普段、当たり前に使っているトイレ。
海外から日本に来た外国人は、日本のトイレは清潔だと感激するらしいですよ。
清潔なトイレに慣れている日本人のみなさん、この記事を読んで、日本のトイレの素晴らしさを実感しませんか?
日本のトイレが清潔な理由
外国から見ると日本のトイレはとても清潔であると言われています。
そのため、外国の方は日本のトイレに入ると、非常に感激すると聞きます。
逆に日本人からすると海外のトイレの汚さに驚いたり、長年海外で暮らしていた人がたまに帰国すると、その美しさを懐かしいと感じることがあるようです。
何故、日本のトイレがここまで綺麗さを維持出来ているのかというと、それはこまめにトイレの掃除とチェックを行っているからです。
掃除は、頻繁に行われていますし、あらゆる建物や店のトイレにはチェック表が貼ってあるため、誰がいつトイレの清潔さを調べたのかが一目で分かります。
チェックの頻度は30分か1時間ごとという場合が比較的多いようです。
海外でこのような表を見かけることはまずありません。
それどころか、掃除すら手を抜いているのではないかと疑いたくなるトイレばかりなのです。
日本のトイレが美しいのは、短い間に掃除を何回も行い、汚れが残っていないか徹底して調べているという点が大きいかと思われます。
トイレが清潔なのは、日本人の公徳心の高さ!
日本でサービス業に就くと、場所によってはトイレ掃除の手を抜いてはいけないと言われることもあるかと思います。
これはトイレが清潔であるほど、お客様に対する姿勢がまっすぐであるという認識が多いからだと言われています。
例えば、スーパーに行った時、そこのトイレが汚れていたら、店員を介して肉や魚、お惣菜などに汚れが移っているのではないかと思ってしまうことがあるかもしれません。
さらに売り場以外の場所は、手を抜いているとお客様に思われてしまえば、働いている人達への印象も悪くなってしまい、お客様は離れていってしまうでしょう。
特に日本は、トイレが綺麗であることが当たり前となっているので、そのぶん汚いトイレを見るとかなりの不快感を抱いてしまうのです。
このような理由から、こまめにトイレの掃除とチェックを行い、美しさを維持しています。
しかし、外国の方が驚くのはトイレだけではなく、ゴミや吸い殻が落ちていない町並みにも感動を覚えるようなのです。
日本人は、その辺りにゴミを捨てるのは他人の迷惑になると考える人が大多数なので、同じ理由から公共のトイレも綺麗に使おうと意識する人が多いのだと思われます。
誰かに迷惑をかけてはいけないという考えは、幼い頃から教えられるので、成長しても自然とやらないようにする人が多くなるということなるのです。
勤勉な日本人の教育がトイレの清潔を保つ!?
日本の学校は、生徒が掃除をしていると知った海外の方は、ほとんどの場合とても驚くことが多いです。
アメリカやヨーロッパでは、掃除は自分よりも身分や立場が下の者がやるものというイメージが強いらしいのですが、日本の場合はお金持ちの子供でも関係なく、しつけや教育の一環であり、また日常生活のひとつを身に付けさせる目的で掃除をやらせています。
生徒が学校の掃除を行う国は少ないらしく、この考え方のおかげか海外からは「日本人は綺麗好き」という印象を与えているとも言えます。
特に清潔だと言われているのはトイレです。
日本は湿気が多いため、最もバクテリアが増えるトイレは何処よりも汚れを落とさなければなりません。
海外では基本的に、掃除は業者が行います。
トイレ掃除を頼めば断られる可能性がありますし、綺麗かどうかのチェックをお願いしてもサボる人が出てくるかもしれません。
そもそも、面倒臭いから掃除をしない人も多いかと思います。
日本人は、子供の頃から掃除が習慣となっているようなものなので、面倒だと思う時はあるものの、それでも任されればきちんと行う人が多めです。
日本のトイレが汚れていないのは、よく働く日本人の性質が大きく関わっているのかもしれません。
外国人もびっくり!日本の「清潔感」
日本に来た海外の方が最初に驚くポイントは「町が綺麗であること」と言われています。
日本人にとっては、ピンと来ないかもしれませんが、海外から来た人にとっては道端にゴミが落ちていないことや、どのトイレも清潔であるということで、とても衝撃的な事実だ、という人が多いです。
日本はゴミを持ち帰ることが当たり前となっていますし、喫煙者には携帯灰皿を持ち歩く人が多く見られます。
衛生面という点から見ても、ほぼ毎日お風呂に入り、洗ったばかりの衣服を着て、なるべく清潔感を保とうと努力しています。
除菌や抗菌グッズの種類も他の追随を許しません。
どうしてこんなにも綺麗好きな国民が多いのかというと、それは恐らく昔から伝わっている価値観が大きいのでしょう。
自分だけが使う場所ではないのだから、相手に不快感を与えては良くないという考え方ですね。
日本は相手が思っていることを出来るだけ察して、相手の立場から物事を考えるという教えを幼い頃から受けているので、空気を読む能力が自然と身に付いていきます。
これは仏教や神道を基準として生きてきた日本人の考え方のひとつであり、日本人そのものを表すものとして海外からは認識されています。
そして、無意識にその考え方を守っている日本人は素晴らしいと、海外では賞賛の声が上がっているようです。
清潔な日本人だけど、不潔なものもあった!?
