一人暮らしの方のお部屋や子供部屋のベッドとして人気があるロフトベッド。
スタイリッシュなものから温かみのあるものまで、いろいろなデザインのものが豊富に揃っています。
デザインも機能性も優れていますが、ただ、困るのが処分をする時です。
大きいものなので、そのまま処分するということができないため、どうしても解体が必要になります。
そこで、今回はロフトベッドの解体方法について見ていきましょう。
ロフトベッドってどんなもの?
ロフトベッドの解体方法をご紹介していきますが、そもそもロフトベッドとはどんなものなのでしょうか?
まずは、ロフトベッドについて見ていきましょう。
ロフトベッドは、システムベッドとも言われており、人気のあるベッドの1つです。
構造としては、高い位置にベッドがあり、その下の空間に机やソファ、ハンガースペースなどがあります。
サイドや頭側、足側のベッドフレームのところに梯子や階段を付けることができ、ベッドに楽に上がれるようになっています。
さて、家具屋やネットでも数多くのロフトベッドが売られていますが、どんな種類のものがあるのでしょうか?
《木製のロフトベッド》
パイン材や無垢材など、いろんな種類の天然木を使った商品が売られています。
天然木のため、お部屋の雰囲気を温かくしてくれるので、子供部屋にもおすすめです。
パイプ製のものよりも重厚感があり、耐荷重も重く、中には400kgまで大丈夫、という商品もあります。
また、床面は、すのこ状になっており、夏でも涼しく寝られるよう配慮されたものもあります。
《パイプ製のロフトベッド》
スチール製のパイプでできているもので、木製に比べると重量も軽く、解体した後の持ち運びが楽です。
一見、頑丈さに不安を感じるかもしれませんが、太いパイプでしっかりと造られており、中には耐荷重120kgなどの商品もあります。
床面はメッシュ構造にして通気性をアップさせるなど、より快適に眠れるよう配慮されたものもあります。
デザインとしてはスタイリッシュなものが多く、お部屋の雰囲気をお洒落にしたい場合はおすすめです。
また、木製のものよりも、種類が豊富です。
ロフトベッドを自分で解体する方法は?
ロフトベッドは狭い空間でも有効活用できることで人気ですが、困ってしまうのが、邪魔になった時にどうやって処分するかということです。
自分で解体してゴミとして出すのか、お金はかかっても業者に頼むのか、迷うところです。
ここでは、自分で解体する方法を見ていきましょう。
まず、用意するものは、プラスドライバー、もしくは六角レンチです。
ご自分のロフトベッドのネジ穴を確認してから、購入して下さい。
六角レンチの場合、少しのネジ穴の違いでも回らない場合があるので、大きさの違うものがセットになったものを用意しておく方がよいでしょう。
手順は以下のようになります。
①床面にあるマットレスを外す
②梯子や階段を外し、1つ1つネジを外していく
③ロフトベッドの上部のネジから外していく
ただ、ここで厄介な問題が起こることがあります。
組み立てた時にネジを強く締めすぎるなどしてネジ山が潰れてしまい、ネジを回すことができなくなる場合があるのです。
そういう場合は、ネジに貫通タイプのマイナスドライバーを当てて、ドライバーをハンマーで叩いてネジに溝を作ります。
そのまま、ドライバーで溝の部分を回せば、ネジを外すことができることもあります。
それ以外の方法としては、「パイプレンチ」を使った方法もあります。
回せないネジをパイプレンチで挟み、ゆっくりと回すだけです。
もし、パイプレンチで挟むことができないのであれば、潰れてしまったネジ穴に大きめの六角レンチをハンマーなどで叩き入れ、六角レンチをパイプレンチで挟み込んで回します。
このように、ネジを回すことができなくても、諦めずに試してみて下さい。
解体した木製のロフトベッドをリメイクする方法!
上記で、ロフトベッドの解体方法を見てきましたが、解体した後、困るのが木材やパイプの処理です。
何か、再利用できる方法はないのでしょうか?
