皆さんは、敷布団にシーツを敷いていますか?
ピシッと敷かれた清潔なシーツで眠るのは、とても気持ちのいいものですね。
最近は裏面にゴムが付いている、取り付けの簡単なシーツが販売されており、シーツの取り外しもだいぶ楽になりました。
でも、そのゴムが伸びるとシーツが敷布団からずれてしまい、気になってしまう方も多いと思います。
そこで、ここでは伸びたゴムの付け替え方法や、シーツの効果的な敷き方などをご紹介します。
敷布団にシーツを敷く3つのメリット
最近は、敷布団も洗えるタイプのものが販売されるようになったので、敷布団を敷かずにそのまま寝ている方もいらっしゃるかもしれません。
でも、敷布団にシーツを敷くと、お布団にとっても自分にとってもメリットがあるので、その理由をご説明します。
【敷布団が長持ちする】
敷布団にカバーをかけると、お布団に汚れが付きにくくなり、傷も付きづらくなります。
中の綿に汗や汚れが染み込んだり、中身が出てしまうことも防げます。
【汚れてもシーツだけを洗えばいい】
「洗える敷布団」といってもいざ洗うとなると、洗濯機に入れるのも、乾かす場所を探すのも、夜までに乾かすのも、結構大変なことです。
シーツを敷いていれば、汚れてもシーツだけを洗えばいいのでお洗濯も楽です。
【ほこりが出にくい】
シーツを敷けば、敷布団から出る綿ぼこりが出にくくなります。
最近は、ほこりにアレルギー反応が出てしまう方も多いです。
アレルギーがなくても、ほこりは体にいいものではありませんので、なるべく飛散させないようにしたいですね。
また、シーツにも、フラットなものや伸びるゴムでぴったりフィットさせるものなど、色々な種類がありますので、使いやすいものを選んでみましょう。
シーツにはゴムなしのフラットシーツとゴムありフィットシーツがある
シーツには、フラットシーツとフィットシーツがあり、同じシーツでもその形状が違います。
フラットシーツは1枚の布でできていて、側面のファスナーや裏の四隅にゴムが付いていないタイプのものです。
敷布団に敷く場合は、お布団からはみ出してしまった部分を、お布団の後ろにたたみ込むようにします。
「毎晩これをやるのはちょっと面倒だな・・・」と思う方もいらっしゃると思いますが、フラットシーツは1枚の布なので、収納の際もたたみやすく、アイロンがけもしやすいです。
そして、フィットシーツは、シーツの下の部分にゴムが入っていて、敷布団の上にかぶせるようにセットするタイプのものです。
取り付けが簡単で、一度セットしてしまえばそれほどずれてしまうことも無いため、フィットシーツを選ぶ方も多いです。
ただ、使用している間にどうしてもゴムが伸びるので、そうなるとシーツがずれやすくなります。
また、ゴムが取り付けられているところは布がでこぼこしているので、洗濯の際、乾きにくいことがあります。
アイロンがけもちょっとやりにくそうですね。
購入する際は、ピタッと敷布団にフィットさせるためにも、サイズを測ってから購入するようにしましょう。
「敷シーツ」という選択も!裏面の伸びるゴムでお手軽にセット
フラットシーツやフィットシーツのほかにも、最近は「敷シーツ」というものも登場しています。
敷シーツは、シーツの裏側の四隅にゴムが付いているタイプのシーツです。
フラットシーツやフィットシーツよりも、はるかに取り付けが簡単なのが特徴です。
また、お洗濯がしやすく乾きも早いので、洗い替え用として常備しておくのもおすすめです。
敷布団にもマットレスにもどちらにも対応しているので、使い勝手がいいです。
同じような形状のもので「敷パッド」というものもあります。
ネーミングが似ていますが、少し違いがありますのでご説明します。
敷シーツは文字通りシーツなので、1枚の布でできていますが、敷パッドは厚手の生地でできているのでクッション性に富んでいます。
敷シーツは、お洗濯の際に乾きやすいですが、敷パッドは、厚みがある分乾きにくくなっています。
敷シーツと敷パッドは生地の厚みに違いがありますが、取り付けが簡単なことが共通しています。
しかし、共通の難点もあります。
それは、裏面の四隅に付いているゴムが伸びると、敷布団からずれてしまうということです。
敷シーツ・敷パッドのゴムが伸びる!どうすればいい?
