布団の良さを伝え、快眠生活を応援する。それが”いい寝”研究所。

布団の良さを伝え、快眠生活を応援する。それが”いい寝”研究所。│いい寝研究所

低反発枕は洗濯してはいけない?乾かないのはなぜ?

2017.12.31

低反発の寝具って、もっちりとした肌触りで体にフィットして、人気の商品ですよね。
特に、低反発枕は持っている方も多いのではないでしょうか。

しかし、その枕、もしかして普通に洗濯機で洗おうとしていませんか?

それならちょっと待ってください!

ほとんどの低反発枕は洗ってはダメで、洗ってしまうと乾かないのです。

なぜ洗ってないけないのか、そして、清潔にするお手入れ方法をご紹介します。

スポンサーリンク

こんな記事もよく読まれています

トイレや寝室の窓、網戸にしても虫が入ってくる!対策は?

夜、電気をつけていると、トイレの窓にある網戸や、寝室の窓から虫が入ってくる・・・なんて経験はありませ...

シーツを洗濯機で洗うには?頻度から洗い方、設定コースまで

汚れが目立たないのでサボってしまいがちなのがシーツの洗濯ですよね。 「大型の洗濯物なだけに...

アパートへ入居前の必要費用と蛍光灯の交換費用などについて

あなたは期待を胸に、『アパートで一人暮らしをするぞ!』と決意したとしても、アパートへ住む為には、やは...

ベッドが映えるルーム演出のアイテムは間接照明で決まり!

ベッドや枕を新しいものに変えても、「何かしっくりとこないな…」と感じたことはありませんか? そ...

ベッドのきしみが気になって眠れない!その原因と対策とは

夜熟睡することは、翌日に疲れを残さず、毎日元気に働くために必要なことです。 しかし、ベッドのき...

ダイニングテーブル・床には無垢材?天板や床の厚みにも注目

ダイニングテーブルは家具の中でも存在感は大きく、使用頻度も高いものです。 形や色、素材によって、お...

セミダブルのベッドを購入!掛け布団の最適なサイズは!?

一人でセミダブルのベッドを使う場合、掛け布団はシングルにするのかセミダブルにするのか迷いませんか? ...

覚えておきたい!ベッドで除湿シートを使う順番とその種類

じめじめした寝具で寝起きすることは、心身ともに健康的ではありません。 寝汗などで湿った寝具...

折りたたみベッドは空間効率が良く人気!おすすめ商品ご紹介

安価で機能的な寝具として人気なのが折りたたみベッドです。 使わないときは折りたたんで、寝室...

床の傷や凹みを防ぐためにベッドや冷蔵庫の下に敷くものは?

自宅に大型家具を置く際、床に傷や凹みができないか心配になりませんか。 特に賃貸の場合は、傷や凹みを...

どんな基準で選ぶ?学生の一人暮らしに合うベッドは?

地元を離れての進学となった時に、多くの学生が選択する一人暮らし。 自由を満喫できる、一人暮らしは楽...

寝る時に体や顔周りが寒い!冷え対策・寝る時マスクは良い?

寒い季節、寝る時に体や顔周りが冷たくて、寝つけないなんて経験ありませんか? あたたかい状態で、...

ベッド・マットレスはバネ(スプリング)で決めよう!

郊外型の大型店舗には、ベッドの展示フロアが必ず見られるようになってきております。 価格は、安い...

北欧風にアレンジ!トイレや寝室などの照明を変えてみよう!

夜になると、家に明かりを灯してくれる照明。この照明も、時代とともに変化しつつあります。 現代の...

現代版日本家屋、和畳の部屋のインテリアはとてもおしゃれ!

日本伝統の畳のお部屋「和室」。 現代風にアレンジされている畳の部屋のインテリアはとてもおしゃれで、...

スポンサーリンク

低反発枕は洗濯出来ない枕?乾かない理由は素材にあり

毎日使う枕、清潔にしていますか?

枕や枕カバーには寝汗や皮脂、よだれなど汚れる要素は意外とあり、定期的なお手入れをしなければいけません。

そして、枕の中身にはさまざまな種類の素材があり、素材によってお手入れ方法は異なります。

例えば、ビーズ・プラスチックストロー・ポリエステル綿の素材は、洗えるものが多いです。
逆に、羽毛・そばがらなどは、ほとんどが洗えないものです。

なかには、「自分の枕の素材がわからない」という方もいらっしゃると思います。
しかし、枕には、必ず洗濯絵表示が付いています。

洗える素材でも、ものによっては加工している場合もあるので、洗濯絵表示に則ったお手入れをしましょう。

そして、ウォッシャブル表記のあるもの以外、基本的に低反発枕は洗ってはいけません。
加えて、洗濯してしまった低反発枕は、なかなか乾かないのです。

この低反発枕は、ウレタンというスポンジ状の素材で作られています。
ウレタン素材は、吸水性と保湿性が高い反面、水を含むと強度が弱くなる性質があります。

水に漬けたウレタンは、可能な限り水を吸い、その重さに耐えられなくなり、枕がボロッと塊で破けてしまいます。

枕を洗っているとき、ウレタンは加水分解という化学変化を起こし、洗濯前とは性質が変わります。
そして、性質の変わった枕は、洗う前に比べ固くなったり、逆に柔らかくなりすぎたり、変形が起こります。

