寝る前に聴く音楽は癒やし効果がある?波の音は良いの!?

最近眠りが浅くてスッキリしない、なんて方も多いと思います。

夢も良く見るのになぜか眠りが浅いと疑問に感じている人もいると思いますが、それは夢を見るほうが眠りが浅くなるからなんですね。

逆に考えていた人もいるのではないでしょうか。

今回は、眠りが浅くなる理由と寝るときに波の音の音楽を聴くと良いという話について解説していきます。

寝ると良く夢を見るのはなぜ?

良く夢を見てしまうという事は眠りが浅いという事です。
ストレスなどで脳が疲れてしまっている事を表しています。
睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しています。

レム睡眠は体は休まっているけれど、脳は働き続けている眠りが浅い状態を指す言葉です。
反対にノンレム睡眠は、脳と体が休息していて、眠りが非常に深い状態の事を指しています。

この二種類の睡眠は、だいたい90分程度のサイクルで繰り返し行われています。
夢を見るのは、眠りが浅い時であるレム睡眠の時になります。
最近良く寝た気がしないだとか、眠りが浅いと感じている場合はレム睡眠の方が長くなっている場合があります。

夢を見る事が多い場合は日常生活でストレスを感じていたり、不安を抱えていて深い眠りに就けていない場合も多々あるのです。

もちろん睡眠が浅い状態が続くので睡眠の質自体が落ちてしまいますし、体がしっかりと休まらないので、体調不良の原因になる事もあります。
寝る前に波の音などのヒーリング効果がある音楽を聞いたりすると、ストレスを少しの間忘れてリラックス出来る事もあります。

寝る前にしてはいけない眠りを浅くする行動

眠りを深くさせるのは寝る前から勝負が始まっています。
眠りに就く前の環境が良くないと、簡単に眠りが浅くなってしまう可能性が高いのです。
眠る前はゆったりとお風呂に入ったり、ゆったりとした音楽などを聴いたりして副交感神経を優位に立たせてリラックスさせる必要があります。

この時に聞く音楽は、音声が入っている自分の好きなミュージシャンの音楽ではなく、波の音などの自然的な音楽が良いと言われています。

また、就寝前に脳を活発化させて興奮状態にさせてしまうと、それが寝た後まで響くとされています。
睡眠が浅くなって夢をみる事につながるようです。

夜遅くまでネットやゲームをしていたり、仕事をしていたりすると脳が休まらずにうまく副交感神経のスイッチが入りません。
また、寝る4時間前に食べ物を食べたり、就寝一時間前に水分を取りすぎたり、カフェインやアルコールを多く含む飲料を飲むのも良くないとされています。

寝る前には、日頃のストレスからあれこれと考えてしまう人も多くいますが、これも良くありません。
楽しい事や良い事だけを考えながら、ゆったりと過ごして自然と眠くなるのを待ちましょう。

寝るときに音楽を聴くのは良いの?

寝る前に音楽を聞く人も多数存在しますが、一部の音以外は眠りを妨げてしまう事が確認されています。
音楽を聞くと耳から神経を通って脳へ伝達されます。

その際に私たちが音を音だと認識したり、歌詞の意味を理解したりするのは神経や脳の働きによるものです。
これがどういう事かというと、音が脳に伝わった時点で脳が活動してしまっていると言う事です。
脳や神経への刺激というわけですね。

音楽を聴き続けていると脳が活性化されてしまい、リラックスとは程遠くなります。
スムーズに睡眠に入るためには、歌詞などが入っているお気に入りの曲を聞くという行為は望ましくありません。

好きな曲は集中して聞き入ってしまいますから、リラックス出来ると思っていても実は逆効果なのです。
そのため波の音などの自然音のみのCDなどの方が、睡眠の質を妨げずにリラックスさせる効果があると言えます。

一番良いのは刺激が少ない環境なので、これすら無意味のように思えますが、眠る前の副交感神経への切り替え時にはこういった意味の無い音の方が良い場合もあります。

波の音の音楽は安眠効果がある?

