エアコンを購入する際の選び方や注意点!寝室での使い方は?

エアコンのご購入を考えている方、各メーカーから色々な機種が発売されていて、どれを選んだらいいのか悩みますよね。

今回は、お部屋に合ったサイズが選べるように、エアコンの正しい選び方や注意点をまとめました。

また、寝苦しい夜でも快眠できるように、寝室エアコンの使い方もご紹介します!

どんなタイプを購入する?エアコンの種類

エアコンには種類が4つあります。
壁掛けタイプ、窓用タイプ、床置きタイプ、天井埋め込みタイプです。

壁掛けタイプは、家庭用のエアコンに多いタイプです。
もっともポピュラーなのでエアコンといえば壁掛けタイプのことを思いつく人も多いと思います。

室内機と室外機のセットで使って、壁に配管用の穴を開けて室内機と室外機を結びます。
窓用タイプは、窓枠に設置するタイプで、壁に配管用の穴を開ける必要がありません。
室外機がないのが一番の特徴で、自分でも設置できます。

値段が安いのも多く、今となっては少ないですがエアコンが設置されていない賃貸物件に設置するのに購入されています。

床置きタイプは、室内機を床に設置するタイプです。
配管用の穴は、壁ではなく床に開けます。

床置きのメリットは、暖房においては他のタイプより効率良く部屋を暖められることです。

天井埋め込みタイプは、室内機を天井に設置するタイプです。
天井に設置することでエアコンが邪魔にならず部屋がすっきりします。
そして、空調が部屋の隅々まで行き渡ります。

注意点としては設置費用が高く、機械代も高いことです。

エアコン購入時の注意点は畳数と能力!?

エアコンの購入にはいくつかの注意点があります。

まずは適切なサイズを選ぶことです。
部屋の広さから適切なエアコンサイズを選びましょう。

エアコンのカタログを確認すれば、畳数の目安を見つけられることでしょう。
しかし、「冷房:6~9畳」と書かれていたとしてもすべての住宅に対応しているわけではありません。

住宅は木造と鉄筋の2つがあり、エアコンの畳数の目安が「6~9畳」となっているなら、それは「木造住宅の6畳」と「鉄筋住宅の9畳」という意味です。

つまり、木造住宅の9畳には対応していないことに注意してください。
ちなみに木造の方が畳数が少ない理由は、密閉率が低くて熱が逃げやすいからです。

また、暖房と冷房を比較すると、暖房の方が畳数の目安が小さくなることが一般的です。
そのため、夏も冬もエアコンを使う場合は、暖房から畳数の目安を見ることをおすすめします。

畳数の目安の他には、能力も気にする必要があります。
能力というのはキロワット(kW)のことです。

最大数値が大きいほど、能力が高く、すばやく部屋に空調を行き渡らせられます。
最小数値が小さいほど、細かく、繊細に能力を切り替えられることを意味しています。

寒い地域で暖房を重視しているなら、暖房の能力が大きな数値の機種が向いていると言えます。

また、暖房と冷房を比較すると、暖房のほうが能力が小さくなることが一般的です。

省エネ性能が優れたエアコンを購入したい!選び方は?

省エネのエアコンを購入したいなら、新しい機種を選ぶことです。
5年前や10年前と比べると最近のエアコンの方が消費電力が少ないです。

また、省エネの性能を比較することも参考になるでしょう。
省エネの性能を示しているのは「省エネ基準達成率」や「エネルギー消費効率」です。
省エネ基準達成率というのは、パーセントで示されます。

エアコンの冷房は、2.2kWから7.1kWまで区分されており、4.0kW以下では寸法によっても区分されています。
そのため、細かく見ていくことで比較できるものです。

エネルギー消費効率は、一番参考になる数値だと思います。
それでも注意点としてはCOPとAPFの2つの数値があることです。

COPが以前の数値で、APFが2007年から使われている数値になっています。
APFになったことで、より実使用に近い省エネ性能を数値化できるようになりました。

APFの数値は、消費電力1kWあたりの冷房能力で、数値が大きいほど効率の良いエアコンとなります。
最近のエアコンだとAPFは5.0から7.2くらいの数値になっており、APFが2違うと月の電気代が1,000円くらい変わると言われているので、APFは6以上がおすすめです。

エアコンは必要な機能を選んで購入!

