お布団を新しく買い換える時、古いお布団をどのように処分するのか迷いますよね。
自治体のごみ回収以外にも、無料のものから有料のものまで色々な引き取り方法があるのをご存知ですか?
ここでは、お布団の引き取り方法6選をご紹介します。
無料で自治体のごみ回収に出す1
お布団を処分するときに、まず思いつくのは無料でできる自治体のごみ回収ではないでしょうか。
自治体のごみに出す場合、お布団は基本的には可燃ごみとしては回収されず、粗大ごみとして回収されます。
粗大ごみは、「一辺の長さが30cmを超えるもの」と定義されているので、お布団もこれにあてはまります。
「布だから可燃ごみでもいいんじゃない?」と思われる方もいらっしゃると思いますが、引き取り不可ですので注意しましょう。
ただし、自治体によっては可燃ごみに出せることもあるようです。
可燃ごみと粗大ごみの区分けは、各自治体によって異なることがありますので、自治体のホームページなどで事前に確認することをおすすめします。
では、粗大ごみとしてお布団を回収してもらう場合の流れをご説明します。
①スーパーやコンビニなどで「粗大ごみシール」を買う
②自治体に粗大ごみ回収の依頼をする
③指定された日に粗大ごみシールを貼ってごみ捨て場に出す
粗大ごみシールを買ったり自治体に問い合わせたり、ごみ回収日を待ったりと、手間と時間がかかってしまいますね。
そこで、「どうしても可燃ごみとして出したい」という方に、裏ワザをご紹介します。
お布団が粗大ごみになってしまうのは、その大きさゆえです。
細かく切り刻んで可燃ごみの袋にいれることができれば普通のごみとして出すことができます。
(ただし、自治体によってはこれもNGな場合もあるようです。)
ただ、お布団を小さく切り刻むのは大変な労力を要する上に、綿くずや羽毛が部屋中に散らばってしまい、片づけにも時間がかかってしまいます。
そのデメリットがあっても、粗大ごみの回収費用をかけたくない方は、一度チャレンジしてみるのもいいかもしれません。
新しいお布団を買って古いお布団の無料引き取りを依頼する
新しいお布団を買う場合、お店で古いお布団を回収してくれることもあります。
全てのお店で対応しているわけではありませんが、確認してみることをおすすめします。
無料の引き取りには、いくつかの条件もありますが、新しいお布団の到着時に古いお布団を引き取りをしてもらえるので、手間がかかりません。
お布団を粗大ごみに出すにも手間がかかりますが、この部分がなくなったとなると作業が一つ減るのでいいですね。
また、古いお布団の処理で悩んでいて、新しいお布団を購入しようか悩んでいる方もいることでしょう。
無料引き取りの条件に合えば、この悩みがなくなり、購入の決めてになるかもしれません。
お店によっても条件がありますので、一度調べてみることをおすすめします。
引越し業者にお布団の引き取りを依頼する
新しいお布団を買うきっかけは、やはり引越しの時ではないでしょうか。
引越しを機会に、お布団の買い換えを検討する方は多いと思います。
引越しの時は、引越し業者を依頼しますよね?