最近は波の音が入っているだけの音楽CDが、寝る前に安眠を誘うCDとして売られている事があります。
時に広告などで不眠症の人に!などと書かれている事もあって大変胡散臭いですが、これらは本当に効果があるものなのでしょうか?

大自然にあこがれたり、自然豊かな場所に癒されるという人は少なくないはずです。
田舎の方に住んでいると、静かな夜に虫の声や川のせせらぎなどが聞こえてきて癒されると感じた人もいる事でしょう。

また、大雨の日に出る雨音が好きと言う人も珍しくありません。
自然音は多数の人達から好まれる上に、さして気に障る事もあまり無く、これといって気に留める事もあまり無い場合もあります。

眠りに入る前のリラックスタイムの時にこういったヒーリングミュージックを聞く事で、副交感神経を優位にさせて心身をリラックスさせ、質の良い眠りにつきやすくしてくれる可能性があるそうです。

こういった類のCDは、音楽を聞く事で精神状態を穏やかにさせてくれる効果があります。

波の音などの自然の音の効果

波の音などの自然が発している音は高周波が多く含まれているそうです。
この高周波の音は人をリラックスさせる効果があると証明されています。

自然が大好きという人が多いのは、波の音や小川の水が流れる音などが心地良い事を無意識に感じているためなのかもしれません。
寝る際にこういった自然音が流れる安眠CDを聞く事で、自然の多い場所に行ったかのようにリラックスをする事が出来ると言われています。

高周波は高い音の事ですが、その中にはハイパーソニックと呼ばれている人の耳では聞き取れないほどの高い音も含まれています。
自然の中で耳をすませた時に、かすかにサーっとした音が聞こえる事があり、近くの滝の音であったり木の葉の音であったりするそうです。

この音はホワイトノイズと呼ばれ、全ての周波数の音が同じ強度で含まれていると言われています。
こういったホワイトノイズは人間が胎内にいる時から聞いているため、人が生まれて成長してからも心地良い音として認識する傾向が強いのです。

波の音は強くなったり弱くなったりして一定ではありませんが、このゆらぎがちょうど人間の生体にちょうど良いリズムなのだそうです。
そのため自然界の音は心地良さを感じやすいと言われています。

波の音の音楽はリラックス状態を作る

寝る前に波の音などの音楽CDを聞く場合は、眠りに入る直前からその後まで聞いていればいいというわけではありません。

眠りに就く30分~1時間前くらいにゆったりとしたリラックスタイムを作るようにしましょう。

そしてタイマーをセットし、ちょうど眠りに入りそうな時に消えるように設定しておくか、充分リラックス出来たと感じたら音を止めてしまいます。

寝てからも音が流れ続けていては逆に安眠を妨げる事につながりかねませんので注意が必要です。安眠CDは自然界が発する音が入っている事が多いですが、自分の好きな自然界の音はそれぞれ個人差があると思われます。

波の音が好きな人もいれば、川のせせらぎの音が好きな人もいますし、火がパチパチと燃える音に癒される人だっているかもしれません。

自分が癒されると思える安眠CDを選ぶのが1つのポイントになりますので、いくつか試したり吟味してみるのも良いでしょう。
基本的には、自然界の音が入っている安眠CDで、自分がリラックス出来ると思えば効果にあまり違いは無いように思われます。

寝る前に波の音の音楽を聴くとリラックス出来る

寝る前に音楽を聴いて寝るときには、音楽を止めることが大切なんですね。
タイミングを間違えて寝るときに音楽を聴いてしまっていた人もいるのではないでしょうか。

あくまで、寝る前にリラックスして寝る準備をすることが大切なんですね。

波の音はリラックス効果があります。ネットでも聴くことが出来ますので、是非寝る前に音楽を聴いて安眠をして下さい。