窓ガラスにフィルム・寝室にはステッカー!貼り方や剥がし方

窓ガラスにフィルムを貼っていますか?
フィルムには、たくさん種類があり、それぞれ効果も異なります。

今回は、幾つか抜粋し、その機能や効果をご紹介します。
また、フィルムの貼り方や剥がし方もお教えします!

寝室にはウォールステッカーがおすすめです。
「ウォールステッカーって何?」と気になった方は、読んでみてください。

貼り方と剥がし方の前に、フィルムの機能や効果は?

窓ガラスにはカーテンを掛けるだけではなく、用途に合わせたフィルムを貼り付けると様々な効果が得られます。
今回は、各種フィルムの機能についてお教えしたいと思います。

・防犯対策
空き巣の7割は窓ガラスを割って入ってくると言われています。
それを防ぐにはこれを貼り付け、割るまでの時間を長引かせれば、通行人に目撃される確率が上がるので、侵入を諦めさせられます。

・断熱
西日などを遮断するので室内が蒸し暑くなることはなくなり、不快感も減らせます。

・赤外線カット
太陽の熱や紫外線による家具の劣化を防ぎます。

・ミラー
こちらは赤外線をシャットアウトするのではなく、はね返します。
断熱の他に、外から室内を見えなくしてくれるので、プライバシー保護にも役立つでしょう。

・宣伝用
広告や謳い文句を自店、自社の窓ガラスに張り出すことで大勢の人に注目してもらいます。

・防虫
蛍光灯の光につられて羽虫などが寄ってきますが、これを貼っておけば窓ガラスに虫が近寄らなくなります。

・装飾用
貼るだけで磨りガラスや曇りガラスのような見た目にすることが出来ます。
また、割れた時にあまり飛び散らなくなります。

どれも粘着力は強いので、剥がし方としてはドライヤーなどを使う方法が確実でしょう。

窓ガラスにフィルムを貼る前に、準備するもの

フィルムを貼り付けるなら、その前に窓ガラスのサイズを確かめておきましょう。

ゴムパッキンなどにフィルムがくっついていると剥がれやすくなるので、内寸を測るようにして下さい。
そして、貼る時は水気を抜きやすくなるように、フィルムの周りは2mmほど空けておきます。

サッシは、一見すると長方形のようですが、実は微妙に歪んでいるので縦と横をそれぞれ3箇所ずつ測り、差が生まれた時は小さい方を採用しましょう。

フィルムの貼り方ですが、まず必須となるものは「施工液あるいはスキージー(中性洗剤でもオーケーです)」「スプレーヘッド&空の500mlペットボトル(霧吹きとして使えれば何でも構いません)」「水」です。

他にも「ガラスワイパー」「スポンジ」「スクレーパー」「キッチンペーパー」「敷物(新聞紙やタオルなどで良いでしょう)」「セロテープ」「洗浄液」などを用意したいところですが、これらはあれば便利になりますが、なくても困ることはありません。

作業を始める前に、施工液を作っておきます。
これは窓ガラスとフィルムの間を滑らかにするだけではなく、同時に接着剤の役割も果たしてくれます。
中性洗剤を200~500倍の水で薄めて下さい。

貼った後で剥がしたいと思った時は、ドライヤーの風を当てる剥がし方が最も手軽に行えるかと思われます。

窓ガラスにフィルム・貼り方①

窓ガラスにフィルムを貼る前に、表面に付着している汚れなどをきちんと落としておきましょう。
汚れが残っていると、窓ガラスとフィルムの間に垂れてきた汚れが入り込む可能性があります。

ガラスと窓枠の両方を磨いて下さい。
洗い終わったら、ガラスワイパーやキッチンペーパーなどを使い、洗浄液を拭き取ります。

放っておくと新たな汚れとしてこびり付いてしまうので、必ず取り除いて下さい。
ガラスを磨けば磨くほど、美しい仕上がりになります。

埃などがないことを確認したら、リリースフィルムを剥がします。
剥がし方は、窓ガラスと指先に施工液を吹き付けるだけです。
これで指紋が付きません。

衣類にもスプレーしておくと、静電気を抑えられます。
剥がしている時も余計な埃が付かないように、こまめに施工液を吹き付けて下さい。
剥がしにくいのなら、フィルムとリリース面のどちらにもセロテープを使うと良いでしょう。

