ベッドで寝ている皆様、ベッドの頭の方向と壁の間に、ヘッドボードが入っていますか?
このヘッドボード、既製品のベッドなら最初からついているものもありますが、枠が窓にかかってしまったり、壁との配分が微妙だったりで、気に入ったものにしたいと思ったことはありませんか?
今回はそういった悩みを持つ方に向けた、ヘッドボードほ手作りする方法やアイデアをご紹介します。
ファブリック素材のヘッドボードを手作りする方法
ヘッドボードとは、ベッドの枕元の仕切板のことです。
ヘッドボードが違うだけで、全く違うベッドに見えるものです。
家具屋さんに行っても、いろいろなヘッドボードがあるのが分かるかと思います。
部屋の大きさや個人の趣味で、ヘッドボード選びも違ってきます。
最近DIYが人気なので、自分の部屋に合ったヘッドボードを手作りしてみたいと思われる方もいらっしゃると思います。
それでは、ヘッドボードの手作り方法をお伝えしていきましょう。
まずは原寸大の型紙を用意しましょう。
その型紙を元に、木をカットしていきます。
それにエッグクレートパッドという、ぽこぽこしたパッドを貼り、その上にウレタンフォームを貼ります。
更にお好きな布を巻いていきます。
最後に鋲でしっかり木に打ち付けたら出来上がりです。
他には、クッションを板に張り付ける方法もあります。
ヘッドボードの大きさの板に、お好きな壁紙を貼り付けます。
クッションをつける以外の見えてしまう部分をお洒落にするためです。
それからクッションを取り付けます。
板に穴を通してもよいですし、鋲でつけてもよいです。
ファブリックパネルを活用してベッドのヘッドボードを手作り
ファブリックパネルとは、木製のパネルに布を貼りつけたものです。
まるで絵を飾ったように、空間が楽しく美しいものになります。
板とファブリック(布)の間に、クッション性のあるダクロンパッド(アレルギーや防ダニ対策された高機能繊維)を使います。
そして、ヘッドボードの布を変えるだけで、気軽に寝室の雰囲気をガラッと変えることが出来ます。
ストライプ柄にしたり、水玉にしたり、花柄や星など、既製品のベッドでは出来ない、手作りならではの楽しみ方が魅力です。
DIYが苦手という方や、布を綺麗に貼る自信がないという方でも、ヘッドボードに布を掛けて後ろでとめるという簡単なやり方もあります。
今は使ってないカーテンでもよいですし、スカーフを2枚くらい掛けてもよいです。
または、カウハイドラグを掛ける方もいらっしゃいます。
カウハイドラグとは、牛革のインテリアのことで、床に敷かれることが多いですが、ヘッドボードに掛けてもおもしろいです。
ヘッドボードと壁の一部をお揃いの布で合わせるのもとっても素敵です。
板を活用してベッドのヘッドボードを手作り
板を利用してナチュラルさを出した、手作りのヘッドボードは、自然の暖かみを感じることが出来ます。
ライトなども暖かみのあるものにすると、まるで森林に囲まれたペンションにでもいるかのような雰囲気です。
天井まで貼りつけた板にところどころ置き場を作ったり、棚を作って目覚まし時計やスマホや眼鏡・リモコン置きにするのも便利です。
ベッドの幅より大きめに作っておくと、棚の端に小さな観葉植物なども置けて気分は安らぎます。
観葉植物が人に運気を与えてくれるのは、風水でも有名な話です。
私の体験談ですが、マンションで狭いからと、ベッドの縦の長さが短くなるように、ヘッドボード(板のみ)が薄いベッドを購入したのですが、それに布を掛けてアレンジすることでも、本当にベッドの雰囲気が変わります。
使っていない綺麗で光沢のある、薄いグリーンの生地を引っ掛けてみたのですが、とてもお洒落になりました。
皆さんも是非いろんな大きな布など、持て余してるものがありましたら、ベッドボードにアレンジしてみてください。
