現地に到着後、存分に活動するためにも飛行機の中ではぐっすり眠りたいですね。
しかし、そんなときに限ってなかなか眠りにつけないこともあります。
そもそも飛行機の中は、音がうるさく、座席も狭く、リクライニングも十分なものではないなど、眠りを妨げる要素がたくさんあります。
このような睡眠環境でも、ぐっすりと眠れるコツと快眠グッズをご紹介します。
エコノミークラスの選ぶ座席で睡眠に違いがある!?
ビジネスクラスやファーストクラスの座席は疲れを感じにくい工夫がされていて、比較的快眠しやすい環境が整っています。
それに比べると、エコノミークラスの座席は窮屈で長時間座っていると疲れを感じ、なかなか寝付けないという方も多くいらっしゃいます。
そんな環境下では、ご自身に合った座席を慎重に選びましょう。
どこの座席を選ぶかによって、眠りの質に大きく影響してきます。
エコノミークラスの座席別の特徴をまとめてみましたので、座席を選ぶ際に参考にしてみてください。
メリットを〇、デメリットを△で表示します。
まずは、飛行機の《前方》と《真ん中》と《後方》の特徴です。
《前方》
〇エンジン音が比較的静か
△座席が埋まりやすく空席がないことが多い
《真ん中》
〇揺れが少ない
△エンジン音が最もうるさい
《後方》
〇座席に空きが出ることもありゆったりできることもある
△揺れが大きい
次に、《窓際の席》と《通路側》の席の特徴をみてみましょう。
《窓際》
〇壁にもたれかかって寝ることができる
〇通路を歩く人にぶつからない
〇隣の席の人がトイレなどで行き来することがない
△トイレに行きにくい
△窓からの外気で寒いこともある
《通路側》
〇トイレに行きやすい
〇窓から離れているので外気の寒さを感じにくい
△壁などもたれかかれるところがない
△通路を歩く人にぶつかる
△隣の席の人がトイレなどで行き来する
長いフライトになると10時間以上も座ることになるので、快眠できそうなご自身のベストポジションを慎重に選んでみてください。
次項では、搭乗前の快眠のコツについてお話しし、その後には快眠グッズをご紹介していきます。
飛行機で快眠したい!搭乗前のコツとは?
飛行機に乗って旅行に行きますか?
それとも出張に行きますか?
どんなケースでも、飛行機に乗って出かけるときはおしゃれをしてキメたいものですね。
しかし、飛行機に乗る際には「快適さ」を最優先させることがおすすめです。
搭乗前にスウェットやジャージなど、リラックスできるようなゆったりとした服装に着替えておきましょう。
そして、足元の快適さも忘れてはいけません。
サンダルやスリッパを用意しておき、機内で履き替えれば足が締め付けられたり蒸れたりすることなく足元もリラックスできますよ。
また、搭乗前の待ち時間には軽く「ストレッチ」をしておきましょう。
搭乗後の機内では、長時間狭い座席にいることになるため、血流が悪くなりがちです。
そのため、事前にストレッチをして血流を良くし、リラックス効果のある副交感神経を高めておきましょう。
そうすることで、自然な眠気につながりやすくなります。
次項からは、飛行機の中でもぐっすりと眠れる快眠グッズをご紹介します。
飛行機でぐっすり眠りたい!顔周りの快眠グッズ
これまでお話しした睡眠環境を整えることに加え、快眠グッズを用意して飛行機の中でもぐっすり眠れる対策をとっておきましょう。
ここでご紹介するのは、顔周りの快眠グッズです。
【HUYOU(ふよう):立体型 アイマスク 収納袋付】
視界を遮る「アイマスク」と音を遮る「耳栓」は必需品ですが、両方がセットになった商品です。
鼻の周りに隙間をつくらないデザインなので光が漏れることを防ぎ、正しく付けることで光を99%カットしてくれます。
柔らかい質感の繊維でつくられているため、圧迫感がなく心地良い付け心地ですよ。
耳栓は低反発記憶フォーム素材を採用していて、高音域から低音域までカバーしてくれます。
【小林製薬:のどぬ~るぬれマスク 就寝用プリーツタイプ】
