お風呂場や洗面台に出てくるカビって、なかなか取れないですよね。
そんな時は、カビキラーを使いましょう!
カビキラーを使えば、家中の嫌なカビとさよならできます。
そこで、カビキラーの効果的な使い方と注意点をまとめてみました。
カビキラーってどんなもの?
カビキラーは、塩素系漂白剤と呼ばれるものです。
主な成分は、「次亜塩素酸塩」と「水酸化ナトリウム」、「安定剤」というものでできていて、それぞれが作用してカビや雑菌の退治をしてくれるという、とても便利なものです。
この成分に入っている、「次亜塩素酸塩」は、カビや菌の内部に浸透してカビ組織を破壊し、色素までもを分解してくれます。
そのため、ゴムパッキンなどに深く根強い黒カビも白くしてくれます。
そして、カビキラーはカビに浸透するようにアルカリ性で作られています。
そのため、酸性のものと混ぜると大変危険であったり、粘膜につくと失明など身体にも大変有害な危険なものでもあります。
注意書きをしっかりとよく読んでから使いましょう。
後程ご紹介する効果的な使い方をして、「家の中のカビゼロ」を目指しましょう。
カビキラーを使う時の注意点
カビキラーやカビハイターなどは、効果的な使い方をすれば主婦のお掃除の心強い味方です。
しかし、使い方を間違えると大変危険な事になります。
そこで、注意点をまとめてみました。
注意をよく読み、正しい使い方をしましょう。
①「次亜塩素酸塩」は、細胞内に浸透して、細胞を破壊してしまう作用がある
身体に直接触れないように、ゴム手袋などをして使用しましょう。
②気化したものを吸い込むと大変危険
換気を十分にして、気分が悪くなった場合は即座に作業を中止して下さい。
体調が悪い時に使用することは、禁止されています。
少しでも体調に異変があったら、作業は別の日に変えるなど対処しましょう。
③目や口に入ると大変危険
粘膜(目や口)に入ってしまうと、最悪失明という大変な事になってしまいます。
万が一目や口に入ってしまった場合はすぐに水で洗い流し、病院にかかるようにしましょう。
④カビキラーやハイターなどは酸性のものに注意
カビキラーやハイターはアルカリ性なため、酸性の洗剤や除菌用アルコールと混ざると有毒ガスが発生して大変危険です。
使用する場合は酸性の洗剤と一緒に使用するのはやめましょう。
⑤保管場所に注意
子供やペットの手の届く位置に保管するのは大変危険です。
子供は意外と台などを使って手を伸ばしてしまうことがあるので、台に登っても手の届かないところに保管するようにしましょう。
カビキラーの効果的な使い方①
カビキラーの注意点がわかったところで、効果的な使い方についてご紹介していきましょう。
浴槽についたカビは、なかなか取れずに苦戦してしまう人も多いと思います。
そんな時は、カビキラーを使いましょう。
まずは浴室を乾かします。
タオルなどで拭くだけでも大丈夫です。
そして、カビキラーを気になるカビの部分に吹き付けます。
この時にカビよりも少し高い位置に吹き付けるようにします。
すると、ラップの準備をしてる間にカビの上に垂れてくるので効率良くできます。
そして、ちょうどカビの上に来たら、ラップをその上に貼り付けます。
そのまま六時間くらい放置して、水で流しましょう。
カビは空気に触れている間は死ぬことはありません。
このようにラップを貼ることによって、カビキラーが垂れることを防ぎます。
そして、空気から遮断することができ、乾燥させずにカビ退治ができるのです。
ラップなど日用品も使って、カビキラーの効果的な使い方をマスターしましょう。
カビキラーの効果的な使い方②
そして、浴室のゴムパッキンなどに深く根付いた黒カビも、ガンコでなかなか取れずに苦戦する要因です。
しかも、カビはこすると胞子が飛び散り、カビの増殖のお手伝いをしてしまった、なんてこともありえます。
ですが、カビキラーを効果的な使い方をすれば、黒カビともおさらばすることができます。
まずはラップとキッチンペーパーを用意しましょう。
キッチンペーパーがない場合は、ティッシュやコットンでも代用することができます。
ゴムパッキンなどのカビの気になるところにカビキラーを吹き付けて、キッチンペーパーを貼り付けます。
その上にまたカビキラーを吹き付けて、ラップを貼り付けます。
そのまま30分~1時間ほど放置しましょう。
このとき、長時間の放置は、ゴムパッキンの劣化を早めることになりますので注意して下さい。
30分~1時間放置をしたら、ラップとキッチンペーパーを剥がして、水で流します。
これで、完了です。
もし、1回でカビが取れなかった場合は、数回繰り返してみましょう。
日用品でも効果的な使い方をすればカビキラーの代わりに!
家にカビキラーがないというお家もあると思います。
そういう場合は、キッチンにある材料を使うことで、カビ退治に効果的な使い方ができます。
ご存じでしょうか?
その材料とは、「塩素系漂白剤」と「片栗粉」です。
塩素系漂白剤と片栗粉があれば、黒カビ退治をすることができるのです。
まずは塩素系漂白剤と片栗粉を0.8:1で混ぜあわせましょう。
このとき、素手で混ぜることは危険ですので、ゴム手袋をしてスプーンなどで混ぜましょう。
固さとしては、どろどろになってしまうと流れて効果が少なくなってしまうので、少し固めに作ることをおすすめします。
できあがったら、ゴムパッキンに塗りつけて、ラップをして30分~1時間放置します。
30分~1時間放置したら、布で漂白剤を拭き取り、水で洗い流して終了です。
このとき、カビが取れていない場合は、数回繰り返してみてください。
このようにカビキラーがない場合は、日用品を利用することで対処することもできます。
使えるものは使ってみましょう。
塩素系漂白剤は沢山の種類がある!
塩素系漂白剤には、カビキラー以外にも沢山の種類があります。
カビキラーがない場合は、他の製品を代用して効果的な使い方をしてみましょう。
○強力カビハイター
塩素系のスプレータイプです。
壁や棚の下のゴムパッキン、シャワーホースなどに使用することができます。
○キッチン泡ハイター
スプレータイプの台所用漂白剤です。
まな板や排水口など、シンク周りに使うことができます。
○キッチンハイター
薄めて使うつけおきタイプの台所用漂白剤です。
布巾やマグカップ、哺乳瓶にも使用できるため、1本あるととても重宝するアイテムです。
○キッチンハイターぬめり取り
こちらは排水口などに置くだけで臭いやヌメリを予防してくれるアイテムです。
○トイレハイター
トイレ用のハイターもあります。
液タイプの漂白剤で、トイレのフチ裏の尿やバイキンをこすらずに落としてくれます。
○パイプハイター
ジェルタイプの漂白剤です。
パイプに流し入れて水で流すだけで髪の毛やヌメリを取ってくれます。
パイプの臭いが気になる方はこちらを使用してみましょう。
このように塩素系漂白剤といっても、これだけの種類があります。
用途に合わせて、どの塩素系漂白剤を使うのかを見極めて使用しましょう。
1本あるとカビ事情は解決!
カビキラーなど塩素系漂白剤が一本お家にあるだけで、カビ事情はすっきり解決することがわかりますね。
是非一家に一本、買い置きをしておきましょう。
また、使用するときは、注意事項をよく読んで使用して下さい。
カビキラーを効果的な使い方をして家中のカビさんとおさらばしましょう!