夏から初秋にかけての時期は、寝苦しい夜が続きます。
そのため、汗をかき、マットレスのシミになってしまうこともあるでしょう。
このようなシミ、気になりませんか?
今回は、そんなマットレスについたシミの、簡単シミ取りテクニックをご紹介していきます。
「マットレスを綺麗にしたい!」とお考えの方は、ぜひ参考にしてください!
マットレスのシミにはどんな種類がある?
一口にマットレスのシミと言っても、いろんな種類があります。
ここでは良くあるマットレスのシミをご紹介しましょう。
①寝汗のシミ
寝汗のシミは、特に多く耳にすることのあるシミです。
人間はコップ1〜2杯ほどの量の汗を、寝ている間にかいていると言われています。
特に、夏の間は寝苦しい日が続くので、一段と大量の汗をかきやすいです。
その影響で、知らず知らずのうちに、マットレスに汗のシミができてしまうこともあるでしょう。
②おねしょのシミ
小さいお子さんがいらっしゃるご家庭で、発生してしまうことのあるシミです。
防水シーツを敷いたり、おねしょパッドを敷いたりといろいろ対策をしていても、漏れる時は漏れてしまいます。
また、介護をされているご家庭でも同様に起きてしまうこともあるでしょう。
尿によるシミのため、臭いも発生し、衛生的にも困りやすいシミと言えるでしょう。
③血液のシミ
女性や小さいお子さんがいらっしゃるご家庭に多い悩みです。
女性も気をつけているとは言え、ついシミがついてしまうこともあるでしょう。
また、小さいお子さんは、「寝ている間に鼻血が出てた」なんてこともよくある話です。
こちらも、衛生的にも見た目にもやっかいとも言えるでしょう。
④カビのシミ
こちらは、特にやっかいなシミと言えるでしょう。
人によっては、「気づかぬうちにマットレスにカビが生えていた」なんて経験をしたことのある方もいるのではないでしょうか。
原因の一つとしては、寝ている間の寝汗や皮脂の汚れが積もり積もって、いつの間にかカビになってしまうということが多いと言われています。
血液やカビは、特に目立つシミなので、綺麗にシミ取りができたら嬉しいですよね。
それでは、マットレスについた4つの種類のシミ取り簡単テクニックについて、ご紹介していきます。
寝汗で黄ばんだマットレスに効く簡単シミ取りテクニック
最初にご紹介するシミ取りテクニックは、毎日かく寝汗のシミの取り方です。
寝苦しい夏の間だけでなく、1年中寝汗はかいているものです。
さらに、大量にかく寝汗とともに、皮脂も分泌されております。
それらがシーツで収まらずマットレスにまで染み込んでしまうことがあります。
結果、黄ばみの原因になってしまいます。
このようなシミや黄ばみを取るのにおすすめのものが、「セスキ炭酸ソーダ」です。
最近は、TVでも取り上げられうことが多くなりました。
汚れがとにかく落ちるということで、掃除用品として主婦の強い味方です。
アルカリ性の粉末で、水に溶けやすく変質もしにくいので、使い勝手の良さや保管のしやすさからも人気です。
また、100円ショップなどいろんなお店で購入可能なことも、おすすめポイントの1つです。
それでは、セスキ炭酸ソーダの使い方をご紹介していきます。
まず、下記のものを用意していただきます。
・セスキ炭酸ソーダ
・水
・スプレーボトル
・タオル
これらを用意できたら、水500CCにセスキ炭酸ソーダ小さじ1杯程度を溶かします。
この溶かした液体を市販のスプレーボトルに入れたら、準備完了です。
このセスキ炭酸ソーダを「気になる汗じみ」や「黄ばみ」に湿る程度に吹きかけます。
5分ほど時間をおいた後、乾いたタオルで押しつけるように拭き取ります。
たったコレだけで、シミ取り完了です。
この時点で、まだシミが気になるようであれば、上記の工程を何回か繰り返してください。
その後、干したり、ドライヤーで乾かしたら、快適で綺麗なマットレスに大変身します。
