洗顔後や寝る前に、顔の保湿してますか!?寒い冬の乾燥対策

  • 2017年2月22日
  • 2019年5月28日
  • 睡眠

女性は特に顔や肌の乾燥が気になりますよね。

この乾燥をどうにかしたいと悩む方は、多くいらっしゃるかと思います。

顔は常に外気に触れているため、乾燥しやすい部分と言われています。

今回は、寒い冬の乾燥の原因と、乾燥対策などをご紹介します。

この記事を参考に、洗顔後や寝る前には正しく保湿して乾燥を防ぎましょう。

顔の乾燥状態の種類

寒い日は、顔もこわばりますし、肌も乾燥します。
外や部屋にいる時、寝る時にも顔の水分は蒸発していきます。

肌の乾燥には3つの状態があります。

1.肌のかさつき、つっぱり、粉をふく

肌のかさつきは、急激な水分の蒸発で肌の水分が失われることにより起こります。
そして、粉がふくのは、乾燥で皮膚が固くなりうまく角質が剥がれずに残ってしまうことが原因です。

2.肌のザラつき、かゆみ、ひび割れ

かゆみは、肌のキメが乱れ敏感になった部分が、外からの影響で過剰反応することが原因です。
肌のザラつきやキメの乱れは、肌の水分不足による乾燥と肌に不要な角質が残ることが原因になります。

3.肌の湿疹。

肌の湿疹は乾燥した肌のキメが乱れてそこから雑菌が入ったり、またその部分がかゆくてかいてしまうことが原因です。

もし、気になる場合は、皮膚科に一度相談してみて下さい。
治療が必要のない場合でもいろいろとアドバイスをしてもらえます。

そして、肌の乾燥がひどい場合は早く皮膚科を受診しましょう。

顔が乾燥する原因は、寒いから?

顔が乾燥する場合は、大きく分けて2つのケースがあります。

寒い冬など空気が乾燥する時だけに起きる「季節による乾燥」と自己流の肌ケアや生活習慣による肌の負担が続いた時の「慢性的乾燥」です。

肌のケアはいつもと同じなのに、冬になると顔が乾燥するという人も多くいます。
それは、空気の乾燥によるもので、肌の乾燥は一時的なものといえるでしょう。

一方で季節に限らず顔の乾燥が気になる場合は、自己流の間違った肌ケアや生活の習慣による肌の乾燥が考えられます。

ここでは、季節的な乾燥に絞りお話しします。

季節的な乾燥は、空気の乾燥で肌の水分が蒸発してしまうことが原因です。
寒い冬は、気温も低く空気中の水分量も少なくなります。

空気の乾燥により、肌の水分が蒸発して顔が乾燥しやすくなります。
このことから、いつもと同じ肌のお手入れなのに、冬になると頬や口元がカサついたり、粉をふいたりするのは、季節による一時的な乾燥と考えられます。

そして、寒い冬は体が冷えやすく血行も悪くなり、体のリズムも乱れがちになって肌の皮脂も減ります。
肌表面の皮脂が減ってしまうとさらに肌の水分が蒸発します。

顔は外気にいつも触れているので、体よりも水分が蒸発しやすくなりますし、寝る時のケアも必要になります。

また、一時的な季節の乾燥だからと、肌のケアを怠ると乾燥が慢性化してしまうこともあります。

そのようなことになる前に、乾燥の原因を知って対策をすることが大事です。

寒い冬・洗顔後や寝る前の、顔の保湿は大切

寒い冬のスキンケアで大切なことは、洗顔後や寝る前の保湿です。
乾燥の季節には、意識して肌の保湿をしましょう。

◯スキンケア方法

クレンジング・洗顔…冬の乾燥する季節は、いつもの洗顔では肌がつっぱります。

ぬるま湯洗顔したり、力を入れずやさしく顔を洗ってもつっぱる場合は、保湿成分が入っているクレンジングや洗顔料に変えましょう。

保湿…化粧水で水分をたっぷり補い、その後に乳液かクリームなどで油分を補います。

肌が乾燥している時は角質層まで浸透する化粧水をつけた後、水分が逃げないように乳液やクリームをぬります。
また、冬だけ保湿タイプの化粧水や乳液、クリームなどに変えるのもよいですね。

肌の乾燥を防ぐため、洗顔や入浴後にはすぐにスキンケアをすることが大切なポイントです。

おすすめの化粧水は、水溶性の保湿成分入りのものです。
水溶性の保湿成分は、ヒアルロン酸、エラスチン、コラーゲン、グリセリン、ブチレングリコール、プロピレングリコールなどです。

