌と臭い消しのため、天日干しをします。

しかし、お布団に生えたカビを家庭で除去するのは、とても難しいことです。

どうしてもカビが除去できない場合には、お金はかかりますが、お布団をそのままクリーニングに出しても良いでしょう。

お布団の種類やカビの頻度によって、金額は変わります。

「どうせなら…」と思うのであれば、無理をせずに新しいお布団に買い替えても良いのですが、購入後、カビの生えてしまったお布団と同じような使い方や、取り扱いをしないように注意しましょう。

お布団のメリットや扱い方がわかったところで、次からはお布団を敷く和室をおしゃれにコーディネートしてみましょう。

和室をおしゃれにしてみよう【ステップ1】

それでは次に、お布団を敷いて寝る和室にもこだわって、おしゃれな和モダン空間にしてみましょう。

まずは、和室の壁に色味を加えてみることから始めてみます。

最近多く見られる、簡単に張替えをすることができるクロスシートを利用したり、布を貼りつけるだけで和室のイメージは変わります。

クロスの色は、畳の色や梁などの色とのバランスを考えて、やや濃いめの色を選ぶと、おしゃれ感はアップします。

反対に薄めの色を選ぶ時には、和室の部屋は広く感じますが、ぼやけたイメージになりがちなので、その時は、さし色を入れてみると良いでしょう。

また、広めの一面だけ大胆な明るい色に変えても、和モダン風に変化させることができます。

これと同じ様に、和室ならではの襖や天袋があれば、アクセントカラーで張替えしても良いでしょう。

さらに、ウォールステッカーなどを貼ると、モダンな雰囲気を強調させることもできます。

「そんな大胆なことはできない!」と思う人は、梁の一部を濃いめの色に変えてみるのも良いかもしれません。

ペンキで塗っても、テープやシールを貼っても、和室の部屋が引き締まるので、初めは梁だけ変えて様子をみても良いでしょう。

また、お布団を和室の色と合わせると高級旅館風になっていきます。

和室をおしゃれにしてみよう【ステップ2】

他にもインテリアで、おしゃれ感溢れる和室にすることができます。

和室によくある障子は「和」のイメージが大きいのですが、引き違いの障子は、必ず片側の窓が閉じられてしまい不便です。

窓を有効に使うためにも、カーテン以外のプリーツスクリーンやロールスクリーン、木製のブラインド、すだれなどを使いましょう。

プリーツスクリーンやロールスクリーンを使うと、窓を全部開けることができ、風通しが良く外からの光も入るので、お布団にも良い環境を与えることができます。

また、アルミ製と違って、木の温かみを感じる木製ブラインドは、重厚感を与えることができ、すだれは日本文化を感じることができます。

そして、インテリアといえば欠かせないのは照明です。

昔ながらの電球のひもを長く垂れ下げることはせず、和紙を使った木製や木目のプラスチック製のものを選ぶと良いでしょう。

さらに、間接照明を使えば和モダンなおしゃれな和室にできます。

間接照明を選ぶなら、電球が丸見えにならないものにしましょう。

ぼんやりとした明るさは、お布団に横になった時にリラックスできるはずです。

フローリングにお布団を敷いておしゃれに変身!

では反対に、和室ではないけどお布団で寝たい人は、どのようにお布団を使ったら良いのでしょうか。

畳と違って、洋室のフローリングは、こもった湿気の逃げ場がありません。

なので、すのこや除湿シートを必ず使うようにします。

すのこは、お布団より大きめで高さのあるものやパレットを利用すれば、空気の通りもできて、お布団でもベッドルームスペースを作ることもできます。

このようにすのこを使って、おしゃれなお布団ベッドを作っても良いでしょう。

また、畳マットを使ってお布団を敷き、和スペースを作ることもできます。

必ず使って欲しい除湿シートは、湿気を吸収しいっぱいになるとセンサーカラーが変わるので、シートを乾燥機にかけるか天日干ししましょう。

除湿シートを選ぶ時は、何度でも使える調湿シートや、すのこタイプの除湿マットがおすすめです。

そして、洋室のフローリングの床は冷たくて痛いので、マットレスを敷く人もいるでしょう。

しかし、マットレスは寝ることを考えて作られているので、本来はその上にお布団を敷く必要がないそうです。

それでも敷きたい人は、除湿シートやマットを上手に使ってみると良いでしょう。

また、忘れてはならないのは、時間のある休日などを利用して、お布団を乾燥させてあげることです。

落ち着いた雰囲気でよい睡眠を

和室の畳にお布団を敷いて寝ることは、湿度がある日本の気候に合っているといいます。

たしかに、毎日のお布団の上げ下げは面倒と思われますが、1日のスタートの作業でもあります。

今、お布団を敷いている和室を、高級旅館にいるようなおしゃれな空間にチェンジすれば、面倒とも感じなくなってくるはずです。