それでは、木製ロフトベッドのリメイクについて見ていきましょう。
木製ロフトベッドの部品の中でも、最もリメイクしやすいのが床板のすのこと梯子です。
それぞれの部品でできるリメイク例をご紹介します。
《すのこ》
【キッチン用品にリメイク】
①調味料棚に変身
すのこを調味料入れの大きさに合わせて、のこぎりで切ります。
キッチンのイメージに合わせて、ペンキを塗ります(もちろん、そのままでもOKです)。
乾いたら、木工用ボンドを塗って接着させて、完成です。
②フック棚に変身
すのこを適度な大きさに、のこぎりで切り、ペンキやニスなどを塗って、キッチンの雰囲気に合わせます。
すのこの表部分に100均などで購入してきたs字フックやインテリアフックを取り付けます。
さらに、すのこを壁に固定すれば、お洒落なフック棚にリメイクできます。
フックには、おたまなどの調理器具や、鍋つかみなどをかけておくのもいいですね。
壁に固定する時は、強力な両面テープで貼り付けるか、石膏ボードの部分に取り付けるのであれば、専用のフックを壁に取り付けて棚をかければOKです。
【インテリア用品にリメイク】
①インテリア棚に変身
すのこを適度な大きさに切り、ペンキなどで塗ります。
そして、ゲタの部分にちょっとした小物を置きます。
そのまま、棚を部屋の壁に立てかければ、お洒落なインテリア棚に大変身です。
②マガジンラックに変身
すのこを適度な大きさに切り、ペンキやニスなどで着色します。
乾いたら裏返した状態にし、100均で購入できるアイアンウォールバーを、ゲタとゲタの中間部分に釘などで取り付けます。
そこに雑誌や絵本を入れれば、マガジンラックの完成です。
壁に立てかけたり、フックなどで壁に取り付けるのもおすすめです。
《梯子》
①インテリア棚に変身
梯子を部屋の雰囲気に合わせた色に塗り替えます。
そのまま、壁に立てかけて、段のところに本を置いたり小物を置いたりすれば、お洒落なラダーラックにリメイクできます。
②洗面所の棚に変身
梯子を洗面所の雰囲気に合わせて塗り替えます。
洗面所の壁に立てかけて、段のところにタオルをかければ、お洒落なタオルかけに変身です。
広い洗面所があるお宅におすすめです。
解体したパイプ製のロフトベッド!リメイクする方法は?
最近では、パイプを使ったインテリアが人気となっています。
そこで、パイプ製のロフトベッドを解体した際のリメイク方法をご紹介します。
《梯子》
①収納棚に変身
段のところに、ワイヤーバスケットを結束バンドなどで取り付ければ、お洒落な収納棚にリメイクできます。
あとは、壁に立てかけるだけで、お部屋の雰囲気もぐっと変わります。
②インテリア棚に変身
スタイリッシュな雰囲気のロフトベッドであれば、梯子の段のところにお洒落な写真立てを吊るすのもおすすめです。
壁に立てかけて、よりスタイリッシュな雰囲気のお部屋にしてみましょう。
《メッシュパイプの床面》
①収納棚に変身
メッシュ状になっている床面に、ワイヤーバスケットを取り付ければ、収納棚にリメイクできます。
例えば、洗面所の洗濯機と壁の間に取り付ければ、洗剤などを収納できる棚になります。
また、子供部屋の壁に壁掛け金具などで取り付けて、メッシュ状になっているところにS字フックなどを取り付ければ、バッグや帽子などを掛けるフック棚に変身です。
②インテリア棚に変身
部屋の壁に壁掛け金具などで取り付けて、お洒落な写真や雑貨をフックを利用してディスプレイすれば、インテリア棚にリメイクできます。
賃貸だから壁には取り付けられない、という場合は、立てかけるだけでもお洒落になります。
《パイプ》
パイプカッターをお持ちの方は、パイプをカットしてリメイクできます。
例えば、キッチンペーパーホルダー。
ホームセンターなどで板を購入し、適度な長さに切ったパイプを取り付ければ、キッチンペーパーホルダーに大変身です。
他にも、つり下げるタイプのホルダーも作れます。
パイプをキッチンペーパーよりも少し長めにカットし、エンドキャップをパイプの両端に取り付けます。
さらに、両端にチェーンを取り付けて、S字フックに掛ければ、つり下げるタイプのホルダーが完成です。
ロフトベッドの解体が自分でできない時の方法は?
