ワンルームで、テレビを置く場合、何インチがいいのでしょうか?
ワンルームという限られている空間では、テレビとの距離が重要になってきます。
それでは、テレビの選び方についてご紹介していきましょう。
ワンルームにおすすめなテレビは、32インチ!
テレビを見る時に、どのくらい離れて見るのが良いかを示す「視聴距離」というものがあります。
従来のブラウン管テレビの視聴距離は、画面の高さの約5~7倍の距離が必要と言われていました。
しかし、液晶では高精細な映像のため、近くで視聴しても映像の美しさが損なわれないことから、3倍の距離が最適と言われています。
そこで、テレビのインチごとに視聴距離が異なるので、以下にテレビのインチごとに出した視聴距離を示します。
・32インチ…1.2m
・37インチ…1.4m
・40インチ…1.5m
・42インチ…1.6m
・46インチ…1.7m
・52インチ…1.8m
このことから自分が部屋のどこでテレビを見るのかを考え、その場所からテレビを置く場所までの距離から逆算することで、購入するテレビの大きさを決めることもできます。
例えば一人暮らしでワンルームや1Kといった間取りの部屋の場合、ソファーやベッドを配置すると大体テレビを置く場所は、そこから1.2m以内になってきます。
ということからワンルームなどでは、32インチのテレビがベストという事になります。
ワンルームに大型インチのテレビを置くと、どんなデメリットが?
視聴距離を考えると、部屋の広さに比例してテレビのインチ数を上げていくのが良いという結論になります。
とはいえ、そこは個人の趣味趣向もあるわけで、単純にワンルームだから小さいのにしなくちゃいけないとも言えません。
先ほどもお話しましたが、液晶テレビは高精細な画質のため、インチが大きくなっても画像の繊細さだったり、綺麗さはもちろん変わりません。
ですから、大きければ、それだけ迫力のある映像や音声が楽しめます。
ただ、やはりワンルームの部屋などに60インチの様な大画面テレビを置くと、かなりの圧迫感はあるでしょう。
音もガンガン迫ってくる感じで、疲れてしまうかもしれません。
ここに一つのアンケート結果をご紹介します。
ワンルームや1Kにお住いの、一人暮らしの方にテレビの使用サイズと満足感を聞いてみました。
その結果、回答者の55%が32インチのテレビを使っており、その内70%の方が満足しているとの回答がありました。
このアンケート結果からも、あくまでも個人の好みではあるものの、視聴距離を意識したインチ選びは有効だという事はおわかりいただけるのではないでしょうか。
ワンルームのテレビはどちらを選ぶ?4Kと2Kの違いって?
さて、2018年にサッカーのワールドカップや冬季オリンピック、2020年に東京オリンピック・パラリンピックなど、スポーツのビッグイベントを控えています。
このことから、テレビの買い替えを検討される方が増えていくことでしょう。
そこで悩むと思われるのが、ここ数年で登場してきた4Kの存在ではないでしょうか。
今はまだ現状の2K(フルハイビジョン)テレビよりも価格が高い事もあり、シェアは少ないですが、近い将来必ずやテレビの主流になると言われています。
4Kテレビを詳しくご紹介すると、現在の2Kテレビが2.1メガピクセル(約200万画素)に対して、4Kは8.29メガピクセル(約800万画素)の解像度になります。
iPhone7のカメラの画素数が1200万画素なので、それに迫る画素数を映像で再現できるのはとんでもない事です。
横に4000個(4K)の画素が並んでいる為に映像の細部にわたるまでリアルに映し出せます。
おそらく家電量販店などで2Kと見比べてみれば、一目瞭然となるでしょう。
更にワンルームに置くテレビも4Kだと視聴距離が変わってくるので、選ぶインチの幅も広がってきます。
ワンルームでも大型テレビを置きたいなら4Kがおすすめ!
ここで先ほどの「視聴距離」をもう一度考えてみます。
4Kテレビは、画素が約4倍になったことで、1つ1つの点が小さくなりました。
そのため、よりなめらな映像が実現され、近くの距離で見ても画像の粗さが目立つようなことはなくなりました。
この事から、2Kテレビに比べれば視聴距離を取らなくて済む様になってきます。
新しい4Kの視聴距離の目安は、テレビの高さの約1.5倍とすると言われています。
もちろん目安ではありますが、従来のテレビの約半分の距離に設置しても、4Kなら違和感なくテレビが見られる様になったわけです。
また、今までと同じ距離にテレビを置くならばテレビのインチサイズを上げられるという事です。
ただし、これはあくまでも計算上の事なので、ワンルームなどの平均視聴距離が1.2mだからと言って60インチ(理論上は65インチも可能)の4Kテレビがおすすめとまでは言えません。
近年はメーカーが大画面に力を入れているため、それに伴って消費差の方も大型にシフトする傾向が強く、それだけ必要な視聴距離も伸びてきています。
同じフルハイビジョンでインチを上げて買い替えを行った場合は、見づらくなる可能性もあります。
その点が解消できるだけでも4Kを検討してみる価値はありそうです。
一人暮らし、ワンルームの部屋でも4Kなら40インチが置ける!
4Kテレビの最大の特徴は、細かい画素の集合体のため、映像がきめ細かくなめらかであることです。
それだけに近い距離から見ても、従来の「画像が粗くて見にくい」などという事はありません。
ワンルームに置くテレビのインチは32インチくらいが最適と言ってきたわけですが、これが4Kならインチアップが可能となります。
当然同じ32インチを選んでもう少し近くから見ても良いです。
今までのフルハイビジョンのテレビの視聴距離を元にして、4Kテレビに買い替えた場合、理論上ではワンルームなどの間取りの部屋でも、60インチ以上のテレビが推奨できる事になります。
さすがにワンルームに60インチは極端すぎると思いますが、4Kテレビはそれほどずば抜けた高画質という事がわかります。
特に違いが分かるのは、動きが激しく、ライブ感が大切なスポーツ中継などです。
まるでスタジアムや試合会場にいるかのような臨場感を演出してくれる、大迫力の画像と音質となっています。
4Kテレビにはうれしい機能がいっぱい!
4Kテレビはその他の付加機能も充実しています。
インターネットにつなげば、パソコンやタブレットさながらに、動画サイトの4K動画が楽しめたりします。
現在NETFLIXやHuluなどのビデオ配信サービスには、まだテレビ番組には少ない4K動画の配信も行っていますのでおすすめです。
また、インターネットエクスプローラーやグーグルなどのブラウザが搭載されているので、パソコンと同じネット環境が利用できるようになります。
また、デジカメやビデオカメラで撮影した写真や動画も4Kテレビに映し出してみる事ができます。
特に大画面で綺麗な写真を見る機会は中々ないことでしょうから、おすすめです。
更に、同じメーカ-同士であれば、それぞれにリンクしているので、ボタン一つで簡単に操作できます。
更に4Kテレビは、軽量化が進んでいて、かなり軽いのも嬉しいです。
40インチで15㎏前後が相場ですので、ワンルームの部屋の模様替えなどでも軽々と持ち運べます。
これからまだまだ進化を遂げていくと思われる4Kテレビですので、じっくり検討しながら最適な一台を選んで下さい。
ワンルームに大型テレビを置きたいなら、おすすめは4K
いかがでしたか?
ワンルームで、テレビ購入の目安になったのではないでしょうか?
これから、テレビは4Kに以降すると言われています。
4Kテレビは、映像が綺麗なだけでなく、様々な機能も付いているので、一人暮らしでも飽きることがなさそうですね。
ぜひ、検討してみてはいかがでしょうか。