見た目の可愛さと細部まで技巧が施されたフィギュアについつい手を出してしまったけど、どうやって飾ったらいいのか分からない。
気づいたらいつの間にかフィギュアが散乱していた。
そもそもフィギュアのディスプレイ方法が分からない…。
そんなフィギュアに関する悩みを持つ方々のために、今回はフィギュアを台座や他のものに固定して美しくディスプレイする方法をご紹介します!
台座を使ってフィギュアを固定する方法
●ウォールラックを台座にする
100円均一などで手に入るウォールラックを台座として使う方法です。
初めに、壁にウォールラックを固定します。
次に、ウォールラックにフィギュアをディスプレイしてみて、どこにどのフィギュアを飾るか鉛筆であたり(目安になる線)を取っていきます。
あたりはフィギュアを立てた状態で、フィギュアの台座をなぞるようにしてとっていきましょう。
あたりが取れたら、マスキングテープをフィギュアの台座裏とウォールラックのあたり部分に貼っていきます。
マスキングテープを貼り終わったら、その上から強力両面テープを貼っていきます。
最後に両面テープの剥離紙をはがしてフィギュアをあたり部分に固定します。
●市販のアクリル製・コレクションケースを使う
最近ではフィギュア用のアクリル製・コレクションケースが100円均一店や、ネットショッピングで簡単に手に入ります。
アクリル製・コレクションケースには、単体のボックス形をしたものや仕切りがついていてフィギュアを4つまで飾れるものなどあります。
コレクションケースにフィギュアを入れれば、バランスの悪いフィギュアでない限り倒れることはありませんが、それでも心配であれば、上記のマスキングテープ+強力両面テープで固定する方法をおすすめします。
●市販のコレクションボックスひな壇台座を使う
コレクションボックスひな壇台座を使う方法もあります。
こちらも100円均一で販売されています。
大きなフィギュアは飾れませんが、ガチャガチャなどでゲットした小さなフィギュアを飾るにはちょうどいいケースとなっています。
こちらのケースはひな壇台座がついているので、後方に並べたフィギュアが前方のフィギュアに隠れることなくディスプレイできます。
こちらも心配であればマスキングテープ+強力両面テープで固定すればいいでしょう。
台座なしでフィギュアを固定する方法
前項では、台座を使ってフィギュアを固定する方法をご紹介しました。
マスキングテープは、プラスチックや木材にも簡単に貼れて、はがしやすい性質を持っています。
その性質を活かせばフィギュアを汚すことなく、台座に固定することができます。
このように、フィギュアのディスプレイ方法といえば、真っ先にフィギュアケースなど台座を使った方法を思い浮かべます。
しかし、実はそれ以外にもフィギュアを美しく飾れるアイテムがあります。
そのアイテムとは「ガラス瓶」です。
ここでは、ガラス瓶を使ってフィギュアを美しく固定する方法をご紹介します。
●吸水ポリマー+水+ガラス瓶
まず、吸水ポリマーとガラス瓶を用意します。
吸水ポリマーは100円均一で手に入ります。
用意が整ったらいよいよ瓶詰です。
最初に、吸水ポリマーとフィギュアとガラス瓶をきれいに水で洗います。
水洗いをすることで藻の繁殖を防ぎます。
次に、ガラス瓶に洗った吸水ポリマーを半分ほど敷き詰め、フィギュアをイン&セットします。
フィギュアのサイズや形によっては瓶に入れにくかったり、固定しずらい場合もありますので、その際には割りばしを使って、つまむようにして固定します。
さらに固定したフィギュアの上から吸水ポリマーを瓶いっぱいに敷き詰めます。
最後に、水を瓶の中に入れて蓋を閉めて完成です。
不思議なことに、つぶつぶだった吸水ポリマーが透明になって、フィギュアが浮いた状態で姿を現します。
吸水ポリマーにビーズを散りばめると、より幻想的な演出ができるようです。
フィギュア台座を手作りしよう①
フィギュア台座といえば、やはり思い浮かべるのはひな壇タイプの台座ではないでしょうか。
市販のフィギュア台座ひな壇は、少数のフィギュアをディスプレイする分にはいいですが、多数のフィギュアのディスプレイには向いていません。
そこで、比較的手に入りやすい材料でひな壇台座を手作りしちゃいましょう。
●材料
・牛乳パック
・新聞紙やチラシなど
・木工用ボンド
・フェルトまたは布
・ハサミ・カッター
・セロハンテープ
材料を見て、なんとなく作り方を想像できた方も多いのではないでしょうか。
まずは牛乳パックの注ぎ口の部分を開いて、他の牛乳パックと接着しやすいようにはさみでまっすぐカットしていきます。
カットし終わった牛乳パックに新聞紙やチラシなどを敷き詰めていきます。
あまりぎゅうぎゅうに敷き詰めるとひな壇の土台となる牛乳パックがパンパンになるので、加減を見ながら詰めていきましょう。
次に、新聞紙やチラシを詰めた牛乳パック同士をセロハンテープを使い、敷き詰めた新聞紙が見えない形で接着します。
上記の牛乳パックのセットを6つ作ります。
6つ作ったら、牛乳パックのセットを3つ、2つ、1つと分けて、それぞれの牛乳パックの側面部分をセロハンテープで接着し、ひな壇になるように組み立てて固定していきます。
