インテリアをもっと快適に!ソファの配置の仕方を変えよう!

ソファは、ゆったりと座ってくつろぐためには最適なアイテムです。

しかし、気に入ったものを部屋の空いているスペースに「ただ置けば良い」というものではありません。

その部屋のインテリアに合うようなものを選び、ソファの配置にも気を配る必要があります。

ここでは、快適なインテリアにするために、ソファの配置をするポイントや、ソファの選び方までをご紹介していきます。

インテリアの中でも重要!ソファの配置ポイントとは?

ソファの配置を変えて快適な部屋にするには、次のように気をつけた方が良いとされるポイントがありますので、ぜひ参考になさってください。

●必要な生活空間のサイズを測る

ソファに座ってすることと言えば、テレビを見ることが多いのではないでしょうか。

そのテレビを置くテレビボードとソファとの間は、人が通ることを考えると、60cm以上はあけると良いでしょう。

テレビとソファの間にリビングテーブルを置く場合は、ソファから30~50cm手前に置くと、ソファに座りながら飲食をしたり、テーブルの上に置いてある物を取る際に届きやすくなるでしょう。

また、部屋の広さの問題で、テレビとソファの間にスペースがあまりない場合は、ソファの横にサイドテーブルを置くというアイディアも考えられます。

●「動線」と「視線」を遮らないようにする

インテリアのレイアウトとして基本となることに、「動線を考える」ということがあります。

家具を配置することによって、生活の中で動きやすい道が遮られられてしまうと、ちょっとしたストレスに感じるようになります。

動線がなるべく短くなるように、特に「家事の動線」を意識して配置していくと良いでしょう。

また、ソファなどの家具によって視線が遮られてしまうのも避けたいところです。

大きな窓の前にソファを置いてしまうと、視線が遮られてしまい、圧迫感を覚えるものです。

窓の外や隣の部屋への視線を遮らないようなソファの配置の仕方をすることをおすすめします。

この他にも、ソファを配置する際に気をつけたいことがありますので、次章でもお話ししていきます。

配置するソファとの関係性を気にするべきもの

先ほどお話ししたように、部屋にソファを配置する場合には、様々なサイズや位置関係を考えることが快適なインテリアにするために必要です。

その他に気をつけた方が良いとされることもありますので、ソファを配置する際には参考になさってください。

●テレビや窓の位置

前章でもお話ししましたが、テレビとソファとの距離は60cm以上あける必要があります。

そのテレビを置く場所については、直射日光が当たらないように配慮をすることが大切です。

画面側にしても裏側にしても、直射日光が当たることにより、テレビは傷みやすくなりますので、気をつけましょう。

また、ソファを窓の面に置くことのデメリットは前述したとおりですが、その他にも窓の面というのは、夏は暑く、冬は寒い場所になるので、リラックスする場所としてはあまりふさわしくないでしょう。