セスキ炭酸ソーダは手荒れしにくいものですが、気になる方は、ゴム手袋をしてから、シミ取りを始めてください。
おねしょの臭いも気になるシミも取れる簡単シミ取りテクニック
小さいお子さんがいらっしゃるご家庭で多いのが、おねしょのシミでしょう。
マットレスの上に防水シーツを敷いてても、「失敗してマットレスまで汚れてる」なんてこともよくあるのではないでしょうか。
そんな時に使ってほしいのが、「酢水」と「重曹」です。
どちらも、家の中の掃除に便利ということで、よく知られているものです。
酢水とは、お酢を水で薄めたものになります。
そして、お酢は酸性なので、アルカリ性の汚れにあたるおねしょのシミがよく取れるのです。
さらに、重曹は脱臭効果もあると言われているので、おねしょのシミ取りには最適と言えるでしょう。
では、おねしょのシミ取り方法についてご紹介していきます。
ここでは下記のものを用意してください。
・お酢
・水
・スプレーボトル
・重曹
・タオル
用意ができましたら、お酢と水を1:1の比率で溶かして酢水を作ります。
この酢水をスプレーボトルに入れて、シミ取り開始です。
マットレスのおねしょ痕の所に、酢水を湿らせる程度に吹きかけます。
その後、濡らした所に乾いたタオルを上から置き、押さえるようにして水分をしっかりと拭き取ります。
これで、シミが取れてきます。
まだ気になるという方は、この工程を繰り返してください。
あとは、干して十分乾かしたら、終了です。
もし、まだ臭いが気になるという方は、酢水を吹きかけた後に重曹を振りかけて、2〜3時間放置しましょう。
重曹が臭いを取ってくれます。
その後、重曹を取り除き、干して十分乾かしたら、完了です。
おねしょのシミでお悩みになっている方は、ぜひ試してみてください。
取れにくい困った血液のシミの簡単シミ取りテクニック
女性のみなさん、そして鼻血がよく出る小さいお子さんがいらっしゃるご家庭で気になるのが、マットレスについた血液のシミでしょう。
ついてすぐなら比較的簡単に取れますが、乾いてしまっていた後が取れにくく、困ってしまいます。
そんな血液のシミ取りに使うのが「重曹」です。
上記のおねしょ痕のシミ取りでも使いましたが、血液のシミ取りでも大活躍します。
血液の主成分はタンパク質です。
そして、タンパク質の分解に効くのがアルカリ剤になります。
そこで弱アルカリ性の重曹が効果的に働くというわけです。
では、血液のシミ取り方法について、ご紹介していきます。
ここでは下記のものを用意してください。
・重曹
・食器用洗剤
・水
・歯ブラシ
・タオル
用意しましたら、水500ccに重曹大さじ1を加えて重曹水を作ります。
そこに食器用洗剤を2〜3滴入れれば、準備完了です。
気になる血液のシミの所に、重曹水+洗剤の液をつけて、汚れを浮かすように歯ブラシでトントンと叩きます。
すると、シミがじわ〜っと浮いてきます。
その後、乾いたタオルで浮いてきた汚れを拭き取ればOKです。
それでもシミが気になる時は、シミの所に直接重曹をかけ、少しずつ水を振りかけた後、歯ブラシでトントンしましょう。
そして、汚れをタオルで拭き取ってください。
また、この重曹以外にも、血液のシミ取りに有効なのが、①の寝汗のシミ取りでご紹介した「セスキ炭酸ソーダ」です。
これもアルカリ性なので、血液のシミに効きます。
こちらもぜひ試してみてください。
一度つくと困るカビの簡単シミ取りテクニック
マットレスの汚れで、特にいやなシミとも言えるカビのシミ。
シーツやベッドパットを敷いて、できるだけマットレスが汚れないようにしているのに、「いつの間にかカビが生えていた」、という残念な結果になった人も多いはずです。
このカビのシミの原因は、今までご紹介してきた①〜③のシミや汚れなどが原因となってカビになることも多いです。
このカビのやっかいな点と言えば、体に悪影響を及ぼす可能性があるということです。