洗う前のもっちりとした感触は損なわれ、元に戻ることはありません。
また、枕が乾く頃には、ウレタンがポロポロと崩れて粉々になることもあります。

このウレタンという素材、洗濯をおすすめしない理由を、次の洗濯の工程で詳しくご紹介しましょう。

低反発枕を洗濯すると「乾かない」が劣化を招く原因に

前述で記載したように、低反発枕は、吸水性と保水性に優れています。
この特徴により通気性が低く、熱がこもりやすいのです。

ではなぜ、低反発枕の劣化につながるのでしょうか。

それは、雑菌とカビが繁殖してしまうからです。
丁寧に洗濯しても、枕の中心には洗ったときの水が残り、すぐには乾かないです。

枕の中心に水が残っているということは、湿気が高い状態となり、通気性が低いため、一定の湿気は高いまま維持されます。

この状態、梅雨の時期に近い感じがしませんか?

適温で湿度が高い状態は、菌の繁殖、カビの増殖にもってこいの環境です。
それが枕の中で起こってしまっている状態なのです。

低反発枕を洗濯してしまったとき、乾くまで早くても3日、長くて10日程はかかります。
その間、雑菌とカビは増え続けます。

洗ってきれいにするはずが、不衛生な枕になってしまうのです。

お手持ちの低反発枕に、黒や茶色の点々はないでしょうか。
もしあれば、それはカビですので、処分も検討しましょう。

では、水がある状態がダメなら「さっさと乾かせばいいんじゃない?」と思った方、乾燥方法にも劣化を招いてしまう間違ったケア方法があるのでご紹介しましょう。

低反発枕を劣化させてしまう乾燥方法

洗濯物を早く乾燥させなきゃいけない時、その洗濯物をどうしますか?
典型的な対応が、低反発枕にとっては、劣化へつながる方法という場合もあります。

・天日干しはウレタンを急激に劣化させる

湿気や雑菌は、日光消毒というように、太陽の光で乾燥させたいですよね。
しかし、ウレタンは、太陽の紫外線に非常に弱い素材です。

乾かないからと言ってウレタンを紫外線に当てていると、カチカチに硬化してしまい、劣化のスピードを早めてしまいます。

また、乾いたときにポロポロと崩れたり、手触りがボソボソとした状態になり、滑らかさが落ちてくるケースもあります。

・乾燥機の熱がウレタンの劣化につながる

乾燥機は、熱風で洗濯物を乾かします。

熱風にはダニを死滅させる効果があるため、コインランドリーなども活用して、お布団などを乾燥機にかける方もいらっしゃるでしょう。

しかし、残念ながら、ウレタンは熱にも弱い性質を持っています。

紫外線と同様に、熱によって変形や硬化を起こし、乾燥が終わったころには、原型をとどめない事例もあるようです。

さらに、洗った後の加水分解をしているウレタンに、乾燥機の無理な力へのねじれは耐えられない可能性が高く、破れてしまう可能性が高いです。

また、ウレタンは、急激な乾燥をさせた場合も手触りがガサガサになるなど、本来のもっちりとした手触りが失われます。

では、もし間違って洗濯をしてしまった場合や、水にさらしてしまった場合はどうすればいいのか、対処方法をご紹介しましょう。

低反発枕を間違えて洗濯してしまい乾かない時の対処法

・洗濯機に低反発枕が入っているならすすぎまで!脱水は絶対NG

今まさに低反発枕が洗濯機に入っている方は、脱水の前にストップしてください。

水によって強度が落ちている状態で、無理な方向に力がかかる脱水は、できる限り避けるべきお手入れ方法です。

もし洗濯機で洗ってしまったら、丁寧に枕を水から取り出します。
そして、水を押し出すように圧力をかけ、できる限り水気を取ることが、乾かない状態を防ぎます。

ウレタンが破れないように、点で局所的に圧力をかけるよりも、広い面で圧力をかけると全体から水が出ます。

・枕をタオルで包んで圧力で水を押し出す

濡れてしまったウレタンの水気を取るには、バスタオルが有効なアイテムとなります。
使うバスタオルには、清潔なタオルをできる限り多く用意しましょう。

タオルを巻く前にある程度圧力で水を出し、タオルで枕全体を包み込みます。
圧力をかける方向に対して底の面は、タオルを多めにしましょう。

この時も、点で圧力をかけるより面で圧力をかけます。
タオルが濡れなくなるまで繰り返しましょう。

・平置きで風通しのいいところで自然乾燥

直接日光が当たらない、風通しのいい場所で自然乾燥させましょう。
ベストなのは、快晴の日の10時~5時頃です。

早朝や夜に干すと、湿気を枕が吸い取ってしまうので、日中に干すのが難しいのであれば室内で干しましょう。

干すときは、枕用のネットやハンガーがおすすめです。
ない場合は、プラスチックの洗濯カゴも通気性が良いので活用できるアイテムです。

乾燥させるには5日から7日は必要です。
