ベッドで寝ていると、ギシギシと音がすることがありませんか。
このギシギシ音の原因として考えられるのは、主に「ベッドマットのスプリングの劣化」と言われています。
そのまま放置していては、安眠が妨げられてしまいます。
場合によっては体に悪影響を与えることもあるので、詳しい原因や対処法を知っておきましょう。
ベッドからギシギシと音がする!原因はスプリング?
ベッドに寝転んでみると、ギシギシと音がすることがあります。
多少の音は、どのベッドでもするかもしれませんが、あまりにもひどいと睡眠の妨げにもなりかねません。
音の原因は何でしょうか。
ベッドのギシギシ音の原因として挙げられるのは、ベッドマットのスプリングの劣化であることが多いです。
ベッドマットを長年使っていると、スプリングが劣化し、ギシギシというきしみ音がします。
ベッドマットは消耗品になりますので、長年使用することでどうしても劣化していってしまいます。
ギシギシという音が気になった場合は、ベッドマットをチェックしてみましょう。
そのまま使用を続けると睡眠の妨げになるだけではなく、最悪の場合だと中からスプリングが飛び出したりすることもあるので、注意が必要です。
スプリング以外が原因の場合も!
ギシギシと音がする場合の原因としては、ベッドマットのスプリング以外にも、ベッドフレームが原因の場合もあります。
音の原因がベッドフレームの場合は、ベッドフレームのネジなどが緩んでいることも考えられます。
特に組み立て式のベッドでは、このようなことが原因となります。
音の原因を確認するために、1度ベッドマットを降ろして、ベッドフレームを確認してみることもおすすめします。
フレームを少し揺らしてみて、確認してみましょう。
ネジなどに緩みがないかチェックし、もし緩みを発見した場合は、しっかりと絞めなおしましょう。
その他にも金属の接合部分の劣化や汚れで、音が出ることがあります。
金属同士のこすれで音が発生することがあるので、汚れを発見した場合には掃除用エタノールなどを使い、柔らかな布でふき取りましょう。
また、金属部分には、潤滑油を薄く塗ることで、音の発生を抑えることができます。
多く塗りすぎると、垂れてきたりしてしまうので注意しましょう。
さらに、ベッドマットがフレームからずれていたりしても、音が発生することがあります。
ベッドマットにかかる負荷に偏りが出るために、このようなギシギシ音が出ます。
ベッドマットが正しい位置に乗っているかどうかも併せてチェックすると、原因の特定もしやすいです。
ベッドマットのスプリングの音が体に与える影響
ベッドマットのスプリングのギシギシ音が体に与える影響としては、一番に睡眠、安眠の妨げがあります。
音が気になり、ぐっすり眠ることができないと、しっかりと疲れを取ることはできません。
その他にも、ベッドマットのスプリングの劣化により、部分的にベッドマットにでこぼこが発生します。
これでは、寝姿勢をしっかりと保つことができなくなってしまいますので、体の歪みにも繋がります。
そのまま使用を続けることで、肩こりや腰痛などになりやすく、最悪の場合は寝ることにより、体に深刻な悪影響を与えることになりかねません。
また、寝室などで一緒に他の人も眠っている場合は、使用している本人だけではなく、その周りの人にも「騒音」という形で影響します。
古いマンションなどでは、下の階に響くこともあるようなので、注意が必要になります。
ベッドマットの寿命はどれくらい?
ベッドマットは長年の使用により劣化しますが、寿命はどれくらいなのでしょうか。
一般的に、ベッドマットの寿命は「長くても10年」と言われています。
もちろん、材質であったり、使用する人の体重や使用状況により変わります。
体重が軽い人より重い人が使用していたほうが、寿命は短くなるとされています。
また、使用状況や材質、品質によっては、短い場合だと1年で寿命を迎えてしまうこともあるとされています。
寿命を迎えてしまったベッドマットは、中のスプリングが劣化し、上記でご紹介したように、ギシギシといった音が生じます。
そうなってしまった場合は、買い替えることが基本の対応となります。
寿命を迎えてしまったベッドマットを使用し続けると、体にも大きな負担がかかります。
また、ベッドマットを購入する際には、10年保証など長期の保証が付いているものもあるので、このようなスプリングの劣化などの場合に対応してもらえることもあります。
購入の際には、このようなことも確認してみることをおすすめします。
スプリングのギシギシ音を防止するには?
ベッドマットのスプリングの劣化を遅らせ、ギシギシ音を防止するための方法は幾つかあります。
一つにはベッドマットの方向を定期的に変えることが挙げられます。
頭と足の向きを変えたり、表と裏を定期的に変えて使用することで、ベッドマットの寿命が延びます。
また、特にお子さんがいる場合には、ベッドマットの上で飛び跳ねたりしてしまうことがよくあります。
そのようなこともなるべく控えた方が、ベッドマットの寿命を延ばすことができます。
掃除のときなどに、このようなことを気にして定期的に向きを変えることで、ベッドマットを長く使用できることに繋がります。
前述したように、ギシギシという音がしてベッドマットが寿命を迎えてしまった場合には、買い替えるしかなくなってしまいますので、少しでも長く使用できるように工夫することが重要です。
どちらにしても、スプリング自体を交換したりすることは自分ではできないので、「ベッドマットは消耗品」と割り切って買い替えることをおすすめします。
ベッドマットの買い替え時期の目安は?
ベッドマットの買い替え時期の目安についてご紹介していきます。
確認する場合には、シーツやベッドパッドなどを使っているときは一旦外してから確認してみましょう。
特に寝具はそのままでは、わかりづらいことがあるためです。
まず、ベッドマットの中央部分にへこみやでこぼこがないかチェックしてみましょう。
もしあった場合、スプリングの劣化が考えられます。
中央部分は一番加重がかかるので、スプリングや生地に負担がかかりやすいです。
このような場合も、スプリングがきしんでギシギシと音がする場合と同じく、「買い替え時期を迎えている」と思って良いでしょう。
また、寝転がったときに背中などにベッドマット内部のスプリングを感じられる場合も、早めに買い替えたほうが良いと言われています。
普段はシーツなどで気づきにくいこともあるので、このようなチェック方法がおすすめです。
上記でもご紹介しましたが、そのまま使用を続けるとスプリングが飛び出して危険です。
繰り返しますがスプリングのギシギシ音の対処法としては、買い替えるしか方法がないのが現状です。
なるべく、ベッドマットにかかる負担を軽減して、長く使用できるようにしたいですね。
長く使用できるよう工夫をすることが大事
ベッドマットのギシギシという音は、スプリングの劣化によるものがほとんどです。
そのような状態になってしまったベッドマットは、もう買い替えるしかありませんので、普段から長く使用できるように工夫することが重要です。
少しでも寿命を延ばして、より長く快適な睡眠を取りたいですね。
そのためには、少し面倒でもベッドマットの向きをローテーションすることをおすすめします。