インテリアの模様替えをすると、お部屋のイメージが大きく変わって、気分もウキウキしてきます。
特にお部屋のベースになる壁の壁紙を一新したら、雰囲気ががらりと変わって素敵になります。
そこで今回は、石膏ボードの壁紙のはがし方や、新しく壁紙を貼る際のおすすめの壁紙などに注目してみました。
石膏ボードの壁紙のはがし方を見直そう
インテリアの模様替えの様々な方法が、テレビやメディアで紹介され話題になっています。
近年、女性でもできるDIYが注目されています。
賃貸物件に引っ越したり、元々住んでいる戸建ての実家の家を、自分の手でリフォームするといったDIYブームの中で、よく見受けられるのが、自分で棚を作ったり、壁紙を替えたりといったものです。
特に壁紙を張り替えるのは、新しい色柄を選んで、広範囲にわたってインテリアのイメージチェンジができるので人気があります。
ところが、一歩間違えるとうまく壁紙がはがせなかったり、貼ったはいいけれど、よれて見栄えが悪くなってしまうといった例があります。
石膏ボードの壁紙を自分ではがす方法として、気を付けなくてはならないことがあります。
それは、器具が付いている場所をはがす際に、きちんと器具を取り外して作業することです。
よく、壁紙を貼る際に取り外さずに作業する方がいますが、きちんとした仕上がりを望むなら、あらかじめ器具は外してから壁紙をはがすようにしましょう。
やはり、障害物を取り除くと、綺麗にはがれ、仕上がりもよくなります。
次からは、石膏ボードの壁紙のはがし方を、今一度見直してみましょう。
石膏ボードの壁紙の綺麗なはがし方!まずは必要な工具を揃える
さて、いざ石膏ボードの壁紙をはがす段階になって、どうやったら専門業者のように綺麗なはがし方ができるのか悩む場合が往々にしてあります。
全くDIYの経験がない方や、普段不器用だと思っている方が、壁紙の張り替えにトライするときに直面する問題です。
石膏ボードの壁紙をはがす作業は、ただ単にべりべりとはがせばいいものでもなく、だからといって職人でしかできない高度な技術や工具が必要なわけではありません。
まず、作業するにあたって用意するものは、カッターやドライバー、スクレーパーなど、ホームセンターで簡単に入手できるものばかりです。
まずは周辺の器具を、ドライバーで取り外しましょう。
もちろん器具の中には、コンセントカバーも含まれます。
ドライバーで差込口に触れると感電する恐れがあり注意が必要ですが、外すのはカバーのみなので、素人でもできる作業です。
いったん外したビスなどはなくさないように慎重に保管しておきましょう。
壁紙のつなぎ目を確認し、カッターや手で壁紙の端を持ちはがし始めます。
素人であっても、カッターとドライバーが使えれば綺麗に壁紙をはがす準備ができます。
石膏ボードの壁紙のはがし方を間違えない
実際に壁紙をはがす時点で、石膏ボードの壁紙のはがし方を間違えないのが大変重要になってきます。
単純にのりや接着剤で紙を貼るように壁紙が貼られているからと思い、水をかけて表面がふやけるのを待ってから、壁紙をはがす作業に取り掛かる方も中にはいます。
しかし、この方法ではうまくはがれるどころか、さらに壁に密着してはがれにくくなったり、のちのち壁がカビてきたりするので得策ではありません。
最もよいはがし方は、壁紙の合わせや切れ目をうまく見つけ、ゆっくりと下方に引き下げてはがす方法です。
貼られている壁紙の厚さや強度も関係し、一気に引き下げるとかすれて、はがし残りが出てしまう恐れがあります。
また、築年数が経っている部屋の石膏ボードの壁紙をはがすときには、はがし方も慎重に行った方がベストです。
最初にはがし方を間違えると、壁紙を貼り替えても仕上がりに満足できません。
せめて、間違ったはがし方をしないように心がけましょう。
覚えておきたい壁紙のはがし方
前述したように、石膏ボードの壁紙のはがし方を間違えないようにするというのが、綺麗に壁紙を貼るポイントでもあります。
綺麗に壁紙をはがしておけば、新しい壁紙を貼るときに凸凹したりよれたりせず、美しい仕上がりが望めます。