ロフトベッドを自力で解体する方法を見てきましたが、「どうしても自分では解体できない!」という時はどう処分すればよいのでしょうか?
以下、4つの方法を見ていきましょう。
①リサイクルショップに売る
ロフトベッドの状態がよいと、リサイクルショップで買い取ってくれる場合があります。
ただ、解体できないので、ご自宅まで取りに来てもらわなければなりません。
事前の見積もりや予約が必要となるので、ご自宅周辺にあるリサイクルショップを探して下さい。
リサイクルショップの場合、もし買い取りができなくても、有料で処分もしてくれるので、安心して頼めます。
②不用品回収業者に処分をお願いする
状態がよくない時などは、不要品回収業者にお願いする方法もあります。
ご自宅に取りに来てくれるので楽ですね。
ただ、業者を選ぶ際は、お住まいの市町村のHPで「一般廃棄物収集運搬業」業者一覧を確認してからの方がよいでしょう。
中には、優良業者が公表されているところもあるので、安心して頼めます。
③家具メーカーに引き取ってもらう
ロフトベッドの代わりに新しくベッドを購入した場合など、不要な家具を引き取ってくれる場合もあります。
④各自治体に粗大ごみとして出す
粗大ごみとして出す方法もあります。
各自治体によって値段なども違うので、確認をしてから出して下さい。
自分で解体できない時の処分、どんな点に注意する?
ロフトベッドをどうしても自力で解体できないという時に業者などに処分をしてもらいますが、どういう点に注意すればよいのでしょうか?
それぞれの方法の注意点を見ていきましょう。
①リサイクルショップに売る時
ご自宅周辺のリサイクルショップに売ろうとする時、まずは、事前に見積もりをしてもらいます。
その際、ロフトベッドの詳細な情報が必要になります。
ブランド名やご使用年数、状態や画像など、分かるところは事前に調べてから見積もりを行って下さい。
また、運搬する方法も事前に聞かれます。
例えば、マンションならエレベーターで運べるのか、一軒家なら窓から運べるのか、などです。
なので、エレベーターや窓の大きさを測っておくことも必要になります。
②不要品回収業者に処分してもらう時
不要品回収業者に頼む際に注意していただきたいのは、先ほども書きましたが、やはり、しっかりとした業者に頼む、ということです。
中には、回収は無料でも運搬や処分にお金がかかると、高額なお金を請求する業者も存在します。
くれぐれも、業者を選ぶ際は注意して下さい。
③家具メーカーに引き取ってもらう時
これは、条件などが各メーカーによって違います。
無料でしてくれるところやお金がかかってしまうところ、購入したベッドと同等品のベッドしか回収してくれないところなど、様々です。
事前に確認してから、ベッドを購入するのを考えた方がよいでしょう。
④各自治体に粗大ごみとして出す時
料金は自治体によって差がある、ということと、スプリングがあるマットレスかどうか、分解してから出すか分解せずに出すかなど、様々な条件によっても値段が変わってきます。
事前に詳しく調べてから、決めて下さい。
ロフトベッドは賢く処分しよう!
ロフトベッドの解体方法やリメイク方法、処分方法などを見てきましたが、いかがでしたか?
少しご面倒ではありますが、自分で解体するのはそれほど難しいわけではありません。
また、解体後、手を加えれば、お洒落なインテリアや収納家具としてリメイクもできます。
diyが好きな人であれば、とても楽しい作業になること間違いなしです。
ぜひ、ご自分やご自宅の状況に合わせて、少しでもメリットが出るように賢く処分しましょう。