みなさんは、クローゼットといえば、どういったものを思い浮かべますか?
少し前までのクローゼットといえば、「扉がついて衣装を入れる場所」というものを、思い浮かべた方が多かったと思います。
ですが、最近では、クローゼットに扉を付けないお家が増えてきました。
では、クローゼットに扉を付けた方がいいのでしょうか。
それとも、付けない方がいいのでしょうか。
今回は、子供部屋に注目して、クローゼットの扉に焦点を当てて徹底的に解析していきます。
扉を付けないオープンクローゼットとはどんなもの?
最近では、クローゼットに扉を付けないお家が増えてきましたね。
扉を付けていないクローゼットのことを「オープンクローゼット」と呼びます。
では、オープンクローゼットとはどんなものでしょうか?
クローゼットは、よく寝室や子供部屋にありますよね。
使わない服や、ウッドチェストなどを入れて、お部屋をすっきりさせるために、クローゼットを使う方は多いと思います。
ですが、扉をなくして中をオープンするとどうでしょう?
閉鎖的だった部屋が、開放された感じがします。
クローゼットも部屋のインテリアの一部にしよう、というのがオープンクローゼットの始まりなのです。
また、子供部屋の場合は、クローゼットの扉は付けない方がいいかもしれません。
その理由としては、扉が引き戸だと、角が出来てお子さんにぶつけてしまうこともあります。
また、稀ですがお子さんが開けてしまい、怪我をすることもあるからです。
このことからも子供部屋には、扉がない方がいいかもしれませんね。
しかし、クローゼットの扉がないと、「見た目的に嫌」という方もいるでしょう。
そこで次では、クローゼットの扉には、どういった種類があるのか、まとめていきましょう。
子供部屋によくあるクローゼット!扉には様々な種類がある!
子供部屋にクローゼットがあるお家は、多いと思います。
クローゼットの扉には、様々な種類があるのはご存じですか?
また、どの扉が収納として使いやすいのでしょうか。
詳しく解説していきましょう。
○折れ戸扉
クローゼットの扉としては、よく見かけるクローゼットの扉ですよね。
扉が折れて扉が開くので、少ないスペースで、開け閉めすることが出来ます。
また、開いた後はコンパクトになるので、視界が広くなり、衣類など必要なものが、取りやすいというメリットがあります。
視界が広く、中を見渡せるので、必要なものがすぐ見つかり、ストレスを感じません。
ですが、扉が折れている部分に収納されているものが、取りづらいというデメリットがあります。
○引き戸扉
ドアのように扉を開くタイプです。
開き口は、折れ戸タイプなどの他の扉に比べて、一番広く視野を確保することが出来ます。
ですが、扉を開く部分のスペースを確保しなければならないため、レイアウトなどは、少し考えなければならないことがデメリットです。
また、扉の前にものを置いていると、開けるたびにどかさなければならないため、扉の前にものは置かないほうがいいでしょう。
○引き違い扉
クローゼットよりも、押入れなどでよく見かけるタイプの扉です。
以前は押入れだったけど、リノベーションされてクローゼットに改装された場合などは、よく引き違い扉のクローゼットだったりします。
クローゼット前に、開閉スペースを確保する必要がないというメリットの反面、物の出し入れをする際に、半分しか扉が開かないというデメリットもあります。
服が開けた方になければ、反対側の扉を開ける、という動作をしなければなりません。
収納するケースや、ウッドチェストを入れる場合は、サイズを図ってから購入するようにしましょう。
○カーテン
賃貸などのクローゼットでは、あまりありません。
新築などでは、オープンクローゼットでお家を建てたりする人は、クローゼットの扉をカーテンにする人もいます。
扉の開閉スペースが要らず、開き口も広いので、視野を広く取ることが出来ます。
また、天井からカーテンを吊るすと、部屋を広く見せることも出来ます。
デメリットよりも、メリットが多い扉ともいえるかもしれませんね。
賃貸でも大丈夫!子供部屋のクローゼットの扉をなくそう!
クローゼットの扉の種類を見てきましたが、扉を外しても大丈夫なのでしょうか。
「賃貸だからオープンクローゼットは無理だ」と諦めている人、賃貸でも大丈夫です。
賃貸はプチリフォームしても、退去時に「入居時と同じ状態であればよい」のです。
基本的に、クローゼットの扉は、ネジやビスなどで、蝶番(ちょうつがい)で繋げられている場合が多いです。
そのため、ドライバーでネジやビスを外し、蝶番を閉じれば、簡単にオープンクローゼットにすることが出来ます。
外した扉は、邪魔にならない場所に収納しておきましょう。
そして、取り外した扉や部品は、無くさないように袋などに入れて、お子さんなどが触れる場所(子供部屋やリビングなど)には保管しないようにしましょう。
クローゼットは、衣服などの他にも、引き出し収納などを入れて、小物なども保管することが多い場所です。
ですが、クローゼットの扉を開けて、引き出しも開けてと、アクションが多いとストレスにも繋がってしまいます。
また、物を出すときはいいけど、しまうときは、その動作が億劫になってしまう人も多いでしょう。
しかし、物をしまわずに、出しっぱなしにしていると、家がゴチャゴチャになってしまう原因にもなります。
そして、梅雨時期は、クローゼットの中が暗いし、湿気でジメジメしてしまうのも嫌ですよね。
そういった場合でも、賃貸だとしても、ドライバーがあれば、簡単にオープンクローゼットを作ることが出来ます。
背丈が長いクローゼットなどは、女性一人では大変なので、男性の力を借りましょう。
子供部屋のクローゼットの扉をロールスクリーンに!