カビがついたままのマットレスを使い続ければ、アレルギー性鼻炎や喘息、アトピー性皮膚炎などの原因の1つにもなると言われています。
さらに心配なのが、小さいお子さんや高齢者の方がいらっしゃるご家庭です。
免疫力が弱いので、肺炎などになる可能性もあります。
そんな、体に悪いカビをご家庭でも簡単に落とせるおすすめのものが、「カビソフト除去スプレー カビホワイト」です。
1300円とちょっとお高いスプレーですが、威力は抜群です。
ネットショッピングサイトでも大人気の商品となっています。
では、カビのシミ取り方法について、ご紹介していきます。
用意するのは、カビソフト除去スプレー カビホワイトのみです。
何種類かあるので、「白い布などの材質用」のカビホワイトを選んでください。
カビのシミ取り方法は、カビのシミ取りをしたい所にスプレーをして、30分ほど放置するだけです。
また、もしまだカビが残っていれば、スプレーして30分放置を繰り返してください。
ここで、臭いが気になる場合は、窓を開けてから行ってください。
これだけの工程なので、びっくりしてしまうくらい、簡単でしょう。
それでも、効果は抜群です。
カビにお悩みの方、ぜひ試してみてください。
マットレスを清潔に使い続けるためのお手入れテクニック
いろんなマットレスのシミ取りテクニックをご紹介してきましたが、それ以前に大切なことは、シミやカビができないように予防することです。
特に、マットレスは毎日使うにもかかわらず洗えないので、特に気をつけたいところでもあります。
では、どんなお手入れ方法があるのでしょうか?
①シーツやベッドパッドは必ず敷き、こまめに交換すること
ほとんどの方はシーツやベッドパッドを敷かれていると思いますが、こまめに洗い替えをしてください。
寝ている間の汗や皮脂汚れは、シミやカビの原因になります。
②マットレスの位置を変えること
ベッドを使用されている方の場合に必要なのが、マットレスの位置を定期的に変えることです。
変えずに使い続ければ、どうしてもマットレスにへたれなどが出てしまうものです。
上下、裏表を変えるなど、対策をしておきましょう。
③マットレスのダニ対策をすること
綺麗に使っていてもダニは発生してしまうことがあります。
そんな時おすすめなのが、ダニ取りシートやダニ取りパッドです。
いろんな種類のものが、ネットなどでも販売されています。
マットレスの上などに敷いたり貼ったりして、生きているダニの対策をしましょう。
また、ダニの死骸や糞を取り除くことも重要です。
掃除機や専用クリーナーを丁寧にかけてください。
シーツやベッドパッドを交換する時にでも、一緒にかけるといいですね。
④天日干しをすること
清潔にしていても、睡眠中の汗や皮脂は、どうしてもマットレスについてしまいます。
そして、シミやカビ、ダニの発生原因となってしまいます。
そんな時に効果的なのが、天日干しをすることです。
できれば、3ヶ月に1度ぐらいは天日干しをしてほしいところです。
家の状況的に、マットレスを干すなんてできない、という方もいるでしょう。
そんな方は、寝室の窓を定期的に開けて風を通したり、扇風機を当てたりして、乾燥させましょう。
質の良い睡眠には、清潔なマットレスが必需品!
長い人生の中で、1/3は睡眠が占めると言われています。
人間にとってとても重要な睡眠ですが、ただ寝れば良いという訳ではありません。
勉強や仕事、遊びで疲れた体をゆっくりと休めるには、質の良い睡眠を取ることがとても大切です。
そんな質の良い睡眠に必要なのが、やはりマットレスなど寝具の清潔感です。
綺麗なままで使い続けられれば良いのですが、シミができたりカビができたりしてしまいます。
そんな時は、今までご紹介してきたシミ取りテクニックなどを使って、ぜひマットレスを美しくリセットしてみてください。
疲れた体を癒せる、快適な夜を過ごせますよ。