乳液やクリームは油性の保湿成分入りのものを選びましょう。
油性の保湿成分は、セラミド、スフィンゴ脂質、ステアリン酸コレステロール、水素添加大豆レシチンなどです。

水溶性の保湿成分の化粧水で水分を補って、油性の保湿成分の乳液やクリームを上にぬりましょう。
それでも乾燥する部分は、ワセリンを試すのもよいです。

使い心地もよく皮膚表面を保護して乾燥を防ぎます。

寒い冬・顔の乾燥の対処法

寒い季節に顔の乾燥を防ぐには、部屋が乾燥しないようにすることが大切です。
部屋が乾燥している場合は、顔の保湿をすることと、部屋の乾燥対策をしてみましょう。

部屋の湿度は40~60%くらいがよいとされます。
湿度計がない場合は、乾燥の目安がありますので試してみましょう。

1.ガラスか金属製のコップに氷水を入れて部屋に置きましょう。
2.2~3分たってもコップまわりに水滴がつかなければ、部屋が乾燥している状態です。

十分な湿度がある時は、コップにすぐに水滴がつきます。

部屋が乾燥していて湿度が低い場合は加湿器をつけましょう。
近頃はいろいろなタイプの加湿器があるので、機能性や部屋のインテリアに合うものを選ぶとよいですね。

また、室内に洗濯物や濡れたタオルなどを干すのも湿度が上がりやすくなりますし、濡れたものの面積が大きいほど湿度も上がります。

寝る時にベッドやお布団の近くに、濡れたタオルなどを干すと寝てる時の乾燥防止にも役に立ちますね。

水拭きができる床やフローリングでは、水拭きをすると加湿が期待できますし、ホコリもまい上がりません。
掃除も兼ねることにもなるのでおすすめです。

また、水拭きできない床やフローリングの場合には、窓やテーブルなどを水拭きしてみましょう。

スキンケアは食生活と充分に寝ること?

顔が乾燥するのは、寒い季節の空気の乾燥に限らず、食生活や睡眠も関係している場合があります。
そこで今のセルフスキンケアを見直してみましょう。

食生活では、食事の偏りや極端に食事の量を減らすと、栄養の偏りで肌が乾燥する場合があります。
肌の乾燥を防ぐにはバランスのよい食事を心がけましょう。

そこで毎日の食事に摂りたい栄養素は、次のものです。

ビタミンA…緑黄色野菜・乳製品・卵黄など
ビタミンE…大豆・アボカド・ナッツ類など
ビタミンB…魚・豚肉・卵・乳製品など
ビタミンC…イチゴ・柑橘類・ピーマンなど
ベータカロテン…緑黄色野菜、卵黄、乳製品など
たんぱく質…肉・魚介類・大豆・卵など
必須脂肪酸…肉・青魚・ごま・クルミなどです。

また、肌には質のよい睡眠をとるこも重要になります。
そして、成長ホルモンが活発なのは寝始めて3時間くらいなので、その時の睡眠の質をよくしましょう。

睡眠の質をよくする方法は、部屋の電気を寝る前に暗くしておくことです。

寝る前の部屋が明るいと、メラトニンという睡眠を促すホルモンの分泌が抑制されて、寝つきが悪かったり、眠りが浅くなったりします。

そのため、寝る前には部屋を薄暗くしたり、間接照明にして質のよい睡眠をとることが大切です。

寝る前のストレッチで眠りの質を良くしよう

睡眠の質はとても大切です。
その質をよくする方法をご紹介します。

普段、適度な運動やウォーキングをすることがよいのですが、運動する時間がないとか、寒い日のウォーキングがつらい場合には、寝る前に簡単なストレッチを行いましょう。

そこでストレッチ法をご紹介していきます。

◯伸びのストレッチ
ストレッチはゆっくりと静かに大きく深い呼吸で行います。

1.布団などに仰向けに寝て腕をまっすぐ頭の上に伸ばして、足もまっすぐに伸ばします。

2.深呼吸しながら腕を気持ちのよいところまで伸ばし、足のかかとは下の方に押すように伸ばします。

3.力をゆっくりと抜いて終了です。

1~3を数回繰り返しましょう。

◯手足ブラブラストレッチ

1.布団などに仰向けになり手足を上の方に上げましょう。

2.手首と足首を左右にブラブラと動かして、手足が温まってくるまで1分くらい続けましょう。

寝る前の光も睡眠に影響があります。

テレビやスマホ、パソコンなどの光は脳が活性化してしまい寝つきが悪くなる原因になります。
そのため、寝る1時間前くらいからはテレビやスマホ、パソコンなどの使用は控えましょう。

また、たばこも肌を乾燥させます。
たばこを吸うと血流が悪くなり肌も乾燥して、顔のしわの原因になることもあります。
ですので、たばこを控えたり、吸い過ぎに注意しましょう。

肌の保湿は大切

寒い冬は気温が下がり、空気中の水分も減少します。

空気中の水分が減ると、肌の水分が逃げて顔の肌が乾燥しやすくなるので、たっぷりと保湿して水分を補いましょう。

また、バランスの整った食事や充分な睡眠をとることでスキンケアになります。

今の食生活を見直したり、寝る前のストレッチで睡眠の質を上げましょう。