怖くて眠れない、スズメバチを駆除したい!オススメ方法は煙

部屋でリラックスしていると、どこからか羽音が・・・良く見ると、スズメバチが飛び回っていた!そんなとき、あなたならどうしますか?

今回は、煙やペットボトルを用いたスズメバチの駆除の方法や、怖くて眠れない場合の安眠のコツをご紹介します。

スズメバチが部屋に!怖くて眠れない

スズメバチは近年住宅地でも巣を作っているのを多く見かけるようになりました。
スズメバチが怖くて眠れないという方も出てきています。
しかし、これを駆除するために自分で煙などをおこして燻し出すのは大変危険です。

たしかにホームセンターや通販などでスズメバチの駆除の際に全身をフル防備する服などが売られていますが、正しいやり方で駆除しなければ蜂に刺されて大惨事になりかねません。

しかも住宅地の場合には通行人などもいたりしますから、うかつに手をだして通行人が刺されてしまったら蜂以上に厄介な事になるかもしれません。

スズメバチにも色々な種類があります。
とても大きく、中には体長5cmほどにもなるオオスズメバチという種類もいますが、あまりの大きさに見ているだけで鳥肌が立つかもしれません。

良く見かけるのはキイロスズメバチで、このスズメバチは夏も半ばを過ぎると大変凶暴になってきます。

二度目に刺された際にアナフィラキシーショックを起こして死に至る可能性もあります。
家庭菜園などで野菜を収穫する際に、葉の裏に隠れていたスズメバチに刺されるといったケースもありますので、夏場の行動には注意しなければなりません。

そもそもスズメバチってどんなハチ?

世界中には20万種もの蜂が生息しています。
日本国内だけで見てみると4000種ほどの蜂が生息していますが、毒があるような有害な蜂はほんの一部だけで、あとは無害な事がほとんどです。

スズメバチは日本の蜂の中でも毒性が最も強い事で知られていますし、刺された際のダメージもミツバチなどの比ではありません。
特にオオスズメバチやキイロスズメバチは刺されると死に至る場合もあります。

オオスズメバチは自然が豊かな場所で木の根元や土の中に巣をつくる事が多いですが、キイロスズメバチは住宅地で巣を作る事も多いため、毎年被害に遭う人がたくさんいます。
無理に煙などをおこして駆除しようとした人が刺される事も度々あるので、うかつに手を出すと危険です。
スズメバチが家の軒下などに巣を作る際には、はじめは女王蜂ただ一匹だけです。
春先にかけて巣を作って産卵を始め、梅雨時になると働き蜂が徐々に増えていきます。
この頃までに発見出来れば、蜂専用の殺虫剤を使えば簡単に一網打尽にする事が出来ます。
しかしこの時期に気付かず発見が遅れてしまうと、気が付いた時には立派なスズメバチの巣が出来てしまっているのです。

オオスズメバチは煙が苦手?

オオスズメバチを駆除する際には良く煙で燻す方法が使われますが、煙で燻す事でオオスズメバチがパニックになって逃げていくのはこの煙の臭いが嫌いだからという理由ではないそうです。

酸欠になりかかって逃げていくというのが一般的な説のようです。
また、蜂の殺虫剤を撒いた際にスズメバチが逃げていくのも、殺虫成分で命の危険を本能的に察しているからです。
現時点ではオオスズメバチの嫌がる臭いに関しては解明されていません。

スズメバチの天敵であるハチクマという野鳥が存在しますが、スズメバチの巣を襲っても蜂に攻撃されていないように見えるのだそうです。
ハチクマにはスズメバチを寄せ付けない隠された秘密があるのではないかと言われていますが、こちらもまだはっきりしたことはわかっていないそうです。

民家でのスズメバチの駆除や巣を作らせないための予防方法はとても難しいと言えます。
蜂の殺虫剤などを家の軒下などに噴射しても、その効果はとても短いと言われていますから頻繁に噴射すれば費用もそれなりにかかってしまいます。
しかも蜂を即座にノックアウト出来るだけの強力なスプレーですから、人体に全く影響がないとも言えません。
スズメバチに巣を作らせないようにするならば、ハチの巣を作らせない事を目的としている防虫薬などで長く持続するタイプのものを選ぶのがおすすめです。

オオスズメバチ、発見したらすぐさま煙などで駆除すべき?

