「なかなか寝付けないな」と感じている方は、毎日使っている寝具の色をネイビーに変えててはいかがでしょうか。
ネイビーの寝具を使うと、リラックスしてよく眠れるとも言われています。
また、「寝具にネイビーなんて合うのかな」と思われる方もいると思いますが、相性も良いです。
今回は、ネイビーの寝具の効果に注目してご紹介します。
ネイビーという色の由来
ネイビーは、日本人の好きな色の1つです。
ブレザーやジャケットなど、大抵の方はネイビーの服を一着は持っているのではないでしょうか。
よくファッションで使われるネイビーとは、日本語では一般的に濃紺の色を差す呼び名です。
なお、日本では、ネイビーと呼ばれますが、元々はネイビーブルー(Navy Blue)という呼び名でした。
このネイビーとは、海軍を意味するNavyが語源となっています。
そしてこの色は、伝統のあるイギリス海軍の制服の色に由来しています。
さらに、イギリス海軍に限らず、今でも多くの国の海軍の士官や兵士は、ネイビーブルーの服を着用しています。
また、ネイビーのブレザーと言えば、高校の制服を連想される方が多いのではないでしょうか。
ちなみにブレザーは、イギリス海軍の制服が基になっていると言われています。
このように、制服の色を連想させるネイビーですが、インテリアにもよく使われる色です。
さらに寝具にも使われており、特にネイビーの寝具を使うと、よく眠れるとされています。
ネイビーの色の特徴とは
ネイビーに限らず青は、収縮色、後退色、寒冷色、鎮静色とされており、そのように感じる心理的な効果が知られています。
例えば、ネイビーなどの濃い青をファッションに取り入れると、そこだけ引き締まって見えます。
また、インテリアとして青い物を置いたり飾ったりすると、部屋が広く感じる効果も知られています。
そして、夏の暑い時期に身近に青い物があると、それだけで涼しく感じるでしょう。
さらに、仕事で使う机の周囲や勉強部屋などに青色の物を置いたり、ポスターを貼るだけで集中力がアップするとも言われています。
そのような効果に加えて、カーテンや寝具など、寝室のインテリアを青系の色にすることで、気持ちを落ち着かせ、睡眠を促進させる効果が期待できます。
とは言え、「寝てしまえば周囲の色は関係無いのでは?」と思われるでしょう。
しかし、寝る前に見える部屋の色の心理効果は非常に重要です。
寝るまでの短い時間でも、気持ちが落ちついてリラックスできれば、睡眠が促進されて良質な睡眠につながります。
ネイビー以外に安眠効果の得られる色は?
先ほども解説したように、青には鎮静効果があり、気持ちを落ち着かせて睡眠を促進する効果があります。
では、ネイビー以外にも、安眠効果のある色は何があるのでしょうか。
実は、薄いピンクは気持ちを落ち着かせて、人をリラックスさせる効果の高い色です。
さらに薄いピンクには、女性ホルモンの分泌を促すことから、若返りの色とも呼ばれています。
また、黄色は、明るく暖かい感じを与える色ですが、同時に睡眠ホルモンを増やす色とされています。
そのため、寝具や寝室インテリアに薄い黄色を使うとよく眠れると言われています。
ただし、黄色が強すぎると逆に興奮してしまうので、寝具に使われるのは刺激の少ない薄い黄色がおすすめです。
とは言え、男性が薄いピンクや薄い黄色の寝具で寝ることに、抵抗を感じる方が多いのではないでしょうか。
そのような方には、リラックス効果の高い青系の色の寝具がおすすめです。
特にネイビーのような濃い青は、男性でも抵抗なく取り入れられる色であり、気持ちを落ち着かせる効果が高いです。
寝付けない方にはネイビーの寝具を
夜なかなか眠れないと感じている方は、ストレスなどで興奮が続いていることが原因かもしれません。
そのような方は、寝る前に興奮を静めることが大事です。
寝る準備を始めたら、意識してリラックスを心がけてください。
また、カーテンなどの寝室のインテリアを青い物に変えて、リラックスしやすい環境を作ることをおすすめします。
その際、カーテンなど目に付きやすい物から変えてみましょう。
さらに、お布団や枕の色をネイビーに変えると、リラックス効果のある色を必ず見ることになるので効果が上がります。
もちろん、お布団や枕が身体に合わないと、それがストレスになりなかなか眠れないことがあります。
例えば、軽すぎるお布団よりも、適度な重さのあるお布団の方が安心する方もおられます。
また、枕も硬さや大きさ、さらに材料の違いなどにより、多くのタイプがあります。
そういった中から、自分に合った枕を探しましょう。
そして、自分に合った寝具がネイビーのリラックスできる色なら、より早く眠れるようになるかもしれません。
寝具のカバーをネイビーに変えてみよう
寝具の色をネイビーに変えるなら、掛布団のカバーや枕のカバーなど、既にあるお布団や枕を覆う布で変えてみましょう。
お布団や枕のカバーには、いろいろな色の物が販売されており、薄いピンクや薄い黄色など、寝具にピッタリな色もあります。
ネットやカタログなどで、そういった明るい色に比べてしまうと、ネイビーは暗い色だと感じるかもしれません。
しかし、実際にベッドやお布団に使ってみると、この落ち着いた色合いが以外に合っていると思えるのではないしょうか。
なお、暑い季節は涼しく感じるネイビーですが、寒い冬にはより寒く感じてしまいます。
そのような場合は無理してネイビーを使わずに、もっと暖かく感じる色に変えるとよいでしょう。
このように季節で寝具の色を変えたい場合でも、カバーなら交換するだけで簡単にできます。
もし、寝付けないからネイビーの寝具に変えてみようと考えているのなら、まずは手ごろに交換できるお布団や枕のカバーを変えてみましょう。
ネイビーの寝具カバーの選び方
寝具の色にネイビーを選ぶなら、布団カバー3点セットをおすすめします。
ベッド用の3点セットとは、ボックスシーツ、掛布団カバー、枕カバーの3つが入ったセットで、寝室のコーディネートにはピッタリなセットです。
さらに、3点とも同じ素材を使っているので、肌さわりのよい素材を選べば気持ちよく眠りにつけることができるでしょう。
なお、素材によってはせっかく睡眠を促進するネイビーを選んでも、寝苦しく感じて安眠できない場合もあるので、注意してください。
ネイビーの色に限らずカバーの素材には、吸湿性と保温性に優れた天然素材をおすすめします。
そして、天然素材の代表と言えるのが、綿100%のカバーです。
ただし、同じ綿100%でも綿の質によって価格に差があります。
安価なタイプは肌触りがよくない上、毛玉になりやすいなどのデメリットがあるので、質のよい綿100%のタイプを選んでください。
「エジプト綿」や「海島綿」など、綿の名前が記載されていれば、質のよい綿が使われている証拠です。
できれば、このような綿100%のカバーを選びましょう。
寝付けない方の寝具の色にはネイビーを
なかなか寝付けない方におすすめの、リラックスして気持ちよく眠れるネイビーの寝具の効果についてお伝えしました。
寝具に限らず、寝室のインテリアの色によっても、気持ちよく眠れる環境が作れます。
眠れないなと感じたら、ぜひネイビーの寝具やカーテンなどをうまく取り入れて、リラックスして眠れる環境を作ってみてください。