コンクリートの壁にネジ止めするなら下穴は必須なのか?

鉄筋コンクリート造のマンションに住んでいると、どうしてもコンクリート部分にフックを取り付けたり、家電をネジ止めしたりしたくなります。

しかし、固いコンクリートには簡単には取り付けできません。

下穴を開けて、そこにネジを固定するのが一般的です。

そこで、ここでは、コンクリートにネジ止めする際に必要な下穴についてご紹介します。

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コンクリートにネジ穴を開けたい

コンクリート打ちっぱなしで困るのは、ネジや釘が打てないことではないでしょうか。
便利な場所に棚を作ったり、エアコンを移動しようとすると、コンクリートの壁や柱が工事を邪魔します。

あきらめて不便な思いを我慢している人は多いでしょう。

しかし、コンクリートの壁に穴を開けることさえできればれば、ネジやフックを固定できます。

ですが、固いコンクリートの壁に穴を開けるのは、木の柱にネジや釘を打つのとは違い、特殊な道具が必要になります。

まず、コンクリートの壁に細い下穴を開けるためのドリルが必要です。

コンクリート専用のドリルは、回転と同時に振動を加えて、固いコンクリートを崩しながら穴を開けます。
しかし、穴を開けただけではネジを固定できません。

その下穴にピッタリはまり、ネジを受け止めるアンカーも必要なのです。

このアンカーは、ネジの強度に合わせて、丈夫な金属製のタイプから、柔らかく作業しやすい樹脂製のタイプなどがあります。

工事に必要なドリルとアンカーは、ホームセンターでも売っており、もちろん業者でなくても作業することは可能です。

とはいえ、固いコンクリートに、正確に穴を開けるのは大変なことです。
そのため、工事に慣れている業者にお願いするのをおすすめします。

こんな場合は下穴は不要

鉄筋コンクリートのマンションだからといって、部屋の壁が全て打ちっぱなしコンクリートということはありません。

大抵は壁紙が貼られています。
通常、鉄筋コンクリートの建物に作られた部屋は、内側に石膏ボードを取り付け、そこに壁紙を貼ります。

そのため、壁紙が貼られた壁には、石膏ボードを支える木の構造体があり、そこにネジや釘を打つことが可能です。

とはいえ、木の構造体がちょうどいい場所にあるとは限りません。

そんな時は、石膏ボードをうまく活用しましょう。
もし、壁紙に画鋲を指して、抜いた針に白い粉がついていたら、そこには石膏ボードがあります。

石膏ボードは、断熱と防音に優れた建材ですが、石膏を紙で挟んだ構造なので、紙が破れるとぼろぼろに崩れることがあります。

そのため、画鋲程度なら大丈夫ですが、ネジや釘を使うと、そこから紙が破れて崩れることがあります。

そのような場合は、石膏ボードの中でネジが動かないように固定するアンカーを利用します。
なお、このアンカーは、ホームセンターなどでも購入できます。

この通り、部屋の壁に石膏ボードが使われていれば、コンクリートの壁に下穴を開ける作業をせずに、フックやネジを取り付けることが可能です。

しかし、石膏ボードはコンクリートと違って強度がありません。
ですので、重いものを吊るす場合は、固いコンクリートの壁に穴を開けて取り付ける必要があります。

賃貸でネジ用の下穴を開けたら

コンクリート造りの賃貸物件でも、エアコン工事などで壁にネジ穴を開けるケースがあります。

エアコン工事に来てくれる業者の方は、コンクリートに下穴を開ける道具を持ってきているので、希望すれば簡単に取り付けてもらえます。

とはいえ、賃貸物件で部屋の中を工事する場合は、事前に管理会社に相談しなければなりません。
部屋によっては、例え小さな下穴でも、コンクリートの壁に穴を開けるのを許可しない場合もあります。

部屋を出る際にトラブルにならないように、事前に管理会社に相談しましょう。

ちなみに、コンクリートの壁にエアコンを取り付けるとしたら、直径5ミリ程度のネジを6つほど使います。

そして、コンクリートにネジより少し太い穴を開けて、その穴にアンカーを入れ、ネジを固定します。

コンクリートの壁に穴を開けるので、工事に若干時間がかかりますが、通常はエアコンの取り付け費用に含まれ、余計な費用は発生しません。

コンクリートの下穴は必須?