敷シーツ・敷パッドは四隅にゴムが付いていますが、あのゴムが伸びると敷布団からずれてしまいます。
でも、ゴムが伸びてしまったからといって、本体がまだまだ使えるのであれば、処分してしまうのはもったいないですよね。
そうしたゴムの伸びに困っている方もいらっしゃると思いますので、どうすればいいのかという3つの処理方法をご紹介します。
【伸びたゴムを切って結ぶ】
伸びたゴムを真中で切って結び、余分な部分はカットします。
針と糸を使わずに済むので、一番簡単な方法ですが、見た目があまりよくないのが難点です。
【ゴム同士を縫う】
敷パッドのゴムが縫い付けてある部分は斜めになっているので、縫い直しは大変そうです。
そこで、ゴムが伸びた部分を少し残してカットし、新しいゴムと縫い合わせます。
これなら手縫いで出来るので、ミシンが苦手な方でも大丈夫ですね。
【面ファスナーを付ける】
面ファスナーとは、マジックテープのことです。
一度付け替えてしまえば、ゴムが伸びるのを気に病むこともなくなります。
また、粘着タイプのもあるので、簡単に取り付けられます。
ミシンを使えば、伸びるゴム問題もすぐ解決!
先ほどは、敷シーツ・敷パッドのゴムを簡単に付け替えられる方法を3つご紹介しましたが、ミシンが使えれば、さらに簡単に付け替えることができます。
手でチクチク縫ったものも、温かみや味わいがあっていいものですが、ミシンでまっすぐきれいに縫えていると、やはり気持ちがいいものです。
では、ミシンを使った敷シーツ・敷パッドの伸びてしまったゴムの付け替え方法をご紹介します。
【用意するもの】
・新しいゴム
・生地に合わせた糸
【縫い付け方法】
1.伸びたゴムを取り外します。
2.新しいゴムを長さを測ってカットします。
3.ゴムを両端を45度にカットします。
4.敷シーツに縫い付けます。
ミシンが使えれば、簡単にきれいに取り付けることができますね。
また、敷パッドは、どうしても本体よりもゴムの方が劣化が早くなってしまいます。
本体がまだまだ使えるうちは、ゴムが伸びるたびにまめに手直しをして、気持ちよく使いたいですね。
敷布団にセットするものを正しく敷く順番はこれ!
最近は、シーツや敷パッドだけでなく、マットレスに取り付ける「ベッドパッド」という商品も登場しています。
これだけ色々な寝具アイテムが登場してくると、敷く順番も間違えてしまいそうです。
でも、それぞれの目的や用途を考えれば、順番を間違えずに敷くことができますよ。
まず、ベッドのマットレスの上に敷いていく順番は次のとおりです。
1.ベッドパッド(寝心地を調整するタイプのもの)
2.ベッドパッド(汗や汚れ対策のもの)
3.シーツ
4.敷パッド
そして、敷布団の上に敷いていく場合は次のとおりです。
1.シーツ
2.敷パッド
この順番に敷いていけば、それぞれの効果が十分に発揮できます。
でも、なかにはシーツを敷かずに、敷パッドを敷いている方もいらっしゃるようです。
しかし、敷パッドはシーツの上に敷いてこそ本来の効果を充分に発揮することができます。
敷パッドをシーツ代わりに使っていると、どうしてもゴムが伸びるために、寝ている間にずれてしまい寝心地も悪くなってしまいます。
ですので、マットレスやお布団を長く大切に使うためにも、シーツを敷いてから敷パッドを敷くようにしましょう。
シーツのゴムが伸びるのは、まめに手直しして快適な睡眠を
今回は、シーツのゴムが伸びる原因と対処法をご紹介しました。
また、シーツにも、フラットなものやフィットするもの、敷シーツなど、色々な種類があることが分かりましたね。
それぞれメリット・デメリットはありますが、取り付けが一番簡単なのは敷シーツです。
しかし、敷シーツにも裏面にあるゴムが伸びるというデメリットがあります。
そこで、ご紹介した3つの付け替え方法をぜひ試してみてください。
敷布団にシーツをピタッと敷いて、気分よく快適な睡眠をとってくださいね。