スズメバチも種類が色々あるので、攻撃性などもそれぞれ違います。

普通に樹液や花の蜜を集めていたり、葉の裏に潜んでいる虫などを捕食したりしているときに何もしなければそこまで攻撃的になる事は無いと言われています。
しかし、オオスズメバチのように縄張り意識の強い蜂の場合は要注意です。
近くに近づいただけで刺そうとしてくる種類もありますから、近寄らないに越したことはありません。

一般的に黒い服装の人の方がスズメバチに狙われやすいと言われています。
日本人は髪の毛が黒いですから、出来れば帽子やタオルなどで隠しておくのもおすすめです。
スズメバチがいるとわかっている場所には不用意に近づいたりしない事です。
また、あまり知識が無い人が見よう見まねで煙などで駆除をしようとしてはいけません。
役場などに相談して専門の人に駆除してもらうようにしましょう。

スズメバチに刺されてしまったら、出来るだけ早くお医者さんに診てもらうようにします。
刺された事で軽く動悸がしたりする事もありますので、万が一のことを考えて放置したりしないように心がけてください。

蜂を誘い込んで駆除する罠ですが、ハチを引き寄せてしまう原因にもなりますので注意が必要です。
春先の蜂があまり増えていない時期のこのような罠を設置すれば効果が高いですが、真夏のスズメバチが増え切った時期にこのような罠をしかけると、逆にハチに襲われるリスクが高まってしまいます。

煙以外にも!ススメバチの駆除は、ペットボトルで

スズメバチが大きな巣を作ってしまった時には夜に煙で燻して殺虫スプレーなどでスズメバチを駆除したりしますが、まだ4月・5月位であれば、スズメバチを大量に生み出す女王蜂を捕獲する事で巣を作るのを妨害する事が出来ます。
女王蜂さえ駆除してしまえば、働き蜂も当然生まれてくる前ですから駆除出来ます。

トラップの作成方法を説明します。
2リットルのペットボトルを用意し、ペットボトルの4か所に2cm程度にH型の切れ目を入れた後に上の切れ目をペットボトルの外側に折ります。
反対に下の切れ目をペットボトルの内側に直角に折ります。
その中に砂糖125g・酢100ml・酒300mlを入れてから、2mほどの高さの木につるしておきます。
スズメバチが来そうな場所が良いでしょう。
家の軒下などは逆にスズメバチを誘引してしまうので避けてください。

スズメバチのトラップは自作するほか、ホームセンターなどでも売られている場合がありますので、作るのが面倒な人はそういう物を購入すれば後は使用方法を見ながら設置するだけなので簡単です。

駆除しなくても安眠するコツ

スズメバチが部屋のすぐそばや天井裏に巣を作ってしまうと、駆除しないかぎりは羽音などがブンブンするので気になって眠れなくなってしまう事もあります。
業者などに頼んで夜間などに煙で燻した後に巣を撤去してしまえば良いのですが、都合がなかなかつかない場合や駆除してもらうまでにかなり日が開いているときは、耳栓などをして寝てしまうと少しは気が休まります。

最近の耳栓は完全に外部の音を遮断出来るものの他、ある一定以上の騒音だけをカットしてくれる耳栓など、優秀な商品がたくさん出てきています。
目覚まし時計の音が聞こえなくなってしまう事もあるので、その点に関しては注意が必要ですが、スズメバチの羽音が気になってしまって眠れない時にはとても便利な存在です。
また、リラックスが出来る自然音が流れるヒーリングCDなどをかけておくと気が休まります。
スズメバチの羽音でそれどころじゃないという人もいるかもしれませんが、駆除するまでは気にしていても仕方ありませんので、なるべくリラックス出来る環境に身を置く事も大切です。

無理に、自力で駆除しようとしなくても良い

スズメバチの特性を知っておけば、落ち着いて対処出来るので、むやみに怖がる必要もなくなりますね。

スズメバチに出くわしたら、とにかく近づかないことです。

また、巣が出来てしまったら除去するしかありません。

ただ、自分で無理に駆除しようとしてスズメバチを刺激してしまうと危険です。不安な場合は、専門家にお願いしましょう。