家の電気がつかない時に確認することは?停電時の対応や備え

突然、家の電気がつかない!
そんな事態に直面した時には、どうしたらいいのでしょうか。

パニックになる前に、電気がつかなくなった時に確認することを知っておきましょう。

また、災害などで停電が起こった時に、慌てずに対応できるように、備えておきたい準備リストもご紹介します。

日頃から防災意識を高めておくことは大切です。
ぜひ、ご参考になさってください!

突然、家の電気がつかない!何を確認したらよい?

まずは懐中電灯や携帯のライトを点けてブレーカーを確認しに行きましょう。

一度にエアコンやドライヤー、電子レンジ等の家電製品を使っている時などに家の電気がつかくなったら、ブレーカーが落ちた可能性が高いです。

ブレーカーを上げても家の電気がつかない場合は、漏電の心配が出てきます。

「漏電」とは文字通り、電線やケーブルが傷ついたりして、そこから外部に電気が漏れ出す事を言います。
漏電は、感電事故や火災の原因になりかねないので、十分に注意しなければなりません。

ご自分で漏電を確認される際の、大まかな手順をご紹介します。

①ブレ―カーが「入」になっているか確認
②配線用の遮断機を一つずつ「切」にする
③漏電遮断機を「入」にする
④先ほど切った配線用の遮断機を一つずつ「入」にする

ここまで行って、どこかのタイミングで漏電遮断機が下りて「切」になったら、その個所に漏電の疑いがありますので、電気屋さんに修理を依頼して下さい。

また、ご自分で確認するのが不安な方は電力会社に依頼して下さい。(費用が発生する可能性あり)

家の電気がつかない!もしかして停電?

原因は分からないけど、家の電気がつかないし、電化製品も使えないとなれば、とりあえず停電対策をしなければいけません。

まずは、どの程度の範囲が停電しているのかを確認することから始めましょう。
どこが停電しているのかが分かれば、とりあえずの応急処置くらいは可能になります。

貴方の家だけが停電しているのなら、ブレーカーが落ちている可能性が高いので、確認してください。
隣近所も停電している様なら、電力供給の問題が考えられるので完全な「停電」の可能性が高いです。

停電となれば、まずはお使いの家電製品のスイッチを切ってコンセントを抜きましょう。

また、電化製品は起動するときに多大な電力を使います。
スイッチが入った状態のまま停電から復旧した場合、家中の家電製品が一気に起ちあがってしまいます。

この影響で電力過剰になり、ブレーカーが落ちて、また停電してしまいます。
特に消費電力の大きいエアコンや冷蔵庫は、可能な限りコンセントも抜いたほうが賢明だと言えるでしょう。

停電で家の電気がつかない時の対処法

応急処置が終わったら、あとは復旧を待つしかありません。
大規模な災害でもない限り、大体は10分程度で復旧します。

特に夜などは、家の電気がつかないので暗くて不安になりますが、極力落ち着いて待ちましょう。
その間にもし、電線が切れていたりしたら電力会社に連絡してください。

ただし、そうは言っても例外的に長引く停電も考えられますので、そんな時の注意事項もいくつかお話しします。

まず夏場は、エアコンが止まると部屋の温度が上昇するので、熱中症に注意しましょう。
暑くなってきたと感じたら、窓をあけて風を入れて下さい。

ノートパソコン等は、停電でも充電池で当面は動いていますが、いつ電池切れが起こるか分からず、停電中はもちろん充電できません。

したがって、いきなり電源が落ちる事が考えられ、大切なデータなどが飛んでしまう可能性もあります。
ですから、停電時はバッテリー残量に十分注意して早めにデータを保存をして下さい。

あとは冷蔵庫をなるべく開けない様にする事です。
冷蔵庫は開け閉めしなければ、通電していない状態でもある程度長く冷気が保たれます。

そして、特に夜は灯りが必要になりますが、暗がりで火を使うのは大変危険なので、ロウソクはなるべく避け、懐中電灯を使いましょう。

家の電気がつかない!災害時の停電で困らない為に備えたい物①

地震や台風などで長時間の停電もあり得ますので、災害対策は重要です。
そこで、ここでは停電時に役に立つ物をご紹介しておきましょう。

◎灯り

家の電気がつかないのですから、当然灯りが必要です。
懐中電灯はもちろんの事、ランタンもおすすめです。

現在はLED電球を使ったランタンが主流ですので長持ちする事から非常用にもってこいだと言えるでしょう。
また、スマホ等のライト機能やライトのアプリをインストールしておくと便利です。

