ベッドマットレスのスプリングの寿命ってどのくらいなの!?

ベッドマットレスを購入してもう何年も経つけれど、マットレスのスプリングの寿命ってどれくらいなの?
そんな疑問をお持ちではございませんか?

マットレスは毎日使うのでほんの少しの変化にはなかなか気が付かないものです。

小さな変化の積み重ねがいつか訪れるマットレスの寿命になってしまいます。

今日はマットレスのスプリングの寿命の見極め方と、少しでも長く使う方法をご紹介します。
是非参考にしてみてくださいね!

一般的なベッドのスプリングの寿命は??

ベッドのマットレスに仕込まれているスプリングは5~10年ほどで寿命を迎えると言われています。
確かめる方法がいくつかあるのでお教えしたいと思います。

まず真ん中がへこんでいるかどうかを見てみましょう。
へこみがあるならかなり使ってきたという証拠です。

寝返りをよく打っていたら、スプリングがしっくり来ていないかもしれません。
変な匂いが漂っていたり色が変わっているとカビが発生している可能性があります。

触っただけでスプリングの感触が伝わってきたり、ギシギシときしむような音が聞こえるのも限界を知らせるサインです。

もちろん使い方や種類によって限度は異なりますが、毎晩人間の体重を支えているマットレスはへこみなどの分かりやすい形でもう使えなくなることを教えてくれます。

そのまま使い続けると、身体に良くありません。
一部分がへこんでいるマットレスは身体を歪ませてしまい、腰痛や肩凝りなどを引き起こします。
これでは寝ても疲れが取れません。
早めに新しいものと交換しましょう。

ベッドマットレスのスプリングの寿命の見極め方

ここではベッドのスプリングの寿命を見極める方法をお教えします。

・真ん中にへこみがある
腰やお尻を載せる辺りがへこんでいると寿命が来ています。
このまま使うと寝相が「く」の字になるため、身体を痛めてしまいます。
ウレタンなどのマットレスは、身体と同じ形の跡が付いていたら取り替えましょう。

・スプリングが当たる
背中にスプリングの感触がある場合は、クッション部分が駄目になっている証拠です。
パッドを敷けば大丈夫ですが、あくまでも一時しのぎでしかありません。

・きしむような音がする
ギシギシという音が聞こえたら、ベッドの何処かがきしんでいないかを確かめましょう。マットレスから聞こえるようなら買い替えるべきです。

・表地が破けている
表面が破れていると、中身が出てきてしまいます。
寝心地も良くありません。

・寝返りを何度も打つ
普段よりも寝返りの回数が増えたと感じるようなら、マットレスが身体にフィットしていないのかもしれません。
起きた時に疲労感が残っていたり、背中や肩などが痛む場合はマットレスを疑いましょう。

ベッドマットレスの寿命を延ばす方法!!

ベッドのスプリングの調子が悪くなっていても、寿命を延ばす方法は存在します。

まずはこまめに位置を変えてみて下さい。
向きが同じでは負荷が掛かる部分もいつも同じになるので、一部分だけ破損したりへこんだりといった事態に陥ります。

そこで上下を入れ替えてみたり、裏と表をひっくり返してみましょう。
こうすれば1箇所に掛かる負担も減るので、結果的に長く使えます。

また定期的に干してやったり、換気を行いましょう。
梅雨時など湿気の籠もりやすい時期や、蒸し暑い夏場は普段よりも汗をかきます。

マットレスはその汗の全部を吸い込んでいきます。
するとカビが生えてしまいますし、衛生的にも良くありません。

これを改善するには、外へ出して干したり、マットレスの中の空気を入れ替えて、溜め込んだ水分を逃がしてやりましょう。

一度発生したカビを取り除くのは面倒臭い作業なので、きちんと手入れをすることをおすすめします。

それでも10年ほど使用すればさすがに限界なので、使用年数を計算して、二桁に達していたら買い替えましょう。

自分にあったベッドを探そう!正しい寝姿勢って??