日本は道端やトイレが清潔であるという評価を受けていますが、実はシーツを頻繁に取り替えている人は少ないと言われています。
とある調査の結果、最低でも週に1度のペースでシーツを交換している日本人は4割ほどしかいないということが分かりました。
これは世界各国と比較すると、とても低い方に入ります。
この理由のひとつとして、アメリカやヨーロッパは洗濯後に乾燥機を使いますが、日本は基本的に天日干しを行うことが多いため、洗濯は手間の掛かる仕事だと見なされていることが大きいかと思われます。
シーツやベッドカバーには、ダニが好むフケや髪の毛が付着していますし、寝ている間にかいたコップ1杯分の汗は、全て吸収されていきます。
出来れば季節を問わず、こまめに洗うか新品と取り替えることをおすすめします。
また、短時間で構わないので、晴れている日はお布団を干しましょう。
すっきりしない天気が続くようなら扇風機やドライヤーを使い、とにかく染み込んだ汗を乾かして下さい。
最も汚れやすいのは頭を載せておく枕カバーです。
シーツももちろんですが、枕カバーはなるべく毎日洗濯して、新しいものを使うようにしましょう。
シーツ・ベッドカバーを清潔に!洗濯方法ご紹介
日本はトイレなどは清潔にしているものの、シーツやベッドカバーはそこまで気にする人がいないとされています。
ですが、寝汗や抜け毛などが付着しているので、きちんと洗濯は行った方が良いでしょう。
まずはシーツをひっくり返し、取り扱いに関する表示を確認して下さい。
中性と書かれているなら「おしゃれ着用洗剤」を、書いていなければ普通の衣料用洗剤を使います。
白いシーツには、酸素系の漂白剤を使うと、皮脂の汚れが薄まります。
染みに対しても同様で、スプレーボトルに入れて、汚れている部分に吹き付けて下さい。
柔軟剤は汗の吸収力が悪くなるので使うのはやめておきましょう。
シーツを洗濯機に入れる時はジグザグに折り畳み、洗濯ネットに入れて下さい。
イメージとしては屏風です。
丸めると傷んでしまいますし、余計なシワや毛羽立ちが出来る可能性があります。
ボックスシーツの場合は入れる前に埃を取り除きましょう。
洗った後、アイロンをかけた時のような仕上がりにしたい場合は、のり剤を入れればピンとしたシワのないシーツとなります。
干す際には2本の物干し竿を使い、「M」の形になるように干しましょう。
なるべくしわくちゃのままで干すことはせず、伸ばして下さい。
また、繊維が傷むのを防ぐため、直射日光ではなく陰干しするようにしましょう。
日本のトイレは清潔だった!
学校で生徒が掃除をすることも、海外では珍しいようで驚きですね!
小さい頃から、きれいにする教育を受けてきた日本人だからこそ、トイレも清潔に保てるのでしょうね。
「他人の迷惑になるようなことはやめよう」と考える人が多い日本人。
周囲への気配りを忘れずに、より良い国にしていきたいですね。