◎ラジオ、携帯電話、パソコン

テレビが見れませんので情報源はネットかラジオという事になります。
特に携帯ラジオは1台あった方が安心です。

携帯電話やスマホ、ノートパソコン等はいつ停電しても良い様に、普段から電池容量ギリギリまで使うのではなく、余裕をもって充電するようにしましょう。
携帯電話やスマホの簡易充電器を持っておくのも良い手です。

◎保冷剤

特に夏場の停電時は、冷蔵庫の中身が心配になることでしょう。
そこで、市販の保冷剤を凍らせておきましょう。

また、空のペットボトルに水を入れて凍らせても、保冷剤の代わりになります。
かなりの間、冷蔵庫の保冷が出来ますので重宝します。

家の電気がつかない!災害時の停電で困らない為に備えたい物②

◎水

停電になると、お風呂の給湯器が使えなくなるので、水の供給を電気を使って行っているマンションなどもあるので、水道自体が止まってしまう可能性もあります。

その為、お風呂にガスなどで沸かしたお湯をためておきましょう。
残ったらトイレを流したり、洗濯にも使えます。

また、マンションだけでなく断水の可能性もあるので、予備の飲み水も確保しておきましょう。

◎暑さ対策

夏の暑いときに停電してエアコンが止まったら、と考えただけでもゾッとします。
そんな時は、普段はあまり注目されないかもしれませんが、うちわや扇子が役に立つんです。

前項でお話しした凍らせた保冷剤等をうちわで扇ぐだけでも、冷気が来て暑さしのぎになりますよ。

◎カセットコンロ

最近はオール電化のご家庭も多くなり、もし停電したら何も出来なくなってしまいます。
そんな時の為にカセットコンロがあれば、簡単な料理や湯を沸かす事が出来るので、非常に助かります。

停電で家の電気がつかない時に、慌ててあたふたしてももう遅いのです。
やはり事前に出来る事はしっかりやっておきましょう。

枕元にあれば家の電気がつかないときにも安心!防災グッズ

最後に停電に限らず、日常の防犯対策も考えておきましょう。
まずは、最小限の防災グッズをそろえたバッグを用意します。

懐中電灯・乾電池、スリッパ、軍手、携帯ラジオ、ホイッスル、などがその代表例です。
これを適当なバッグに入れ、災害時にいつでも持ち出せる様にしておくのです。

もちろん夜にだって災害は来ますので、停電で家の電気がつかない状態で真っ暗な場合も考えられるので、就寝時には枕元にバッグを置いておくようにしましょう。

また、寝室に置く防災バックは、緊急用なので必ず持って出たいのです。
例えばガラスが割れたところで安全に歩く為のスリッパや、がれき等危険物を取り除く為に軍手を入れてあったりします。

ですから、このバッグは大地震などで揺れても手元、枕元から離れてはいけないんです。
どこかに括り付けておくか、少しかさばって違和感があるかもしれませんが、お布団の下敷きにしてしまうなどして常に手元にある様にしておきましょう。

災害はいつやってくるか分かりませんので、家の電気がつかない状態になった時に直ぐに対応できる様に、準備しておきましょう。

落ち着いて原因を探ろう

「突然、家の電気がつかない!」なんて事になっても、焦らず落ち着いて対応しましょう。

まずは、ブレーカーの確認です。
もしも漏電の場合は、火災などの危険性もありますので、電気屋さんなどに修理をお願いするのがいいでしょう。

停電だった場合にも、落ち着いて対処してください。
停電は多くの場合10分程度で復旧しますので、焦らず待ちましょう。

日頃から防災意識を高めて、就寝時には枕元に防災グッズを置いておくことをおすすめします。