根気よく、乾燥するのを待ちましょう。

このように、低反発枕を洗濯してしまった場合の応急処置をご紹介しましたが、次は正しいお手入れ方法で清潔を保つ方法をご紹介します。

低反発枕の洗濯しなくても大丈夫!正しいお手入れ方法

乾かない時の対処法についてお話ししてきましたが、ここからは、低反発枕を正しくメンテナンスする方法をご紹介します。

今までNGなことを中心にご紹介したので、「もしかして低反発枕って扱いづらい?」と思った方もご安心ください。

何がOKで何がNGか分かっていれば、お手入れはそれほど難しいものではないのです。

・枕を洗えないからこそ枕カバーを清潔に

前述まででご紹介したように、洗濯は低反発枕を劣化させてしまいます。
枕本体が洗えないなら、枕カバーを常に清潔に保ちましょう。

枕カバーは、顔に直接触れるため、不衛生になると肌荒れやニキビの原因となりますので、こまめに交換を心がけましょう。

そして、枕カバーとあわせて、タオルを使うのもおすすめです。

特に、寝汗や汚しやすい場合は枕カバーの上にタオル敷き、このタオルも枕カバーと共に交換し、清潔に保ちましょう。

・とにかくこまめに干す!

低反発枕に限らず、枕は寝汗や湿気を吸い、使ううちに重くなっていきます。
湿気をなくすためには、定期的に干すことが有効な手段です。

また、干しているときは、表裏をひっくり返す、揉み解して中に合った空気を出すことも忘れずしてください。
そして、低反発枕は陰干しなので、風通しのいい部屋か、直射日光の当たらない屋外で干しましょう。

いちいち干すのが大変という場合でも、風通しのいい場所で、壁に立てかけるなど空気に触れる面積を多くするだけでも、しないよりは効果が出ます。

梅雨の時期や冬など、屋外で干しづらい季節は、サーキュレーターや扇風機、浴室乾燥機などを利用するのもおすすめです。

・アロマサシェで安眠と殺菌を

アロマサシェとは、乾燥した草花やハーブに、アロマオイルを加えて熟成させた香り袋のことです。
枕用のサシェとしては、薄型の袋のものや、貼るタイプのものなどがあります。

そして、おすすめのハーブはラベンダーです。
ヨーロッパでは、古くよりハーブの香りを疾病や治療のひとつとして、アロマテラピーが行われてきました。

その中でもラベンダーは、安眠効果や精神が落ち着く効果があり、殺菌効果もあることから、寝具のそばに置いたり、枕の中身に混ぜることもあったようです。

ラベンダーの香りが苦手でなければ一石二鳥なのでおすすめです。

・除菌消臭スプレーを活用する

日々のメンテナンスとしておすすめなのが、市販の除菌スプレーをすることです。
定期的に続ければ、簡単に清潔を保てる方法ですよね。

しかし、スプレーをするということは、枕に湿気を与える状態となります。

そのため、定期的に続けるべきではあるものの、陰干しでしっかり乾燥させることができる日にスプレーするようにしましょう。

では最後に、枕を汚してしまい洗いたいときの対処法を次でご紹介します。

低反発枕を洗濯したいときメンテナンス方法

・ころころローラーや掃除機を活用

低反発枕に髪の毛が刺さっている場合は、コロコロローラーで取りましょう。
枕にホコリがついている場合も同様です。

また、枕のダニやノミなどが気になる場合は、掃除機で吸ってしまいましょう。
目につくようなゴミなどは、この2つの掃除用具を活用して、洗濯せずに清潔にしましょう。

・枕についてしまった汚れは叩いて除去

枕に何かこぼして汚れが付いた時も、水に濡らすのは乾かない状態を作ってしまいます。
直接水が枕へ染み込むのを防ぎつつ汚れを取るには、下記の方法が有効です。

①汚れ自体の水分をティッシュやガーゼで吸い取る

②清潔なタオルを用意し、ぬるま湯に中性洗剤を大さじ1杯入れたものへ投入

③タオルを固く絞り、枕の汚れを叩いて浮かせて取る

・クリーニング店へ持込み

どうしても洗濯をしたいという場合、クリーニング店に相談しましょう。

クリーニング店は、洗濯絵表示に則ってクリーニングをするため、残念ながらできない場合が多いようですが、どうしてもという場合に対応するお店もあるようです。

クリーニングの値段と、新しく買う場合の値段を比べて検討しましょう。

低反発枕は正しいお手入れ方法で清潔に使おう

低反発枕は、洗濯をしてしまうと乾かないだけではなく、変形や不衛生な状態を招いてしまいます。

正しいお手入れ方法で、洗わずして清潔に保ちましょう。

そして、「どうしても自分で枕を洗いたい」というのであれば、別の素材の枕やウォッシャブル表記のある低反発枕を選びましょう。

毎日使う枕だからこそ、自分に合った枕を、清潔に保ち、快適な睡眠にしましょう。

 - 寝具全般