あまり考えたくないかもしれませんが、マットレスにはさまざまな汚れやゴミが付着していたり、ダニやカビなどの影響で不衛生な状態になってしまったりすることが多いです。
そのため、快適な環境で睡眠をとるためにも、マットレスのケアは定期的に行うことが必要ですね。
そこで今回は、マットレスの掃除方法について探っていきましょう。
こんなに汚れているマットレス!しっかり掃除しよう!
特に一人暮らしを始めたばかりの方は、マットレスの掃除方法について知っておきたいですよね。
毎日の睡眠に欠かせない存在であるマットレスですが、実に様々な要因で汚れたり不衛生な状態になってしまう恐れがあります。
●埃やフケ、皮脂、皮膚など
●ダニやダニの糞、死骸など
●湿気がひどい状態、カビの発生など
●寝汗、ペットや子供のおねしょ、こぼした飲み物、血など
見た目に汚れている感じがしないと思っていても、見えない汚れは少なからず潜んでいることが多いです。
不衛生のままのマットレスで毎日寝るとなると、少し気持ちが悪いですよね。
ですから、日々の掃除を怠らずに清潔なマットレスにしておくことが大切ですね。
では、どういった掃除方法が知られているのでしょうか?
次項から詳しくみていきましょう!
マットレスの掃除方法①掃除機をかけよう
まず最初にご紹介したい掃除方法は「掃除機をかける」方法です。
こちらは、マットレスの掃除として一般的に行われている印象を受けますよね。
埃・フケ・皮脂・皮膚・表面に存在しているダニ・ダニの糞・ダニの死骸などを掃除機で吸い込んでキレイさっぱり取り除いてしまいましょう!
こちらの項でベーシックな掃除機のかけ方をご紹介していきます。
まずは、部屋の窓や扉を開放して十分に換気できる状態にすることからがスタートです。
それができたら、お布団(敷布団・掛け布団)やシーツ、毛布などをとってスッキリとさせます。
ここでいよいよマットレスを掃除機で掃除していきます。
注意してほしい点は以下の通りです。
・掃除機を動かす方向は、最初に縦方向にして端から端まで掃除したら、次に横方向に動かしてマットレスをまんべんなく掃除すること
・掃除機のかけ方は、「細かく前後させる」ということを心がけること
あまり素早く前後させるのではなく、ゆっくりしたペースで行います。
そして、最後の仕上げに湿気対策を施します。
風が当たりやすい場所に立てかけて、マットレスの湿度を下げてあげましょう。
この手順が終わったら、元の位置に戻してOKです。
以上のような方法で掃除機をかけてみてくださいね。
掃除機をかけるときは「布団専用ノズル」にチェンジ!
マットレスの掃除方法として、掃除機を使うことは基本で有名です。
上記では掃除機をかける際の注意点も交えてご説明していますが、気をつけてほしい点はそれだけではありません。
効率的に、効果的にマットレスを掃除機で掃除を行うためにも、下記のことも頭に入れておくと安心感は高まります。
・衛生面を考えて布団専用ノズルを使おう!
掃除機はマットレスを掃除するためだけに存在しているわけではありませんよね。
床にあるゴミや髪の毛などの汚れもキレイにしてくれます。
そのため、一般的な床掃除で掃除機が大いに役立ってくれるのはいうまでもありません。
ですが、床掃除を行うノズルと同じものを使用するのは、衛生面を考えるとあまり望ましい判断とは言いかねます。
そんなときに役立つのが「布団専用ノズル」です。
こちらを使うことで衛生面、さらに機能面の安心感が高くなります。
さまざまなメーカーが扱っていて種類豊富です。
ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか?
