ロフトベッドを解体する際に、注意すべきことはなんでしょうか。
また、解体時に必要な工具や、作業をする際にあったら便利なもの、処分する時に注意することなども気になるところです。
1人で行う作業工程から、解体専門業者に依頼するメリットまで、幅広くロフトベッドの解体について考えてみましょう。
ロフトベッドを1人で解体!そのメリットは?
ロフトベッドを使っているなら解体が必要な状況は、多々ありますよね。
ロフトベッドは狭い空間を有効的に使うことを目的とした構造で、1人暮らしのお部屋などで愛用されることが多く、自分で組み立てから解体まで行う方も少なくはないでしょう。
また、破損によって処分したい場合など、どうしても1人で解体してしまいたいこともあります。
1人で解体するメリットは、なんといっても、お金がかからないことでしょう。
ベッドの種類によっても変わりますが、一般的に解体作業を専門業者に依頼すると、大体1万円はかかるといわれています。
個人の感覚にもよると思いますが、解体するだけで1万円はやはり高い気がしますよね。
また、専門業者に依頼する手間も考えると、なんとかして1人で解体してしまいたいものです。
ロフトベッドを1人で解体することについて、もう少し掘り下げて考えてみましょう。
1人で解体するのなら準備が重要!
ロフトベッドを解体する際、手伝っていただける方がそばにいれば問題ありませんが、もし1人で解体しなければならないというなら、話は変わってきます。
力のある男性ならまだしも、女性1人となるとなかなか大変です。
まず、解体にあたって手順をきっちり把握し、予習しておくことがとても重要になります。
解体作業自体はシンプルな行程ですが、どの部分から手をつければよいか、どんな工具が必要か、作業スペースは十分にあるかなどを、しっかり考慮してから作業に取りかかりましょう。
基本的に解体作業は数人で行うものですので、きちんとした準備工程がないままの作業は、怪我や事故のもとになります。
また、解体後に処分するのなら、その後のゴミの分別のことまで考えておいたほうが効率的です。
ゴミの分別は自治体によっても違いがありますが、ロフトベッドの金属部分は、リサイクル業者や各市町村の粗大ゴミ回収に依頼が必要な地域もあります。
木製部分やクッション部分は、可燃物ゴミ扱いとなることが多いですが、大きい廃材はゴミ袋に入るサイズまで小さく切らなければならないこともあります。
1人での解体作業は、しっかりとした計画と準備をしたうえで、安全性を第一にすすめて下さい。
準備しておくものは?
作業に取りかかる前に準備するものについてまとめてみましょう。
まずは、ロフトベッドの各パーツを接合している、ネジやビスを外す工具としてドライバーが必要ですね。
ネジやビスのサイズも様々なので、使い勝手のよい小さいドライバーと、大きなネジ用のドライバーの2種類を用意しておきましょう。
ネジによっては、六角棒レンチが必要なものもあるため、しっかりと下調べしておく必要があります。
安全面を考えて滑り止めのついた軍手、室内作業なら床を傷つけないために毛布なども準備しておくといいでしょう。
前章で述べたとおり解体後に処分を考えているなら、大きな木製廃材を切るノコギリやゴミ袋も必要です。
また、引越しなどで一旦解体し、再度組み立てるのなら、外したネジやビスを紛失しないために、小さなケースや袋なども用意しておきましょう。
さらに、解体時に印をつけておけば組み立て作業時に、「このネジはどこに?」なんてことがなくなるので、シールやマスキングテープなどがあると重宝します。
1人で解体作業に取りかかる前に、最低限これぐらいのものは準備しておくことをおすすめします。
ネジやビスに注意!
