人気の無垢材の床!フローリングにお布団を敷くときの対策法

無垢材と聞いて、漠然としたイメージはするものの、よく分からないという方もいるかと思います。

そこで、今回は、集成材ではなく、無垢材を使った床にこだわる訳や無垢材の良さや種類をご説明していきましょう。

また、無垢材の床の上にお布団を敷いて寝たいと思っている方もいると思います。

しかし、無垢材の床の上にお布団を敷いて寝る時には、注意しなければいけないことがありますので、こちらも一緒にご説明しましょう。

生活の参考にどうぞお読みください。

無垢材の床で人気の材質

無垢材は木の種類によって色や模様が違います。

どのようなインテリアのお部屋にしたいか、など床の色をイメージに沿わせることが、どの木を選ぶかの基準になります。

寝室に無垢材の床にする場合は、ベッドやお布団の色に馴染むイメージに仕上げるのも素敵です。

また、樹種の色の経年劣化を楽しんでいきたい場合は、木の硬さなども無垢材を選んでいく上で重要なポイントです。

それでは、人気の無垢材の材質についてご紹介していきましょう。

●パイン材

松が原料となっており、一般的に最近は、北欧産の赤松が主流となってます。

価格もそれほど高くないので人気があります。

パイン材は材質が柔らかいので足触りが優しく、白木がカントリー調のインテリアに合います。

経年による色の変化は割とある方でブラウンに変わることもあります。

●ウォールナット材

床に使われる材質の中では、高級な材質です。

しかし、インテリアとしても良い、シックに仕上げてくれる深い色合いなので人気を集めています。

また、経年により、濃い茶色から赤味がかった色へと変わっていくところも人気の理由です。

材質としては、耐衝撃性に優れており、形が狂うことが少ないという特徴を持っています。

●オーク材

床だけでなく、家具や樽などにも使われている材質です。

そして、このオークは、森の王様と呼ばれており、育った環境次第で色の濃さや木目に違いが出てきます。

材質としては、硬めであり、重いという特徴があります。

また、独特の木目が人気を集める理由でもあります。

そして、他にも、杉材、メープル材、ヒノキ材、タモ材、チーク材などの木材があります。

無垢材の床のお手入れ方法

無垢材の種類についてご説明しましたが、材質によって、加工後に狂いが生じやすいものもあります。

そして、ずっと使っていく内に、どうしても汚れは溜まってしまいます。

そこで、綺麗な木の無垢材のお部屋を保つお手入れ方法をご紹介します。

天然の木材ですので、当然温度や湿度の変化によって膨張や収縮をしてしまいます。

もう少し詳しくご説明しますと、湿度が高くなると木が膨張し、床が反ってしまうこともあります。

逆に湿度が低すぎると収縮してしまい、隙間が空くこともあるということです。

また、フローリングにお布団を敷いて寝たりする際も、湿気に弱いので注意が必要です。

他には、食べたものをこぼすなどもコンディションに影響します。

そのため、お手入れをする必要があります。

しかし、基本的に無垢材のお手入れ方法は、ポイントを押さえれば慣れてくるものです。

そこで、お手入れをするのに重要なポイントをご紹介します。

その1:水分をこぼしたらなるべく早めにふき取る

その2:頑固でしつこい汚れは削る

その3:オイル、ワックスをかけて仕上げる

この3点が重要になります。

また、日常的なお掃除は、掃除機をかけることや雑巾やフロアモップで乾拭きしましょう。

無垢材の床は水分によっても影響がでやすいので、水拭きはNGです。

取れにくい汚れは、消しゴムなどで落とすのが良いでしょう。

無垢材の床メリット・デメリット

無垢材のメリットは、合板の床とは違い、天然の木はあたたかみのある部屋を作れるのが魅力です。

たとえば、杉のように香りが強いものは、森林の中に居るようなリラックス効果を感じることが出来ます。

また、化学物質が原因で起こるシックハウス症候群も、天然であれば接着剤などの被害も気にする必要もないでしょう。

使い続けることで、深い味わいが出てくるのも天然ならではです。

そんな魅力ある無垢材ですが、デメリットもあります。

大きな問題は、木の反りかえりです。

先にもお話しした通り、湿気や水分に弱いため、ある程度は反ってくるものと認識しましょう。

また、1枚1枚個性がありますので、同じ木材といえど木目や色味も全く違うものもあります。

そのため、選んだ見本と違うのは当然で、それがまた味わいとなるものなのです。

材質によって価格の差は様々で、無垢材は高いというイメージですが、必ずしも価格が高いとは言い切れません、

高価格になりやすいのは、チークやウォルナットなどの材質です。

それでは、無垢材の床にした寝室でお布団を敷きたい場合は、敷くことは可能なのでしょうか。

次からは、無垢材の床にお布団を敷く時にどうすれば良いのかをご説明していきます。

フローリングにお布団を敷いて寝たい!でもお布団は湿気を吸う?