●壁からの距離

ソファを部屋の壁面に配置する場合には、壁から10cmほど手前に離して置くと良いとされています。

壁ぴったりの場所へ置いてしまうと、ソファと背面の壁が同化してしまいます。

そこで、壁よりも少し手前に置くことにより、ソファの存在感が生まれ、空間にメリハリができるのです。

●エアコンとの距離

ソファに座ってくつろぐ時間は、人にもよりますが、長時間になることもあるでしょう。

そんな時に、エアコンの風がずっと当たるような場所では乾燥しやすく、体にも良い影響は与えないと考えられます。

テレビを長時間見ることが多いなら、なおさらドライアイにもなる可能性が高いので、エアコンの風を上手に避けられるような場所にソファを置くことをおすすめします。

インテリアを快適に!ソファの配置パターンを知ろう

部屋のインテリアの中でも、ゆったりとくつろぐために重要となるソファですが、その配置パターンはいくつかありますのでご紹介します。

●対面型

テーブルを挟んで向かい合わせに座る、オフィスの応接間には定番のソファの配置の仕方です。

やや堅い雰囲気になるので、団らんを目的としているリビングなどには向かないでしょう。

しかし、カジュアルなデザインのソファを選ぶことにより、やわらかい雰囲気をつくることは可能になります。

●L字型

対面型より開放的な印象になり、L字型の配置になると、座った人との目線が対立することがないので、緊張感が生まれることは避けられるでしょう。

やすらぎやすくなるので、家族団らんに向いている形です。

●コの字型

対面としてでも座れるので、応接にも使えます。

ただ、人数が多い場合にも対応できますが、部屋に十分なスペースをとれることが必要です。

これらの配置パターンを決める際は、部屋の広さやソファを置くことの目的を考えると良いでしょう。

間仕切りにもなる!ソファで分ける際に気をつけること

リビングとダイニングを区切りたい場合に、ソファの配置の仕方で仕切りとすることができ、リビングを独立した雰囲気にすることができます。

しかし、インテリア的には見栄えが良くなっても、デメリットも生まれてくる場合があります。

ソファを使って間仕切りにすると、ソファの背面がダイニングに向く形になるので、コミュニケーションがとりにくくなります。

また、視界も遮る形になるので、やや圧迫感を与える印象になってしまいます。

さらに、ソファの背面もよく見える状態になるので、全体のデザインを確認して選ぶことが必要になります。

もしも、あまり見せたくないような背面の場合は、腰高の収納棚などの家具を手前に置いてみましょう。

背面を隠せる上に、機能的に使用することができるため、試してみてはいかがでしょうか。

ソファの購入をお考えの方へ!後悔しないソファの選び方

これまで、インテリアを快適にするためのソファの配置の仕方をご紹介してきましたが、ここからは、ソファの選び方についてお話ししていきます。

「部屋のインテリアを格好良くしたい」と思っている方は多いのではないでしょうか。

そのため、ソファを購入する際、見た目で選ぶ方もいらっしゃるでしょう。

しかし、ソファを選ぶ際には、ソファの使い道を考えることも必要です。

一人暮らしだからと言って、単純に一人用の小さなソファを選ぶことは避けましょう。

まずは、自分がソファをどのように使うかを優先に考えてみましょう。

「部屋にいる時間が長く、テレビを見たり、時には横になって昼寝をしてしまう…」などということが多い場合は、2~3人用のゆったりしたソファを選んでも良いでしょう。

また、小さな子どもがいる場合は、食べこぼしなどで汚すことも多いでしょうから、手入れのラクな合皮のものや、カバーを外して洗うことができるファブリック素材のソファをおすすめします。

さらに、子どもの安全を考えるなら、高さの低いソファ(ローソファ)が良いでしょう。

このように、部屋のインテリアに合うかどうかも気になるところだとは思いますが、実際に使っていくことをイメージして、使い勝手の良いソファをお店で実際に見て座って選ぶことが大切です。

また、大きめのソファの購入を決める際には、部屋までの搬入が可能かどうかを様々な箇所を通ることを考えて、きちんとシミュレーションした上で判断しましょう。

狭い部屋のインテリア!狭さを感じさせないソファとは?

広い部屋であれば、ある程度の大きさのソファを置いても問題はありませんが、狭い部屋の場合は、ソファを選ぶ際には、サイズ感を把握することは大切です。

実際のサイズだけではなく、良いインテリアの見せ方としても、大きさを感じさせないコツがあります。

●ソファの色

狭い部屋にソファを置く際には、色選びは重要になってきます。

同じ大きさのソファでも、膨張色を選んでしまうと、どこに配置しても、部屋がさらに狭く感じてしまいます。

反対に、収縮色を選ぶことによって、ソファの大きさを感じさせずに、部屋の圧迫感を感じないようにすることもできるのです。

そのためには、部屋の床や壁の色に調和させると良いでしょう。

壁や天井が白い部屋の場合は、同じような白いソファを置くことで、膨張色ではあっても大きさを感じなくなります。

また、床の色は茶色い部屋が多いと考えられますので、茶色いソファを置くというのも部屋との調和がとれ、おすすめの色となります。

部屋にアクセントを付けようとして、赤やオレンジなどの目立つ色を選んでしまうと、狭い部屋の場合は、ソファだけが目立ってしまい、逆効果になります。

●ソファの高さ

高さがあるほど大きくなるのは当然ですが、面積が同じで高さがあるソファを選ぶと圧迫感が出てしまうので、狭い部屋に置く場合は、高さの低いローソファがおすすめです。

ローソファにした方が部屋が広く見え、背もたれも高いものより低い方が部屋を広く見せるには効果的です。

狭い部屋をさらに狭く見せないことも大切ですが、やはり、自分がソファでくつろげることが大切ですので、後に後悔をしないようなソファ選びをしましょう。

使い方を考えて選んだソファを上手に配置して快適空間に!

ソファのある快適なインテリアにするためには、自分や家族が毎日の生活の中で使いやすいソファを選び、物理的にも視覚的にも邪魔にならないような場所を考えて配置することが大切です。

ソファは長く使うものですから、今回ご紹介したことを参考にしていただき、慎重に選び、部屋のどこに置くことが良いのかを考えて配置をすれば、今よりもさらに素敵なインテリアになることでしょう。