木製パレットや建具を活用した手作りヘッドボードも
次に木製のパレットを使った、手作りのヘッドボードのご紹介です。
木製パレットを2枚壁につけて、ヘッドボードを作ります。
ヘッドボードと壁の間に照明を設置すると、板の間から柔らかい明かりがもれて、癒しのベッド空間が出来上がります。
一日を終えて疲れた大人には、この上ない極上の時間を過ごすことが出来ます。
子ども部屋では、可愛い布をパレットに合わせて切って貼ったり、貼るだけのシールなども売られています。
お子様と一緒にペイントするのも楽しいです。
ルーバータイプのクローゼットの扉を利用して、ヘッドボードを手作りした例もあります。
レトロな感じで雰囲気があります。
シャビーシック(味があり、使い古されていて、上品さや優雅さがあるという意味)な扉を利用したものも人気があります。
または、衝立を利用する手もあります。
モロッコ風や各国風に簡単にアレンジ出来ます。
日本の金屏風などを利用すると海外などでは人気の高いベッドボードになるかもしれませんね。
ベッドのヘッドボードを購入する際の特徴と選び方①
手作りではなく、ヘッドボードがついたベッドを購入する際についてもご紹介していきましょう。
購入する際は、3つのタイプから選ぶことになります。
①棚付きタイプ
目覚まし時計やスマホ・眼鏡などを置けて便利です。
コンセント付きもあるので、携帯電話の充電にはかなり重宝します。
また、小さめの照明器具を置いたりも可能です。
ベッドと棚が一体なので、統一感があります。
最近のベッドでは、間接照明がついたものもあり、ほどよい明かりで雰囲気を出しています。
ただし、棚が付いている分、どうしても長さが必要で、狭いお部屋には不向きかもしれません。
②パネルタイプ
パネル一枚なので、すっきりとした印象を与えます。
長さが短い方がいいという方にはおすすめです。
パネルのデザインにもいろいろあるので、グレードの高いヘッドボードのベッドを選べば、より上質な印象を与えます。
棚がない分、価格も安めです。
③ヘッドレスタイプ
ヘッドボードがないので、長さを短縮出来ます。
ベッドを置いているという窮屈さも少ないのが特徴です。
ベッドのヘッドボードを購入する際の特徴と選び方②
先程ご紹介しましたヘッドボードのタイプの中でパネルタイプは、寄りかかって足を伸ばし、読書やスマホを見ることが出来ます。
棚がないので、スタイリッシュですっきりしています。
しかし、棚がないので、どうしてもサイドテーブルが必要になってきます。
小さめのすのこを利用して、可愛くてコンパクトなテーブルを手作りされる方も増えています。
手作りの例としては、持ち運び出来る発砲スチロールで出来たカラーブロックを重ね、貼り合わせて作っているという例です。
ヘッドレスタイプのベッドも同様に、サイドテーブルが必要になります。
このタイプは、部屋に圧迫感が少ないのが特徴です。
壁にベッドの頭部分とどちらかのサイドをくっつけていれば、夜は普通に寝てベッドとして使え、お昼はベッドのサイド部分にクッションを並べて立て掛け、ソファ代わりに使用することが出来ます。
そのため、このように使用する方も多くいます。
また、クッションの代わりにお布団をしっかりとクルクルとまるめて、大き目のマジックテープなどで留めている方もいらっしゃいます。
ワンルームなどではベッドとソファは置けないので、一石二鳥です。
あるとオシャレなヘッドボード
手作りでも市販品でも、ヘッドボード付きのベッドはとてもオシャレですよね。
また、お部屋に統一感を出したい場合や、ベッドに機能を統合させたいと考えている方には、棚や照明付きがおすすめです。
また、お部屋をコンパクトにまとめたいと考えている方はパネルタイプ、もしくはヘッドレスタイプを選ぶと良いかもしれません。