皆さんはベッドとお布団、どちらを使っているのでしょうか。
最近は、畳がある部屋が減って来つつあるので、フローリングにそのままお布団を敷いて使用しているという人もいるのではないでしょうか。
ですが、フローリングにお布団を直に敷くと、湿気やカビの原因となってしまうのです。
今回は、そんな湿気やカビの対策や便利アイテムをご紹介します。
フローリングのお布団の直敷きはNG!?湿気やカビに注意!
皆さんはベッドとお布団、どちらを使っていますか。
最近は、畳の部屋がないお家も珍しくありません。
そのため、お布団をフローリングに直に敷いて寝ている、という人もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に小さなお子さんがいる人は、お布団を使っているという人が多いと思います。
ですが、フローリングにお布団の直敷きは、NGという事をご存知でしょうか。
その理由は、フローリングやお布団にカビが発生してしまうからです。
人は、寝ている間にコップ2杯分の汗をかくと言われています。
そして、お布団はベッドやマットレスに比べて吸湿性に優れているため、人間がかいてしまった汗を吸湿してしまいます。
また、梅雨の時期になると、お布団がジメジメと感じてしまうのは、そのためなのです。
お布団を汗が湿気を吸ってしまう事によって、フローリングやお布団にカビが生えてしまったり、傷んでしまうため、直敷きは避けたほうが良いでしょう。
また、フローリングは畳に比べて硬いため、腰や肩などの身体に痛みが出てきてしまう事もあります。
腰などが悪い人は、身体に悪影響となってしまうため、フローリングにお布団を直に敷く事は避けた方が良いです。
もし、フローリングにお布団を敷いているという人は、湿気やカビ、身体が痛いと感じる人は、身体が痛くならないように対策をした方が良いかもしれません。
お布団にカビやダニが発生する原因は湿気?
お布団をフローリングに直に敷いていたら、カビやダニが発生してしまったという人もいらっしゃるのではないでしょうか。
お布団は毎日使うもの、カビやダニがいるお布団には寝たいとは思わないと思います。
そのカビやダニの原因は、湿気かもしれません。
カビが発生する条件は
・温度が20~30度である事
・湿度が70%以上である事
です。
この条件が揃ってしまうとカビが発生、繁殖してしまうのです。
特にフローリングには、ほこりや髪の毛や食べかすなどが溜まりやすい状況です。
ほこりや髪の毛はカビやダニの栄養源となってしまい、一気に繁殖してしまうという悪循環となっているのです。
空気が含む水分の量は、温度によって変わり、温度が高いほど水分を含む量が多くなってしまい、湿度が高くなってしまいます。
夏にじめっとした空気を感じるのはそのためです。
そのような事から、カビやダニが繁殖しやすい季節とも言われています。
夏によく発生してしまうと言っても、冬場に安心できるかと言われればそういうわけではありません。
人は寝ている間にも汗をかくので、冬場だからとお布団をそのままにしているとカビやダニの繁殖に繋がる事を考えて、注意が必要です。
カビやダニはアトピー性皮膚炎や、アレルギー性の鼻炎や結膜炎など、様々なアレルギーを引き起こしてしまう原因ともなってしまいます。
お布団はなるべく干すなどして、湿気対策をとるようにしましょう。
お布団のカビ、ダニの退治方法と対策は?
もし、お布団にダニやカビが発生してしまった場合は、どのように退治・対策をする必要があるのでしょうか。
カビとダニ分けて退治・対策方法をご紹介します。
まずは、カビから見ていきましょう。
もし、お布団に大きなカビのような跡が出来ている場合は、カビが内部まで浸透してしまっている可能性があります。
大きなカビであった場合は、お洗濯などでは解決出来ない可能性があるので、クリーニング店などの専門のお店にお任せした方が良いでしょう。
カビの跡が一部などの小さい場合は、消毒用のエタノールでカビが生えた部分を拭き、その後にスプレーを吹きかけて内部まで浸透させます。
スプレーをかけて浸透させた後は、しっかりと天日干しなどをして乾かせるようにしましょう。
また、お布団に黒い斑点が出来た場合は、それはカビがお布団の生地に浸透した跡です。
漂白剤などで落とす事も可能ですが、漂白剤などはお布団の生地を傷めてしまう事もありますので、漂白剤などは使わず、クリーニングに出すと良いでしょう。
次に、お布団に繁殖したダニの退治方法をご紹介します。
お布団のダニ退治は、お布団を天日干しすれば良いとよく耳にします。
しかし、ダニは温度が70度以上でなければ死滅しません。
そのため、天日するだけではダニを駆除する事は出来ないのです。
では、どうすれば駆除が出来るのでしょうか。
日常的に出来る方法は、お布団を天日干しした後に掃除機をかけるという方法です。
天日干しをして軽く表面を払って、掃除機をかける事でダニを吸い取る事が出来ます。
もし、天日干しをするのが面倒、時間が無いという人は、コインランドリーの高温乾燥機を使用する方法がおすすめです。