コンクリートの壁にフックを付けたいと思っても、大抵はうまくいきません。

強力な両面テープを使えば固定できるかもしれませんが、壁紙に貼ってしまうと、剥がす際に壁紙を破ってしまう可能性もあります。

また、コンクリートに直接貼った場合でも、強力な接着材の付いたテープを、きれいに剥がすのは大変です。

ホームセンターなどでは、コンクリート用のフックも販売されていますが、大抵は石膏ボード用なので、固いコンクリートの壁では使えません。

また、石膏ボードは柔らかい建材なので、フックが外れ易いことから重いものは吊るせません。

そして、ホームセンターでは、コンクリート用の釘も販売されていますが、固いコンクリートに細い釘を打つのは、プロの大工さんでも難しいことです。

そのため、素人がコンクリート用の釘を扱うのは、おすすめできません。

もし、コンクリートに丈夫なフックを付けたい場合は、ドリルで下穴を開けて、そこにアンカーを埋め込み、しっかりネジ止めするのが基本です。

そして、業者に依頼すると5,000円程度の費用で、1時間もかからずに作業してもらえます。
なお、数か所の下穴なら、同じ料金で時間もそれほど変わりません。

フックやネジを付けたい場所を何か所か決めておいて、まとめて工事してもらいましょう。

コンクリートに開けた下穴の始末は

購入したマンションの部屋なら、自分で壁に開けたネジ用の下穴を気にすることはないでしょう。
しかし、賃貸マンションの場合、部屋を出る時に原状回復しなければなりません。

この時、エアコンの取り付けで開けたネジ穴は、補修してから出ることになります。
とはいえ、ネジ穴は小さいので、目立たなく補修することは可能です。

ホームセンターでは、コンクリートに開けた穴をきれいに塞ぐための補修材が販売されています。

また、引っ越しでエアコンを外しにきた作業者に相談してみると、簡単な作業で目立たなくしてくれる場合もあります。

なお、エアコンの取り付けネジなどの細い穴を埋めるには、速乾性のセメントや樹脂ベースの穴埋め材を使います。

ネジを抜いた後に、そのネジを固定するためのチップが埋め込まれていますが、それらもいっしょに埋めてください。

ネジ止めがダメなら突っ張り棒で

先ほども触れたように賃貸物件では、コンクリートの壁や柱に穴を開けてはいけない場合もあります。
そういった場合は、コンクリートの壁にネジの下穴を開けることはできません。

どうしても壁に何か工夫してフックなどを付けたいのであれば、100円ショップでも売っている両面テープで貼るフックを利用しましょう。

軽いものであれば、フックにかけることができるので、工夫次第で便利に使えます。

ただし、使っているうちに粘着力が弱ってしまうこともあるので、吊るすものは落ちても大丈夫なものにしましょう。

なお、長く使うのなら、床と天井に突っ張り棒の要領で固定する棚を使うのをおすすめします。
ワイヤーネットや棚などを組み合わせれば、壁を収納場所として有効に使えます。

さらに、100円ショップで売っているものをうまく組み合わせれば、自分オリジナルの壁面収容グッズが作れます。

また、通販を利用すれば、デザイン性にも優れたポールタイプのものも入手できます。

壁に下穴をあけてネジ止めする方法以外にも、あなたのアイデア次第でいろいろなやり方があります。
もし、コンクリートの壁に穴が開けられない場合、こういった方法を検討されてはいかがでしょうか。

コンクリートにネジ止めするなら下穴は必須

固いコンクリートの壁に、しっかりネジ止めするなら、ドリルで下穴を開けて、それにアンカーを入れるのが一般的です。

なお、道具を準備すれば個人でもできますが、難しい作業なので、プロにお願いすると綺麗にやってもらえます。

場合によっては、コンクリートに穴を開けずに済ませる方法もあります。

特に工事ができない賃貸物件では、いろいろと工夫してみてください。