疲労や体力の回復には何より良質な睡眠!そのためにできる事

ストレス社会の現代、心身ともに疲れが取れないとお悩みの方が多いのではないでしょうか?

ただの疲れだと侮っていてはいけません。

大病を経験した人の中には、発症する前に体の疲れが長く続いていたにもかかわらず放置していたという方が少なからずいます。

疲れをほおっておくことは危険なのです。

今回は、体力を消耗する原因になる日々の疲れの種類や対策方法を紐解きながら、疲れの回復に有効だと言われている睡眠を中心にまとめました。

毎日を元気に健やかに過ごすための参考にしてみてください。

体力がなくなる原因の疲れ

疲れを大きく2つに分けると、1つは「体のどこかに病気が潜み、そのことを知らせるための警告として出る疲れ」です。

もう1つは、「日々の生活の中で溜まった疲れが回復せず蓄積されて出る疲れ」です。

どちらにしても、疲れというのは決して悪者ではなく、疲れるからこそ私たちは病気を発見できたり、休息を取ろうと思えるのです。

疲れて体力がなくなるというのは、ありがたい警報装置だとも言えるということがわかりますね。

体が休息を取って欲しいという声を発している場合の疲れの場合は、体の声を良く聴いてあげて必要な休息を取りたいものです。

軽い疲れであれば、睡眠をしっかり取ることで回復します。

疲れが慢性化してしまうと病気になるリスクが高まるので、無理をしないようにしなければいけません。

病気を教えてくれる疲れであれば、医療機関で治療しなくてはいけませんが、そうなる前に疲れ対策を考えたいものです。

体力を回復するために知っておきたい疲れの種類

疲れは2つに大きく分けられましたが、その2つの疲れのうち、体が私たちに「休息をとって欲しい」と要求している疲れがあります。

その疲れは、「肉体的な疲れ」「精神的な疲れ」「神経的な疲れ」の3つに大きく分けることができます。

「肉体的な疲れ」は、エネルギーが不足して体力が落ちている状態です。

車に例えると、ガソリンが無くなって走れなくなった状態に例えられます。

ガソリンは人間の体で言うと、睡眠や栄養になります。

「精神的な疲れ」は、仕事や人間関係のストレスなどから引き起こされる疲れです。

肉体疲労はしていなくても仕事や人間関係のストレスで、体がぐったりしてしまう経験はないでしょうか?

そして「神経的な疲れ」というのは、デスクワークなどの場合パソコンや電話、スマートフォンなどで視神経や脳神経が緊張状態になり続けることで引き起こされる疲れです。

それぞれの疲れに適切な対策を取ることで、疲れからの回復が早くなります。

疲れて低下した体力を回復するためには1にも2にも睡眠

体力の低下が起きた時は、1にも2にも休息が大切ですが、前章でご紹介した疲れの種類によって休息の種類もいろいろあります。

たとえば肉体的疲れを回復させるためには、体を休めることが最適です。

筋肉を使わないように外出も控えて、家の中でゆったりと過ごすと良いですね。

精神的な疲れも、ゆったりと過ごすことで解消できることもありますが、体を動かすことによって仕事や人間関係のストレスを解消できる場合も多いようです。

自分が好きなことや趣味を、めいっぱいやってみるということも精神的な疲れには効果的です。

そして、神経的な疲れ対策には神経を緊張状態にさせているものから離れるということが必要です。

パソコンやスマートホンを1日中見ないようにする、ということを実行する日を設けてみるなどしてみましょう。

これらの対策を取る前に、何よりしていただきたいのは「十分な睡眠時間の確保」です。

睡眠は人によって最適な時間が違うものですので、一概には言えませんが、7時間睡眠の人が一番寿命が長いという話もあります。

もちろん、適当な睡眠時間には個人差がありますが、「忙しくて7時間も睡眠時間が取れない」という方は、毎日でなくても、体が疲れていると感じた時だけ意識的に睡眠時間を長く確保してみてください。

