ちょっとやり方を間違えただけで落ちにくくなってしまう血液のシミ。
特に大きいお布団やマットレスはどうやって落としたらいいかお困りの方も多いのではないでしょうか?
血液にはマジックリンがおすすめです!
今回はお布団やマットレスなどに付いた血液の洗濯方法をご紹介します。
お布団に付いた血液をマジックリンで洗濯し落とす!!
うっかり血液が服や布団カバーについちゃった!ということがありますよね。
血液のシミは普通に洗濯しても落ちません。
ここでは、そんな厄介な血液シミを綺麗に落とす方法をご紹介します。
○頑固な汚れにはマジックリン
マジックリンに含まれるプロテアーゼというたんぱく質分解酵素は血液落としに効果的です。
さらにアルカリ性なので、洗浄力をパワーアップさせます。
シミの部分にマジックリンをかけてみてください。
頑固な汚れには、さらに10分ほど漬け置きすると酵素が効いてきます。
このあと、冷水でもみ洗いしながら濯ぎます。
これだけでほとんどのシミが落ちます!
○さらに落とすなら液体酸素系漂白剤
上でご紹介した方法でも、まだ薄くシミが残ってしまった・・・そんなときは台所用の液体酸素系漂白剤を使います。
シミに直接、漂白剤を塗って10分ほどおいてください。
そのあとは普通に洗濯すると、完全に綺麗に落ちます!
血液シミにはマジックリンと液体酸素系漂白剤の2つでしっかり落ちますよ!
血液に限らず、汚れはついてから時間が経つと落ちにくくなります。
出来るだけシミがついてすぐに落としたいものですね。
マジックリンなどを使いマットレスの血液のシミ抜きをしよう
マットレスなど、洗濯機で洗えないものに血液がついてしまった!
そんなときのシミ抜きの方法をご紹介します。
○マジックリン
水を1:1で混ぜ合わせたものを作ります。
それをタオルなどに染み込ませて、叩くように擦ります。
そのあと、水を染み込ませたタオルで良く拭き取ります。
仕上げに乾いたタオルで水気をとって、自然乾燥させます。
○オキシドール
消毒液のオキシドールでも染み抜き出来ます。
マジックリンと同様、水で薄めたもので叩くと汚れが落ちていきます。
○酸素系漂白剤
水で薄めたものを歯ブラシにつけて、シミを擦ります。
浮いてきた汚れはタオルなどで吸い取ります。
これを繰り返すと綺麗に落ちます。
○市販の血液汚れ専用洗剤
ドラッグストアなどには、ランジェリー用の専用洗剤があります。
選択肢にいれてみては如何でしょうか。
さらに、古くなって落ちにくい血液シミには、大根おろしをガーゼでくるんでシミに丁寧に叩くと、落ちやすくなります。
そのあとは石けんなどで洗ってください。
洗濯出来る場合は、セスキ炭酸ソーダが効果的です。
セキス炭酸ソーダは、血液やたんぱく質を落とすのに最適です。
使い方は、洗剤の一緒に洗濯機に入れるだけ。色柄物にも使えます。
薬局や100円ショップなどで購入することが出来ます。
血液シミを落とすときには人肌以下の水を使ってください。
熱湯を使うと、血液が凝固してしまうので、使ってはいけません。
古くなってしまった血液のしみの洗濯方法
時間が経って古くなった血液シミは、簡単には落ちません。
○シーツやベッドパッドなど、洗濯機で洗える場合
先ほどご紹介したマジックリンなどを使った方法で大丈夫です。
場合によって、塩素系漂白剤が効果的なこともありますが、色柄ものNGですし、濃度が高すぎると布地に穴が開くことがあります。
ご家庭で試されることはオススメしません。
○お布団やベッドマットなど、洗濯機で洗えない場合
石けんや洗剤を染み込ませた布でシミを叩く→固く絞った布で拭き取るを繰り返してください。
輪ジミにならないように、ぼかしながら手早く作業するのがポイントです。
○コインランドリーを利用する
家庭用洗濯機で洗えない場合は、コインランドリーの大型洗濯機で丸洗いすることも効果的です。
ただし、シミが付いたばかりで落ちやすいときのみです!
