狭い間取りの部屋に住もうとすると、家具の配置に困ります。
元々の収納がしっかりとあれば、主な家具はベッドやテーブルなどになります。
ただ、家具の中でもイチバン場所を取るであろうベッドが、部屋を狭くしてしまう事もあるでしょう。
ここでは、「狭い間取り」と「ベッドの配置」に着目して様々な事をお話します。
狭い間取りでも快適に過ごしたい
皆さんは、どのような間取りの部屋に住んでいますか?
いくら1人暮らしでも、間取りが狭いと家具や必要な物を置くのに苦労します。
「間取り」とは、「個人的、共同的な生活空間」の事を表しています。
簡単にいいますと、私たちの居住空間である「部屋」です。
この間取りは様々あり、一般的には1部屋から数部屋の間取りの家が多いです。
同じ1部屋でも、その部屋が大きければ家具の配置も、あまり考えることなく済むでしょう。
ですが、1ルームや1Kなどの賃貸のように、限られたスペースではどうでしょうか。
先にお話した通り、家具の中でもイチバン大きなベッドはどこに置いたら良いのか悩まれる方も多いと思います。
自分の部屋は、疲れた体を癒し気持ちを落ち着かせ、寛ぐ場所です。
そんな空間に無理矢理大きな家具を配置したり、物を多く置くと目に見える物がごちゃごちゃした印象になってしまいます。
こうなると、せっかくの癒し空間も「うるさい部屋」になってしまいます。
そうならないためにも、すっきりとした部屋に見せるポイントを、次にお伝えしていきましょう。
狭い間取りは、決して1部屋だけの事ではありませんが、あえてここでは「1部屋」としてお話していきます。
その方が分かりやすいと思いますので、参考にしていただけたらと思います。
家具の配置の重要さ
私たちが普段住んでいる居住空間には、様々な家具があります。
それは、人それぞれの趣味や用途によって違い、使い分けられています。
実家や大きな家に住んでいるなら良いですが、1部屋しかない場合の家具の配置はとても悩みます。
限られたスペースの中で、必要な物を置かなければいけません。
特にベッドのような大きな家具は、場所を取ります。
基本的には、寝る時しか使用しないベッドですが、中には間取りが狭くて「ソファ代わり」にしている人も少なくありません。
こうなると、1日の疲れを取るであろうベッドが、不用意に汚れたり、しわくちゃになってしまいます。
また、1部屋の大きさにもよりますが、ベッドを配置する場所でも印象は随分と違います。
オススメなのは、「窓の位置」を考慮してベッドを置く事です。
窓の位置を考慮してベッドを置く時は、「光」を多く取り入れる事を意識してみましょう。
そうする事で、部屋を広く見せる事ができるのです。
ベッドのような大きな家具を配置する時は、窓から差し込む光の角度などに注目してみてください。
可能ならば、窓側の壁に対してくっつけないような配置にする事です。
このように、「光」と「配置場所」によって、部屋を「広く感じる」事ができます。
部屋の間取りに対してのベッドの大きさ
人それぞれ体格というものは違うので、普段寝ているベッドの大きさも違いますよね。
体に合わせたベッド、もしくは、体は小さいけど寝相が悪いから大きなベッドを使用している、という人も多いでしょう。
ベッドの大きさも様々あります。
一般的なサイズとして、「シングル、セミダブル、ダブル」があります。
これ以上大きい「クイーンやキング」というサイズは、一般家庭にはあまり見かけません。
ここでは、狭い間取りの1部屋としてお話していますが、クイーンやキングのようなサイズはまず難しいでしょう。
例えばですが、部屋の大きさが「6畳」だとした場合、ベッドはセミダブルやダブルは配置する事ができます。
ですが、その1部屋しか居住空間がないので、かなりの圧迫感はあります。
狭い間取りの1部屋でしたら、やはりシングルサイズがオススメです。
体の大きな人は仕方がありませんが、ベッドのサイズも、横幅が数cmずつ程度の違いがあるので侮れません。
因みに、シングルサイズの幅は90~100cmですが、セミダブルになると幅は120cmと20cm~30cmもの差があります。
また、ダブルサイズの幅は、140cmと、これもまた20cmの違いがあります。
縦の長さは、どれも殆ど変わりがなく、あっても数cmです。
ただ、これはベッドメーカーによっても若干の違いはありますが、大まかな目安となります。
これらを考慮して、今まではセミダブルだったけど、シングルに変える、という選択肢もあります。