「フローリングにお布団を敷きたい」と思う方もいらっしゃるかと思います。

せっかく無垢材の床のお部屋を作ったのなら、その上で寝てみたいと思うこともあるでしょう。

しかし、お布団は湿気を吸います。

また、寝ている時の汗は、だいたいコップ1杯と言われています。

これは平均的なデータで、汗をよくかく人や育ち盛りの子供はもう少し多めです。

季節によっても違いはあります。

そして、先ほどもお伝えしたとおり、お布団は湿気を吸うため、寝ているときの汗が掛け布団30パーセント、敷布団70パーセントが溜まります。

そして、お布団の下がフローリングだと基本的に湿気を吸いません。

そのため、お布団に溜まった汗がフローリングでは吸われないため、お布団に溜まったままになり、フローリングとの間に残り続けるのです。

その結果、カビも発生します。

ですので、無垢材のフローリングなど湿気を嫌う床材は、直接お布団を敷くなどはNGです。

それでは、フローリングの上にお布団を敷く方法はないのでしょうか。

フローリングにお布団を敷くことは出来る!対策をしよう

先ほどもお伝えしたとおり、フローリングに直接お布団を敷くと、床やお布団にカビが生える可能性があります。

そうなると、「湿気を嫌う無垢材の床」、「お布団」どちらにとっても良くありません。

そして、湿度の高い時期はもちろんですが、乾燥する時期でもカビは生えます。

そのため、フローリングにお布団を敷くときは、カビ対策をしましょう。

このフローリングにお布団を敷く時のカビ対策として、まず挙げられるのは、お布団の水分をとにかくまめに飛ばすことです。

天日に干したり、布団乾燥機をかけて対策しましょう。

それと、湿気を溜めない工夫をしましょう。

湿気を溜めない工夫としては、すのこを敷いてその上にお布団を敷くことが挙げられます。

隙間が出来て、直接触れないので、カビ予防が出来ます。

ただし、すのこを敷いたから安全という訳でもありません。

風通しには、気を付けておきましょう。

また、時々すのこを上げてしっかり干し、お布団も定期的に干してあげることも大切です。

この他には、お布団の下に吸湿してくれる除湿マットを敷くのも良いです。

除湿マットとすのこを併用するのも良いですよ。

また、除湿マットの代わりとしては、新聞紙も効果的です。

お布団の基本的なお手入れ方法

無垢材の床にお布団を敷くときは、カビの対策のためにお布団のお手入れが必要だとお伝えしました。

それでは、基本的なお布団のお手入れ方法も知っていきましょう。

太陽が出ている日中に天日干しをしましょう。

その際、紫外線はお布団を傷めることもありますので、布団カバーを付けて干すことがベストです。

お布団の種類を良く確かめ、影干しにするなどの確認をしましょう。

湿気の少ない時間を選んで2時間ほど干すのが良いです。

長時間干すことはかえってホコリを寄せ付けたり、変色や色あせの原因になることもあります。

また、お手入れでの注意点もあります。

干したお布団を布団たたきで強くたたくのは繊維を傷めるため、NGです。

さらに、叩くことでダニやアレルギーの原因の出てしまう恐れがあります。

そのため、叩くのではなく、お布団をなぞるようにしましょう。

干した後は、掃除機をかけてダニの死骸やフンを取り除きましょう。

また、お布団のシーツやカバーはお布団自体の痛みを防ぐ役割もあります。

毎回、お布団を丸ごと洗うのはとても大変なことですが、シーツやカバーを洗うのはまだ楽ですよね。

シーツやカバーを使って、お布団の寿命を延ばしましょう。

シーツやカバーなら、こまめに洗濯することができるので、清潔に保てます。

お布団の洗う頻度としては、出来ることなら、半年か1年に一度が良いです。

お布団の蓄積汚れは水溶性で、多くは水洗いで落ちます。

最近は家庭で洗濯出来るものも多く出てきました。

それ以外の物は、専門店かクリーニング屋に出すと良いでしょう。

このようにお布団を清潔に保ち、カビが生えないように対策していきましょう。

無垢材の床は湿気が大敵

木のぬくもりあふれるお家は、自然の解放感が魅力的です。

無垢フローリングは、住んでいるお家を素敵な雰囲気にしてくれます。

無垢材の材質次第で、狂いやすいかが異なりますが、湿気が大敵なことは分かっていただけたことでしょう。

フローリングにお布団を敷く場合は、しっかりと対策を忘れないでくださいね。

せっかくの無垢材の床なので、綺麗に扱ってあげましょう。