マットレスの掃除方法②換気しよう
換気については、掃除機をかける方法の手順をご説明した際にも少しだけふれましたが、かなり大事な作業です。
マットレスに毎日かく寝汗の掃除や、湿気対策に打って付けなのが「換気」なのです。
湿気対策をきちんと行わないと、ダニやカビが繁殖しやすい環境になってしまうのです。
さらに、微妙に湿ったお布団は寝心地が良くありませんし、最悪の場合は毎日の睡眠に悪影響を及ぼしてしまう恐れもあります。
ですから、こちらの項でマットレスの換気のやり方についてご紹介していきます。
まずは、やはりこちらも掃除機をかけるケースと同じく、部屋の窓やドアを開放させて十分に換気できる状態にすることが大切です。
そうしたら、お布団(敷布団・掛け布団)やシーツ、毛布などをどかして、マットレスだけの状態にさせます。
ここまで終えたら、いよいよ風を当てて換気を行います。
まずはマットレスの表面、次にマットレスの裏面といった順番で換気していきます。
換気するには、扇風機やエアコンを作動させることが必須です。
裏面を換気するときは、マットレスの左右どっちかの頭側と足側の両方に積み上げた本などを置いて、裏側に風が当たるように工夫することが必要です。
最低でも3週間に1回のペースを保って、この作業を行えたら良いでしょう。
マットレスの掃除方法③湿ったタオルで汚れをとろう
毎日かく寝汗は量が多いと、ときにはシミになってしまうこともあります。
シミになってしまっては目立ちますし、このまま放っておきたくはないですよね。
また、マットレスの液体汚れのお悩みで多いものとして、子供やペットのおねしょもよく見受けられます。
小さいお子さんがいたり、ペットを飼っていたりすると、このトラブルにも直面しやすいですよね。
では、こういった汚れの掃除方法はどういった手順なのでしょうか?
まずは、水で湿らせたタオルを用意します。
このとき、ギュッと雑巾絞りをして余分な水分をとります。
次に、絞ったタオルを汚れたところに当ててください。
タオルを水で湿らす→汚れたところに当てるという動作を数回して、どんどんタオルに汚れを吸い上げましょう。
汚れが消えたのを確認したら、時間をしばらく置いて乾かしておきます。
また、おねしょの臭いがきつい場合には、水200ccとクエン酸小さじ1を合わせて作れるクエン酸水を有効活用するのがおすすめです。
クエン酸の効果で嫌な臭いを消臭しやすいです。
寝汗のシミや子供やペットのおねしょでお悩みの方は、この方法でキレイに掃除しましょう。
湿気やダニを撃退するにはアイテムを使ってみる
上記では、いろいろな用途別に掃除方法をお伝えしてきました。
定期的に掃除を行って、常に清潔なマットレスを保ちたいものです。
ご紹介した掃除方法の他にも、簡単に行えるケアはあるのかなとお思いの方もいらっしゃるでしょう。
そんなときは、アイテムを有効に活用してみてはいかがでしょうか?
カビやダニの繁殖の要因ともなり得る湿気対策や、生存しているダニに対する対策など、それぞれの用途にあったアイテムが市販されています。
多くのメーカーで取り扱っているので、「今ほしい!」と思うアイテムがきっと見つかるはずです。
ネットやお店で簡単に購入することができますから、検討してみてはいかがでしょうか?
以下にいくつかの例を挙げていきます。
●ダニを予防できる!防ダニスプレー
定期的にスプレーを行うだけなので、手間がかからず便利なアイテムです。
そこまできつい臭いがするわけでもなく、かなり使いやすいですね。
●ダニをまとめて退治したい!ダニ捕獲シート
このシートにはダニを集める効果が期待できるため、まとめて退治できます。
こちらも敷くだけなので、面倒な作業はなく手間もかかりません。
●湿気対策に最適!除湿シート
気になるマットレスの湿気の対策にこのアイテムを導入するのはいかがでしょうか?
お布団とマットレスの間にこのシートを置いておくだけで、除湿効果が期待できる優れものです。
キレイなマットレスを保つには定期的に掃除しよう
埃やフケ、皮脂、カビ、ダニなどによってマットレスが汚れてしまったり、衛生面に悪影響を与えてしまったりするケースが多いですよね。
その他にも、液体汚れも悩みの種になりがちです。
マットレスの掃除方法は、掃除機をかける方法、換気をする方法、湿ったタオルを活用する方法など用途によってさまざまです。
いつでも清潔なマットレスにするために定期的に掃除を行って、快適な睡眠時間をとりやすい環境にしておきましょう。