また、フィルムが薄い場合は、シワが寄ったり、破けてしまわないように気を付けて下さい。

窓ガラスにフィルム・貼り方②

窓ガラスを施工液で十分濡らしたら、フィルムを軽く置くようにして貼り付けていきます。

位置を微調整する際にフィルムが動いてくれない時や、ゴミが窓ガラスとフィルムの間に挟まっていた時は、施工液を吹き付けましょう。

鍵の部分は横から差し込んでいくと貼り付けやすいです。

フィルムの位置を決めたら、スキージーを使って水を抜いていきます。
真ん中から外へ向かうように、スキージーを半分ずつずらしながら、空気と水を押し出します。

中途半端な力しか入れていないと水玉が出やすくなるので、思い切って手に力を込めて下さい。
多少なら窓ガラスが割れたり、フィルムが破けることはありません。
しかし、表面に傷が付かないように、施工液を吹き付けてから行うことをおすすめします。

なお、ある程度乾いている場合や、水玉がそこまで大きくなければ放っておいても構いません。
夏なら1ヶ月、冬でも3ヶ月ほど経てば自然と抜けていきます。

その後で剥がしたくなったら、ドライヤーを使い温風を浴びせる剥がし方が簡単です。

窓ガラスにフィルム・剥がし方

窓ガラスに貼り付けたフィルムの剥がし方は、まずドライヤーの温風を窓ガラス全体に浴びせて温めてやります。

そして、ぬるま湯に浸した新聞紙などをフィルムの上から貼ってやり、30分以上はそのままにしておきます。
こうすることで接着剤が溶けて柔らかくなるため、剥がしやすくなるのです。

時間が経過したら、カッターなどを使ってフィルムの上側の角を軽く引っ掻き、指でつまめるくらいの取っ掛かりを作ります。
後はここからゆっくりと引っ張っていけば剥がせます。

剥がれにくい時は、端の方に切り込みを入れて、一度に剥がす範囲を狭くしてから、何回かに分けて剥がしましょう。

フィルムを剥がしても、窓ガラスにはまだ接着剤がこびり付いています。
そこで水で薄めた中性洗剤を吹き付け、しばらく経ったらもう一度中性洗剤を吹き付けてから、スクレーパーと呼ばれるカミソリのような工具で削っていきましょう。

仕上げに拭き掃除をすれば作業は終了です。

熱をはね返す性質のガラスなどは、スクレーパーによる引っ掻き傷が出来る可能性があります。
くれぐれも気を付けて下さい。

寝室におすすめウォールステッカー・剥がし方には注意!

ウォールステッカーというアイテムを御存知でしょうか。
フィルムのようなインテリアで、壁や窓ガラスに貼り付ければ良いだけなので、汚れたり散らかったりする心配がありません。

剥がすのも簡単なので、その時の気分に合わせたデザインを貼り付けて、部屋の雰囲気を整えることが出来ます。

寝室に使うのなら星型が良いでしょう。
シンプルで可愛らしく、蓄光タイプのものなら暗闇で淡く光り輝き、何枚も貼り付ければ部屋の中で星空を再現出来ます。

これなら暗がりを怖がる小さなお子さんでも安心して過ごすことが出来るのでおすすめです。

また、ウォールステッカーの剥がし方は、端の方からゆっくりと引っ張るだけですが、ガラスやタイルなどに貼った場合、ステッカーが伸びる可能性があります。
貼り直す際は勢いよく剥がさないようにしましょう。

また、強力な接着剤のせいでくっついてしまい、なかなか剥がれない時はドライヤーの出番です。
軽く温めてやれば、接着剤が溶けてすんなりと剥がれ落ちます。

窓ガラス用のフィルムは豊富

窓ガラスにフィルムを貼る際は、その前にガラスをピカピカに洗浄しましょう。
洗浄回数が多いほど、仕上がりが綺麗になりますよ。

寝室におすすめのウォールステッカーや、フィルムの中で気になるものがあったら、ぜひご自宅の窓ガラスに試してみてくださいね。

賃貸住宅にウォールステッカーを使用する場合は、壁紙などを傷つけないよう、剥がし方に注意してください。