ほとんどのコインランドリーでは、洗浄力が弱い中性洗剤が自動投入されます。
さらに自分のタイミングで漂白剤を入れられないなど、古くなった血液シミには効果がないことがほとんどです。
ご紹介した方法で落ちない場合は、クリーニング店に相談してください。
その際はどのような洗剤を試したかお伝えしてください。
マジックリン以外で血液のしみを取る方法
時間が経った血液汚れの場合でも、
1.水に濡らす
2.マジックリンなどの洗剤や石けんで揉み洗い
3.漂白剤を漬け置き
4.洗濯機で洗濯
という流れが基本です。
しかし、頑固になったシミは落ちない場合もあります。
そんな場合はこれからご紹介する方法をお試しください。
○アンモニア水
酸素系漂白剤や液体洗剤と一緒に、3%ほどアンモニア水を混ぜて漬け置きしてください。
そのあと普通に洗濯すると綺麗に落ちます。
○市販の血液専用洗剤
アンモニア水を常備していることは少ないと思います。
購入するなら、市販の血液シミが落ちやすい洗剤を選んでもいいでしょう。
○セキス炭酸ソーダ
血液のシミ落としに効果的なのは、セキス炭酸ソーダです。
地の塩社の”アルカリウォッシュ 500g”は、セキス炭酸ソーダ100%の粉末で、油脂やたんぱく質の分解に優れています。
血液専用ではありませんが、布ナプキンの洗濯用に開発されただけあって、血液シミへの効果は抜群です!
皮脂汚れも楽に落ちるので、血液シミ以外にも使えますよ。
血液のしみを落とす洗濯方法の裏技
付いたばかりの場合はマジックリンが効果的ですが、時間の経った血液汚れには”コンタクトレンズ用の洗浄液”を使ってください。
血液が時間が経つと落ちにくくなるのは、血液中のたんぱく質に固まる性質があるからです。
ケガをしたときに、固いかさぶたが出来るのと同じしくみです。
コンタクトレンズの洗浄液には、コンタクトレンズの付着したたんぱく質を分解する酵素が含まれています。そのため、血液中のたんぱく質も分解出来るというわけです。
コンタクトレンズは使用しないから、シミ抜きのためだけに購入するのは・・・という場合は、”ショウガ”を使ってみてください。
ショウガにも、たんぱく質を分解する働きがあるため、血液シミに有効です。
シミの落とし方は、ショウガの絞り汁を直接、血液につけてください。
1時間置いてから普通に洗濯すると、綺麗に汚れが落ちます。
古い血液汚れには”コンタクトレンズ用の洗浄液” と ”ショウガの絞り汁”をぜひ試してみてください!
汚れたらすぐに洗濯を!!洗濯の注意点
○洗濯は早めに!
血液や汗などの汚れの成分は大部分は水分ですが、さらに塩分、たんぱく質、脂質、尿素(アンモニア)、ミネラル(鉄分など)など・・・このうち、尿素は臭いの原因となります。
さらに黄ばみの元となるのが鉄分の酸化!
暑い時期には一晩で酸化が進んでしまうので、洗濯は早めに行ってください。
○水が大事!
洗濯で一番大切なのは、意外にも”水”なのです!
洗剤などを使用しなくても、大半の汚れは水だけで落とせます。
さらに、35度~40度くらいのお湯を使うとより効果的です。
人の体温と近い温度は、汗や皮脂などの体から出る汚れの分解に最適です。
○濯ぎも丁寧に!
洗剤で使ったあとは、丁寧にすすいで、汚れや洗浄成分をしっかり落としてください。
特に洗浄成分は肌荒れの原因になります。
長年、着用した衣類などが薄汚れた色になるのは、濯ぎが不十分で、せっかく洗浄された汚れが衣類に残ってしまうからなのです。
同様に、ドライクリーニングばかりで洗っていると、逆汚染と帯電によって汚れが吸着されてしまいます。
こういった場合も、丁寧な洗浄と濯ぎで、少しづつ元の色合いに戻っていきます。
○シミ抜きのコツと注意点
タオルなど柔らかいものを敷き、汚れがタオルに移るようにしてから、マジックリンなどの洗剤やシミ抜き剤をブラシ等で塗ってください。
数回繰り返すことにより綺麗にすることが出来ます。
ブラシの代わりに、手のひらで優しく揉み洗いでもOKです
血液の注意点
全ての工程で熱をかけないよう作業することが重要です。
熱がかかるとたんぱく質が固って繊維に固着し、落ちにくくなってしまいます。
シミが落ちていないまま乾燥機にかけたり、アイロンがけしてしまわないようご注意ください。
血液のシミが取れなくて困っている方は今回ご紹介しました記事を参考にしてみてください。