ふわふわのお布団は、一日の疲れを癒してくれる素敵なものですよね。
出来るだけ気持ちの良い睡眠をとるために、毎日ふかふかのお布団で眠りたいものです。
今回は、お布団をふかふかにするための方法をまとめてみました。
お布団もいろいろな種類がありますので、一概に「これが良い」ということはありません。
眠っている間の汗を吸い込んでぺたんこになったお布団をふかふかに戻すために、ご自宅のお布団に合った方法を、ぜひ試してみてくださいね。
お布団をふかふかにする方法① 天日干し
お布団をふかふかにするために、一番多く行われているのは、やはり天日干しでしょう。
お日様にしっかりと当てたお布団で眠るのは、とても気持ちが良いものです。
そして、天日干しには殺菌効果もありますし、何より費用がかからないのもとても魅力的ですよね。
しかし、お布団によって干し方も様々で、間違った干し方をするとかえってお布団を傷めてしまうことにもなります。
正しい方法でしっかりと干すようにしましょう。
まず、綿布団の場合には日当たりの良いところへ干しますが、注意したいのは時間です。
冬場は多少出したままでも構いませんが、夏場は日差しが強いので、午前中に1~2時間干すだけで十分です。
30分ずつくらいで表裏をひっくり返し、両面をしっかりと太陽に当てるようにしましょう。
そして、しまう場合にも激しくたたくのはお布団の生地を傷めてしまうため、撫で払うくらいの感覚でほこりを落とすようにしましょう。
羽毛布団や羊毛布団は、サッと風を通すだけで膨らみますので、風通しの良い室内で日陰に干すようにしましょう。
しかし、お布団は湿気がこもりますので、月に1~2回は天日干しをしてあげると殺菌効果があります。
羽毛布団や羊毛布団は繊細ですので、こちらもたたくのはNGです。
軽くはたいて、そのまましまうようにしましょう。
お布団をふかふかにする方法② 布団乾燥機
お布団は天日干しが一番簡単な方法ではありますが、天気が悪かったり気温が低かったりして、外に干せない日もありますよね。
また、花粉の時期には外に干したくないという方もいると思いますので、室内でお布団がふかふかに出来るのなら嬉しいことです。
室内でお布団をふかふかにする方法には、布団乾燥機も挙げられます。
布団乾燥機は天候に左右されずに使用出来るので、いつでもふかふかのお布団で眠りたい方には非常に便利な製品です。
さらに、お布団をふかふかにするだけではなく、高温でダニを死滅させ、カビが生えないように乾燥させてくれる優れものなのです。
ただし、ダニを死滅させることは出来ても、死骸がそのまま残ってしまいアレルギーを引き起こしてしまうことがあります。
布団クリーナーなどを併用して使うと良いですね。
現在は非常に高性能な製品が多く、脱臭から衣類乾燥まで担っている製品もあります。
しかし、あまりに高性能だと比例してお値段も高くなってしまうので、使用する頻度や欲しい機能をじっくりと吟味して、無駄のないように選びたいものですね。
お布団をふかふかにする方法③ コインランドリー
お布団をふかふかにしたいけれど、天気が悪い・・けれども布団乾燥機は持っていない、そんな方には、コインランドリーの活用をおすすめします。
お布団のサイズや種類によっては、ご自宅で丸洗い出来るものもありますが、ご自宅の洗濯機ではサイズが小さいので脱水がうまくいかない場合があります。
大型のものは、やはり大型の洗濯機をご使用する方が安心です。
しかし、純粋な綿のお布団の場合、綿がお布団の中で固まってしまう可能性があるので、こちらの方法はあまりおすすめ出来ません。
洗う前にしっかりとお布団の素材を確認してくださいね。
コインランドリーを使用する時の注意点は、以下の3つが挙げられます。
・キルティング加工がされていないお布団は麻紐で縛って中身が偏らないようにすること
・お布団のサイズに対して、少し大きめの洗濯機を選ぶこと
・乾燥を十分にかけて、生乾きにはしないこと
敷布団はキルティング加工が施されていない場合が多いため、紐で縛らないと中身が寄ってしまってどうにもならなくなります。
また、サイズの小さな洗濯機では脱水や乾燥に時間がかかってしまいますし、生乾きはカビやダニを繁殖させてしまいます。
表面だけではなく、中までしっかりと乾燥させて、気持ちの良いふかふかのお布団を取り戻してみましょう。
お布団をふかふかにする方法④ クリーニング
コインランドリーで洗えないお布団や、ご自分で洗うことに不安を感じる方は、断然、クリーニングに出す方法が良いでしょう。