エアコンを購入する際の注意点は、基本的な機能である冷房・暖房・除湿の3機能以外を確認することです。

メーカーや機種によって様々な機能があります。
主な機能を簡単に見ていきましょう。

その中からお気に入りを見つけて、エアコン購入の参考にしてください。

・センター機能
人数や人の位置を確認して自動で適切な空調設定になり、省エネにもつながる機能です。

・気流
部屋全体に気流を起こして温度差を少なくする機能で、効率の良い冷暖房や快適性の向上につながります。

・ノンストップ暖房
寒い日にエアコンを使うと霜取り運転を挟むのが普通なのですが、霜取り運転と暖房を同時に行えるようにした機能です。

・再熱除湿
除湿するときに温度が下がるところを暖かい空気を混ぜて送風することで温度を下げずに除湿する機能です。

・加湿
乾燥を防ぐために室内の湿度を保つ機能です。

・空気清浄
空気に含まれている花粉やカビを除去する機能です。

・除菌
ウイルスやカビを分解・除去する機能です。

・抗菌
エアコン内部のカビや臭いの発生を抑える機能です。

・内部クリーン
送風することでエアコン内のカビの繁殖を抑制する機能です。

・脱臭
タバコや汗などの臭いを除去する機能です。

・フィルター清掃
エアコンのフィルターを自動で掃除してくれる機能です。

家族みんなが快眠できる!寝室エアコンの使い方や注意点

エアコンの設定温度にも注意点があります。

一般的には設定温度は26度にすると良いとされていますが、男性は24度や25度、比較的筋肉の少ない女性は27度や28度くらいが心地良い設定温度になります。
つまり男性と女性で3度ほど差があるわけです。

それに暑がりや寒がりといった個人差もあるので、エアコンの設定温度を調整したり、一枚多く着込んだりして快適に過ごせるようにしましょう。
また、日中の日光によって部屋の空気は暖かくなっています。

また、購入してきたエアコンを使用する際に、何もせずに、ただ使うだけだと非効率です。
まずは室内の空気を入れ替えて、効率良くエアコンを使用しましょう。

窓を開けて、扇風機で室内の空気を外に逃がすのがおすすめです。
そうすることで室内の暖かい空気は外へ出て行き、外の涼しい空気は室内に取り入れられます。

窓が開けられないなら、部屋の入り口から室内の空気を逃がしましょう。
それだと他の部屋に暖かい空気を送られることになりますが、換気扇を回すなどして暖かい空気を外に出せます。

睡眠時にエアコンを使用する際の注意点

夜眠るときのエアコンの注意点をご紹介します。

エアコンを使用するタイミングは、眠る時間の少し前にして、お布団に入るころには十分に冷えているのがベストです。

寝入りのタイミングが快適だと、快眠につながります。
エアコンでの空気の乾燥が気になるようなら、マスクをつけたり加湿器を購入してきたりして対策しましょう。

NGなのはエアコンのつけっぱなしです。
エアコンがつけっぱなしだと冷たすぎて快眠できなくなります。

エアコンを一度切って、再度冷房が働くようにタイマー設定しておくのがベストです。
室内が28度を超えると暑くて目が覚めてしまうので、28度になる前に再度冷房が働くようにタイマーを設定しておきましょう。
具体的には気温が上がり始める午前6時前に再度冷房が働くようにしておくと良いでしょう。

また、エアコンを消している間は、扇風機やサーキュレーターを回しておくと良いです。
そのときに、冷えすぎないために扇風機やサーキュレーターの風が直接身体に当たらないようにしましょう。
扇風機やサーキュレーターの消費電力はエアコンの10分の1くらいなので、省エネの観点から見ても扇風機やサーキュレーターの使用はおすすめです。

冷房より暖房の畳数で選ぼう!

いかがでしたか?

ほとんどのエアコンが冷房性能より、暖房性能の方が低いということですね。

畳数からエアコンのサイズを選ぶ時は、冷房よりも暖房の畳数をチェックしてください!
納得のいくものを購入できますように、こちらの記事が少しでも参考になれば嬉しいです。