模様替えしようと意気込んではみたものの、テーマが決まらず中途半端になってしまった...
そんな経験ありませんか?
1人暮らしで1LDKの部屋に住んでいたとしても、部屋全てを模様替えしようと思うと意外と大変なものです。
まずは一気に模様替えしようとせず、テーマをしっかりと決めて、変えられる部分から変えていきましょう。
部屋の模様替えで何を意識するべき?
部屋の模様替えをすると一口に言っても、「少し印象を変える程度の模様替えか」「久しぶりに遊びに来た友達が驚く程か」では、意識することが変わってきます。
少し印象を変えたいのであれば、新しい家具を1つ買い、色合いを意識して小物をいくつか揃えるだけでも十分です。
この場合、元の部屋のテーマや色合いを壊さないようなチョイスが無難です。
小物が多い部屋であれば、元々ある小物に合わせて少し色合いが異なる小物を増やすというのも有効です。
しかし、全く印象を変えたいのであれば、意識しなければならないのは今の部屋と比較したときのふり幅です。
単純に、青やグレーなどが多いモノトーンの部屋なら、反対色に当たるオレンジやベージュを使うだけで印象は全く変わります。
殺風景な印象の部屋なら、観葉植物などを置くと見違えるでしょう。
全く印象を変えたいのであればもう1点、全体感を失わないということも大切です。
全体感というのは統一感と似た意味ですが、テーマさえ見失わなければ少し色味や印象の異なるアイテムを使っても、統一感を損ないながらも全体感を保つことができます。
これから色んなテーマの部屋に模様替えしてみたいという場合にも、これさえ守れば失敗しにくいです。
それでは色々なテーマの部屋とその作り方を具体的にご紹介していきましょう。
テーマ別部屋紹介1~北欧インテリア~
まず1つ目のご紹介は北欧インテリアです。
もはや定番中の定番ですから皆さんご存知かと思いますが、しっかりとイメージした通りに作ることができていますか。
北欧インテリアと言えば、白を基調に白木の家具やシンプルな柄のカーテンやラグを使ったインテリアです。
そのため、あまりにも地味になってしまっている方もいらっしゃるのではないかと思います。
シンプルゆえに難しいテーマでもあるんですよね。
では、まずは今の部屋を活かして北欧インテリアっぽく模様替えしたい方向けのポイントです。
壁が無地の白で柱などが木でむき出しの状態であればそれを活かし、木製のアイテムを揃える場合、その柱の木の色合いに合わせて選んでみましょう。
そうすることで統一感が生まれます。
そして、新しく小物を増やしたくなるのは当然の心理ですが、あまり物を増やし過ぎないように気をつけましょう。
雑多な印象では北欧インテリアから遠ざかってしまいます。
思い切って模様替えしたい場合にもこれらのポイントは守り、その上で色を増やし過ぎないことも大切です。
地味になり過ぎないためには、差し色が効果的です。
色味を抑えた部屋に鮮やかな赤のスツールなどがあると目を引きます。
ですが、こういったアイテムはあくまでも差し色のため、増やし過ぎては逆効果です。
全体感を壊さないために以上のポイントを守って北欧インテリアを使いこなしましょう。
テーマ別部屋紹介2~男前インテリア
続いてご紹介するのは男前インテリアです。
こちらも今や定番のテーマと言えますね。
黒を基調にビンテージアイテムや革のアイテムを使った男前インテリアは北欧インテリアの対極にあるテーマと言えそうです。
男性に人気のテーマですが、最近ではDIY好きの女性がビンテージアイテムなどを自作し、オリジナリティ溢れる見事な男前インテリアを完成させているのをよく拝見します。
カッコよさを極めたテーマですから、間違ってもダサくなってしまわないようにポイントをいくつか挙げていきます。
先程書いた通り、北欧インテリアとは対極にあるテーマですから、北欧インテリアに馴染むような白木や淡い色のアイテムは男前インテリアには馴染みません。
木の色一つとっても、男前インテリアに馴染むのはこげ茶に近い古木や赤みの強い木で、無骨な印象を与える木がベストです。
ベッドやソファもファブリックのアイテムよりも革製の物が合いますし、壁紙も変えられるなら変えてしまったほうがいい場合が多いかと思います。
その点で少々ハードルが高く感じる方もいるかと思いますが、男前インテリアは小物に関しては融通が利きやすいです。