最後に、牛乳パックの柄や接着部分が見えないように、フェルトや厚手の布でおおい、木工用ボンドで接着すれば、オリジナルひな壇の完成です。
フェルトや布の代わりに、リメイクシートを貼ってもよいでしょう。
フィギュア台座を手作りしよう②
フィギュア台座といえば、アクリル板で作られた台座を思い浮かべる方も多いはずです。
次にご紹介するのは、アクリル板に近いクリアな吸盤とアクリル棒でフィギュアを固定する方法です。
まずは材料をそろえましょう。
●材料
・吸盤
・アクリル棒(3ミリ丸棒)
・電動ドリル
・アクリルカッター
・金ヤスリ
吸盤は100円均一、アクリル棒はホームセンターやネット通販で300円ほどで手に入ります。
アクリルカッターや金ヤスリもホームセンターで購入できます。
電動ドリルの刃は、吸盤とアクリル棒、アクリル棒とフィギュアの結合部分の穴をあけるのに使います。
2.9ミリと3ミリを使用します。
まず、吸盤とアクリル棒を結合したいので、吸盤にドリルで穴をあけます。
このときのドリルの刃は3ミリを使用します。
次にアクリル棒を好みの長さにカットします。
カットにはアクリルカッターを使います。
片手でアクリル棒を固い板などに固定し、カッターの刃先をアクリル棒にあてて溝をつくるように傷を入れていき、最後はもう片方の手でポキっと折る要領でカットします。
アクリル板の切断面は尖っているので、金ヤスリで平らにします。
カットし、金ヤスリで平らにしたアクリル棒を穴の開いた吸盤に固定します。
同じように、フィギュアにもアクリル棒が入る穴をドリルであけます。
このときは2.9ミリを使います。
最後に、穴をあけたフィギュアの底にアクリル棒を入れて固定して完成です。
大量のフィギュアはフィギュアラックと突っ張り棒で固定しよう
フィギュアをコレクションとして集めていたら、いつの間にか小さなコレクションケースには収まらないくらいフィギュアが増えていた、なんてこともフィギュア好きには珍しくないはずです。
そんなときは、高さ180センチほどのフィギュアラックの購入をおすすめします。
ネットショッピングで、3万円ほどで手に入ります。
最近では、ラックの仕切り棚の高さをユーザーの好みに合わせて変えることができたり、大切なコレクションの盗難防止に鍵がついていたり、より美しくディスプレイできるようにLED照明をつけられたり、と様々な工夫が施されています。
フィギュアラックにフィギュアを飾るときは、アクリル製・コレクションケースやコレクションボックスひな壇台座などとの併用をおすすめします。
正規の使い方とは少し異なるのですが、コレクションケースやコレクションボックスの蓋を外し、アクリルのケースだけを逆さにして置いた上に、ケースの蓋を被せて使うと、奥行きまで十分にフィギュアをディスプレイできます。
フィギュアラックにフィギュアを飾ったら、忘れてはならないのが転倒防止です。
フィギュアラックにあらかじめ天井突っ張りがついているものもありますが、中にはないものもあります。
そんなときは、別売りの転倒防止用突っ張り棒を購入し、壁に固定しましょう。
転倒防止用突っ張り棒は、1000~3000円ほどで購入できます。
アイディア次第でフィギュアは美しく飾れる!
これまで、台座を使ってフィギュアを固定する方法や台座なしでフィギュアを固定する方法、フィギュア台座の作り方などをご紹介しました。
最後に、フィギュアをより美しく飾るためのワンランク上のテクニックをご紹介します。
●ポスターやフォトフレームを背景にする
フィギュアと関連するポスターを壁に貼ってフィギュアの背景にしたり、フィギュアに関連する模様や写真をフォトフレームに入れて、フィギュアの背景にしてかっこよく飾る例です。
関連するポスターと一緒にディスプレイすれば統一感が生まれますし、写真などをフォトフレームに入れてフィギュアの背後にセットするだけでリアル感が生まれます。
●間接照明で美しく
フィギュアケースやフィギュアラックに間接照明をつける例です。
間接照明には、LEDテープライトがおすすめです。
名前の通り、照明がテープ状のついており、テープをはさみでカットして、裏面の両面テープをはいで使えるので簡単です。
LEDテープライトにはブルーやピンク、白色発光などがあるので、好みの発光色を選んで使いましょう。
●アクアリウムの一部として
吸水ポリマーを使ってフィギュアと水草をセットし、アクアリウムのように見せることもできます。
また、実際にご家庭で金魚や熱帯魚などを飼っていらっしゃる方は、フィギュアを水槽に入れてアクアリウムとして楽しむこともできます。
フィギュア台座やアイテムを活用してディスプレイを楽しもう
フィギュアにも小さなもの、大きなもの、背の低いもの、高いもの、と色々です。
それぞれのフィギュアに合った台座を選んだり、台座を手作りしてみてディスプレイすれば、より愛着が湧くことでしょう。
大量のフィギュアもウォールラックやコレクションケースに固定したり、ディスプレイラックを使えばお部屋も整理され、美しく飾れます。
皆さんもぜひ台座やフォトフレームなどのアイテムを活用してフィギュアディスプレイを楽しみましょう。