ロールスクリーンは、よくリビングなどの窓に、カーテン代わりに付けられているものです。
ですが、このロールスクリーン、実は、クローゼットの扉代わりにもなります。
では、ロールスクリーンには、どんな種類があるのでしょうか?
まず、ロールスクリーンには「チェーン式」と「スプリング式」があります。
チェーン式は、ボールチェーンというチェーンが、輪になっているものが付いており、ロールスクリーンの左右どちらかにぶら下がっています。
時計回り、反時計回りに引っ張ることで、スクリーンを開け閉めすることが出来ます。
どんな窓にも対応出来るところが魅力です。
特に、チェーン式は、チェーンの長さをオーダーメイド出来るため、背丈が大きい窓によく使われています。
そして、スプリング式は、プルコード式とも呼ばれ、付いている紐を下に引くことで、スクリーンを下に下げることが出来ます。
また、プルコードを引っ張ると、メカが巻き上げてくれるタイプもあります。
少し高価なスプリング式ロールスクリーンは、巻き上げ終盤でゆっくりと収納してくれるという、ハイテクなスクリーンです。
このロールスクリーンは、子供部屋など、窓の上に手が届くような場所におすすめです。
また、ワンタッチチェーン式というタイプもあります。
ワンタッチチェーン式は、チェーン式とスプリング式の長所を合わせたタイプです。
左右どちらかにチェーンがあり、引くと下がります。
少し引っ張ると巻き上がるので、とても便利なタイプですね。
ロールスクリーンのメリット・デメリットは?
では、ロールスクリーンはどういったメリット、デメリットがあるのでしょうか?
<メリット>
①カーテンのような圧迫感がない
カーテンは収納しても、束が目に見えますよね。
ロールスクリーンは目立ちにくく、コンパクトに収納することによって、カーテンのような重厚感はありません。
子供部屋など、ぬいぐるみなどで圧迫感が出るお部屋にもおすすめです。
②幅の狭い窓にも向いている
カーテンでは少し重い、数センチ~数十センチのサイズの窓に向いています。
縦長が得意なロールカーテンですので、縦長の窓があれば、ロールスクリーンにすると、おしゃれな雰囲気を演出することが出来ます。
③「テンションバー」を使えばどこでも設置可能
カーテンレールや、家の壁にネジで止めれない、止めたくないという人は、「テンションバー」というアイテムを使えば、どこでもロールスクリーンにすることが出来ます。
テンションバーは、ネジ止めがいらず、サイズさえ合わせることができれば、クローゼットの扉代わりや、脱衣所など、家中どこでもロールスクリーンを設置することが出来ます。
しかし、軽量のロールスクリーンは、テンションバーで付けることが出来ますが、カーテンなどは、重さに耐えれないため、注意しましょう。
女性でも簡単に設置することができるので、賃貸におすすめのアイテムです。
<デメリット>
①風が吹くと音がうるさい
ロールスクリーンを下げている状態で窓を開けていると、風が吹いた時に、スクリーンが窓枠などにあたり、カコンカコン音がします。
室内に風が通り抜けると、多少なりとも揺れるため、音の対策が必要かも知れません。
②掃き出し窓だと出入りが不便
普通のカーテンなら、横にずらすことで窓を開けられますが、ロールスクリーンは上下にしか動かないため、出入りするたびに、上まで引き上げないといけません。
スプリング式ならまだしも、チェーン式は巻き上げないといけないので、手間と時間が掛かってしまいます。
③偏って巻くと巻き直しが必要
ロールスクリーンとは、切っても切り離せない問題です。
巻き上げる時に、左右どちらかに偏ると、巻ズレが置きてしまうことがあります。
調整シールを張ることで、多少改善することが出来ますが、手早く巻き上げた場合には、どうしてもズレてしまうこともあります。
1~2mほどのロールスクリーンなら、巻きズレが起こることは少ないですが、3mなど長くなるに連れて、コツが必要になってきます。
オープンクローゼットをおしゃれに見せるためには?
クローゼットも扉を外せば、あっという間にインテリアとしても大活躍してくれます。
では、どういう素敵な活用方法があるのでしょうか?
○扉の代わりにカーテン
扉の代わりに、カーテンを付けると圧迫感がなくなり、すっきりとしたお部屋にすることができます。
季節や気分でカーテンを変えることも出来ますね。
そして、カーテンは子供部屋にも最適です。
子供は成長が早いので、趣味や好きな色なども変わることが多いです。
しかし、カーテンであれば、その成長に合わせて、好きなようにカーテンを替えることが出来るので、簡単にお部屋の雰囲気を変えることが出来ます。
○クローゼットの内壁のクロスを張り替える
クローゼットの内壁のクロスを張り替えれば、おしゃれな部屋を演出することが出来ます。
最近では、レンガ風のクロスなど、様々な種類のクロスが売っているので、その中から自分好みのクロスを選び、お部屋を自由にカスタムすることが出来るでしょう。
○ビーズカーテン
光が透けるビーズカーテンをかければ、女性らしく、華やかなお部屋になること間違い無しです。
扉をなくしてオープンクローゼットに
いかがでしたか?
クローゼットも扉を外すと、お部屋を広く見せることができたり、インテリアとしても活用することが出来ます。
もし、クローゼットをカスタムしたいとお悩みの人は是非、扉を外してみましょう。
ロールスクリーンや、カーテンであれば子供部屋でも角が出来ず、安心した扉になります。
扉で悩んでる方は、一度検討してみるといいですよ。