狭い間取りの部屋にベッドを配置する時の注意点
狭い間取りでは、ベッドを配置する際にを気をつけなければならない注意点があります。
いくつかあるのでご紹介します。
まずは、先ほどもお話した、「窓からの光を遮らない」事です。
窓からの光はとても重要で、その部屋の印象を決める、といっても過言ではありません。
部屋が狭く、どうしても窓のところに家具を置かなければいけない状況になると、当然ながら部屋が暗くなります。
部屋が暗いと、狭く感じるだけではなく、ジメジメとして部屋の環境としてはとても嫌な状態になり、気分も下がってしまう事になるでしょう。
光を遮らないように注意して、ベッドを配置しましょう。
そして、これもお話しましたが、「サイズ」を考慮する事です。
その部屋に圧迫感を与えるサイズのベッドを配置しない事をオススメします。
また、配置する際とは関係ないかも知れませんが、部屋を広く見せる方法として1つアドバイスがあります。
それは「色を統一する」という事です。
色は、その人の趣味趣向の事なので、はっきりといえませんが、できる事なら統一した方がスッキリ見えます。
寝具のカバーやカーテン、カーペットなどが柄物ばかりだと、ごちゃごちゃした印象になります。
部屋を広く見せる方法として「色」もまた、重要なのです。
これらの事を、念頭に置いてベッドを配置する事をオススメします。
どんな部屋でも広く感じる?ベッドの種類と配置
狭い間取りの部屋でも、選ぶベッドによっては部屋を広く見せる事ができます。
一般的に使用するベッドは、組み立て式の物が多いでしょう。
組み立て式のベッドは重量も重く、女性1人では動かすのも大変な物が多いです。
そこでオススメなのが、「折りたたみ式」のベッドです。
使用しない時は、真ん中から2つ折りにたためるので、その分部屋を広く使えます。
一般的に折りたたみ式ベッドは、パイプベッドが多いですが、その他すのこ、マットレスもあります。
特にベッドにこだわりがない人なら、この折りたたみ式ベッドがオススメです。
折りたたみ式ベッドの良いところは、そのままお布団が干せたり、掃除をする際に邪魔にならない点です。
今は、お掃除ロボットという便利な物がありますが、全ての人が持っているわけではありません。
この折りたたみ式ベッドなら、配置する場所も、考慮する必要がありません。
部屋の開いているスペースで良いのです。
ベッドは基本的に「寝る場所」ですので、寝る時に敷くお布団と同じような感覚で考えるといいでしょう。
また、この折りたたみ式ベッドは、コスパにも優れていて、おしゃれな物もあります。
組み立て式のベッドより、各段に安価です。
これから1人暮らしをしようとしている人には、オススメです。
できるだけ床に物を配置しない事が部屋を広くするコツ
部屋の間取りが狭いと、ベッド以外の物を配置するのにも頭を悩ませてしまいます。
収納が少ない部屋だと、自分で収納棚やボックスを用意しなければいけません。
例えば、本棚やカラーボックス、洋服収納、テレビ台&テレビ、テーブルなど自分にとって必要な物は結構あります。
狭い部屋を広く見せるには、できるだけ「床に物を置かない」事がポイントです。
見える床面積が増えると、実際に広く感じられます。
ただ、今は100円均一などで、「突っ張り棒」や「収納ボックス」が手に入りやすくなり、自分でDIY収納を手作りしている人も多いです。
自分のアイディアでどのような収納を作るか考えるのも、楽しい作業の1つですし、収納を増やすことも可能です。
また、どうしても沢山の家具を置かなければいけない場合のアドバイスがあります。
それは、「背の低い家具を配置する」事です。
背の高い家具はどうしても部屋を圧迫してしまいます。
テレビ台1つにしても、低い方が壁を圧迫しないので、広く見せる事ができます。
人間は生活空間が床に近い程、リラックスできるといわれているので、これらを参考にすると良いでしょう。
ベッドの種類とレイアウトで快適な部屋に
1部屋の中に生活用品や集まると、どうしてもごちゃごちゃした空間になってしまいがちです。
せっかくの寛ぐ自分だけの部屋が、落ち着かない部屋にならないようにスッキリとしたレイアウトが必要です。
ベッドは大きな家具で、その配置が鍵になるといっても良いでしょう。
レイアウト次第では、狭い間取りでも十分に広く見せる事ができるので、是非参考にしてみてください。