キッチンの換気扇がうるさい!その原因や対処法とは?

「最近なんだかキッチンの換気扇から音がする…」という方ことはないですか?

小さい音ならまだ我慢できますが、うるさいと感じるようであれば対策が必要です。

そこで今回は、換気扇から音がする原因や対処法をまとめてみました。

お悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

キッチンのうるさい換気扇!もしかしたら経年劣化かも?

まずはじめに疑うべきなのは、換気扇の「経年劣化」です。

キッチンの換気扇であれば、その寿命は大体10~15年となりますが、キッチンの使用環境によって寿命年数は前後します。

そのため、10年未満でもキッチンの使用頻度が高ければ、劣化の度合いは早まるのです。

「うちのキッチンはそんなに古くないし…」と思っていても、料理好きな方は要注意ですね。

そして、経年劣化でうるさくなってしまった場合には、新しい換気扇に交換することがおすすめです。

古くなっている換気扇を使用し続けると、故障してそこから事故や怪我につながる可能性があるからです。

もちろん、換気扇を交換するのにはお金がかかりますし、どこか面倒に感じる気持ちも分かります。

しかし、うるさい異音を放置するのは大変危険なので、早急に対処することが大切です。

最悪の場合は、モーターから発火して火災が起きるケースも考えられます。

そうなる前に、新しい換気扇を用意してください。

インターネットで部品を探すこともできますが、自分で取り付ける自信がないのであれば、プロの業者にお任せしましょう。

プロペラタイプやフードタイプなどの種類ごとに料金は変動するので、まずは見積もりから問い合わせてみましょう。

「ゴーゴー」とうるさいキッチンの換気扇!その原因は?

ここからは、キッチンの換気扇がうるさい原因を音別に判断してみましょう。

はじめは、「ゴーゴー」という異音です。

「ゴーゴー」「ヴォーヴォー」といった低音であれば、その多くは油汚れが原因です。

油の溜まった換気扇にホコリが付着して、プロペラやファンが重くなっています。

それにより回転バランスが崩れ、うるさく響いているのです。

こうして油が蓄積されてしまうのには、2つの理由があります。

まず1つ目の理由は、揚げ物料理をすることが多いということです。

唐揚げや天ぷらなどを調理するご家庭は多いと思いますが、その対策として換気扇フードやカバーを利用しているでしょうか。

もし利用していても、こまめに交換しなければ効き目は悪くなります。

そして、2つ目の理由は掃除不足です。

換気扇の油汚れはしつこく、その掃除には時間がかかるイメージがありますよね。

しかし、週に1度の換気扇掃除を習慣にすれば、汚れも少なく手間がかかりません。

このように、日頃からしっかりとケアしてあげることが大事なのです。

油汚れがひどいキッチンの換気扇をきれいにする方法!

「ゴーゴー」とうるさいキッチンの換気扇は、油汚れと付着したホコリに原因があることが分かりました。

そこで、換気扇のガンコな油汚れの落とし方をご紹介します。

<用意する物>

・アルカリ性洗剤
・ゴム手袋
・不要になった布(タオル)
・不要になった歯ブラシ

アルカリ性洗剤は、重曹やセスキ炭酸ソーダでも代用可能です。

しかし、キッチンの油汚れは手ごわいので、市販されているアルカリ性洗剤を用意してみましょう。

油は酸性なので、アルカリ性で落とすことができます。

<やり方>

①フィルターを外してファンを取り出す

油で滑りやすいため、注意しながら行ってください。

②フィルターとファンを浸け置きする

アルカリ性洗剤を吹きかけて、数十分放置してください。

なかなか汚れが浮かなければ、放置時間を延ばします。

③内部の油汚れを落とす

普段ファンが付いている部分も掃除します。

アルカリ性洗剤を吹きかけた布で汚れを拭き取り、細かいところは用意した歯ブラシでこすってください。

④フィルターとファンを洗う

浸け置きしておいたフィルターとファンを洗い流し、よく乾燥させます。

⑤フィルターとファンを戻す

元通りの位置に戻したら、作業完了です。

キッチンの換気扇から「キュルキュル」と異音がするのはなぜ?

続いて、キッチンの換気扇から「キュルキュル」と音がするときの原因についてお話ししていきます。

換気扇から「キュルキュル」「チッチッチッ」と、かすれたような音がする場合、プロペラやファンのオイル不足が考えられます。

うるさいのは、換気扇を回している軸の部分です。

換気扇を使用する度に、オイルはだんだんとなくなってしまうので、補充してあげることが必要になります。

換気扇へのオイル差しは、スプレータイプならば簡単にできます。

使用するオイルは、ミシン油や自転車用で構いません。

ホームセンターなどで気軽に手に入るので、ぜひ挑戦してみてください。

ただし、オイルの付けすぎは禁物です。

新たな汚れの原因となってしまうので、付けすぎたと感じたら、適度に拭き取るようにしましょう。

他にもある!換気扇の異音

換気扇の異音は他にもあります。

油汚れやオイル不足が原因でなければ、以下を参考にしてください。

■換気扇の「カラカラ」音

キッチンの換気扇が「カラカラ」とうるさい場合には、モーターの軸ずれが考えられます。

しかし、ただずれているだけでなく、破損している可能性もあります。

そうなると、修理や交換を要します。

ここで素人が下手にいじってしまうと、さらなる故障につながるかもしれませんので、自力での修理は避けてください。

モーターは複雑な構造になっているので、はじめから業者に依頼することがおすすめです。

■換気扇の「ジージー」音

キッチンの換気扇から「ジージー」という、にぶい異音がするのでれば、内部がサビている可能性があります。

湿気の多いキッチンでは、こういった事態も珍しくありません。

換気扇のサビている程度によりますが、大体は部品交換で解決するでしょう。

このようなケースも、専門の業者に依頼することがおすすめです。

賃貸物件の換気扇がうるさい場合

最後になりますが、アパートや賃貸マンション暮らしの場合についてお話ししましょう。

キッチンの換気扇がうるさいと感じたら、まずは油汚れやサビの有無を確認します。

それらに問題がなく、経年劣化による故障の可能性が高ければ、管理会社と連絡を取ってみましょう。

そして、契約内容を確認し、状況によって対応してもらいます。

長年住んでいる場合であっても、修理交換費用は貸主負担となることが多いです。

しかし、借主の使い方や管理に問題があるときは、借主の自己負担となることもあるので注意してください。

また、賃貸物件の場合は、換気扇の異音を放置すると近隣トラブルにつながる可能性があります。

換気扇がうるさいと苦情がきたり、換気が滞ることにより悪臭騒動へと発展するケースまであるのです。

そのような事態になる前に、早めの対策をしてくださいね。

日頃の掃除やケアを徹底していれば、換気扇をより長く安全に使うことができます。

キッチンの換気扇はこまめに掃除しよう!

今回は、キッチンの換気扇に焦点を当て、異音の原因や対処法などをご説明しました。

換気扇には、さまざまな異音の種類があります。

まずは、何が原因なのかを突き止め、自力で対処できなければプロの業者にお願いしましょう。

また、賃貸物件にお住まいの方は、近隣トラブルになる前に早めの対策を心がけてください。