お布団は音を吸収する?防音効果のあるアイテムをご紹介

小さいお子さんをお持ちの方や集合住宅にお住まいの方は、隣室の音が気になったことはありませんか。

また、自分の部屋の音が隣室に響いていないか、気になることもあるかと思います。

よく、「お布団は音を吸収するから防音効果がある」といった情報を耳にしますが、本当なのでしょうか。

今回は、お布団の防音効果と防音効果のあるアイテムについて解説します。

お布団に防音効果はある?

部屋の防音のためには、「音を吸収するもの」「音をシャットアウトするもの」を置く必要があります。

お布団は、前者に当てはまります。

実は、お布団の中に入っている羽毛や綿が音を吸収します。

お布団を被って大きな声を出したことがある方は、そのとき声がこもる感覚があったと思います。

近くで聴いている人も同じで、お布団を被っている人の声と、被っていない人の声を聴いたときでは、響き方に大きな差を感じます。

これは、物質的な音も同じです。

何も敷いていないフローリングの上で、子供がバタバタと走り回った場合、その音は下の階にダイレクトに響きます。

木造住宅の場合は、なおさらです。

一方で、お布団の上で子供がバタバタと走り回った場合、下の階への音の伝わり方がマイルドになります。

まったく響かないわけではありませんが、フローリングの上で走った場合よりももっと遠くで音がするような、こもった響き方になります。

これは、下の階から音が伝わるときも、同じことが言えます。

よって、お布団の防音効果は「多少ある」というのが結論になります。

お布団ではない、マットレスでも防音効果はある?

前述したように、お布団にも多少の防音効果はあります。

では、同じ寝具として活用している方も多い、マットレスはどうでしょうか。

マットレスも、お布団と同様に、防音効果があります。

マットレスの中でも特に、素材にウレタンフォームが使われているマットレスがおすすめです。

ウレタンフォームは、前述した連続気泡の素材で、高い防音効果が望めます。

また、ウレタンフォームのマットレスは、比較的安価なものが多いという点も、嬉しいポイントです。

実際、防音対策として、ウレタンフォームマットレスを利用している方も居るようです。

その方は、床だけでなく、壁に貼ることで、より防音性が上がるということでした。

ベッドは落ち着かず、眠れないという方は、畳やカーペットの上に敷いて使用すると良いでしょう。

その際、カビの発生を防ぐために、下に除湿シートを挟むか、すのこなどを活用してください。

また、こまめに干すことも忘れずに行いましょう。

ここまで、お布団とマットレスの防音効果についてご紹介してきました。

しかし、これらに防音効果があるといっても、その効果はそれほど期待できないものかもしれません。

ですので、次はお布団やマットレスと併用して防音効果に効果的なアイテムをご紹介していきます。

防音効果を高めるために!身近なアイテムをご紹介

この章では、お布団からの防音効果をより高めるために、身近にあるアイテムをご紹介します。

身近なアイテムとしてご紹介したいのが、「段ボール」です。

段ボールは、紙と紙の間に細かい波がある素材が使われています。

この素材が、音をダイレクトに使わることを防いでくれます。

具体的な使い方としては、お子さんの遊び部屋に段ボールを敷き詰めて、その上に滑り止めが付いたラグやカーペットを敷くと、足音が下の階に響くのを和らげてくれます。

ただ、ダンボールは湿気を吸うので、カビが発生しやすいという弱点があります。

ですので、敷きっぱなしにするのはやめた方が良いです。

また、段ボールもお布団と同様に、厚みによって音の伝わり方が大きく異なります。

何重にも重ねれば重ねるほど、防音の効果は増します。

実は、防音グッズの素材に段ボールが使われてるものもあります。

その中で最近話題なのが、簡易防音室の「だんぼっち」です。

組み立て式で、簡単に家の中に防音室を作ることができます。

価格も非常にリーズナブルで、ゲーム部屋やボイトレ部屋として使っている方が多く、好評を得ています。

防音効果だけでなく、狭いスペースに閉じこもることで、完全に1人の空間が完成するのでその点で落ち着くという方も多いです。

秘密基地のような雰囲気も感じられ、お子さんへのプレゼントにもおすすめです。

通販で買える!防音効果のあるP防振マット

部屋の中でも特に、寝室の音が気になるという方は多いと思います。

お布団で寝ているときに、下の階からの騒音はかなりのストレスになります。

そこで、寝室の防音対策としておすすめなのが、P防振マットです。

P防振マットには、5mmタイプと10mmタイプがあり、5mmタイプは畳の下に敷いて使うことが可能です。

10mmタイプは、更に防音性が上がります。

寝室のカーペットの下に敷けば、下の階からの音を防いでくれます。

このマットとカーペット、敷布団と3重になることで、より効果的に防音することができます。

また、小さいお子さんがいる方は、お子さんが急に走り出したり物を乱暴に扱ったりして、ヒヤッとする場面も多いかと思います。

このアイテムは衝撃音を吸収してくれるので、お子さんがバタバタと走る音や物を落としたときの音が下へ響くのを緩和します。

下の階への騒音を過敏に心配しなくて良いという点では、精神的にも楽になるアイテムと言えます。

いぐさマットレスをお布団の下に敷いて防音効果を!

防音効果があるアイテムは数多くありますが、その中でもお布団の下に敷くことができておすすめなのが、「いぐさマットレス」です。

こちらは、フローリングの上にお布団を敷いたときに、湿気を吸収する効果があります。

また、いぐさには消臭・抗菌効果があるので、お布団をより清潔に保つことができるというアイテムなのですが、防音効果も期待できます。

フローリングの上にお布団を敷いて寝ている方は、下の階からの物音が聞こえる場合があると思います。

こちらは、いぐさでできたマットレスの裏面に厚さ10mmのフェルト生地が貼ってあるため、クッション性があり、下の階からの音を効果的に防ぐことができます。

また、家の中で運動をする際にも活躍します。

家の中で、エクササイズやヨガをする際にも、下の階に音が響かないように行っている方が多いと思います。

いぐさマットレスをヨガマットとして使うことで、音の響きを防いでくれます。

また、湿気を吸収するアイテムなので、汗を吸ってくれるという点も嬉しいポイントです。

嬉しい効果が満載のいぐさマットレスを防音グッズとして活用してみましょう。

コルクマットの防音効果は抜群でお子さんにおすすめ!

防音効果のあるアイテムとして、お子さんを持つ方を中心に人気なのが「コルクマット」です。

吸音性を発揮する素材に共通しているのが「連続気泡」です。

気泡が連なっていることで、音がダイレクトに伝わるのを防いでくれます。

こちらのコルクマットにも、無数の気泡が含まれており、高い防音効果を発揮します。

フローリングや畳の上に敷いて使うことができます。

また、コルクマット単独で使えるので、その上に直接お布団を敷いて寝ることも可能です。

コルクマットなら、カーペットやラグなどを重ねて敷かなくても十分に防音効果を発揮します。

赤ちゃんの泣き声やお子さんの足音を効果的に吸収してくれますし、下の階からの音ももちろん、防ぐことができるでしょう。

汚れたらその部分だけを買い換えることもできる手軽さも、おすすめの理由です。

お布団の防音効果を望めるアイテムは豊富!

これまで、防音効果があるアイテムをご紹介してきましたが、参考になりましたか。

お布団は、多少の防音効果は望めますが、他の防音グッズを併用したほうが良いです。

予算と環境に合った最適なアイテムを試してみてください。