こたつが壊れた!修理に必要なヒーターの知識とは?

こたつが温かくならないという故障の場合、どこに原因があるのでしょうか?

こたつにはヒーターがついていますが、このヒーターを交換することでこたつの故障は直るのでしょうか?

まずは、こたつの故障の原因を突き止め、修理の方法を考えてみましょう。

こたつは今でも愛されている!故障したら?

日本の家屋は、昔ながらの畳のお部屋が減り、フローリングの床のお部屋が増えました。
そのため、寒い日に使われる暖房器具も変化しています。

しかし、寒い日に畳のあるお部屋で過ごすなら、今の時代もこたつは魅力的です。
特に、手軽に使える電気こたつは、昔から多くのご家庭でも使われていました。

そんな電気こたつですが、長く使っているうちに故障することもあります。

特に、電気こたつで故障しやすいのが、電気コードと温度ヒューズです。

構造が簡単で昔から販売されている電気こたつなら、修理に必要な部品は家電量販店やホームセンターでも購入可能です。

故障の原因になりやすい電気コードと温度ヒューズは、どのお店でも置いています。

ただし、機種限定となるリモコンや、熱源のハロゲンランプなどが故障することもあります。
それらが故障した場合は、プロによる修理が必要です。

ですが、価格の安い電気こたつです。
修理するよりも、買い替えるのがおすすめです。

なお、取り付け位置さえ合えば、ユニットだけを交換する方法もあります。

こたつの修理で注意したい点

前にも書いたように、電気こたつの故障の原因の多くは、温度ヒューズと電気コードです。
この2つの中でも電気コードの故障には注意が必要です。

こたつは、中央のヒーターユニットから電気コードが伸びています。
この電気コードは、ある程度踏まれてもいいように太目のケーブルが使われています。

しかし、長く使っているうちに、電線を覆う布やゴムの覆いが剥がれてくることがあります。
そんなボロボロになったケーブルを使っていると感電する危険性があります。

また、ショートして火事の原因にもなります。

冬のはじめにこたつを準備する際、まずは、電気コードの状態をチェックしましょう。

なお、こういった電気コードですが、基本的には修理できず、交換になります。

ケーブルだけならば、家電量販店やホームセンターでも購入可能です。

ただし、電気コードにリモコンが付いているタイプもあります。
その場合は、同じリモコンの付いたケーブルでないと交換できないので、注意してください。

また、他にも、タイプが同じものを選ばなければいけないので、店員さんに確認してみることをおすすめします。

こたつのヒューズ交換は簡単!?

電気こたつの構造は、簡単です。
中央付近に熱源になるユニットがあり、それに電気コードが付いているだけです。

先ほど書いたように、電気コードにリモコンが付いている機種もありますが、至ってシンプルな構造をしています。

しかし、熱を発する暖房器具だけに、安全対策はしっかり取られています。

そして、その要とも言えるのが、温度ヒューズです。

一般的なヒューズは、大きな電流が流れると、電気を通すヒューズの材料が溶けて電気を遮断する効果があります。

そのため、一般的なヒューズは電流で選びます。

そして、この点は温度ヒューズも似ており、決まった温度になると電気を通す材料が溶けて電気を遮断します。

さらに、一般的なヒューズが電流で選ぶように、温度ヒューズは溶ける温度で選びます。

なお、温度ヒューズにはネジ止めするタイプと、圧着するタイプとがあります。
いずれも、発熱するユニットのすぐ近くに取り付けてあります。

そして、その両方とも解りやすい場所にあるので、専門家でなくても交換修理できます。

もし、電気こたつがつかなくなったら、発熱するユニットを開けて、配線を追い掛けてみてください。

温度ヒューズが切れているかもしれません。

なお、温度ヒューズを交換しても、温度が高くなった原因を排除しないと危険です。

特に、電気こたつは、ほこりで意外に汚れています。
さらに、ほこりが溜まって熱がこもりやすくなっていることもあります。

そんな場合は、きれいに掃除してから使いましょう。

こたつのヒューズは購入可能?

