お子さんがいる家庭は、皆さんどんなお布団で寝ているのでしょうか。
最近では、家族みんなで寝ることができるファミリータイプのお布団が人気です。
今回は、お子さんがいる家庭の寝室事情や人気のファミリー用お布団についてお伝えします。
小さい子供がいる家族はどんなお布団で寝ている?
家族の寝室事情は、お子さんの年齢によって大きく変わります。
お子さんが赤ちゃんのうちはベビーベッドで寝かせる方が多く、お布団を選ぶ方は少ないです。
その理由は大きく2つあります。
まず1つ目の理由は、ベビーベッドには転落防止の柵が付いているので赤ちゃんが寝返りを打っても安心という点です。
赤ちゃんと大きなお布団で家族一緒に寝るという場合もありますが、これはなにかと危険が多いです。
例えば、一緒に寝ている大人の手や足が赤ちゃんに当たってしまう恐れや、寝返りを打ったときに、赤ちゃんに覆い被さるような形で寝ると圧迫してしまう恐れがあります。
乳児期の赤ちゃんは、ベビーベッドで守られた環境で寝かせるのが良いでしょう。
また、2つ目の理由は、ベビーベッドの場合はお布団と違い位置が高いので、床のハウスダストの影響を受けにくいというメリットもあるからです。
赤ちゃんのうちは免疫力も低く、色々な物に敏感なのでアレルギー防止のためにもベビーベッドの方が最適と言えます。
子供の成長と共に変わる家族のお布団事情
お子さんがいる家庭では、お子さんが大きくなるにつれて寝室の環境が変化してくることでしょう。
赤ちゃんがベビーベッドを卒業する時期は家庭によってさまざまですが、だいたい赤ちゃんがつかまり立ちを始める時期が多いようです。
ベビーベッドの柵につかまり、立ち上がると乗り越えて転落する恐れがあり、危険だからという理由が大きいです。
また、赤ちゃんが大きくなり、ベビーベッドで寝ていると、両手を広げたときに柵に当たることがあるそうで、そのタイミングで卒業させる場合もあります。
その後は、お布団でお母さんや家族と一緒に寝ることが多いです。
しかし、赤ちゃんと一緒に寝ると大変なことが多いという声も耳にします。
例えば下記に例を挙げます。
「ベビーベッドを卒業して一緒に寝始めたら、バタバタ暴れていろんな所を蹴ってくる。」
「寝汗が凄くてシーツや枕カバーを頻繁に代えるのが大変。」
赤ちゃんは、エネルギーが有り余っていて代謝も良いので、寝ているときのお世話も想像以上に大変のようです。
家族一緒に寝る人はダブルベッドが多い!
お子さんが大きくなり、家族と寝る場合はダブルベッドに移行する方が多いようです。
元々は、夫婦二人がダブルベッドで寝ていたところにお子さんも加わるという形です。
しかし、お子さんが大きくなったり寝相が悪かったりするとダブルベッドでも狭く感じる方もいるようで、その場合はお父さんがベッドに寝て、お母さんとお子さんはお布団で寝るというパターンになることもあるようです。
または、ダブルベッドにシングルベッドを足して、家族3人一緒に寝る方もいます。
この場合、お子さんが真ん中で寝るとダブルベッドとシングルベッドの境目が背中にきてしまうことがあります。
こうなってしまうと、違和感があって眠れなくなってしまうので、壁側に寝かせた方が良いでしょう。
壁側に寝かせるときは、ベッドを壁にぴったりくっつけると転落防止になり、安心です。
しかし、中には、切迫感があってお子さんが嫌がる場合もあります。
この場合には、ベッドの下に厚みのあるお布団やクッションなどを敷き詰めておくと万が一、転落しても安心と言えます。
家族で寝るお布団はファミリータイプがおすすめ
家族で寝る家庭はベッドが多いようですが、ベッドが身体に合わなかったりお布団の方が安心するという方には、ファミリータイプのお布団がおすすめです。
このときにシングルのお布団を繋げるだけで対応をしようとすると、ベッドと同様に境目が気になり眠れなくなる場合があります。
その点、大きいサイズのファミリータイプのお布団であれば、寝返りを打っても違和感がなく寝やすいです。
ファミリータイプのお布団は、さまざまなタイプがあります。
シングルサイズの倍の大きさのタイプやセミダブルの大きさのタイプなど、家族構成に合わせて選ぶことができます。
4人以上の家族向けの幅が最大320cmの物もあります。
また、洗えるタイプもあるので寝汗の量が多いお子さんがいる家族におすすめです。
お布団は、ベッドに比べてハウスダストの影響を受けやすいですが、洗えるタイプを使えば清潔に保つことができます。
更に、お布団は寝るとき以外は収納しておき、寝室を有効活用できるのでその点でもおすすめです。
和室スペースで家族仲良く寝る家庭も!
最近、畳の良さが見直されており、家に和室スペースを設ける方が増えています。
家族一緒に寝る場合にも、この和室スペースを利用している方がいます。
和室スペースは、小上がりになっていることが多く、その上にお布団を敷いて寝るとベッドとお布団、両方のメリットを取り入れることができます。
日中は、和室スペースをお子さんの遊び場やくつろぎスペースとして利用し、寝るときはお布団を敷くという使い方ができます。
小上がりになっているのでハウスダストの影響を受けにくい上、畳は程よいクッション性があるので寝たときに背中や腰が痛くなりにくいです。
また、畳スペースがなくても、フローリングの上に畳マットを敷き、連結させるという方法があります。
家族構成に応じて畳マットの数を調整し、その上にファミリータイプのお布団を敷いて寝ると底冷えもしにくいです。
畳マットであれば転落の心配もないので、寝相が悪いお子さんも安心です。
家族で寝るフラット型ベッドとは?お布団を敷ける
家族で寝る寝具の選択肢として、もう1つご紹介したいのがフラット型のベッドです。
ロータイプで、ベッドの上にお布団を敷いて寝ることができるという優れものです。
お子さんのアレルギーが心配でお布団は避けたいけど、ベッドも高さあって使いたくないという方におすすめです。
段差がないので2つ繋げることも可能で、4人以上の家族もみんな一緒に寝ることができます。
そして、ロータイプは高さがないので、ケガの心配も少ないです。
また、洋室にも和室にも合うデザインでその点でも優秀と言えます。
ロータイプのベッドは、天井が高く感じるので圧迫感がなく、お部屋を広く見せる効果もあります。
更に、2つ繋げて使用している場合で、お子さんが大きくなり、子供部屋で寝るようになっても、連結しているベッドを分割して移動できるので、無駄になりません。
また、すのこを組み合わせてフラット型ベッドを作ることもできます。
すのこはホームセンターで安価で売っているので低予算で作ることができ、それとファミリータイプのお布団を組み合わせれば立派なフラット型ベッドができあがります。
すのこなので通気性があり、湿気やカビに強く、その点でもおすすめです。
家族で寝るお布団は意外と選択肢が豊富!
家族の寝室事情や家族で寝ることができるお布団についてお伝えしてきましたが、参考になりましたか。
お子さんの成長に伴って寝室の環境が大きく変わることが多く、家族で寝ることができるお布団は意外と選択肢が多いことがわかりました。
生活スタイルや家族構成によってベストなスタイルを選びましょう。