和室を快適空間に!邪魔なお布団を片付けるコツとは

日本人なら、畳の敷かれた和室でお布団で寝たいものです。

しかし、和室の押し入れは貴重な収納スペースです。

そのため、「朝起きて畳んで押し入れに片付けしたくてもできない」、という方もおられます。

かといって、和室にお布団を出しっぱなしにしておくのは、サボっているようで心が引けます。

そのような方に、お布団を片付けるコツについてお伝えします。

和室でもお布団は邪魔

毎日使うお布団ですが、いつも和室の隅に畳んで置きっぱなし、というご家庭もあるのではないでしょうか。

最近は、和室の良さが見直されています。

これは、ベッドが部屋を大部分を占有してしまうのに対し、お布団は片付ければ部屋が広く使えるからです。

それは良いのですが、毎日重いお布団を押し入れにしまうのは大変です。

そのため、ついつい部屋の隅に置きっぱなしにしてしまいます。

また、和室には必ず押し入れが付いていますが、この押し入れは数少ない収納スペースです。

そのような押し入れに荷物をたくさん詰め込むせいで、お布団をしまうスペースがない、という方もおられるでのはないでしょうか。

しかし、畳んであるとはいえ、お布団を人目に付く場所に置きっぱなしにいておくのは気がかりです。

そのように悩んでいる方は、少なくなりません。

みなさん、いろいろな方法を試されています。

例えば、お布団を袋に入れることでソファとして使える便利な袋が販売されています。

また、入れにくい押し入れをお布団に合わせて入れやすいようにされている方もいます。

次から、和室で使っているお布団を賢く片付ける方法について紹介します。

和室の押し入れを片付ける

和室の収納場所として、真っ先に思い付くのが押し入れです。

普段、居間として使う狭い間取りの住居では、日中使わないお布団を押し入れに片付けるのが一般的です。

しかし、昔ながらの和風住宅の特徴は、収納が少ないことです。

さらに、昔ながらのアパートなど、古い建物では収納が押し入れしかない、という住居も珍しくありません。

そのため、ものがいっぱいで、お布団をしまうには使い勝手が良くない、という方もおられることでしょう。

特に、押し入れの引き戸は使い勝手を悪くする原因です。

一度に出し入れできる大きさが限られてしまい、特にお布団を出し入れする場合に不便な大きさです。

それなら思い切って押し入れの扉を外して、スクリーンやカーテンに付け替えてしまいましょう。

また、収納ボックスで工夫して、2段の押し入れを4段に活用することで、押し入れを有効活用できます。

これなら、多少荷物が多くても、押し入れにお布団を収納できます。

和室の押し入れをお布団に合わせる

先ほどご紹介したように、押し入れの扉をスクリーンやカーテンに付け替えるだけで、押し入れの使い勝手が大きく改善します。

しかし、和室の押し入れサイズは、どこも扉2枚の幅と決まっています。

この幅は、敷布団の幅よりも広く、畳んだお布団を片付けるには大き過ぎます。

そのため、使っていないお布団を押し入れに収納すると、両端に隙間ができてしまいます。

収納が少ない和室では、このスペースももったいないと思ってものを入れると、お布団を出し入れする際に邪魔になってしまいます。

賃貸のアパートでは無理かもしれませんが、自宅なら押し入れを改造してしまうのはいかがでしょうか。

お布団の幅に合わせた押し入れに作り替え、余ったスペースも細長い収納として利用すれば、お布団を片付けやすく、さらに収納スペースを有効に利用できます。

さらに、押し入れの下の段を2段に区切って、キャスター付きのすのこなどで、下にお布団がぴったり収まるように工夫すれば、さらにスペースを効率良く使えます。

布団キャスターを使って片付け上手に

押し入れにお布団を入れるように準備したとしても、毎朝のお布団の片付けは体力を使う大変な作業です。

そして、そのような時に活躍するのが布団キャスターです。

布団キャスターは、すのこに小さな車輪が付いた商品で、ホームセンターなどでも購入できます。

なお、お店によっては、キャスター付きのすのことして、いろいろなサイズが販売されています。

そのような場合は、お布団のサイズに近いものを選んでください。

なお、使い方は簡単です。

朝お布団を畳んだら、キャスター付きのすのこを押し入れから引き出して、それに乗せてください。

全て乗せたら、すのこを押して、押し入れに押し込むだけで片付けが済んでしまいます。

また、夜、お布団を敷く際も、押し入れからすのこを引き出して、そこからお布団を広げるだけです。

たったこれだけの距離と思われるかもしれませんが、狭い押し入れに重いお布団を押し込むのは、意外と体力が必要です。

それがなくなるだけで、朝晩のお布団の上げ下ろしがかなり楽になります。

なお、和室の畳の上でキャスターを使うと畳が痛むこともあります。

賃貸物件では使うのは、止めた方が良いでしょう。

お布団の片付けに便利なアイテム

和室の押し入れがいっぱいで、お布団を押し入れに片付けられない場合、和室の隅にお布団を畳んでおくのが一般的です。

しかし、普段使う部屋では、そのお布団を誰かに見られると恥ずかしい思いをします。

そのような場合は、お布団にカバーを掛けて、お布団だと分からないようにしてしまいましょう。

上手く畳んでおしゃれな柄のカバーを掛けるだけで、ソファ代わりにも使えます。

また、普段使っていないお布団は、専用の袋に入れることでソファとして活用する方法もあります。

このタイプの布団収納袋は、四角形になる袋と円柱になる袋の2つからなり、敷布団を四角形の袋に入れて座面として活用し、円柱の袋には掛け布団を丸めて入れてクッションとして利用します。

通信販売などでは、いろいろな柄のお布団をソファとして活用するための袋が売られています。

さらに、四角形になる袋のみや、円柱になる袋のみでも購入できます。

ぜひ、お気に入りの袋を探して、お布団を上手に活用してください。

片付けは布団キャスターに布だけでも

お布団を畳んでファブリックのような布を掛けておくだけで、気にならなくなります。

それなら、いっそお布団を畳んだら布団キャスターに乗せて、布だけ掛けて片付けを済ませましょう。

これならキャスターが付いているので、和室を広く使いたい場合だけ、キャスターを使って別の部屋に簡単に動かすこともできます。

また、ちょっと高価ですが、手すりの付いた布団キャスターも販売されています。

「押し入れ収納すのこ」で検索するといろいろ見つかります。

中にはサイズを変更できるタイプもあり、これなら押し入れの扉の幅から、お布団の幅まで調整できます。

さらに、このタイプは、手すりがすっぽり隠れる布さえ掛ておけば、お布団とは分かりません。

また、キャスターを外して、てすりの上に押し入れ用の収納ボックスを乗せるだけで、下にお布団が収納でき、上に着替えなどが収納できるラックとして使うこともできます。

和室のお布団は見せる片付けがポイント

和室で寝ている方に、おすすめのお布団の片付けのコツについてお伝えしましたが、いかがだったでしょうか。

和室なら、お布団を押し入れに入れるのが一般的です。

しかし、2段に分かれている押し入れは使い勝手が良くありません。

ですから、お布団に合わせて変えてしまいましょう。

また、押し入れがいっぱいで入らないようなら、見せてもいいように工夫して片付けておきましょう。

気にならないようにしてしまえば、大丈夫です。

ぜひ、自分の生活に合った片付け方法を工夫してみてください。