もし、電気こたつがつかなくなって、その原因が温度ヒューズだった場合、切れてしまった温度ヒューズを新しいものに交換すれば、また使えるようになります。

なお、適合する温度ヒューズの情報は、大抵の場合、電気こたつのヒーターユニット内に貼ってあったり、温度が刻印されていたりします。

このように、電気こたつに温度ヒューズの情報があれば、それと同じものと交換しましょう。

そして、温度ヒューズは、家電量販店やホームセンターなどで購入できます。

さらに、インターネットでも購入可能なので、もしお近くのお店で販売していない場合は、ネットショップ、通販サイトを探してみてください。

ちなみに価格は、大抵は2本1組で300円から500円程度です。

ただし、はじめての場合は圧着に苦労するかもしれません。
ここで、しっかり圧着できていないと、事故の原因になるので注意が必要です。

やってみて、自分では修理が無理かな、と思ったら、修理をあきらめて買い替えをご検討してみてください。

また、大抵の電気こたつはヒーターユニットだけの交換も可能です。
それに、ヒーターユニットはそれほど高価ではなく、3,000円くらいからご購入できます。

こたつのヒューズ交換修理の費用は

「面倒で、細かいことが苦手…」と感じている方は、電気こたつがつかない場合は、家電量販店に修理を依頼することもできます。

そうすると、修理のプロが電気こたつをチェックして、的確に修理してくれます。

このように、お店に修理を依頼した場合、故障の原因にもよりますが、1回につき5,000円から6,000円ほどかかります。

これは、温度ヒューズの価格が300円から500円程度なことを考えると、ちょっと高いと感じるかもしれません。

しかし、電気こたつを分解したり、分解した部品をきれいに掃除したり、さらに、温度ヒューズが切れた原因を直したり、やることはたくさんあります。

それに加えて、正常に動作することをチェックしてくれる点も重要です。

とはいえ、修理にかかる費用にちょっと上乗せすれば、新しい電気こたつが買える金額です。

繰り返しになりますが、古い電気こたつがつかなくなったら、修理せずに買い替えをご検討するのをおすすめします。

ヒーターユニットの交換ならカーボンヒーターがおすすめ

これまでご説明したとおり、こたつの故障の原因の多くは電源コードの破損か温度ヒューズが切れたことによるものです。

そして、それらを修理するのであれば、こたつ本体、もしくはヒーターユニットの交換がおすすめとお伝えしました。

もし、ヒーターユニットを交換するのであるなら、できるだけ長く使えるタイプにしたいところではないでしょうか。

最近のこたつのヒーターユニットは、石英管を使った安価な機種から、ハロゲンランプやカーボンヒーターを使った高価な機種など様々な機種が販売されています。

この中でのおすすめはカーボンヒーターを使った機種です。

このカーボンヒーターを使ったこたつのヒーターユニットは、他の機種に比べると高いと思われるかもしれません。

しかし、スイッチを入れるとすぐに暖かくなり、それも長寿命という特徴があります。

さらに、省エネにも効果があり、消費電力は同じ暖かさで他の機種の半分ほどで済む点も見逃せません。

交換を検討する際には、取り付けができるかをしっかりと確認して、購入するようにしましょう。

こたつの修理の基本はヒューズと電気コード

日本の冬とこたつは合いますよね。

そんなこたつが使えなくなったら、家族団らんの時間が台無しです。

こたつの故障の原因といえば、温度ヒューズと電気コードです。

どちらもお店に売っているので、もし可能なら自分で直してしまいましょう。
とはいえ、誰でも直せるとは限りません。

もし、古い電気こたつだったらこの機会に買い替えましょう。

また、場合によっては丸ごと買い替えよりもヒーターユニットの交換が良いこともあります。
こたつを利用して、暖かい冬をお過ごしください。