ウッドスプリングベッドを選ぶならコレ!すのこベッドと比較

しっかり寝たはずなのに朝起きたら、腰が痛かったり体中がこわばっている、という時ってありませんか?

寝心地が悪いと、体に悪影響が出ますよね。

そんな方におすすめしたいのが、寝心地のよさで人気のあるウッドスプリングベッドです。

今回は、ウッドスプリングベッドのおすすめポイントや、他のベッドとの比較ポイントをご紹介していきます。
睡眠でお悩みの方は、ぜひ参考にして下さいね。

すのこベッドとよく比較されるウッドスプリングベッドとは?

ヨーロッパで主流となっているウッドスプリングベッドは、最近、日本でも人気が出てきています。

木の板を使った、すのこのような形状のため、すのこベッドとよく比較されることの多いベッドです。

では、ウッドスプリングベッドとはどういう物なのでしょうか。

その特長を見ていきましょう。

《木製のアーチ状》

木の板を基本に、ラテックスなどの素材を組み合わせて作られています。

すのこベッドとは違い、種類によってはアーチ状をしているため、その弾力性で睡眠時の姿勢を維持したり、体圧をうまく分散させてくれます。

《硬さが調節可能》

ウッドスプリングベッドは、木製の板についているつまみを動かしたり、ラテックス製のクッションの幅を変えたりして、硬さを調整できます。

そのため、自分に合った硬さにすることができます。

《ダブルクッション》

ウッドスプリングを使う際は、ベッドマットレスの下に敷いて使います。

そのため、マットレスとウッドスプリングのダブルクッション構造になり、より効果的な寝姿勢を保つことができます。

《通気性に優れている》

ウッドスプリングもすのこのような形をしているため、通気性にも優れています。

湿気の多い日本にも適したベッド、といえます。

すのこベッドと比較!そのメリット・デメリットとは?

ウッドスプリングベッドの特長をご紹介しましたが、よく比較されるすのこベッドとは何が違うのでしょうか。

それぞれの、メリット・デメリットを比較していきましょう。

《すのこベッド》

【メリット】

・すのこ状になっているため、通気性がよく、お布団やベッドマットレスにカビが生えにくい構造

・折りたたみ式の物もあるため、部屋が狭い方におすすめ

・ジョイント式の物もあるため、使わない時には押入れやクローゼットに片付けることができる

・布団干し機能がついた物であれば、室内で布団干しができるため、ベランダなどでお布団が干せない方におすすめ

・リーズナブルな商品も多いため、比較的購入しやすい

【デメリット】

・薄い敷布団を敷いて使ってしまうと、板と板の隙間が背中に当たり、痛みを感じる場合も

・板の厚みが薄い場合、寝ている時に軋み音がする時がある

すのこベッドの場合、折りたたみ式など様々な種類の物がリーズナブルに購入できるため、一人暮らしの方や部屋が狭い方など、多くの方に幅広くおすすめできるベッドです。

《ウッドスプリングベッド》

【メリット】

・すのこのような形状になっているため、通気性がよく、カビが生えにくい

・アーチ状に反った形状と硬さ調整機能のおかげで、1人1人の体型に合わせた、理想的な寝姿勢を作ることができる

・ベッドのパーツが壊れてしまった場合でも交換が可能なので、長く愛用できる

【デメリット】

・すのこベッドに比べて、強度が低い

重みを1点に集中させると板の部分が割れてしまう場合もあるため、勢いよく乗るなどの動きをはNG程度です。

・硬さ調整機能がしっかりついている物だと高価格になることが多い

このように、ウッドスプリングベッドは快適な寝心地を体感できるため、腰痛でお悩みの方などにおすすめです。

ただし、リーズナブルな物だと、細かな調整が難しくなっています。

そのため、「腰の痛みを和らげたい」、「快適な寝心地を追求したい」という方は、価格が高くても機能性の高い物を選んで下さい。

ウッドスプリングベッドの種類を比較!

