ベッドで寝ると足元が冷える!お布団をかけても寒い!対策は

体は温かいのに、足だけが冷たい。ベッドで寝ると、足元が冷える。布団をかけても足元だけは温かくならずに冷えたまま・・・
このように足元の冷えの悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。

特に、就寝前や起床時の足元の冷えはとても気になりますよね。

では、なぜ足元だけが冷えるのでしょう。また、どうしたら温かくなるのでしょう。

今回は、足元の冷えの原因や対処法についてご紹介します。

ベッドでお布団をかけても足元が寒いのはなぜ?①

ベッドに横になり、お布団に潜っても足元が冷えるのは一体何故なのでしょうか。
じんじんと痺れるような寒さを感じるのは、血液が不足している可能性があります。

血液は、体温調節という重要な役割を担っています。
心臓がポンプのように血液を送り出し、毛細血管を通って身体のあちこちへと行き渡ります。

ですが、これには命に関わる臓器を優先するという性質がある上、送られる血液は量が決まっているので、胃腸や肺などにある程度の血液が送られてしまうと、足に回す量が足りなくなります。
すると「冷え」として現れるのです。

もともと足は、心臓から最も遠い位置にあるので、血液の巡りは良くありません。
つまり、冷え性とは関係なく、冷えやすい箇所ではあるのです。

しかし、血液の優先順位こそ低い足ですが、実は第二の心臓とも言われるくらいの大事なポイントでもあります。
身体中に行き渡った血液は、最終的には足へ向かいます。
そして、足から再び心臓へと返されるのです。

もしもこの時、足が冷えていれば、同じように冷えてしまった血液が全身を通っていくので、足元だけではなく全身が冷えることとなってしまいます。

肌寒さを感じたら、まず足元から対処すると良いでしょう。

ベッドでお布団をかけても足元が寒いのはなぜ?②

ベッドに入り、お布団をすっぽり被っても、足元が冷えることは珍しくありません。
今回はその原因について見ていきたいと思います。

冷え性の対策として、厚手の靴下を履いたり、ストーブにあたったり、カイロを貼り付けるといったことが挙げられます。
これらはどれも外側から熱を取り込む手段ですが、最も大事なことであり、有効なのは「自分で熱を生み出すこと」と言えるでしょう。

熱を作るための重要なポイントは「筋肉」です。

体温となるエネルギーが生まれるのは筋肉からなのですが、基本的な筋肉量は男女で差があります。
冷え性は、女性の方が多いと言われているのはこれが理由です。

特に今は便利な機械が増えたため、身体を動かさなくてもあらゆることが可能となりました。
そのせいで全身の、特に足の筋肉は衰えやすくなったのです。

移動手段には、様々な乗り物が使えるようになりました。
さらに階段ではなく、エレベーターやエスカレーターを利用することもあるでしょう。
デスクワークがメインの仕事をしている人は、座りっぱなしでほとんど動かないことも多いかと思われます。

足腰をこまめに動かさないと、エネルギーが作られず、血液の巡りも悪くなって、冷え性がさらに悪化してしまいます。

ハイヒールも足元の冷えの原因に

足元が冷えるとベッドでお布団に潜ってもなかなか体温は戻りません。
足は、もともと血液が行き渡りにくい部位ではありますが、こまめに動かして刺激を与えてやるとポンプのような働きを行い、血液を心臓へと戻すようになります。

つまり、普段から足を動かせば、血液が効率良く循環されるようになるのです。

ただし、立ちっぱなし、もしくは座りっぱなしの仕事をしている人の場合、ただでさえ届けられる血の量が少ない足に、ますます血が来なくなります。

女性の場合はハイヒールも冷える原因のひとつです。
足を窮屈な靴の中に押し込み、履いている間はずっと締め付けられているようなものなので、当然血液は流れにくくなります。

寒さ対策としてストッキングの上から靴下を履いたり、2枚以上の靴下を重ねることもあると思いますが、実はこれもいけない行動となります。
覆いすぎると筋肉が上手く動かなくなるため、やはり血液の巡りは鈍ります。

ハイヒールや靴下を使う時は、帰宅してから足をマッサージして、休日になったらスニーカーなどの楽な靴で歩くと良いでしょう。
一番良いのは、身体が自ら熱を作り出すことなので、少しでも足の負担を減らし、体温を上げる努力をしましょう。

ベッドでお布団にくるまっても寒い原因は窓にあり?