そこで、石膏ボードの壁紙は、はがし方がとても重要になってきます。
単にはがせばいいというのではなく、ご自分が壁紙をはがそうとしている壁の状態を把握しましょう。
まずは、壁の角を見てみましょう。
合わせの部分で一面ずつ分かれている、つまり一面に一枚ずつ壁紙を使って貼られている場合には、カッターなしでも隅から壁紙がはがせます。
もし隅にまたがって一枚で貼られているときには、壁一帯をよく見ましょう。
どこかに継ぎ目があるはずですので、そこからめくって対処します。
隅を起点に一面だけ壁紙をはがしたいけれど、隅にまたがって貼られているのであれば、隅に沿ってカッターで丁寧に切り込みを入れてはがします。
はがすときに心配なのが、接着剤などの強度が強く、うまくはがれにくい場合です。
簡単にはがすことができなければ、スクレーパーの出番です。
へら状の先端でゆっくり慎重に押し下げながら、壁紙をめくっていきます。
スクレーパーを使えば、うまくはがれない壁紙でも大抵綺麗にはがすことができます。
ただし、石膏ボードには裏紙があります。
裏紙を一緒にはがしてしまうと、新しい壁紙がうまく貼れないので注意が必要です。
壁紙を貼るとき石膏ボードに凸凹がでてしまったら
新しい石膏ボードに壁紙を貼るときには、基本的に下地の処理などはいりません。
もちろん、石膏ボードに今まで貼っていた壁紙をはがして新しい壁紙を貼る場合には、先ほどご紹介したはがし方できちんと処理をした状態なら、問題なく貼ることができます。
万が一、石膏ボードの裏紙まで削って凸凹になってしまったら、パテで表面を均一にならし、サンドペーパーで綺麗に仕上げる必要があります。
素人でも綺麗に壁紙を貼り替えられる方法は、古い壁紙をはがした際に、いかに凸凹がなくはがせるか、また凸凹ができてしまってもパテやサンドペーパーでならす処理がきちんとできるかどうかにかかってきます。
さて、壁紙をはがす前に注意しなければならないことがあります。
ご自分が所有している物件なら好きなようにDIYでリフォームできますが、賃貸物件の場合には契約内容によってリフォーム不可の場合がありますので、作業する前にあらかじめ大家さんに再確認するようにしましょう。
もし、壁紙を替えてもいいというなら、うまくはがして好きな壁紙を貼ることができます。
綺麗に下処理ができたら、早速新しい壁紙を貼る作業に入りましょう。
石膏ボードにシールタイプの壁紙を貼ろう
石膏ボードの壁紙を、前述のようなはがし方で処理したら、新しい壁紙を貼ります。
賃貸物件では、壁紙を替えてもいいというところでも、引っ越しするときには前の状態に戻さなければならないという条件になっているところが多いものです。
こういう条件の下では、おおもとの壁紙をはがすことができません。
そこで、最近人気があるシールタイプの壁紙を使うという方法があります。
裏紙に目盛りが付いているので、簡単にカットできるのでおすすめです。
もちろんこのタイプなら、古い壁紙を綺麗にはがして貼り替えるのに使うのも便利です。
何分シールでできているので、ちょっと間違って貼ってしまったというときも、貼り替えができるので大変重宝します。
生のり付きの壁紙を使うのに不安がある方や、初心者の方にぴったりの壁紙です。
また、はがす作業が手間だと感じる人で、壁紙は新品に変えたいという人にもおすすめです。
石膏ボードの壁紙を綺麗にはがして新しい壁紙を楽しもう
これまで、石膏ボードの壁紙のはがし方や、はがした後に貼る壁紙などについてお話しました。
壁紙をはがす際に使う工具の準備や壁紙のはがし方は、全くの素人でも十分に対応できます。
慌てず慎重に作業すれば綺麗にはがせますが、その際、器具を取り外すことと、裏紙を残した方がよいということも念頭に置いてはがしましょう。
もし表面が凸凹したら、パテやサンドペーパーでならして、綺麗に仕上げることもコツです。
住まいの条件で壁紙をはがす作業ができないような場合には、シールタイプの壁紙で対応できますので、楽しく壁紙を貼り替えましょう。