飛行機の中は湿度が20%以下の場合が多く、とても乾燥しやすい環境です。
乾燥からくる喉の痛みを防ぎ、旅先で体調を崩さないようマスクで対策しましょう。
マスクの内側にあるフィルターの中の水分が、呼吸によって蒸気になり喉を潤してくれます。
飛行機でぐっすり眠りたい!疲れ対策の快眠グッズ
ここでは、飛行機の中での疲れ対策ができる快眠グッズをご紹介します。
【Sepoveda:ネックピロー U型 携帯枕 手動プレス式】
人間工学に基づいた設計をしているネックピローで、頚椎をしっかりサポートしてくれるので、首の疲れや痛さを緩和してくれます。
ボタン1つで空気を入れるタイプで、お好みの枕の高さにすることができます。
空気を抜いてたためばコンパクトになり持ち運びもラクです。
【COOWOO:フットレスト 足置き 収納パック付き 折りたたみ式 改良版】
この商品は、座席前方のランチテーブルにひっかるだけで使うことができます。
足のむくみを解消し、足をリラックスさせて疲れを軽減する効果があります。
ベルトで高さを調節できるので、お好みの高さで使用することができます。
飛行機でぐっすり眠りたい!寒さ対策の快眠グッズ
続いては、寒さ対策のグッズをご紹介します。
飛行機の中の湿度は20%以下であることが多いとお伝えしましたが、ときには10%ほどのときもあります。
同じ気温でも湿度が低いと寒く感じるものです。
肌寒い中では当然快眠はしにくいので、寒さ対策もしっかりしておきましょう。
【TRANPARAN:マイヤーブランケット】
4か所に付いているスナップボタンで、掛ける・羽織る・巻くの3WAYで使えます。
しっとりとしたふわふわ感で触り心地が良く、リラックス効果も高めてくれそうです。
防寒用具や毛布に使われることが多い珊瑚マイヤーという素材が採用されているので、納得の暖かさです。
【ドクターショール:フライトソックス 男女兼用】
足元が冷えることが多い機内では、靴下を履いておくと快適に過ごしやすくなります。
この商品はフライト用のもので、エコノミー症候群対策の期待がもてます。
寒さも緩和され、むくみや疲れといった足の負担も軽減されるので、長時間座り続けるフライトには強い味方です。
男女兼用で、MサイズとLサイズがあります。
飛行機でぐっすり眠りたい!子供向けの快眠グッズ
最後にご紹介するのは、子供向けの快眠グッズです。
慣れない環境の中、窮屈な姿勢で寝ることは小さなお子さんにとっても大変です。
飛行機の中でぐっすり眠ってもらうには、搭乗する前になるべくたくさん体を使って元気に遊ばせることが第一です。
元気に過ごしたお子さんは、疲れて自然と眠くなってくるでしょう。
また、寝付いた後にすぐに起きてしまうことのないよう、グッズも活用しましょう。
【FLY-TOT(フライトット)】
空気を入れるだけで柔らかいクッションになり、座席の足元のスペースを埋めてフラットなスペースをつくることができます。
小さなお子さんであれば、ゴロンと横になることができるので快眠に繋がりやすいですよ。
また、どうしても眠れなくてグズグズとしてしまう子もいるかもしれません。
そんなときは、子供用のヘッドホンとタブレットやDVDプレーヤーがあると、ひとまず落ち着くことができるでしょう。
慣れない長時間のフライトでは、お子さんも興奮したり緊張するはずです。
できるだけ快眠できる環境を整え、もし眠れなくても飽きさせないようなグッズを用意しておくと親子で安心して空の旅が楽しめるでしょう。
エコノミークラスでもグッズを使った対策次第で快眠できる
飛行機に乗る際に何も対策をしないで搭乗してしまうと、思いの外疲れがドッと出てしまうかもしれません。
到着後、めいっぱいアクティブに過ごすためにも、飛行機の中では快眠できるよう、しっかり対策をしていきましょう。
エコノミークラスでも、対策次第で安心して空の旅を楽しめることができますよ。
今回ご紹介した快眠するためのコツやグッズをぜひ参考にしてみてください。