一人暮らしで、6畳のワンルームや1Kに住んでいるという方も多いと思います。
6畳の部屋は、大きな家具を置くとすぐに狭くなってしまうのが悩ましいところです。
しかし、中には「どうしてもベッドと机の両方を置きたい!」と考えている方もいらっしゃるでしょう。
今回は、6畳にベッドと机を置く際に、部屋を狭く見せないためのコツをご紹介します。
ベッドも机もある暮らしのメリット
部屋にベッドと机を置くことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。
寝具については、ベッドにするか、布団にするか悩んでいる方もいらっしゃると思います。
布団にすれば起床時に片付けることで部屋を広く使えるというメリットがありますが、一方で快適な寝心地を求めて、6畳でもベッドを使用したいと考える方も多いようです。
ベッドは布団に比べてスプリングマットの柔らかさが心地よく、適度な高さがあるため起床時に立ち上がるときの足腰への負担が少なく済みます。
また、床を舞うハウスダストを寝ている間に吸い込まなくて済む点も、布団より快適な睡眠が得られる理由のひとつです。
次に、机を置くことのメリットを見ていきましょう。
部屋に机を置くことで、仕事や勉強をするスペースを確保でき、メリハリのある生活を送ることができます。
ベッドの上や床の上で仕事や勉強をしようとすると、どうしてもだらけてしまいがちですし、姿勢も悪くなってしまいますよね。
きちんと机に向かって取り組むことで能率も上がり、仕事や勉強の質を上げることができるでしょう。
6畳でベッドを置きたいならソファベッドがおすすめ
ベッドはとても大きな家具なので、6畳の部屋に置くと途端に狭くなってしまうものです。
できるだけ部屋を広く活用したい場合は、どのようなタイプのベッドを選ぶかが重要と言えます。
まずおすすめしたいのは、ベッドとしてもソファとしても活用できるソファベッドです。
起きている間はソファにしておけば、ベッドの状態よりもコンパクトなサイズになるため部屋にスペースを作ることができ、机と一緒に置いても狭くなりにくいでしょう。
来客時にも、お客さんが座るための場所がサッと準備できてとても便利です。
ベッドとソファを分けて買う必要がないのは経済的にも嬉しいですね。
ソファベッドには、背もたれやひじ掛けを倒してベッドにするタイプのものや、三つ折りにしてソファにするタイプのものなど、さまざまな種類があります。
実用的なだけでなくデザイン性も楽しめるものが多いので、おしゃれなインテリアとしてお気に入りのソファベッドを見つけてみてください。
ロフトベッドや収納ベッドで省スペース
続いておすすめなのが、ロフトベッドや収納ベッドなど、省スペースを実現できるベッドです。
ロフトベッドとは、2段ベッドの2段目だけのような、はしごで昇り降りするベッドのことです。
ベッドの下の空間を活用して机を組み合わせるものが多く、6畳のスペースにベッドと机を両方置きたい方にはまさにぴったりではないでしょうか。
机がベッドの陰になって暗くなりやすいので、デスクライトを置くと良いですね。
また、収納ベッドは、ベッドの下に引き出しなどの収納スペースが付いているタイプのものです。
ベッドの床板が上がって開閉する跳ね上げ式ベッドもあり、こちらは特に大容量の収納が可能です。
この収納スペースを利用して、他の収納家具を減らすことができれば、部屋をより広々と使えるでしょう。
机を置くための空間もしっかりと確保できます。
なお、引き出しなどが付いている収納ベッドでなくても、ベッドの下にある程度の高さの隙間があれば、そこに収納ボックスを入れて収納スペースとすることができますよ。
6畳の部屋には折りたたみの机を置こう
次に、6畳の部屋に置くのにおすすめの机を見ていきましょう。
ベッドと机を両方置きたい方には、スペースを取らない折りたたみ式の机がおすすめです。
折りたたみ式の机にもいろいろな種類がありますが、最も手軽に購入できるのは机の脚をたためるタイプのものでしょう。
使用しないときは、脚をたたんで壁際に寄せておけば邪魔になりません。
脚がパイプでできているものが多く、比較的軽いので移動させるのも簡単です。
また、本棚付きの机で、机の天板を折りたためるタイプのものもよく見られます。
使用するときだけ天板を下ろせば、普段はスペースを取らないうえ、本棚としても使用できるので収納力が高いのが嬉しいポイントです。
このように、使用しないときはたたんでおくタイプの机を使う場合は、机の上を常にきれいにしておかなければいけません。
机の上にものを置きっぱなしにしがちな方は、結局机をたたむのが面倒になってしまい、折りたたみ機能を生かしきれない場合もあるので注意してください。
机兼ダイニングテーブルとして使う
一般的には、机は仕事や勉強などの作業用、ダイニングテーブルは食事用というように役割が分かれています。
しかし、6畳の部屋でベッドと一緒に置くのであれば、机とダイニングテーブルを兼用して使用するのも良いでしょう。
1台の机で済めば、使用しないときに折りたたまず出しっぱなしにしておいても、それほど邪魔にはならないと思います。
なお、先ほどご紹介したような本棚付きの机は、食事をするときに本を汚してしまうかもしれないので、ダイニングテーブルとしても使う場合には不向きです。
シンプルな天板だけの机を選ぶと良いでしょう。
また、食事の際はテーブルクロスやランチョンマットなどを敷くようにしましょう。
食事が終わったらテーブルクロスなどを片付けるようにすれば、机の上が汚れにくく、仕事道具や勉強用具を汚す心配も少なくなります。
ローベッド・ローテーブルなら6畳でも広く見える
6畳の部屋を広く見せるためのコツとして、低い家具で統一するという手段があります。
ローベッドやローテーブルなどを配置すれば家具の圧迫感がなく、ベッドと机を両方置いてもそれほど部屋が狭くは感じないでしょう。
ローテーブルを使う場合は座椅子を組み合わせると、長時間座っていても腰への負担がかかりにくくなります。
普通の高さの机を使用するとき、意外に部屋の中でスペースを必要とするのが椅子です。
机の前に座るためのスペースはもちろん、座るときに椅子を引くスペースも必要であり、6畳の部屋に置くと邪魔になってしまいがちです。
しかし、ローテーブルと座椅子の組み合わせなら、そのようなスペースも最小限にできるでしょう。
狭い部屋での一人暮らしの強い味方です。
ベッドや机以外の収納家具なども低めのものを使うと、部屋に統一感が出てすっきりとした印象になり、広い空間に見せられます。
また、家具の色はホワイトなどの淡い色合いや、温かい木目のナチュラルなものにすると圧迫感がありません。
部屋を広く見せるためのコツとして、覚えておきましょう。
6畳でも工夫すればベッドと机の両方を置ける!
今回は、6畳にベッドと机を置く際に、部屋を狭く見せないためのコツをご紹介しました。
少し家具を置いただけでも狭く感じてしまう6畳の部屋ですが、工夫次第でベッドと机を置いても広く見せることが可能です。
部屋のスペースを有効活用できるような家具を選び、一人暮らしを満喫できる部屋を作り上げてみてください。