ベッドは何度も買い替えるものではありませんよね。
しかし、マットレスには寿命があり、定期的に買い替えなければなりません。
買い替えたときに困るのが、マットレスの処分方法です。
ゴミとしての出し方がわからなくて困っているという人もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、マットレスの出し方を、注意点も合わせてご説明します。
マットレスには寿命がある
どのような家具でも、買い替え時があります。
あなたが現在使っているベッドは、いつ購入されたものでしょうか。
ベッドフレームは壊れない限り使い続けることは可能かもしれませんが、マットレスには寿命があることをご存知でしょうか。
マットレスの寿命は長くて10年といわれています。
素材や使用状況によって多少前後しますが、10年を目安にしていただくと良いかと思います。
最近よく見る低反発や高反発マットレスはさらに寿命が短いといわれています。
低反発マットレスが2~5年、高反発マットレスが4~6年程度です。
もったいないと思って使い続ける人もいますが、寿命が過ぎたマットレスを使い続けると、やがて体に不調をきたしてしまうかもしれません。
マットレスは寿命が過ぎると、主に体を支えている部分にへたりやへこみが出てきます。
多くの人がベッドの中央で寝ていると思いますので、中央部分にへこみが現れることが多いです。
一部がへこんだマットレスで寝ていることになり、体が安定せずかえって疲れてしまいますよね。
体をゆがめてしまう可能性もあり、それがやがて腰痛や肩こりにつながってしまいます。
一度、自分のベッドがどのようになっているのかチェックしてみましょう。
買い替え時が来ているかもしれません。
ところで、買い替えとなると今お持ちのマットレスをゴミとして処分しなければなりません。
大きなゴミになりますが、出し方はどのようにすれば良いのでしょう。
ゴミとして出す前に確認しておくこと
マットレスをゴミとして処分する前に、お持ちのマットレスがどのようなものなのか確認しておきましょう。
大きさや素材などです。
重さもありますので、持ち上げてみましょう。
マットレスを購入したときは、どのように寝室に運び入れましたか。
寝室は1階なのか、2階なのか、マンションなのかによってもマットレスの出し方は変わります。
ゴミとして出すのであれば、自分で搬出しなければなりません。
シングルでしたら男性一人で何とかなるかもしれませんが、ダブルサイズより大きいサイズとなるとなかなか難しいです。
2階以上でしたら、窓から出すのかドアから出すのか、窓やドア、階段を通るのかなども確認しておくことが必要です。
女性一人でしたら、難しいかもしれません。
家族や友人に応援を頼むか、お金がかかりますが業者に依頼した方が簡単に終わるかもしれません。
燃えるゴミと燃えないゴミに解体する出し方
マットレスは重くて大き目の家具ですが、自分で解体することもできます。
道具さえあれば、素人でもそこまで難しくありません。
薄めのマットレスで、燃える素材のものであればハサミを使って小さくカットし、燃えるゴミにするという出し方ができます。
小さく折りたためるものであれば、小さくカットしなくても折りたたんでゴミ袋に入れて、燃えるゴミとして捨てましょう。
しかし市区町村によっては、マットレスが燃えるゴミとして捨てられないことがあります。
捨てる前に、ホームページなどで確認しましょう。
コイルマットレスであれば、解体して金属のバネ、布、クッション材などの部分に分別することができます。
解体できれば、家庭用のゴミとして燃えるゴミ、燃えないゴミ、プラスチックゴミなどに分けられますので、通常のゴミの日に捨てることができます。
ただ、ある程度時間がかかりますので、余裕がある場合に行いましょう。
マットレスの一般的な出し方は粗大ゴミ
マットレスの出し方として一般的なのは、粗大ゴミとして出す方法です。
市区町村によって決められた日時に、指定された場所にマットレスを出します。
しかし、マットレスを粗大ゴミとして収集してくれない市区町村もありますので、事前に調べておきましょう。