室内の暖房をめいっぱい効かせた状態でベッドに潜り、お布団も被っているにもかかわらず足元が冷える気がするというのは「コールドドラフト」の可能性があります。

コールドドラフトというのは、窓辺の冷気が暖房で温められることにより、下へと降りてきて部屋の中を通り抜けていく現象のことを指しています。

空気は、基本的に暖めると軽くなるので上へと昇っていきます。
逆に冷たくなると下へ降りてきます。
そのため石油ファンヒーターなど、場所を動かせる暖房器具は、窓の近くに置いた方が効果的と言えるでしょう。

窓から離れた位置に設置すると、温風が全て上に行ってしまい、窓付近に溜まっている冷気や隙間風などが下に降りてきてしまいます。

その結果、上ばかりが暖かくなり、下は冷え切った空間が出来上がってしまうのです。

冷たい部屋の中で眠るのは冷え性を悪化させますし、下手をすれば風邪をひいてしまいます。
厚手のパジャマを着たり、毛布の枚数を増やすという方法もありますが、暖房器具の位置を変更出来るのならまずはそれから始めましょう。

窓による部屋の寒さ対策で、足元もポカポカ

ベッドに入ってお布団を掛けているのに足元が冷える時は、もしかすると窓の辺りから冷気が来ているのかもしれません。

最も手軽な対処法は断熱シートを貼ることです。
両面テープで留め、余りを切り取れば良いだけなので、時間も手間も掛かりません。
ホームセンターへ行けば2,000~3,000円くらいで売っています。
種類によっては部屋に日光が差し込まなくなるので、透明タイプを使いましょう。

出費を抑えたい場合はエアクッション(エアキャップ)が有効です。
これは荷物の緩衝材としてよく使用される「プチプチシート」のことです。

貼ると空気が何層も重なり、冷気を封じ込めてくれます。
養生テープを使えば剥がしても跡が残りません。

それなりの厚みがあるので、窓が開けられなくなる可能性があります。
事前に調べておきましょう。

窓際に板を立てておくだけでも十分な効果があります。
隙間が出来ないように気を付けて下さい。

もしくは、厚手のカーテンを掛けるのも良いでしょう。
防寒としては裾が床につくくらいの長さのものが最適です。

新品を買うと出費が増えるため、なるべく家にあるもので何とかしたいところですね。

ルームシューズで足元を温めよう

冷え性の人にとって、冬は辛い季節です。
特に女性にとっては大敵とも言えるでしょう。
特に手足は冷えやすい箇所です。

普段の生活はもちろん、夜寝る時にベッドに入ってお布団を掛けても、足元が冷えていては眠れません。
これでは身体が弱ってしまい、風邪をひきやすくなってしまいます。

そんな時はルームシューズを使ってみて下さい。
柔らかな羊毛に覆われたものなら、ふわふわした毛皮が足を包み込んでくれます。
かかとには丈夫な皮が使われているので、長持ちすることでしょう。
ラグをファー素材のものに変えるとさらに暖まります。

ルームシューズの代わりには、ウールのソックスも最適です。
丈が長いので足首より上の方も覆うことが出来ます。

内側もウールで作られているので暖かさは申し分ないですし、肌触りも良く、デザインもいくつかあります。
厚みがありながら軽いというのも嬉しいですね。

温かい飲み物も有効です。
定番はホットミルクや紅茶ですが、マシュマロを入れたホットチョコレートも美味しいですよ。
シナモンなどを加えて、自分なりにアレンジしてみるのも楽しいかもしれません。

ルームシューズで足ホカホカ

デザインや素材も様々なルームシューズ。

これを履けば、冬でも足元の冷え込みを防ぐことが出来そうですね。

ルームシューズは、インターネットやショップでも肌触りや風合いを確認して購入すると良いでしょう。

皮膚に直接触れるものなので、敏感肌の方は特に気を付けてください。

お気に入りのルームシューズを見つけて、暖かな冬をお過ごしくださいね。