寝室の模様替えをしたいと思った時、ほとんどの方はベッドの配置を変えたりインテリアの移動を考えがちですね。
しかし、重たいインテリアを運ばなくても、寝具のカバーを変えるだけで、いつもの部屋がおしゃれで飽きのこない空間に変えることができるのです。
そこで、落ち着きのある北欧のイメージの寝室に、ドレスアップしてみませんか?
寝具のカバーで北欧の良さを味わいましょう
ほとんどの人が寝室に入った時、1番面積が広く目を引くのがベッドです。
通常は、寝具にはカバーを付けているので、ベッド本体というよりもカバーの色やデザインで、寝室のイメージが変わるといえるでしょう。
寝室は、1日の疲れを癒す場所です。
そのため、家の中でも落ち着ける雰囲気作りが大切です。
そこで、人が落ち着ける自然を活かした北欧の色やデザインのシーツを、寝具に使ってみましょう。
北欧と聞くと、「寒い」というイメージがありますが、その寒さの中で、心地良く過ごせる工夫がされているのが北欧風です。
北欧は、ノルウェー・フィンランド・スウェーデンなどの北ヨーロッパを示します。
これらの地方では、長い冬を家の中で過ごすことが多いため、家の中でも快適に居心地良く過ごせる空間作りがされています。
そして、ナチュラルな印象を持つシーツなどの素材は、綿や麻の天然素材からできています。
そのため、飽きがくることなく長く使用することができます。
また、洗いざらしや、使い込んでいくほど風合いの出るヨーロッパリネンなどの素材も使われています。
北欧の寝具のカバーの色は「アースカラー」が基本
このように、ナチュラルが基本となる北欧のテイストには、「アースカラー」といわれる落ち着いた色が多くあります。
北欧の色やデザインにもさまざまな種類はありますが、ベースとなる色にあまり派手なものは使わない傾向にあるのです。
寝具に使うカラーとしておすすめは、淡いグレー・ブルー・グリーン・ブラウンなどをベースとして、これらの色の濃淡を上手に組み合わせる方法です。
わかりやすくいえば、淡くはっきりとしない、ややぼやけたような色をベース色に使うと、他の色と馴染みやすく、コーディネートがしやすくなるのです。
そして、このベースにアクセントカラーとして、枕カバーやクッションなどに華やかな色を入れていくのもポイントです。
赤やオレンジなどをアクセントカラーに使うと、明るくなるばかりではなく、おしゃれでセンスの良いイメージを作ることができます。
もし、ベッドも天然素材の木製なら、寝具のカバーの色は白・ベージュがよく合います。
カバーにシンプルな色を使うと、比較的多くの色やデザインのインテリアやカーテンなどとマッチするので、コーディネートをする時にも便利です。
デザイン性のある北欧の寝具のカバー
しかし、最初から北欧のイメージを全面に出したカラフルなデザインを選びたい人もいるでしょう。
これらは、私たち日本人から見ると、やや大胆なイメージを持ってしまいがちなデザインが多くあります。
ですが、これも長い冬を明るく楽しい雰囲気で、過ごすことができる北欧の生活独特の持ち味なのです。
北欧インテリアの中では、シンプルなストライプ柄でも、色の配色がカラフルであったりします。
また一見、スタイリッシュなイメージを持つ幾何学模様でも、北欧のものはシンプルなデザインが多く見られます。
そして、北欧の持つナチュラルなイメージの動物や木をモチーフにしたデザインもあります。
たとえば、有名なマリメッコなどは、花をモチーフとした衣類や寝具のカバーなどが豊富に持ち、デザインはシンプルなのに使われている色合いがとても華やかです。
その他にもさまざまな北欧ブランドも、寝具のカバー類などが豊富にあります。
動物や木をベースにしたデザインは、遊び心が溢れており、楽しい住空間を過ごせる雰囲気を持っています。