準備段階で少し触れてみましたが、木製や金属パイプ製のどのロフトベッドも、各パーツの接合部はネジやビスで留めてあります。
解体は、このネジやビスを外していくことが基本作業なので、その形状をきちんと把握しておきましょう。
一般的にロフトベッドには、プラスやマイナスドライバーで留められる、側面にらせん状の溝の入った雄ネジが使われています。
接合場所によっては、ビスといわれる先端の尖った小さな雄ネジと使い分けているので、それぞれにあったサイズのドライバーが必須になります。
また、ドライバーではなく六角棒レンチが必要なものもあるので、注意が必要です。
さらに、通常のネジやビスと形状の異なる特殊なものもあり、この場合はその形状にあった工具を用意する必要があります。
ネジやビスの上に紙をのせてから鉛筆でこすると、ネジ穴の形を写すことができるので、ホームセンターなどで工具を購入する際に参考にしてみて下さい。
ロフトベッド購入時に配送員が組み立て作業を行った場合は、付属の簡易工具が引き渡し時に手渡されているはずなので、そちらの工具を使いましょう。
1人で解体作業をする前に、ネジやビスの形状にあった工具をきちんと用意することで、作業をよりスムーズにすすめることができます。
ロフトベッドを1人で解体する手順
さあ、ロフトベッドの解体に取りかかりましょう。
金属パイプ製や木製のものなど、様々な種類のロフトベッドがありますが、基本的な手順は同じです。
まずは、底板を外すことからはじめましょう。
カナヅチなどで裏面からたたくと楽に外すことができます。
底板が取れたら、ベッドフレームの留めネジを外します。
長い間使っているとネジが錆びついていることがあるので、事前に潤滑油をつけて、ネジ穴が潰れないようにしておくといいでしょう。
1人での解体作業なので、スペースに余裕があるのなら、底板を外した段階でベッド自体を倒したほうが安全です。
この時、準備しておいた毛布などを床に敷くことを忘れないようにしましょう。
寝転がった時に頭部と足部に位置するアーチが外せたら、最後にロフトベッドの1階に位置する部分を解体し作業終了です。
ハシゴや階段付きのものなら、先にこの部分から取りかかりましょう。
どうしても解体手順がわからなかったり、ネジやビスが特殊で外せない時などは、販売メーカーに問い合わせてみてもいいでしょう。
また、解体手順を動画にあげているサイトもあるので、うまく利用してみて下さい。
ロフトベッドの解体を業者に依頼するなら?
先ほども述べましたが、安全性を考えると、1人でロフトベッドを解体することはあまりおすすめできません。
どうしても1人で解体しなければいけない状況なら仕方ありませんし、解体作業等に慣れている方なら、1人での作業も問題ないかもしれません。
状況によって、解体する際の選択肢は変わってくるかと思いますので、下記にいくつかの方法を記載します。
少しコストはかかりますが、専門の解体業者に依頼する方法です。
1人で解体作業をするのが難しいと判断した場合は、利用した方が安心ですね。
ケータイからの連絡だけですぐに解体作業に取りかかってもらえます。
また、「見積もりだけして欲しい」という要望に答えてくれる業者もたくさんあります。
解体だけのために業者に依頼するのは金銭的に迷うところですが、そのデメリットをカバーする技術と、速さがあります。
さらに、解体後のゴミの処分も行なっている業者もありますよ。
もし、費用を抑えたいのなら、人材派遣センターを利用するという方法もあります。
人手が足りれば解体できると考えている方にはいいでしょう。
しかし、人材派遣センターによっては、大きいものを運べないなどの条件もあるようですので、条件も注意深く聞いておく必要があります。
また、引越しのために1度解体し、再度引越し先で組み立てたいというのでしたら、引越し業者に相談してみるのも手です。
このように様々な方法があります。
これらの選択肢の中から自分にあったものを探し、その情報を念頭に、安全面を重視した解体方法を考えてみて下さい。
解体するなら数名で!1人なら入念な準備を!
ロフトベッドを解体する際は、できる限り数名での作業をおすすめします。
どうしても人手が足りなかったり、1人で作業しなければならない場合は、解体の手順を把握し、しっかりとした準備が必要です。
解体の際に必要な工具や、解体後のゴミの分別までを想定し、必要なものを揃えておきましょう。
できれば専門業者に依頼することも考慮に入れて、安全に解体作業を行える手段を選択しましょう。