粗大ゴミを出すには、処分費用がかかります。
市区町村によって金額はまちまちですが、1600円~2000円程度かかるものと見ておきましょう。
捨てる物の大きさなどによって金額が変わるため、こちらも事前に必ず調べておく必要があります。
指定された金額分の「粗大ゴミ処分シール」「有料粗大ゴミ処理券」などを、各市区町村の指定された店であらかじめ買っておきます。
指定された店といっても、コンビニエンスストアなどでも取り扱いがあることが多いので、簡単に買うことができます。
そのシールや処理券をマットレスに貼って指定された場所に出します。
低反発マットレスなどは、丸めてヒモで縛るなど広がらないようにしてから持っていくと運びやすいですし、収集場所でも場所をとらず迷惑になることがありませんよ。
ゴミ処理施設に自分で持ち込む出し方もある
マットレスの出し方として、自分でゴミ処理施設に持ち込むという方法もあります。
大きめの車を持っている人はおすすめです。
粗大ゴミとして出せない市区町村の場合は、こちらの出し方になります。
普通車でも、マットレスが小さめのものでしたら載せることは可能です。
ただ、大きなマットレスを普通車で運ぶのは難しいです。
出来れば、大きな車や軽トラを持っている人に借りるなどして搬入すると良いです。
持っている人がいない場合、レンタカーを借りる必要があります。
レンタカーの料金は、半日でもだいたい5000円くらいかかってしまいますので、マットレスの出し方としては少し金額がかさみます。
しかし、ほかに出す方法がないという場合は、こちらの出し方で出しましょう。
ゴミ処理施設への直接搬入にも、ゴミ処理費用がかかります。
10キロで100円~200円程度としている市区町村が多いです。
ゴミ処理施設であればどこでも受け付けてくれるというわけではなく、お住まいの市区町村の指定のゴミ処理施設でなければなりません。
搬入時には、住所などが確認できる身分証明書が必要になりますので、忘れないようにしましょう。
ゴミにする以外のマットレスの処分方法
マットレスをゴミとして捨てる際の出し方についてご説明してきました。
しかし、ゴミとして出す以外にもマットレスの処分方法があります。
・新しいマットレスを買った家具店に回収してもらう
家具店によっては、無料で古いマットレスを回収してくれることがあります。
ただ、無料回収サービスを行っていない家具店もありますので、買う前に確認しておきましょう。
・ネットオークションやリサイクルショップ
マットレスが未使用や新品に近い状態であれば、値がついて売れる可能性があります。
シモンズ、フランスベッド、サータ、テンピュールなどの高級マットレスなどは買い取ってもらえる可能性が高いようです。
ただ、使用年数が短く美品でなければ難しいです。
高級マットレスは8年以下、それ以外のマットレスはほぼ新品でなければ売れない可能性が高いです。
誰が寝ていたのかわからないマットレスは買い手がつかないことが多いようですので、未使用品でなければあまりおすすめしません。
・ゴミ引き取り業者に依頼
引き取り業者に依頼すると、自宅までマットレスを引き取りに来てもらえて、処分もしてもらえます。
処分費用はマットレスの大きさや重さによって変わりますが、シングルサイズで3000円程度が目安です。
自分でゴミとして出すと、解体や搬出、ゴミ処理施設への搬入など、手間と時間がかかります。
そのことを考えると、引き取り業者に依頼した方が手間もかからず安く済むこともありますので、まずは見積もりを出してもらいましょう。
状況によってマットレスの出し方が変わる
マットレスの出し方にはいくつか方法がありますので、ご自分に合った方法で処分しましょう。
女性ひとりで、車も持っていないという場合は業者に依頼した方が簡単ですし、男手が何人もある場合は直接搬入でも良いですね。
また、高級マットレスの場合は売れる可能性もありますので、ネットオークションに挑戦してみるという手もあります。
ご自分の状態やマットレスによって処分方法が変わりますので、この記事を参考にしていただければと思います。