では、ウッドスプリングベッドには、どのような種類があるのでしょうか。

それぞれの違いを比較していきましょう。

《センベラタイプのウッドスプリング》

ドイツの寝具メーカー「センベラ社」の、ウッドスプリングベッドと同じタイプの作りのベッドです。

弾力性のある合板をすのこ状に敷き、樹脂でサイド部分を支えています。

そして、硬さを調節するつまみのような物が腰の辺りの合板部分についており、外側へ動かすと硬く、内側へ動かすと柔らかく調整してくれます。

ただし、調節できる範囲が狭いため、腰痛でお悩みの方は、上に載せるマットレスも腰痛対策の物を使った方がよいでしょう。

また、肩の部分の合板は柔らかくなっているため、横向きの姿勢でも快適に眠れるよう配慮された作りになっています。

《ラテックスフォームのウッドスプリング》

ラテックスフォームと天然木でできた、ウッドスプリングベッドタイプになります。

スプリングベッドの両端と中央部分に、ラテックスフォームで作られたクッションがついている物が多くなっています。

このウッドスプリングベッドの特長は、硬さの調整が細かくできることです。

まずは、ベッド中央部分の腰がくる辺りに2本ついているクッションですが、お互いの幅を狭くすれば硬くなり、広くすれば柔らかくなるので、自分好みの硬さに調整できます。

また、すのこ状になっている板の部分は、上に薄い板、下に厚い板という2層構造になっており、上下を入れ替えて上に厚い板を持ってくることにより、硬くすることもできます。

このように、硬さを細かく設定できるため、腰痛でお悩みの方などにおすすめです。

ただし、メーカーによって多少の構造の違いがあるため、自分に合った作りの商品を選ぶことが大事になってきます。

では、実際にどんなウッドスプリングベッドがあるのでしょうか。

次項では、それぞれのおすすめベスト3をご紹介していきます。

センベラタイプのウッドスプリングベッド・おすすめベスト3!

まずは、センベラタイプのウッドスプリングベッド、おすすめベスト3をご紹介しましょう。

商品1つ1つにそれぞれ特長がありますので、色々なポイントで比較して下さいね。

第3位 Dorsal【ロールウッドスプリング シングル】参考価格:35,800円(税込み)

イタリアのDorsal社製のウッドスプリングです。

すのこ状になっている26本のスラットは高品質なドイツ産ブナ材を使用、さらに、塗料には環境に優しい物が使われており、安心して使うことができます。

また、9~13本目のスラットについている10個のスライサーで、自分好みの硬さに調整することができ、快適な寝心地を体感できます。

さらに、この商品は持ち運び可能なため、お布団と一緒に片付けられるのでとても便利ですよ。

第2位 センベラ【ウッドスプリング シングル】参考価格:24,900円(税込み)

ドイツ製メーカー、センベラ社のウッドスプリングです。

ビーチ材を何枚も重ねて作られたスラットは弾力性があり、体型や動きに合わせてしなやかに動きます。

また、つまみで細かな調整ができるので、快適な寝姿勢を実現することができます。

本場ヨーロッパでも人気のあるウッドスプリングです。

第1位 Bed&Mattress【メテオ シングル】参考価格:27,000円(税込み)

Bed&Mattress社で人気の、ドイツ製のウッドスプリングになります。

この商品のおすすめポイントは、優れた体圧分散性です。

通常のセンベラタイプの物より、スラットと呼ばれる板の数が1.5倍多いため、体圧が異なる体の各部分に細かく対応できます。

また、腰の部分についているつまみも12箇所あり、細かい硬さ調整が可能です。

ラテックスフォームのウッドスプリングベッド・おすすめベスト3!