お布団はしょっちゅう買い替えるものではありませんので、「素人が手を出すよりもプロにやってほしい」と考える方も多いかもしれません。
ただし、クリーニングに出すからには、すぐに戻ってくるわけではありませんので、替えのお布団があることが前提となります。
クリーニングは、自分で洗うよりも新品のようにふかふかにしてくれますし、ダニや汚れの除去率も違いますので、徹底的に綺麗にしたい方にも向いています。
そして、肌にやさしい洗剤を使用しているところが多いため、安心して気持ちよく眠ることが出来ます。
また、今では宅配サービスを行ってくれる会社も多いため、重いお布団をクリーニング店に持参しなくても、ご自宅で渡して引き取りもなし、というところも大きなメリットとなります。
注意点は特にありませんが、強いて挙げれば金額がコインランドリーよりも掛かるため、一度に何枚も出すと大きな出費となってしまいます。
たくさん出せば割引になる会社もありますので、出来るだけ多くの会社を比較してみると良いでしょう。
普段は自分で洗っている方も、年に一度だけ大掃除の時などにクリーニング店をご使用すると、すっきりとした気持ちで新年を迎えられるのではないでしょうか。
お布団をふかふかにする方法⑤ 打ち直し・リフォーム
お布団をふかふかにする究極の方法としては、打ち直しが挙げられます。
打ち直しと言うのは、硬くなったお布団を一度開いて、綿をほぐしたりゴミを取り除いたりしてから仕立て直すことを言います。
羽毛布団や羊毛布団はリフォームという言い方が多いかもしれませんね。
打ち直しは、中を開いてごみを取り除くため、ぜんそくやアレルギーを持っている方には非常にお勧め出来る方法です。
しかし、お値段が少々高いため、新しいものを買った方が良いのかと躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。
確かにものによっては買い直した方が安い場合もありますが、純粋な綿100%の和布団ならば、打ち直しはとても有効だと言えます。
純粋な綿のお布団はどこでも売っているとは言えない製品ですので、購入する場所を選びますし、高価なものですので頻繫に買い替えることが出来ませんよね。
大切に打ち直してふかふかにして、再利用するのはとても理にかなっていると言えます。
また、婚礼の贈り物など、思い出の詰まったお布団であれば、打ち直しでよみがえらせてあげるのも良いと考えます。
洗えない素材のものだけではなく、ご自宅で洗っても干してもふかふかにならないと感じたら、打ち直しを考えてみてはいかがでしょうか?
お布団を収納する時に注意すること
お布団をふかふかにする方法を見てきましたが、それ以前に収納に問題は無いのかを考えてみましょう。
お布団の収納には、いくつかの注意点があります。
・掛け布団よりも敷布団を下にすること
・お布団はしっかりと乾燥させてからしまうこと
・通気を良くしておくこと
・防虫剤やカバーを使用してしっかりと守ること
敷布団を下にするのは、重量の関係から行っている方が多いのではないでしょうか。
上に敷布団を置くと、掛け布団は潰れてしまいます。
また、しっかりと乾燥させておかないと、湿気をそのまま保存してぺたんこになってしまうだけではなく、カビやダニが繁殖する恐れがあります。
すのこや、お布団を置ける専用の棚などを利用して、空気の通り道をしっかりと確保しましょう。
防虫剤やカバーの使用も併用しておくと安心ですね。
また、布団圧縮袋というのはスペースの確保という意味で非常に優れている製品ですが、ふかふかに保つという観点からはおすすめ出来ません。
羽毛布団などは特に、ボリュームを損なってしまう可能性があります。
ふかふかを妨げる要因として、湿気と重量が大きく関わっているのがわかりますよね。
ふかふかのお布団を保つために、収納の方法も一度見直してみるようにしましょう。
ふかふかのお布団でしっかりと疲れをとろう
冒頭でも述べましたが、一日の疲れを癒すお布団が、冷たく湿気ていてはとても残念な気持ちになりますよね。
質の良い睡眠を取るためには、お布団の心地よさがとても重要になってきます。
誰でも寝汗は毎日かくものですから、放っておいたらお布団はどんどん湿気を吸収して、気付いたら硬くなってしまいます。
ぐっすりと眠ってしっかりと疲れを取るために、ぜひお布団をふかふかによみがえらせてあげるようにしましょう。