よく見ると、これらのアイテムには、ベースカラーに落ち着きのあるアースカラーを用いて、部分的に華やかな色を配置していることが特徴的です。
寝具のカバーの他にも寝室に北欧のイメージを
寝具のカバーの他にも、寝室にあるアイテムを北欧のテイストに取り入れても良いでしょう。
クッションカバーは、簡単に取り替えができるのでおすすめです。
ホテルを真似て、枕の横にクッションを並べ季節によって変えてみても良いでしょう。
このようにすると、枕とクッションのそれぞれのカバーでいろいろな組み合わせを楽しむこともできます。
また、ワンルームなどで、ベッドとソファが同じ部屋にある場合は、ソファに北欧をイメージするクッションのカバーを付けて置いても良いですね。
反対に、クッションカバーは今のままで、ソファのカバーを北欧イメージを取り入れることもできます。
そして、ソファやベッドを包み込めるような大きめのカバーにできる布があれば、自然な感じで「さらっ」と掛けてカバーとして使うことができます。
もし、飽きてしまった時には裁断をして、その他のカバーを作っても良いでしょう。
寝室以外の小物に北欧を取り入れて生活に明るさを
花や木、動物をモチーフとしたものが多い北欧のデザインですが、寝具のカバーなどの他にも、身近な小物も販売されています。
そこで、寝室以外の他の場所も北欧テイストにしてみましょう。
身近な小物として考えますとキッチンツールがあります。
このキッチンツールを北欧のデザインにすることで、明るいキッチンを演出できるでしょう。
また、いつも使っているグラスやカップの下に、北欧のデザインのコースターを敷いたり、ランチョンマットに北欧柄を使うと食卓が華やかになります。
その他には、プレートや鍋敷き、クロスなども手軽に購入することができるのでおすすめです。
加えてエプロンも、自然をモチーフとしている北欧テイストを入れると、清潔感も出て毎日のお料理も楽しくなりそうです。
この他の小物も、ハンカチ・スカーフ・スマホカバー・トートバッグなどがあるので、多種多様に揃えることができるでしょう。
ハンカチやスカーフは、インテリアやファッションのアクセントとして活躍してくれます。
また、お子さんがいらっしゃるご家庭なら、明るくポップなデザインのお稽古バッグを持たせてあげれば、楽しく習い事に行くことができるかもしれません。
このように、生活を明るく過ごすことができるツールの1つとして、北欧のテイストを使うのもおすすめです。
ごちゃごちゃ感がないのが北欧のイメージ
私たちの生活の中で、北欧の持つナチュラルなイメージを身近に感じることは、案外簡単です。
同じように、寝室も寝具のカバーを変えることだけでもできるので、ハードルが高いことではありません。
北欧の国々では、インテリアに関心がある人が多く、DIYなども日常のように行われています。
そして、自分の納得のいくものでないと、すぐに変えてしまうようです。
もし、あなたがお部屋全体を北欧のイメージにしたいのなら、ポイントだけはきちんと抑えておきましょう。
ポイントは、「アースカラー」「モチーフは自然」「単純でシンプル」「シンプルな直線、曲線」「ミニマルスタイル」と、無駄なものなくシンプルです。
そして、これらのポイントを押さえて北欧風にしたならば、お部屋の整理整頓も心がけてみましょう。
北欧の国々では、古いものを大切にし不要なものは置きません。
また、北欧のインテリアは無駄がなく機能的でかつ、デザインや色は快適な生活ができるように工夫がされています。
シンプルで無駄のないお部屋を心がけることも大切です。
落ち着いた寝室で新鮮な毎日を過ごそう
シンプルで無駄のない自然な環境にするためにも、寝具のカバーを北欧のイメージにしてみましょう。
北欧に使用されるカラーは、自然にある色味が多く、日頃のストレスを解消することができるかもしれません。
毎日新鮮な朝を迎えて、1日をスタートさせてはいかがでしょうか。