ベッドのマットレスが寿命を迎えたら、直ちに新しいものを調達しましょう。
自分に合ったものでなければ安眠は出来ません。

小柄で体重が軽めの人は線の直径が細いコイルを使っているタイプが最適で、がっしりした体型で体重もそこそこある人は太いコイルを使っているタイプが最適です。

体重をしっかり支えてくれるマットレスを使わないと、熟睡することは難しいのです。

寝る時に最も正しくふさわしいとされている寝相は仰向けとなっています。
これはいわゆる「気を付け」の姿勢のことを指しています。

手足の力が上手く抜けている上に、マットレスにはまんべんなく負荷が掛かるので偏りがありません。

呼吸も楽に行えます。
睡眠時に必要な要素が全部詰め込まれたポーズなので、試してみて下さい。

一部分だけに負荷が掛かると、身体のあちこちを痛めたり、内臓器官が圧迫されてよく眠れません。

特に首や腰を支えることは大事なので、綺麗なS字カーブを描けるスプリングを選ばなければ肩凝りや腰痛に悩まされる羽目になるでしょう。

もし起きるたびに身体の何処かに痛みを感じているなら、マットレスを見直してみて下さい。

ベッドのスプリングの種類

ベッドのマットレスに入っているスプリングにはいくつかの種類が存在します。
現在、メインのスプリングとして使用されているのは「ポケットコイル」です。

その名が示す通り、いくつもの小さなコイルが身体を支えてくれます。
小さいおかげでたくさんの数を並べられるため、体重を分散させることが出来ます。

また一個一個はくっついているわけではないので、コイルが身体の形に合わせて最適な寝相へと近付けてくれるのです。

太さは1~2mm程度しかなく、細いほど柔らかくなります。
小柄で軽い人は細いコイルを、長身で重い人は太いコイルを使うと良いでしょう。
背の高い人や大柄な人が柔らかいコイルを使うと身体がマットレスに沈み込んで動きにくくなります。
逆に背が低めの人が硬いコイルを使うと身体のラインにコイルが沿わないのです。

この他に「ボンネルコイル」というものがあります。
大きくて硬いコイルがお互いを繋げることで、支えの役割を果たします。
そのぶん反発は強めですが、コイル同士が繋がっているので身体の出っ張っている部分に負担が掛かりません。

その代わり、へこんでいる部分を支えることはほとんど出来ないと言っても良いでしょう。

自分に合ったものを使わないと、寿命が早く来てしまいますし、身体にも悪影響を及ぼします。
どのタイプが適しているのか、しっかりと吟味して下さい。

スプリングのコイルの特徴を詳しくご紹介

ベッドのスプリングには「ボンネルコイル」と「ポケットコイル」の2種類がありますが、今回はそれぞれの違いをお教えしたいと思います。

まずボンネルコイルは何個ものコイルが繋がっており、身体を面で支える形になります。
体重が掛かる部分がへこむので、全体的に湾曲しているようなイメージです。

一方、ポケットコイルは一つ一つが離れているので、重い部分と軽い部分でへこみ方が異なります。
そもそも同じコイルでもメーカーによって造りは微妙に違いが出てきます。
自由度の高さではポケットコイルに軍配が上がると言っても良いでしょう。

ポケットコイルは数や配置を変更させるタイプなどいくつかのバリエーションがありますが、ボンネルコイルは横揺れという弱点に対応するための、メーカーオリジナルの構造が存在します。

寝心地は人によりますが、一般的にはボンネルコイルが畳にお布団を敷いた時のような硬い感触で、ポケットコイルは弾力のあるクッションのように柔らかいという印象を受けるようです。

後者の柔らかさはコイルやゾーンの数を変えることで、身体への負荷を和らげているおかげなのでしょう。

ただしメーカーの特色が大きく出たマットレスも多いので、寿命が来たマットレスの買い替えの際には周囲の評価だけではなく、自分に適しているかどうかを見極めてから購入して下さい。

マットレスの寿命は短い

寿命が過ぎたマットレスを使い続けることにメリットはありません。

マットレスの寿命を見極める方法をご理解いただき体に不調が出る前に買い換えることをオススメします。

また、マットレスのローテーションや換気を定期的に行なっていただければ寿命を延ばすことが出来ますので是非試して下さいね。

今回の記事を参考にして、快適な睡眠にお役立て下さい。