乾燥機の温度は80~100度で乾燥させるので、40分乾燥をかけるだけでダニを死滅させる事が出来ます。
時間があるのであれば、スチームアイロンをお布団に押し当てる事でダニの退治が出来ますので、試してみても良いでしょう。
ダニやカビの予防、対策は湿気を取り除く事が一番の方法です。
なるべく、お布団に湿気をため込まないように、日ごろから天日干しをするなどの対策をとるように心がけましょう。
これで湿気とはおさらば!湿気対策の方法とは
お布団の湿気は、カビやダニの原因となってしまいます。
そのためには、常日頃からの湿気対策が重要となって来ますので、しっかりとチェックしておきましょう。
では、もしお布団に湿気が溜まってしまった場合は、どのように対処すれば良いのでしょうか。
・お外で天日干しをする
湿気をとるために大切な事は、風通しを良くして乾燥させるという事です。
日光の香りがするお布団は、とても気持ちが良いですよね。
お日様の光に当てて乾燥させる事で、湿気を取り除く事が出来ます。
・室内干しで除湿する
もし、お布団をお外に干せないという人は、室内に干す事で除湿する事も出来ます。
また、風の通りが良い場所に椅子や布団干しの竿を置き、お布団をその上に干す事で除湿する事が出来ます。
この時にエアコンの風を当てる事で、さらに除湿効果に期待する事が出来るでしょう。
また、お布団はM字を意識する事で効率よくお布団に風を通す事が出来るので、干し方にも注意しましょう。
・布団乾燥機を使う
一番良い方法は、布団乾燥機を使うという事です。
布団乾燥機は、高温で湿気を取ってくれると共に、ダニを退治してくれるため、とてもおすすめの方法です。
また、天日干しのようにお布団を抱えて外に出したりという手間が無くなるため、もし天日干しする時間、手間をかけたくないという人は布団乾燥機を使ってみると良いでしょう。
お布団の湿気を取り除くには
・風通しを良くする
・乾燥させて湿気を取り除く
という事が重要なポイントです。
日ごろからしっかりと対策をして、カビやダニの予防をしましょう。
お布団の湿気対策!簡単に出来る方法をご紹介!
お布団の湿気は取りたいけど、なかなかお外で干すのは大変という人もいらっしゃると思います。
そのような場合でも、簡単に出来る方法があるので、是非実践してみてください。
・バスタオルを敷く
バスタオルは吸水性、吸湿性に優れているため、お布団の湿気をバスタオルが吸ってくれる効果が期待出来ます。
注意点としては、敷きっぱなしにしてしまうとバスタオルにカビが生えてしまう可能性がありますので、バスタオルは頻繁に変えるようにしましょう。
・新聞紙を敷く
新聞紙はバスタオル同様に吸湿力に優れているため、様々な場所に使用する事が出来ます。
デメリットとしましては、バスタオルよりも薄いため、2日程度を目安に変える必要があるという事です。
・ゴザを敷く
ゴザは畳と同じ素材である、い草で出来ており、中がスポンジのような状態となっているため、空気が通りやすく湿気を逃してくれるようになっています。
・すのこを敷く
よく皆さんが対策されている方法だと思いますが、床とお布団の間に空間を作るだけでも、除湿の効果が期待する事が出来ます。
以上のように、簡単に湿気対策をする事が出来ます。
時間が無いという人は、簡単な方法からまずはチャレンジしてみてください。
お布団の湿気対策はこのグッズを使えばバッチリ!
お布団や寝室の湿気対策にとても効果があるグッズがある、という事を皆さんご存知でしょうか。
身の回りにあるグッズを置くだけで、除湿効果が期待出来るため、湿気に悩んでいるという人はぜひ試してみると良いでしょう。
・木炭
木炭は昔から除湿に効果があるとされてきました。
木炭はスポンジのように細かい穴が開いている構造となっているため、湿気を吸湿しやすい性質を持っています。
木炭をかごなどに入れて、部屋やお布団のそばに置いておくだけです。
臭いも吸収してくれるため、部屋の臭いが気になるという人にもおすすめのアイテムです。
最近では百円均一でも購入する事が出来ますので、安価に済ませる事が出来るのもメリットとして大きいですね。
・重曹
あまり知られていないのが重曹です。
重曹には除湿、防臭効果があるとされています。
また、重曹は弱アルカリ性なため、カビを寄せ付けない効果も期待する事が出来ます。
使用方法は木炭と一緒でお皿などに入れておくだけです。
割とすぐに効果が実感できるため、湿気や臭いに悩んでいる人は木炭と一緒に使用してみると良いでしょう。
・乾燥剤
市販の乾燥剤には除湿効果があり、ものによっては脱臭効果を持っているものもあります。
コンパクトなものからクローゼット、下駄箱用など、種類も豊富ですので、用途に合ったものを準備して使用してみましょう。
布団の除湿には様々な方法がある!
いかがでしょうか。
お布団の湿気対策には様々な方法があります。
時間があるという人はお外に干してみたり、時間が無いという人はすのこや新聞紙、木炭や重曹などのアイテムを使ってみると良いでしょう。
カビやダニはアレルギーの原因ともなってしまうので、しっかりと湿気対策をするように心がけましょう。