日本の冬は湿度が低い?乾燥しているとどんな影響がある?

日本の冬は湿度が低いと言われますが、はたしてそうなのでしょうか?

また、乾燥していた場合、人体などにどのような影響が出るのでしょうか。

今回は、湿度がどのような影響をあたえるのかについてご説明します。

そのほか、4種類の加湿器の特徴や、寝室で使いたい加湿器についてもご紹介します。

日本の冬は湿度が低い?乾燥が人にあたえる影響

日本の冬は夏に比べて湿度が低いです。
湿度が低いということは、空気は乾燥するということです。

また、冬は暖房をつけることが多いですが、暖房のためにさらに湿度が低くなり、空気は乾燥します。
この空気が乾燥した状態は、人の健康に害を及ぼす可能性が高いのです。

冬に良く流行する風邪やインフルエンザは、空気が乾燥することで、口や鼻の粘膜も乾燥し、風邪などのウイルスが体内に入り易くなっているために良く起こります。

このように冬に風やインフルエンザが流行するのは、病原菌が増えているというだけでなく、空気の乾燥によっても、より引き起こし易くなっているのです。

また、美容面で見てみても、髪や肌の乾燥はよくなく、健康面に影響する可能性があります。

健康な髪の水分量は、およそ11~13%とされていますが、この水分量が減って髪が乾燥すると、ぱさついてしまい、まとまりにくくなります。
肌も乾燥すると肌荒れやかゆみの原因ともなりますので、トラブルが起こり易くなるのです。

湿度が低いと日本の産業にも影響する!?適正湿度は?

湿度が低いと私たちの体に様々な影響を与えるだけでなく、実は日本の産後にも影響を与えているのです。

そもそも適正で快適な湿度というのは、40%~60%と言われていて、この範囲内に湿度があると、インフルエンザなどの病原菌は減っていきます。

また、カビやダニの発生なども防ぐことができるので、常に適正な湿度を保てるように室内の湿度に気を配る必要があります。

先ほど申しました、産業への影響については、この湿度が適正な状態でないと、果物や絵画、中古の美術品などの品質が低下し、商品をいい状態で保てなくなります。
場合によっては、ひび割れや破れなどが起こってしまったりしてしまうでしょう。

また、工場などでの乾燥も、静電気などを発生しやすい状態にしてしまい、PCの誤作動が起こってしまったり、機械の故障をまねいたりしてしまうのです。
ですから、適正な湿度ではない場合には、加湿器を導入し、常に湿度を適正に調整する必要があります。

日本は湿度が低いほうが快適?

湿度が高くなると人の健康や生活に害を及ぼす可能性が出てきます。
しかしながら、日本の湿度は低い方が快適になることもあるのです。

例えば、多くの人が夏の梅雨の時期に空気がムシムシして不快だと感じたことがあると思いますが、その際に除湿をすると涼しく感じることができるのです。

人が快適だと感じる適正湿度は45%~60%であると言われていますが、暑くも寒くもない部屋では、30%程度の湿度でも、実際に人は乾燥による不快を感じないという調査報告があるのです。

夏の快適な温度は大体27~28℃前後といわれていますが、この温度設定で冷房をつけたとしても、あまり涼しく感じられないのに、湿度を50%以下にすると、多くの人が快適で涼しいと感じるようになるのです。

逆に、冬に湿度が10%前後になってしまうと、なかなか暖かさを感じることができません。
ですから、冬は特に暖かさを感じられるようにするためにも、湿度は常に30%以上になるように気を配る必要があります。

寝室の最適な湿度は?手軽に出来る乾燥対策

日本の冬は湿度が低くなり、空気が乾燥しがちになりますが、手軽にできる乾燥対策があります。

冬に寒さを感じて暖を取ろうとエアコンや電気ストーブを使う機会が多いと思いますが、これらの機器の使用のせいで、ますます室内の湿度は下がってしまうのです。

特に、湿度が低いと快適に眠ることができませんので、寝室を快適にする必要があります。

快適に眠るためには、湿度は常に50%前後を保つことが必要ですから、乾燥対策として、加湿器を使うことはもちろんのこと、濡れたタオルを室内にかけたりするだけでも湿度を調整することができます。

注意しなければならないのは、気温が下がると湿度は上がるので、加湿器をつけっぱなしにしていると、明け方の気温が下がる時期に湿度が上がります。
その影響で、不快に感じてしまい眠り難くなってしまう可能性があります。

ですから、加湿器をつけっぱなしにするよりも、濡れたタオルを室内にかけるぐらいがちょうど良いといえるでしょう。

寝室の湿度が低いときに使いたい加湿器

最初にも申しましたが、日本の冬は湿度が低いです。
この湿度が低いと空気が乾燥しやすくなっています。

その乾燥を防ぐためにも加湿器は欠かせないものになっていますが、生活スタイルによってぴったりの加湿器が変わってきます。

もし、小さいお子さんがいないのなら、安全面にあまり気を配る必要がないですから、「スチーム式」を選ぶといいでしょう。
このタイプの加湿器は種類も豊富で安価です。

もし、小さなお子さんがいるという場合は、「気化式」が良いです。
このタイプの加湿器は熱い湯気なども出ませんから、安全です。
また、消費電力が少ないですから、電気代を気にすることなく一日つけることができます。

仕事から帰ってすぐに加湿したいというのならば、「バイブリッド式」がおすすめです。
また、美容の面から考えると、卓上式の「超音波式」のものが良いでしょう。
このように一慨に加湿器と言っても、たくさんの種類のものがありますが、寝室に置くのなら、ぜひハイブリット式のものをおすすめします。

寝室に合うハイブリッド式加湿器のお手入れ方法

日本の冬は湿度が低いですから、たくさんの種類の加湿器が販売されています。

そして、特に寝室にはハイブリット式の加湿器がおすすめだと申しましたが、このタイプの加湿器のお手入れ方法をご紹介します。

基本的にお手入れ方法は、付属の説明書に書いてありますので、確認しながらのお手入れをおすすめします。

そして、お手入れをする場合には、説明書以外に用意するものがあります。
掃除機 ・ 洗浄液、クエン酸 ・ 古くなった歯ブラシ、綿棒、雑巾、なども一緒に用意してください。

まず、蒸気の吹き出し口は汚れがつきやすいものです。
使い古した歯ブラシなどでこすって汚れを落としてください。
この時に細かい部分には綿棒を使うと便利です。

また、吸気口フィルターのお手売れですが、フィルターを取り外して、掃除機でフィルターについたゴミを取り除きます。

そして、次に水が入るタンクに取り掛かりましょう。
ここは、カビや雑菌が繁殖しやすい場所となっています。

月に一度ぐらいはすすぎ洗いしてください。
水あかなどがついたまま放置していると、故障の原因にもなってしまいますので、気にして綺麗にしておきましょう。

寝室にはハイブリッド式加湿器を!

低消費電力で湿度を維持できるハイブリッド加湿器!

寝室用に加湿器を考えているなら、タイマー機能が付いているものを選ぶといいですよ。
睡眠中につけっぱなしにするとカビの原因になるので気をつけてくださいね。

加湿器は正しく使って、お手入れもしっかりしましょう!