次に、ラテックスフォームでできたウッドスプリングベッドの、おすすめベスト3をご紹介しましょう。

こちらも、それぞれ特長が違うので、比較してみて下さいね。

第3位 プロナチューラ【エルゴフレックスセット100】参考価格:289,440円(税込み)

オーストリアのプロナチューラ社製のウッドスプリングと、馬毛入りマットレスのセット商品です。

40本のブナの無垢材がすのこ状に組み合わされ、それを天然ゴムで作られた4本のクッションで支える構造です。

クッションの幅を変えたり、ブナの無垢材を抜き差しすることで、1人1人の体型に合わせたスプリングを作ることができます。

また、セットになったマットレスは、通気性や弾力性に優れた馬毛を芯とし、それを吸湿・放湿性に優れた羊毛で包んであり、寝心地のよい状態を保ってくれます。

このウッドスプリングは三つ折り仕様なので、ご自宅にあるベッドフレームでも使用可能です。

第2位 BIOTEXIMA【ミルフィエレメントウッドスプリング シングル】参考価格:86,400円(税込み)

ハンガリーのBIOTEXIMA社製のウッドスプリングになります。

この商品も、クッションの幅を変えることで、その人の体型に合わせた寝心地に調整することができます。

また、この商品の特長として挙げられるのが、すのこ状に配されているウッドバーの両面に溝を掘ることで、通気性をよくしている点です。

高温多湿な日本で、できるだけ快適に眠れるよう工夫されています。

さらに、クッション部分に合成ラテックスを使うことで、リーズナブルな価格になっている点もおすすめポイントです。

第1位 リラックス【RELAX2000ウッドスプリング シングル】参考価格:194,400円(税込み)

オーストリアのリラックス社製のウッドスプリングです。

上記の2商品とは少し形状が異なり、ブナで作られた丸形クッションが54個独立してついており、1つ1つのクッションが体の動きや体型に合わせて動きます。

そのため、基本的に調整は必要なく、そのままベッドフレームにはめ込んで使えます。

もちろん、クッションについているピンで調整も可能なので、「腰のところだけ硬くしたい」など、個々の調整もできます。

まさに、上質な眠りを体感できる、おすすめのウッドスプリングベッドです。

ウッドスプリングベッドを選ぶ際の注意点は?

上記で、色々なウッドスプリングベッドをご紹介してきましたが、何を選ぶか比較検討する際に、注意すべきポイントがいくつかあります。

どんな点に注意して選べばよいのかを見ていきましょう。

《ベッドフレームに合うか》

ご自宅にあるベッドフレームに、新しくウッドスプリングを取りつけたい時に、うまくはまらない場合があります。

上記でご紹介した『エルゴフレックス』などは、ベッドの床板が平らな場合はそのまま乗せることができますが、センベラのウッドスプリングは、乗せることができてもずれてしまう場合があります。

そのような場合は、専用のベッドフレームごと購入する方がよいでしょう。

《マットレスの選び方》

ご自宅にあるマットレスを組み合わせた場合、中には、ウッドスプリングのメリットを活かせない物もあります。

例えば、センベラタイプの物は、硬さを調整するためのつまみがついているため、凹凸があります。

上に乗せるマットレスが薄い場合、その凹凸を体に感じてしまい、寝心地が悪くなります。

そのため、15cm以上のマットレスがよいでしょう。

一方、ラテックスフォームのウッドスプリングの場合、体に合わせて細かく硬さを調整します。

もし、マットレスに厚みがあると、細かい調整が難しくなってしまいます。

そのため、5~10cmのマットレスがよいでしょう。

また、中には専用のマットレスしか使えない場合もあります。

例えば、上記でご紹介した『エルゴフレックス』は、専用の馬毛のマットレスしか使えません。

そのため、この商品の購入を検討される場合は、マットレスとセットで購入することを念頭に置いて下さい。

ウッドスプリングベッドで快適な夜を!

ウッドスプリングベッドのおすすめ商品や、各種類の比較ポイントなどをご紹介してきましたが、いかがでしたか。

つまみ1つで簡単に硬さを調整できる物から、一人一人の体型に合わせて細かく調整できる物まで、様々なウッドスプリングベッドがありました。

ウッドスプリングベッドのみ買うのか、ベッドフレームやマットレスも買うのか、各自の状況によって購入すべきウッドスプリングベッドも変わってきます。

自分に合ったウッドスプリングベッドで、快適な夜を過ごしませんか。