実は、引越し業者の多くは、不用品の処分も同時に行っています。
無料ではなく有料になってしまいますが、処分したいお布団や家具・家電の引き取りに対応してもらえます。
費用は、引越し業者によって設定が異なっていますが、相場は不要品1つあたり1,000円~5,000円程度となっています。
引越し業者に不用品の処分を依頼する際に、いくつかの注意点がありますので、ここでご紹介します。
【業者に不用品の処分を依頼する際の注意点】
1.見積もり時に、お布団などの不用品の処分を依頼できるか確認しましょう。
依頼できる場合は、見積もりもきちんと出してもらいましょう。
一般的には、粗大ごみとして出すよりも高い費用がかかることが多いです。
2.引越し業者は、不用品の回収のみを行い、買取は行いません。
不用品の買取は、古物商の許可を得ていないとできません。
もし、買取を検討しているのであれば、買取業者に依頼しましょう。
リサイクルショップやネットオークションで売る
「引き取りをしてもらうなら、少しでもお金にしたい」と思う方もいることでしょう。
そこで、リサイクルショップやオークションでお布団は売れるのかと考える方もいらっしゃると思います。
実際のところはどうなのか、それぞれについて見てみましょう。
【リサイクルショップ】
残念ながら、リサイクルショップの多くは、衛生面の問題からお布団の買取は行っていないと言われています。
買取可能なものは、箱に入った未開封のタオルケットや毛布など、新品で未使用であることが確かなものだけです。
仮に、中古であっても見た目が良い状態のお布団であれば買い取ってくれることもあるかもしれません。
しかし、買い手が見つかることが非常に難しいため、そう高くは売れないようです。
リサイクルショップでお布団を買い取ってもらうということは、あまり期待できないでしょう。
【ネットオークション】
ネットオークションで売る場合は、落札希望者が出てくれば売ることができます。
ただ、リサイクルショップ同様、衛生面のこともあり、他の出品に比べて買い手が付きづらいのが現実です。
例外的に、ベビー布団はきれいなものであれば買い手が付きやすいようです。
ネットオークションで仮に売れたとしても、その後の落札者とのやり取りやお布団の発送など、ある程度の手間はかかってしまいます。
リサイクルショップやネットオークションで無事に取引が成立すれば、無料どころかお小遣いを得ることも可能です。
お布団をNGO・NPOなどへ寄付する
リサイクルやネットオークションのように利益が出るわけでもなく、無料でもありませんが、比較的安い費用で処分する方法として、寄付するという選択肢もあります。
発展途上国の支援団体や人権団体、動物愛護団体など、引き取り可能な団体はたくさんあります。
これらの国・団体・施設などでは、古いお布団でさえも貴重な物品です。
お布団はリユースが難しいとされていますが、こういったNGO・NPOに寄付をすることによって、必要としている人たちのところで有効活用されるのが可能になります。
利用方法は簡単で、メールフォームで集荷依頼をして、希望日時に集荷が来るのを待つだけです。
集荷料金は、サイズによって異なりますが、だいたい3,000円前後になります。
古いお布団であっても必要としている人に使ってもらるのなら、集荷料金も寄付ととらえて選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。
無料ではないけど、不要品回収業者に引き取り依頼する
特に、引越しなどで古いお布団を処分したいという場合は、お布団以外にも不用品が出る場合が多いです。
そういった場合、不用品回収業者を利用するという方法もあります。
業者に依頼する場合、もちろん無料というわけにはいかず、費用が発生してしまいますが、お布団のみならず不要となったあらゆる家具・家電など一括での引き取りに対応してくれます。
不要品をまとめて処分したいと考えている方には、おすすめの方法です。
【不用品回収業者に依頼するメリット】
・お布団をはじめ不用品を一括で回収してくれる
・ごみの分別は業者がしてくれる
・電話一本で即対応してくれる
また、古物商の許可を受けている業者であれば、中古品の買取をしてくれます。
買取金額は、不用品回収費用から差し引かれますので、実質的に不用品回収費用を安く抑えることができます。
【こんな業者には注意!】
「不要品を無料で回収します!」と宣伝している業者もいます。
「回収は無料だけど、運送料は別」といって、法外な料金を請求されることもあるという話も聞きます。
また、回収した不用品を不法投棄している場合があります。
無料で不用品を受け取った後、再利用できるものを残し、後は山中に不法投棄してしまうのです。
この、業者による不用品の不法投棄は社会問題にもなっています。
もし、この不法投棄が判明した場合、業者だけでなく依頼者も罪に問われますので、無料の回収業者には注意が必要です。
お布団の引き取り方法は、無料でも有料でもご自分の状況に合わせて選びましょう
古いお布団の引き取り方法について、無料から有料のものまで6つをご紹介しました。
ご自分で粗大ごみとして出したい場合は、自治体のホームページでお布団の取り扱いについて確認することが大切です。
新しくお布団を買う時に、古いお布団を引き取ってくれるサービスを上手に利用するのもいいですね。
また、引越しでお布団を買い換える方は、引越し業者や不用品回収業者を利用することも効率的です。
ご自分の状況やライフスタイルに合わせて、布団の処分方法を検討してみてはいかがでしょうか。