肉体的、精神的、神経的疲れのすべてにおいて良質の睡眠は特効薬と言っても過言ではありません。

なぜ睡眠が体力回復に効果があるのか

なぜ睡眠が体力の回復に効果があるのか、睡眠中どういったことが私たちの体内で起きているのかを紐解いてみます。

成長ホルモンという言葉を一度は聞いたことがあると思いますが、実は私たちが眠っている間に、この成長ホルモンが作られているのです。

成長ホルモンというだけあって、もちろん私たちの身長を伸ばすなど、体を発達させる働きがあるホルモンということには間違いはありません。

そして、成長ホルモンの分泌により新陳代謝が活発になります。

この新陳代謝が行われるからこそ、髪が伸びたり、傷付いた皮膚が治ったりするのです。

これらのことから睡眠をすることで、成長ホルモンが分泌し新陳代謝が促進して、回復にされるということです。

睡眠を取ることは大切と言えますね。

睡眠時に出る成長ホルモンの力

脳が指令を出して、下垂体から分泌される成長ホルモンですが、どういう働きをしてくれるのかを具体的に見ていきましょう。

成長ホルモンは、肝臓や筋肉、脂肪で行われている代謝機能を促進させてくれるのです。

たとえば、成長ホルモンが分泌されなくなると、肝臓の機能が低下したり、脂肪を分解する能力が落ち、血液中のコレステロール値が高くなったりします。

そうするとどうなるかと言えば、動脈硬化を引き起こす危険性があります。

また、成長ホルモンは肝臓や筋肉内のブドウ糖の働きにも関与しています。

肝臓や筋肉内にブドウ糖を取りこませる働きが落ちると、糖尿病になりやすくなります。

このように、成長ホルモンが作られないと成人病のリスクが高まるのです。

そして、病気面だけではなく代謝機能が落ちて脂肪の分解がなされにくくなれば肥満を引き起こし、筋肉の新陳代謝が落ちれば、見た目にも締りのない体型になるなど美容面にも影響が出ることになります。

良質な睡眠は疲れを取り、体力の回復を促してしっかりと成長ホルモンを分泌させてあげることが可能になるのです。

健康面や美容面においてとても大切だということがお分かりいただけたかと思います。

睡眠と併せて取り入れたいこと

このように睡眠の効果は絶大なのですが、疲れや体力の回復のために睡眠以外で効果的なものもご紹介します。

良質な睡眠を取ることと併せて、日々の生活に取り入れられることをおすすめします。

〇お風呂

熱め(41~42度くらい)のお風呂は、筋肉など体の疲れを取るのに効果的です。

朝、起きた時に体をすっきりと目覚めさせてくれる効果もあります。

それに対して、ぬるめ(3~4度くらい)のお風呂は精神をリラックスさせてくれる効果が期待できます。

夜眠る前には、ぬるめのお風呂にゆったりと入ると副交感神経の働きが優位になるので良質な睡眠のためには有効です。

肉体疲労には熱め、精神疲労にはぬるめのお風呂に入ると良いですね。

〇お香やアロマオイルなど

香りは私たちの心をリラックスさせてくれる効果があります。

お香やアロマオイルは、リラックスさせてくれるものや気分を高揚させてくれる効果が期待できるものなど様々な効能のものがあります。

そのときの心身の状態により選んだり、自分が好ましいと思う香りのものを選ぶと良いですね。

お風呂も香りも、それ自体に心身をリラックスさせてくれますが、良質な睡眠を促してくれるためにも効果的だということで疲労回復の相乗効果が期待できるのです。

良質な睡眠で疲れを放置させず体力を回復させよう!

ただの疲れだと放置せず、大切な心や体をいたわってあげましょう。

疲れたなと思ったら、まず大切なのは体の休息を取り、体力を回復させましょう。

そのために一番効果的なのは良質な睡眠を取ることです。

良質な睡眠は、私たちの体の中で行われている代謝機能のために必要な成長ホルモンの分泌を高めてくれます。

睡眠は疲れからの回復効果だけでなく、成人病の予防や美容面にも影響を及ぼしているのです。

そして、良質な睡眠を取るために、ゆったりとお風呂に浸かったり、お香やアロマなどを取り入れてみてはいかがでしょうか?