ベッドフレームの寿命や耐久性に注目!長持ちさせる秘訣とは

ベッドの寿命というと、寝心地に直結することから「マットレス」に目がいきがちですよね。

しかしながら、肝心なのはそれだけではありません。

土台となりマットレスを支える、「フレーム」にも着目してみましょう。

この記事では、ベッドフレームの寿命や耐久性、耐荷重についてまとめました。

少しでもベッドを長く使いたい方は、参考にしてみてください。

寿命が長いベッドフレームの特徴

まずはじめに、寿命が長い傾向にあるベッドフレームの特徴から学んでいきましょう。

これからベッドを新調するご予定があれば、是非参考にしてください。

<木製ベッド>

ベッドにはさまざまな素材が用いられますが、木材を使用したものは長寿命な傾向にあります。

耐久性にこだわりのある場合、檜(ひのき)や松といった種類を選ぶと、なお良いでしょう。

<すのこベッド>

床板に隙間があることで、湿気が溜まりにくい構造となっています。

そのため、カビが発生してしまうリスクは少なくなるでしょう。

<ロータイプベッド>

重心が低いことによって、床板や脚に歪みが生じにくいとされています。

安定感があり、床上の敷布団で寝ているような感覚を得られるため、日本人からは好まれるようです。

<チェストベッド>

チェストベッドとは、簡単にご説明しますと「タンスの機能を備えたベッド」です。

ベッドフレームに横長のタンスを組み込んでいるイメージですね。

引き出し部分が「梁」の役割を果たすため、頑丈な構造となっています。

耐久性が心配なベッドフレームとは?

続いては、寿命や耐久性に不安要素があるベッドフレームの種類を見ていきます。

<レザーベッド>

レザーベッドは、高級感のある質感やクッション性に魅力がありますが、経年劣化が厄介です。

特に、合成皮革や人工皮革を使用している場合、レザーがボロボロと剥がれてくることがあります。

さらに、湿気に弱いことや傷が付きやすいことも寿命に関わります。

<パイプベッド>

パイプベッドは歪みやきしみが生じやすいため、寿命も短い傾向にあります。

さらに、部品自体の劣化も気になる点です。

そのため、購入時には耐荷重や構造をしっかりとチェックすることが求められます。

<折りたたみベッド>

動かしやすいというメリットがありますが、キャスターが付いているタイプは要注意です。

キャスター部分は破損しやすく、そのまま使用していると床を傷付ける原因にもなります。

このようなタイプのベッドは、選び方だけでなく適切な使い方やメンテナンスも重要になってきます。

この章でお伝えしたことは、全ての製品に該当するわけではありませんが、ベッド購入の際には是非とも気を付けていきたいですね。

ベッドフレームの耐荷重をチェック!

ここでは、ベッドフレームの耐荷重についてお話ししていきます。

そもそも耐荷重とは、部材がどの程度の重さまで耐えられるのかを示した値です。

重量がかかってくるベッドやイス類、自転車などの製品には耐荷重が設定されています。

そのため、体格が大きく体重が重めな方は、耐荷重や体重制限に注意しながらベッドを選んでみましょう。

ベッドの耐荷重としては、シングルサイズやセミダブルサイズの場合で100~120kgが目安となっています。

そこで、体重が95kgでベッドの耐荷重は100kgだったと仮定しましょう。

「自分の体重内でおさまっているから大丈夫!」と思ってしまいがちですが、耐荷重の設定数値には落とし穴があります。

ベッドの耐荷重には、フレーム上に物をのせた際の「総重量」が表記されているのです。

そのため、マットレスの重さまで加味する必要があります。

今回の仮定条件に戻ると、もし設置する予定のマットレスが20kgだった場合、耐荷重を15kgオーバーしてしまいますね。

これでは安全面に問題が出てくるでしょう。

このように、耐荷重はベッドの寿命や耐久性に大きく関わります。

最悪の事態に陥らないよう、ベッドの耐荷重には余裕を持たせるのが理想的です。

耐久性バッチリのおすすめベッドフレーム紹介①

ここからは、おすすめのベッドフレームをご紹介していきます。

まずは、通気性や収納力にも定評がある、やさしげなデザインのベッドから見ていきましょう。

【すのこベッド SFORZA(スフォルツァ)】

・シングルサイズ参考価格:32,292円(税込)

・カラー:ナチュラル、ダークブラウン

こちらのすのこベッドは、通販サイト「Kinoshita.net」にて取り扱われています。

ベッドの耐荷重は、なんと驚きの600kgで、どなたでも長く使えるようにと工夫されている一品です。

「成人男性が8人のっても大丈夫」という頑丈な構造で、問題視されることの多いベッドのきしみも気になりません。

木材の使用本数を増やしたり、分厚いすのこ板を使用することによって、耐荷重アップに成功しました。

また、耐久性だけでなく使いやすさも抜群です。

大容量のクローゼットスペースに便利なヘッドボード付きで、2口のコンセントも完備されています。

耐久性バッチリのおすすめベッドフレーム紹介②

続いてご紹介するのは、クールなデザインのロータイプベッドフレームです。

【頑丈デザインすのこベッド T-BOARD(ティーボード)】

・シングルサイズ参考価格:30,158円(税込)

・カラー:ウォルナットブラウン、ブラック

こちらのすのこベッドは、通販サイトの「UPSWING WEB STORE」にて取り扱われています。

前章でご紹介したベッドと同様に、耐荷重は600kgとなっています。

ベッドの上に大きなバイクがのせられた広告ビジュアルは、かなりインパクトが大きいです。

ロータイプで安定感のある構造となっており、気になる耐久性もバッチリでしょう。

床板裏の脚は12本設置され、桟は極太仕様です。

重量を適度に分散させることができるので、体重の重い方でも安心して寝返りが打てます。

さらに、こちらのベッドフレームは、男性好みのシンプルなデザインが魅力的です。

ステージレイアウトやフルレイアウトといったように、マットレスの配置次第でベッドの印象が変わります。

スマートなベッド「T-BOARD」は、寿命だけでなくインテリアにこだわりたい方にもおすすめです。

ベッドフレームの寿命を延ばすには?

最後になりますが、ベッドフレームの寿命をのばす方法についても学んでおきましょう。

いくつかポイントがありますので、それぞれ解説していきます。

ポイント①組み立ては慎重に!

近年は、通販サイトの普及により自宅で組み立てるタイプのベッドが多くなっています。

組み立てる際は、工程の順番を無視したり手を抜いたりしてはいけません。

見た目はきれいに仕上がったとしても、強度や耐久性に問題が生じることがあります。

そのため、説明書の記載に従うことが大切です。

ポイント②ボルトは締めなおす!

部材同士を固定しているボルトなどの部品は、ベッドを使用しているうちにゆるんでいきます。

そのため、半年に一回を目安にメンテナンスすることをおすすめします。

ボルトを締めなおすことによって、ベッドのきしみが解消する可能性もあるでしょう。

ポイント③ベッドの上で飛び跳ねない!

これは、ベッドフレームだけでなくマットレスの寿命にも関わってきます。

床板が破損してしまう原因となるため、小さなお子さんがいるご家庭では注意していきましょう。

ベッドフレームを長く愛用していくために

この記事では、ベッドフレームの寿命や耐久性についてお話ししてきました。

ベッドの寿命をのばしていくためには、組み立て方や使い方、メンテナンスにも配慮が必要です。

また、ベッドを選ぶ際には、素材や構造、耐荷重もチェックしていきたいですね。

特に、体重の重い方は慎重に選んでいきましょう。