多少物が多くなってしまっても、全体感を壊しにくいです。
生活していく上で、ついつい見えてしまう新聞や上着などのアイテムすら部屋に溶け込んで味になってくるのが、男前インテリアの強みですね。
テーマ別部屋紹介3~モノトーンインテリア
今回ご紹介するモノトーンインテリアも人気のあるテーマですね。
モノトーンインテリアは色の制限こそありますが、それ以外は比較的柔軟性があり、明るい印象にするのもシックな印象にするのも思いのままです。
そのため、色の選択が全てですが、意外と見落としがちなのがトーンです。
黒なら黒、青なら青と色を決めればそれでオッケーというわけではなく、トーンを合わせることが実は最も重要です。
例え黒と白とグレーに絞ってアイテムを選んでも、トーンがばらけているだけでどこか違和感を与えてしまうのがモノトーンインテリアの難しいところです。
確かに黒や白なら失敗しづらいですが、青や赤ならトーンの違いが分かりやすいですよね。
並べることでその差ははっきりと分かるため、特に同じフロアに置く家具やラグなどのトーンを統一することで部屋の全体感を作りましょう。
また、モノトーンインテリアを作る場合、色を絞ることが不可欠です。
そのため、好きな色が沢山あって統一が難しいという場合には、無理に全ての部屋をモノトーンにせず、一室だけ、あるいは一角だけというのもいい選択肢です。
テーマ別部屋紹介4~趣味中心のインテリア~
これまで定番のインテリアをご紹介してきましたが、趣味がある方はその趣味を中心としたインテリアにしたいと思うこともあるのではないでしょうか。
例えば音楽が好きでギターやベースがある、読書が好きで本棚に囲まれていたい、猫が好きで猫グッズが沢山ある、そんな方のインテリアについても触れていきたいと思います。
趣味があるというのはいいことですよね。
そして、それに没頭できる空間を自分の部屋に作れたら言うことなしでしょう。
しかし、趣味のアイテムだらけの部屋では友達を呼ぶのは気が引けてしまう、と感じている方も多いかもしれません。
そんな方におすすめなのは、趣味のアイテムと相性のいいアイテムをプラスすることです。
例えばギターやベースなら木製のアイテムやメタリックなアイテム、猫が好きならグリーン系の自然を思わせるアイテムなどです。
そして、先程ご紹介したテーマと上手く組み合わせ、趣味のアイテムに目がいくように配置していきましょう。
そうすれば趣味のアイテムも活かしながら、お洒落な定番のテーマに沿った全体感のある素敵な部屋に近づけることができます。
定番のテーマのみならず、あなた自身の色を出せる部屋を是非作りましょう。
模様替えするときに大切なこと
ご紹介してことを基にテーマが決まり、概ね部屋のイメージが固まったら、いよいよ模様替えスタートです。
ですが、闇雲に手を付けては上手くいかないかもしれません。
少しだけ印象を変えたいのであればさほど手順にこだわる必要はありませんが、大きく印象を変えたいのであれば大きな家具やカーテンなどの面積の大きなアイテムから用意していきましょう。
実際に部屋に置いてみると見え方が変わって、選ぶべきアイテムが変わる場合があるからです。
家具やカーテンなどの大きさや色、トーンなど、意識しなければならないポイントが多いですが、可能な限りイメージに近い物を選び、変更しなければならない物を少なくできれば楽です。
慣れている方は気に入ったアイテムから部屋を模様替えしていくこともできますが、慣れていない方はこの手順で行ったほうが失敗しづらいです。
小物は最後にするほうが全体のバランスを整えやすく、おすすめです。
最初はイメージ通りにいかないかもしれませんが、大きめの家具などのチョイスと配置さえ間違わなければ大きな失敗にはなりません。
少しずつイメージに近付けていきましょう。
部屋のテーマは多種多様
ここまで読んで頂きありがとうございます。
お気に入りのテーマを見つけられたでしょうか?
今回紹介した部屋のテーマはごく一部です。
ですが基本的なテーマを選び紹介したため、汎用性が高いと思います。
基本を押さえて部屋を作ることで、失敗も少なくなり、イメージに近付けやすくなります。
この記事が皆さんが理想とする部屋を作ることのお役に立てば幸いです。